FEATURE

2025.02.12
IQ99

IQ99インタビュー!! 『プリズムパーティー』って、"なぞなぞ"がいっぱい詰まったアルバムだからね。

  全15曲収録したボリューミーな1stフルアルバム『プリズムパーティー』をメジャーリリースしたばかりの、IQ99。 彼女たちの今の気持ちを、ここにぶつけたい。


なんか、"成功したヲタク"みたいな感じがしています。


──全15曲入り、1stフルアルバム『プリズムパーティー』が発売になりました。ここに収録した曲たちは…。

愛妹みい  IQ99は、これまでに2枚のミニアルバムをリリース。今回が、初めてのフルアルバムになります。ここには、以前にも音源化した楽曲も収録していますけど。昨年に杏ちゃんが加入したことから、以前に形にした楽曲もすべて今のメンバーで録り直しました。IQ99は、今年の8月で6周年を迎えますが、5年半の活動の集大成というよりは、『マンダム』や『remember me,remember me,』など過去の楽曲も入れつつ、ここ2-3年くらいの中で生まれた曲たちを中心に収録しています。

強ぜろ  過去曲だと、『IQPR』もね。

──全15曲入り、最近ではなかなか目にすることのないボリューム感ですね。

愛妹みい  そうなりましたね(笑)。しかも、収録した10曲以上はここ2年くらいの中で出来た曲たち。比較的新しいIQ99の姿を詰め込んだアルバムにもなりました。

──楽曲もバリエーション豊富といいますか、とても表情豊かな曲たちが並んでいるのも特徴だと感じました。

愛妹みい  これも、メンバーが個性的なおかげ。作詞を、メンバーの(松山)ごまが書いたり。MVも制作した『平成龍宮城〜俺の一番星〜』の作詞を手がけた金丸(悠子)先生の作詞した曲が、本当に表情豊か。金丸先生はメンバーのセンター曲も作詞/作曲をしていますが、どれ一つとして内容がかぶってないどころか、メンバーの自己紹介曲『IQPR』から派生した形で楽曲も書いてくださるなど、いろんな遊び心も仕掛けてあります。他にも、歌割の変わった曲もいろいろとあります。たとえばですが、『ぎゅいぎゅい!マジカルステージ』の中、強ぜろのパートの後に杏ちゃんのセリフを付け加えるなど、過去の楽曲でも、杏ちゃんが加入したことでパートチェンジをしたり、セリフの変わった曲など、細かい変化もいろんな楽曲へ反映しています。

──杏さん、多くの楽曲を覚えるのは大変でした?

猫好杏  加入前からIQ99の歌が大好きでよく聴いていたから、覚えるのは楽しかったです。しかも、既存の楽曲でも歌詞割を変えてわたしの歌うパートを入れているから、なんか"成功したヲタク"みたいな感じがしています。

松山ごま  加入する前、一緒にコラボした楽曲もあったよね。

猫好杏  『ぼくらと生きるしかないって』は、わたしが前のグループで活動をしていた頃、IQ99と一緒になった生誕祭で、猫好杏×IQ99として歌いました。そのときはコラボレートという形でしたけど。今はIQ99のメンバーとして歌えていることも感慨深いです。

──強ぜろさんは、愛妹みいさんと同じくIQ99の創設メンバーの一人。想い出深い曲も多いのでは??

強ぜろ  そうですね。活動を始めたばかりの頃は、ここに収録した『マンダム』と『remember me,remember me,』と、今は封印した+5曲の、全部で7曲をずっと歌いながら活動をしてました。なんなら、その7曲でワンマン公演もやりました。その時期を思い返すと、初期の5曲を封印してさえも、こんなにもたくさんの楽曲が生まれていることが、もう最高です!!

