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私たちユニット活動も大事にしていますけど、ソロ活動だって大事にしているように、どっちも大切です。 SEiRëëNインタビュー2
上月せれな・小泉花恋と言えば、互いにソロとして活動しているアイドル。このたび2人が手を組み、ソロ活動と平行し、SEiRëëNとしてもユニット活動をスタートした。
SEiRëëNは、6月28日に1stシングル『Poppin' Fantasy』を3-TYPEリリース。2人の魅力に3回に渡り、せまった!!
どーでもいいことに聞こえますよね。でも、ソロ活動をしているときは、そういうことさえお話をする相手がいなかったけど、今は、そういうお話を聞いてくれるせれちゅがいるからね。
――お二人とも、顔を合わせればずーっとおしゃべりしていると聴きました。
上月せれな ずっとしゃべってます。だってね。
小泉花恋 ソロアイドルとして活動をしていると、本当に人としゃべる機会や、しゃべる相手っていなくなるんです。学生時代のお友達もみんな働いていれば、週末が休みで、そもそも活動時間的に合わないから一緒に遊べない(笑)。マネージャーさんや現場のスタッフさんとお話をすると言っても、ズーッとしゃべっているわけでもない。だから、本当に心の救いになっているのが、ファンの人たちとの会話なんです。
上月せれな ファンの人たちとお話するときこそ、それまでおしゃべりできなかった寂しさや鬱憤を全部吐き出せるから、すっごくパワーになるひとときです。逆にいうと、ファンの人たちとしか日常のあれこれをお話する機会がないからこそ、SEiRëëNとして一緒にいるときはお互いに話し相手がいれば、何でもないことをしゃべるのが楽しくて、わーっと話が止まらなくなるんだと思います。
――ソロアイドルどうしで集まって話をすることってないんですか?
小泉花恋 以前と違って、今は、ソロアイドルだけ集まるイベントもめっきり減ってしまいました。普通にイベント出演していても、「ソロアイドルはわたしだけ」ということも多いです。
上月せれな ほんと、そうだよね。イベントのタイムテーブルが発表になったのを見て、「あっ、ソロアイドルはわたしだけだ」となることは正直多いです。だから、自然とソロアイドルどうしの出会いや繋がりも減っていくから、それが寂しかったんですけど…。
小泉花恋 SEiRëëNとして活動するときはパートナーがいるから、すっごく嬉しい!!
上月せれな レッスン帰りに、普通にお茶とかしてるもんね。
小泉花恋 だって、レッスンが一人じゃないんですよ。それだけで、本当に楽しいです!!改めて、仲間がいるって楽しいなって感じてます。だって楽しい気持ちも、逆に、寂しい想いだって分け合えるんですよ。
上月せれな どうでもいい日常の会話も多いけどね(笑)。
小泉花恋 「昨日、冷蔵庫を開けたときに顔をバーンと扉にぶつけて痛かった」とか(笑)。もう、どーでもいいことに聞こえますよね。でも、ソロ活動をしているときは、そういうことさえお話をする相手がいなかったけど、今は、そういうお話を聞いてくれるせれちゅがいるからね。
上月せれな (笑)。お仕事の話もそうですけど。日常であったことを普通に報告しあえるってすごく楽しいし、普段一人で活動をしているからこそ、とても新鮮です。
お互いに似たような歩みを重ねてきたからこそ、今のチームワークが出来ているのは間違いないです。
――2人とも、SEiRëëNとしての活動を本当に楽しんでいますよね。
上月せれな 楽しいです。だって、お仕事のことを相談できるだけじゃなく、普段あったことも普通にお話し出来るんですよ。そんな当たり前ことを、ソロ活動をしているからこそ、すごく新鮮に感じてます。
――お互い近い歩みをしてきたからこそ、そこはとくに強く感じているわけですね。
小泉花恋 そうなんです。もしSEiRëëNのパートナーが活動歴1-2年の子だったら、きっとお互いの表現したいことや、求めていることの意識面で違いが生まれていたと思うから、ここまでのことは出来ていなかったと思う。あくまでも、お互いに似たような歩みを重ねてきたからこそ、今のチームワークが出来ているのは間違いないです。
上月せれな SEiRëëNの活動でぶつかったことって、いまだないよね。
