FEATURE

2021.12.07
CUBΣLIC

「可愛い」だけじゃない。最近のCUBΣLICには、「激しい」や「格好いい」という魅力も定着してきてる!!!! CUBΣLICインタビュー・1

12月22日に2ndシングル「バトルロワイヤル宣言!」の発売も決定、kawaii future bassを軸に据えたアイドルユニットのCUBΣLIC。12月23日には、Spotify O-WESTを舞台に通算3度目となるワンマン公演「CUBΣLIC 3rd ONEMAN LIVE『Eyes Wide Shut』の開催も決定している。今回、2回に分けてCUBΣLICのインタビューをお届けしたい。


出演するイベントの傾向に合わせてセトリを変えているように、いろんなイベントへ対応していける振り幅を今のCUBΣLICは持っています。


――CUBΣLICは、12月22日に2ndシングル「バトルロワイヤル宣言!」を発売します。タイトルだけを捉えるとヤバそうですが、曲調自体はCUBΣLICらしいkawaii future bass曲。そのギャップが嬉しい驚きでした。

黒川音  ここ最近のCUBΣLICはハードな楽曲が続いていたから、曲を聞いたときは「以前のCUBΣLICらしさに戻ってきたな」という印象でした。お客さんたちの中にも、kawaii future bassやエレクトロな曲調が好きな人たちも多いから、早くみんなと共有したい気持ちもありました。ただ、その時点では歌詞やタイトルはまだだったので、後で「バトルロワイヤル宣言!」と聞いてビックリしました。

月嶋なる  タイトルは強そうだけど、曲はポップだからね。

黒川音  2ndシングルのC/Wに収録した「KING&QUEEN」はすでにライブで披露していますけど、「バトルロワイヤル宣言!」を初披露するのは12月23日にTSUTAYA O-WESTで行うワンマン公演の日になります。だけど、ライブ中のMCで「バトルロワイヤル宣言!」のインストバージョンをMC中のBGMで流しているから、よくライブに足を運んでくださっているファンの方々は、曲の雰囲気はなんとなくわかっているようです。でも、12月23日に初めて披露したときに、ようやくその姿が想像しているよりもしっかり見えてくる形になると思います。

――最近のCUBΣLICは、ライブでも激しい曲調で攻めることが多いですよね。

猫宮ねこ  そうなんです。中へ"可愛い"要素も挟んでいるけど、新曲の「KING&QUEEN」も割と攻めの曲調。最近のCUBΣLICには、「激しい」や「格好いい」という魅力も定着してきたなという印象は、自分たちで活動をしていてとても感じています。

黒川音  今の黒い衣装姿になってからはとくに、ハードな楽曲を積極的に歌うようになってきました。むしろ、激しい表情と可愛い曲調の両方をミックスしているように、お客さんたちにもその振り幅を楽しんでもらっている感じがしています。

兎月ねむり  でも、明るい曲中心のときもあるよね。

猫宮ねこ  お昼の時間帯のライブは、けっこう明るい曲調のセトリでライブをすることが多いかな。

黒川音  そうだね。出演するイベントの傾向に合わせてセトリを変えているので、いろんなイベントに対応していける振り幅を今のCUBΣLICは持っています。

猫宮ねこ  そこを、今のCUBΣLICは魅力にもしているからね。


気持ちのスイッチが自然と切り替わります。それでも、攻めた曲の直後だと、声は笑ってても表情が怒ったままだったりもするけど(笑)。


――攻めた表情を中心に据えたときは、かなり攻め攻めの激しい姿や歌声を見せていきますよね。

兎月ねむり  おかげで、体力が持つのか心配です。

月嶋なる  攻めの楽曲の場合、ねむがメインヴォーカルになることが多いから、そこは毎回頑張ってもらっています。

猫宮ねこ  でも、攻めた曲ではねむの歌声が一番映えるし、何より格好いいからね。

兎月ねむり  がなることも多いし、衣装もステージ映えはするけど、見た目以上に重量感があるから意外に体力を持っていかれるので、いつも気合を込めています。

――何に驚くって、激しい曲を歌った直後のMCのとき、急に可愛らしい声でしゃべり始めること。あのギャップには、いつも見ていて驚かされます。

月嶋なる  あの気持ちの切り換え方、けっこう大変だったりします(笑)。攻め攻めの曲を歌っているときはめっちゃ怖い顔をしているのに、MCになったとたんに可愛らしい口調で「はい、ありがとうございます」ってしゃべりだすよう、みんな急にキラキラしたアイドルに変わるから、それでびっくりされる方も多いです。中には、それを「面白い」と言ってくださる方もいます。自分でも、表情が変わりすぎるから面白いなと思ってます。

