「えっ、勉強できるんや!!」と、そこはわたしもビックリした!!

　9月21日にシングル「誕生前夜」を発売する、関西の爆弾小娘集団ことLily of the valley。彼女たちに、新作についての魅力をがっつり伺いました。その模様を3回に分けてレポート。第1回目は、「最新シングル「誕生前夜」の魅力」についてお届けします。

 

みんなで同じ寮で合宿のような生活を送っています。

――みなさん、遠征中は…。

夏目咲莉愛　みんなで同じ寮で合宿のような生活を送っています。

沢村りさ  ５月に3周年のお祝いを東京でやったときにも、みんなで寮に戻ってからお寿司を食べてお祝いしてました。 

西村津希乃  めっちゃ、キャーキャー騒いでたよね。

宮丸くるみ  3周年記念のライブをみんなにお祝いしてもらって、メンバーみんなめっちゃテンションが上がった状態で寮に戻り、そのままの勢いでお寿司を食べたせいか、みんなめちゃくちゃ食べるのが早かったんです。そのあとに、みんなでトランプしながら遊んだり、笑って水を吹き出したら負けというゲームをやったり。

夏目咲莉愛  みんなで袋を用意してね。

尾野寺みさ  はっきり言って、女の子がやるようなゲームじゃないねんけどな(笑)。
 

――なんか、楽しそうな日々ですね。ちなみに今（取材時点では）夏休み中。みなさん、夏休みの宿題もやってます?

全員  ………。

西村津希乃  うちは今中学3年生で、来年は高校受験だから、もう受検勉強してなきゃいけないんですけど、他にいろいろやりたいことがあって、なかなか進まないです。

尾野寺みさ  でも、活動の合間合間に受検勉強もしてるよね。

夏目咲莉愛  この間も、けっこう夜遅くまで勉強してたよね。

西村津希乃  それ、溜まってた課題を一気にやってて。それで時間がかかっただけで…。

夏目咲莉愛  そこ、言わんでええねん。せっかくフォローしてあげたのに(笑)。
 

――津希乃さん、先輩方から教えてもらったりもしてるんですか?

西村津希乃  してないです。

宮丸くるみ  でも、この間、沢村(りさ)が数学を教えてたよね。あれには、ビックリした。

西村津希乃  「えっ、勉強できるんや!!」と、そこはわたしもビックリした!!
　
沢村りさ  えっ、ビックリするポイントがそこなの??

 

メンバーそれぞれの語る「誕生前夜」の魅力!!!!!

――Lily of the valleyは、9月21日にシングル「誕生前夜」を発売します。すでに、リリースイベントは開催中。ライブでもガンガン歌っています。楽曲を聴いたときの印象と、実際にライブで歌い始めて、どのように曲の印象が変わりました?まずは、咲莉愛さんから教えてください。

夏目咲莉愛  初めて「誕生前夜」を聴いたときは、今までのLily of the valleyの楽曲とは違う印象やったから、「早くライブで歌いたいな」「みんなに届けたいな」とウキウキしてたんですけど。いざ、ライブで披露したら、楽曲のノリが新しすぎて、お客さんがあまりノリをつかみきれていなかったんです。それを見て、自分たちでもお客さんたちがノリやすいようにしなきゃと試行錯誤をしながら、ようやくお客さんたちと一緒に振りもしながら楽しめる楽曲にまで成長してきました。この曲、ライブでやればやるほど、成長していける歌だと思います。
 

――「誕生前夜」は、テンション高いアッパーな盛り上げチューンですからね。

夏目咲莉愛  そうなんです。そこが、今までのLily of the valleyの曲との大きな違い。だからこそ、そこに新しい良さもあるんだと思います。「誕生前夜」を歌ってると自分たちのテンションがすっごくアガっていくように、とても楽しい曲。最近では、お客さんたちもノリをつかんできて盛り上がってくれてるから、一緒に盛り上がっていける楽曲になってきたなぁと思います。
 

――次は、くるみさんかな。

宮丸くるみ  最初に「誕生前夜」を聴いたときは、アップテンポの楽曲で、歌詞もすごくエモいから、「これ、いい曲だな」と思いました。でも、咲莉愛も言ってたように、ライブで披露し始めた頃は、お客さんたちは一緒に躍るのではなく、ジーッと見入ってる感じだったんです。だけど、サビの振りを一緒に躍れるようにするなど、みんなで楽しめるノリを曲の中へ作ってからは、一緒に振りを真似ながら楽しんでくれる人たちがどんどん増えだしました。それを見てきたからこそ、「誕生前夜」に関しては、時間をかけながらどんどん浸透させていきたいなと思ってます。
 

――みささんは、「誕生前夜」にどんな印象を覚えました?