小泉花恋 「なんでこれやったの??」となることは、まだ一度もないです。それよりも、「これ、こうじゃない?」「そうだよね!」「じゃあ、これでいこう!!」みたいなノリで、ここまでずっと進んできています。
SEiRëëNとして活動を始めた以上は、中途半端な形で終えようとは思っていません。
――SEiRëëNの1stシングルの表題歌となったのが、『Poppin' Fantasy』。この楽曲は…。
小泉花恋 『Poppin' Fantasy』も、C/Wに収録した『New Stage』も、お互いのソロ活動では表現したことのない楽曲になりました。
上月せれな 最初に「どんな曲を歌おうか」となったときに、「お互いが、これまでやったことのないジャンルの音楽をやろう」「ポップでキャッチーな感じとか、お互いの持つ別の良さも引き出せたらいいよね」ということを話しながら始まりました。嬉しいのが、今回のシングル盤には、互いのソロ曲も収録していること。私たちユニット活動も大事にしていますけど、けっしてソロ活動を辞めたわけではないどころか、ソロ活動だって大事にしているように、どっちも大切な活動なんですね。だからこそ、1枚の中に両面を入れられたことがすごく嬉しいんです。
――ソロ活動とSEiRëëNとしての活動、その2つのバランスを持てていることが良いわけだ。
上月せれな そうなんです。SEiRëëNをやっているからこそソロ活動も楽しいし、ソロ活動をやっているからこそSEiRëëNとしての活動も楽しいんです。
小泉花恋 もちろん、ソロ活動オンリーでも楽しいんですけど。SEiRëëNを始めたことで、今はソロとユニット活動を交互にやっていくことへ新鮮さを覚えていますし、ユニット活動を始めたことで、今まで当たり前に感じていたソロ活動自体をすごく新鮮に感じるんです。それは、逆もそう。この気持ちは、ユニット活動を始めなきゃ感じれなかったことかも知れません。
上月せれな 今、SEiRëëNとして毎日のようにリリースイベントをやっているせいか、その合間にソロだけの活動が入るとね。
小泉花恋 一人でステージに立つと、緊張で震えたりもします。
上月せれな 二週間ぶりに一人でステージに立ったとき、「あれっ、どんな感覚だっけ??」となったりね(笑)。
小泉花恋 たった二週間でも、それを取り戻す感覚が必要になることもあるように、なんか不思議な感じです。だからこそ、ソロもSEiRëëNも毎回新鮮な気持ちでやれるんだと思います。
――SEiRëëNを始めた以上は、今後も続けていくんですよね。
上月せれな SEiRëëNとして活動を始めた以上は、中途半端な形で終えようとは思っていません。今は、1stシングル『Poppin' Fantasy』のリリース期間だからSEiRëëNととしての活動が中心になっていますけど。リリイベ期間を終えたらある程度落ち着いたペースにはなりますが、ずっと続けます。
いつも堂々と歌っているけど。じつは、歌っててちょっと恥ずかしくなるときもあります。
――1stシングルの表題歌『Poppin' Fantasy』の歌詞には、さりげなくお互いの名字や名前、それぞれのカラーが組み込まれていますよね。
上月せれな 歌詞には、どーしてもお互いの名前を入れたくて、その想いを作詞家さんに伝えたところ、すごく可愛い歌詞に仕上げていただけました。
――最初から、そこは狙っていたわけですね。
上月せれな そうです。そういう言葉を入れることで、お互いのことも含め、いろいろ連想できていいなぁと思っていたから、そうしました。
――それぞれ、1stシングル『Poppin' Fantasy』の印象を聞かせてください。
上月せれな じつは、最初にいくつか候補曲をいただきました。その中で、最初にスタッフさんたちも含め、みんなで「これでいこう」と決めたのが、C/Wに収録した『New Stage』でした。作品に収録した2曲とも、わたしたちも「これがいい!!」と選んだ楽曲でしたけど。じつはスタッフさんが一押ししていたのが『New Stage』で、私たちが一押ししたのが『Poppin' Fantasy』でした。なんかね、『Poppin' Fantasy』の持つ可愛らしさこそ、「SEiRëëNってこれだよね」と二人して思ったんだよね。だから、シングルを作るときは『Poppin' Fantasy』を表題曲にしていただきました。.