――とくに黒衣装になってからは、ニコニコした雰囲気とは違うオーラをみなさん放っていますからね。

月嶋なる  そこは、あえてそうしているといいますか。黒い衣装姿になって以降、激しい曲調のときはとくに、「曲の雰囲気に合わせて、この曲中は絶対に笑わないようにしよう」「ここの部分は笑顔を封印しよう」など決めています。そうやって楽曲の世界観へ入っていくからこそ、笑わないCUBΣLICの姿の多いライブから入った人たちは、笑顔でMCをしているとビックリするみたいです。

――なるさんは、とくに表情のギャップが凄いですよね。

猫宮ねこ  このメンバーの中、曲調に合わせ気持ちや表情を切り換えるのが一番上手いのが、なるだからね。

月嶋なる  なんか、気持ちのスイッチが自然と切り替わります。それでも、攻めた曲の直後だと、声は笑ってても、表情が怒ったままだったりもするけど(笑)。


激しい系や格好いい系の曲を中心に攻めているときに、可愛い系の曲が流れだすとみんな「おっ!!」となるよ
ね。



――CUBΣLICと言えば、もともとは「KISS KISS CUBΣLIC」のような可愛いエレクトロなグループという印象でした。「EXMACHINA」を出してからですよね、激しく攻めた面も示すようになったのは。

猫宮ねこ そうです。でも、「バトルロワイヤル宣言!」でふたたび「KISS KISS CUBΣLIC」の頃のようなCUBΣLICに戻ってきました。

黒川音 1stシングル「KISS KISS CUBΣLIC」を出していた頃によくご一緒していたグループの方々と久し振りに対バンすると、「あれっ??あのときと同じグループだよね」と驚かれることが増えてきました。

猫宮ねこ  激しい曲調が増えだした頃から、対バンしてゆくアイドルグループの幅も広がりました。

月嶋なる  黒い衣装姿になってからは、けっこうロック系やハードな楽曲を披露するアイドルさんたち、黒い衣装姿の方々とも対バンする機会が増え、曲調や見た目のイメージに合わせ、活動する界隈にも広がりが出てきたのは自分たちでもすごく感じています。

猫宮ねこ  私たちも、いろんなスタイルのアイドルさんたちと関われるようになったし、これまで出会えなかったファン層の方々とも出会えているから、そこはすごくいいなと思ってます。

――お客さんたちは、CUBΣLICのライブをどんな感じで見ています?

猫宮ねこ  激しい系や格好いい系の曲を中心に攻めているときに、可愛い系の曲が流れだすと、みんな「おっ!!」となるよね。

月嶋なる  その逆もあったり。ファンの方々でも,「激しい系のCUBΣLIC」「可愛い系のCUBΣLIC」どっちが好き??という話を楽しんでる人たちもいます。だから、可愛い系だけじゃない表情が増えたことは、CUBΣLICの幅を広げたという面では良かったと思っています。


この2年間でいろんな試練や経験を重ねてきたからこそ、強くなれた今のCUBΣLICの姿があります。その姿で、改めて今のアイドルシーンへ戦いを宣言していくことに意味があるんだろうなと受け止め、その思いを胸に歌い
ました。