尾野寺みさ  最初に「誕生前夜」を聴いたときに思ったのが、「攻めてるなぁ」ということ。これまでもLily of the valleyの中にアップテンポな楽曲はありましたけど。これまでは、いくらリズムが速くても、Aメロが一段階目、Bメロで二段階目へアガり、サビで最長にアガってくように、段階を踏んで盛り上がっていく楽曲が多かったんですけど。「誕生前夜」は、最初からテンションが最高潮なんですね。その展開には、私たちも驚きました。
  実際にライブで歌ってみて感じたのが、自分たちは完全生歌でやっているから、楽曲のテンポに歌が追いつかないこと。私たちでさえ追いつかないのだから、ファンの人たちはもっと気持ちが追いつかなくなるじゃないかと思っていたんですけど。でも、楽曲の流れさえつかめば、最初からテンションをアゲた状態で楽しめるからいいですね。
 

――そうは言っても、曲の始まりから気持ちを一気にマックスへ持っていくのは大変じゃない?

尾野寺みさ  最初の頃は、曲が流れた瞬間に自分たちでもびっくりしてしまい、「ヤバい、乗り遅れた!!」「気持ち、もっとアゲなきゃ!!」ということはありましたけど。今はもうバッチリです!!!!!
 

――次は、りささんお願いします。

沢村りさ　初めて「誕生前夜」を聴いたときに、すっごいテンポの速い曲だなと思ったのと、何よりビックリしたのがラップのパートがあったことなんです。それまでのLily of the valleyにはラップの入った楽曲がなかったから、「ついにラップをやる曲が生まれた!!」とすごくびっくりしました。
  最初に歌詞と楽曲をいただいたときは、まだ歌割が決まっていなかったから、「ここのラップのパートを誰が歌うのかな?」と思いながら、「もし自分にラップのパートが回ってきたら…」と思って、家で一人、手を振りながらノリノリで練習してたんですけど…。結果、2人(夏目咲莉愛&西村津希乃)がラップを担当したように、残念ながらラップのパートはいただけませんでした。

西村津希乃  でも、いつかラップを披露してほしいなぁ。

夏目咲莉愛  いつか、一緒にやろうよ。

沢村りさ  いつか、わたしも一緒にラップをやってみたいなと思います。
 

――りささん、本当にラップが大好きなんですね。

沢村りさ  いや、興味は…。

宮丸くるみ  なかったみたいです(笑)。

沢村りさ  そうでもないですけど(笑)。でも、新しい挑戦だなと思って、一人で頑張って練習をしてました。何かあれば、ぜひラップはしてみたいです。

宮丸くるみ  でも、興味は…。

沢村りさ  興味はちょっとだけ(笑)。「誕生前夜」は新しい要素の楽曲。ライブでは、みんなで「イエー!!」という感じの楽しい空気が生まれてゆくので、すごく楽しいです。
 

――最後は、津希乃さんかな。

西村津希乃　わたしも初めて「誕生前夜」を聴いたとき、今までのLily of the valleyにはなかった曲調だったし、作っている人や作詞作曲してくれる人も新しい人たちが参加してくれてたように、すごく新鮮だなぁと思ってました。じつは、振り付けの先生も今回は新しい人で、レッスン中に怒られもしたんですけど。でも、毎回のライブでお客さんの盛り上がっている反応を見ていると、あのとき頑張って良かったなと思えてきます。作詞家の只野菜摘さんは、わたしが好きなアニメのテーマ曲の作詞をいろいろ書いてくださっている方。「その方の作詞した曲を歌えるんだ!!」ということも、個人的にめっちゃ嬉しかったです。
 

――ラップをやってみて、どうでした?

西村津希乃  りさと違って、わたしはラップに興味があったし(笑)、ずっとやってみたかったから、2人ノリノリでやってました。

夏目咲莉愛  わたしもラップには興味がありました。今回、ラップを担当すると決まったときも、いろんなグループの方々のハラップを聞きながら、わたしなりに勉強したうえでレコーディングしました。

宮丸くるみ  じつは、わたしもラップには興味あるんですよ。

尾野寺みさ  わたしも、興味はある。

沢村りさ  わたし、興味はなかったけど一生懸命に練習したのに，選ばれなかったです(苦笑)。

 

（2回目へ続く）

 

TEXT:長澤智典