小泉花恋 二人の間では、最初から『Poppin' Fantasy』のほうを「絶対にこれでしょ!!」と言ってたからね。
上月せれな 『Poppin' Fantasy』は、本当にポップでキャッチーな歌。まさに、それこそがSEiRëëNらしい色なんだと思います。
――『Poppin' Fantasy』を聞いていると、キュンと胸がときめきますからね。
二人 嬉しいー!!
上月せれな 『Poppin' Fantasy』の歌詞は、作詞家さんがサーティーワンアンスクリームのホッピングシャワーを食べたときにパッと思い浮かんだ想いから生まれています。『Poppin' Fantasy』は、本当に弾けるような可愛い曲。その中へ、何処か切なさや寂しさを覚えるじゃないですけど、気持ちへ寄り添いたくなるようなフレーズも入っています。『Poppin' Fantasy』では、相手に向かって「好きだ」と歌っているから、主人公の女の子の気持ちは、まだ相手には伝わっていないんだと思います。でも、その感じに、わたしはキュンとしました。
小泉花恋 わたし、『New Stage』の歌詞も好きだよ。『New Stage』の歌詞を書いたのがせれちゅなんですけど、本当に可愛らしいキャッチーな歌詞を書いてくれたから、とても感謝しています。『Poppin' Fantasy』も『New Stage』もキュンとする感じがいいよね。
上月せれな ちょっと照れちゃうくらいにね(笑)。
小泉花恋 わたしも、せれちゅも、ソロアイドルとして歌っているときは、ここまで可愛い歌詞を歌うことがないから、歌うとき、つい照れちゃうんですけど。でも、二人だからこそ恥ずかしいどころか、可愛らしさを目一杯提供しながら歌えているなと思います。
上月せれな そうだね。いつも堂々と歌っているけど。じつは、歌っててちょっと恥ずかしくなるときもあります。
――『Poppin' Fantasy』のMVでは、思いきり「可愛い」姿を見せていますよね。
小泉花恋 あのMVは、なんか二人でずっと遊んでいたら、それをいろいろ撮られてました(笑)。
上月せれな 気付いたら、「あっ、カメラ回ってる」状態(笑)。
小泉花恋 しゃぼん玉で遊んでるシーンとか、完全に素だからね(笑)。
上月せれな そうなんです。撮影の合間、用意されたしゃぼん玉で先に遊んでいたら、いつの間にかずーっとその姿を撮られてました(笑)。
小泉花恋 MVには、本当に自然体の私たちの姿ばかりが映し出されています。っていうか、映されてました(笑)。
(3回目へ続く)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
■ SEiRëëN 1stシングル「Poppin' Fantasy」
発売日:2022年6月28日(火)
形態数:3形態
価格:¥1,200(税込)
品番:QARF-60105~7
各TYPE収録項目:
タイプA(上月せれな ver)
Tr.1 BAKU!WAKU!エボリューションズ
Tr.2 Poppin' Fantasy
Tr.3 New Stage
Tr.4 Restart love
Tr.5.BAKU!WAKU!エボリューションズ(アニメED ver.) Tr.6.BAKU!WAKU!エボリューションズ(inst)
タイプB(小泉花恋 ver)
Tr.1 Restart love
Tr.2 Poppin' Fantasy
Tr.3 New Stage
Tr.4 BAKU!WAKU!エボリューションズ
Tr.5 Restart love (inst)
タイプC(SEiRëëN ver)
Tr.1 Poppin' Fantasy
Tr.2 New Stage
Tr.3 BAKU!WAKU!エボリューションズ
Tr.4 Restart love
Tr.5 Poppin' Fantasy(inst) Tr.6 New Stage(inst)
■ライブイベント
6/25(土)
小泉花恋 再始動半年記念ワンマンライブ『Colorful party』
会場:渋谷CLUB CAMELOT
時間:16:00開場/16:15開演
https://t.livepocket.jp/e/t21g0
7/2(土)・7/3(日)
超NATSUZOME 2022
会場:幕張海浜公園Gブロック特設会場
https://www.natsuzome.info/
7/3(日)
上月せれな 23歳の生誕ワンマンライブ『GRATEFUL -BIRTH and VISION-』
会場:渋谷SOUND MUSEUM VISION
時間:15:20開場/16:00開演
料金:入場無料!(1ドリンク代別)※VIPチケット販売あり
https://t.livepocket.jp/e/serechu20220703
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