――「バトルロワイヤル宣言!」の魅力、改めて教えてください。

月嶋なる  「バトルロワイヤル宣言!」というタイトルが決まってから、まずは、映画「バトルロワイヤル」を観ることから始めました。あの映画、もともとは同じクラスの仲間どうしなのに、急に敵どうしになって戦うという内容ですよね。ただし、わたしはそれを敵として戦うという受け止め方ではなく、メンバーそれぞれが自分を磨くために自分と戦いながら、そのうえで、より磨きをかけたCUBΣLICとしてアイドル戦国時代が長く続く中で戦っていくと捉えました。そういう歌を、11月で活動から2年を迎えたCUBΣLICが歌うことに意味や面白さがあるといいますか、これまでの経験を踏まえ、改めて磨きをかけた個々のメンバーやグループとして、ここからふたたび勝負を仕掛けてゆく。わたしは、そんな風に捉えながら歌いました。
その内容が合ってる合ってないではなく、わたし自身がそう解釈して、その世界に入り込んで歌うことで、より深く感情移入していける。そのために設定した、あくまでもわたしの解釈になります。

猫宮ねこ  CUBΣLICの楽曲の歌詞は、どれも聞いた人たちが自由に想像を膨らませていける内容ばかり。だから、メンバーそれぞれが解釈を膨らませ、自分なりの捉え方をして歌うのは正解だとわたしも思っています。わたしも、同じように戦い抜こうという強い意志や気持ちを持って歌いました。

黒川音  その捉え方は、メンバーみんな一緒だと思う。「バトルロワイヤル宣言!」の歌詞には四字熟語やことわざなどを上手くもじった表現も出てくるように、そこの解釈をいろんな風に広げてゆくのも面白さになっています。  わたし、デビューを控え「ここから戦ってくぞ」じゃなく、活動2周年を迎えた時期に「ここから戦うぞ」という強い意志を示した歌を、なんで出すのかなと最初は思いました。でも、なるるも言っていたように、コロナ禍の日々も含め、この2年間でいろんな試練や経験を重ねてきたからこそ、強くなれた今のCUBΣLICの姿があります。その姿で、改めて、今のアイドルシーンへ戦いを宣言していくことに意味があるんだろうなと受け止め、その思いを胸に歌いました。

兎月ねむり  わたしも、映画「バトルロワイヤル」は見ていなかったんですけど。「バトルロワイヤル」という言葉自体は知ってました。「EXMACHINA」や「FLYWITHME」と攻めてく路線が強くなっていく中、「KING&QUEEN」のような歌も出ていたようにどんどんそっち方面に進んでいくのかなぁと思っていたら、「バトルロワイヤル宣言!」を聞いたとき「微レ存ガール」の路線に行ってたから、「あっけっこうキャッチーな曲がきた!!」という印象で受け止めました。

猫宮ねこ  「バトルロワイヤル宣言!」は、まさに往年のCUBΣLICらしい印象を受ける曲だからね。

(2回目へ続く)

ジャケット

TEXT:長澤智典
 

 

<インフォメーション>

ジャケット
2021年12月22日(水)全国発売!
【タイトル】バトルロワイヤル宣言!
【価格】¥1,200(税込)
【レーベル】harvest records
【発売元】株式会社harvest
【販売元】ダイキサウンド株式会社
【規格品版】HVR-0010
JAN:4573549610024

【収録曲】
1.バトルロワイヤル宣言!
2.KING&QUEEN
3.バトルロワイヤル宣言! (Instrument)
4.KING&QUEEN(Instrument)

12月21日&22日リリースイベント予定。
https://www.hvt-inc.com/cubelic2ndsingle/

■Live Info
【日時】2021年12月23(木)
【タイトル】CUBΣLIC 3rd ONEMAN LIVE『Eyes Wide Shut』
【会場】TSUTAYA O-WEST
【時間】OPEN 18:30 START 19:00
【出演】CUBΣLIC
【料金】前売 ¥2,500 当日 ¥3,000 1D代別
【予約】https://t.livepocket.jp/e/xe20f

CUBΣLIC Twitter
https://twitter.com/cubelic_hvt

株式会社harvest
https://www.hvt-inc.com/
 

黒川音
@kurokawa_oto
ジャケット

 兎月ねむり
@uduki_nemuri
ジャケット

 猫宮ねこ
@nekomiya__neko
ジャケット

 月嶋なる
@tsukishima_nalu
ジャケット
  

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