──何故、初期曲を封印してしまったのかも気になります。

愛妹みい  封印したというよりも、今のメンバーに合う曲たちを選んだ結果が、この15曲という理由です。もちろん、昔から歌ってきた曲たちは今でも大事にしています。たとえば『マンダム』は、今のIQ99の楽曲とは毛色が違うけど、IQ99の始まりの曲として思い入れが強いからこそ、アルバムにも入れました。それに、メンバーが変わったことで聴こえ方にも変化の出た楽曲もいろいろあるからこそ、より、今のメンバーが生きる曲たちをアルバム収録曲として選んだのも理由にありました。

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▲愛妹みい(あいまいみい)


それで気になってもらえるのなら、それも思うつぼ……ナイスインパクトじゃないかと思います。


──良ければ、それぞれ"お勧め曲"も紹介してください。

強ぜろ  今のIQ99を知ってもらう上でのお勧め曲は、『ぼくらと生きるしかないって』と『不飽和サイダー』なんですけど。個人的に好きなのが『マンダム』になります。『マンダム』は活動当初からある楽曲で、今はもう卒業をしたメンバーとも一緒にライブで育て続けてきた楽曲。だから、『マンダム』にはいろんな思いが詰め込まれています。ライブで歌うときも、「もう会うことはないのかも知れないけど」と思いながらも、以前にIQ99を応援していたファンの方々へ向けての思いも込めて歌うくらい、いろんな想いの巡る楽曲です。

愛妹みい  とにかく内容が良すぎて、家でもめっちゃ聴いているのが『5TART』です。ワンマンライブで初披露したときも、歌いながらすごく感情的になったんですけど。ライブで歌うたびに、この曲の良さをわたしは噛みしめています。『5TART』はコールで盛り上がったり、メンバーの誰かが目立つという個性的な曲でも、アップテンポでもないですけど。歌詞に込めた想いに胸がジワっと来る本当に素敵な楽曲です。作詞は、IQ99のプロデューサーのらて(抹茶らて利休)ちゃんと、不思議BOYSのえっくしゅちゃんによる共作なんですけど。この曲の作詞を行う際に、わたしを含めたこの3人で「これまでIQ99はどういう活動をしてきたのか」「これからIQ99はどうなっていきたいか」「どういう想いをこの曲に込めたいのか」に加え、わたしの個人的な気持ちなども伝えたうえで、2人に書いてもらいました。昔からわたしのXを見ている人たちなら知っていることですけど。わたしはよく「今日が一番いいよ」「今までの人生の中で今日が一番楽しいよ」「ずっと一緒だから」ということを書いています。『5TART』の歌詞に出てくる「最新が最高」は、まさにそういう気持ちと繋がる言葉。だからわたしは『5TART』が大好きなんです。もちろん、『ぼくらと生きるしかないって』や『ハッピーエンドストーリー』のようなアップテンポな楽曲も大好きです。

──『5TART』には、プロデューサーのらてさんから、メンバーへ向けての想いも記されていません?

愛妹みい  もちろん、そういう気持ちも書いてありますけど。らてちゃんもいつもメンバーと一緒に行動をしているから、楽屋内でのメンバー同士の会話や、プライベートで一緒に過ごす中でしている会話などを通して、私たちの気持ちを受け止め続けています。だからこそ、その想いも汲み取って歌詞にしてくれました。しかもこの曲を、アルバムの最後の曲にしたことで、「IQ99は、またここから新たに始まるんだ」「この5人のIQ99として新しい道を作っていくんだ」という想いも見えてきました。ほんと、これからに期待できる楽曲です。

猫好杏  どの曲も最高なんですけど、個人的にめちゃめちゃ好きなのが、みんなの自己紹介ソングの『IQPR』です。この曲の中へ、新たにわたしの自己紹介も加わったことで、改めて「わたし、IQ99のメンバーになったんだな」という実感が沸いてきました。しかも、作詞/作曲を手がけた金丸先生が、わたしのことを分析して歌詞を書いてくださったのも嬉しかったし、わたしはミュージカルが好きなんですけど、それっぽい好きな曲調なのも気に入ってます。いろんなアイドルグループさんが自己紹介曲を歌っていますけど、ぜんぜん負けてないです。聴いてて嬉しいのが、たとえIQ99のことを知らない人でも、『IQPR』を聴くと、「このメンバーは、こういう子なんだ」というのがわかるだけでなく、聴いてて自然に笑顔になれること。そこも魅力です。

──確かにメンバーのキャラクターが見えてきますが、中には「ピピピ ピェースピェースピェピェース ピェピェースピェースピェース」という謎の自己紹介をしている方もいますよね。

小ばぁびゐ  作詞をしてくださった金丸先生からしたら、それがわたしの"自己紹介のイメージ"だったみたいです(笑)

──そこ、本人的にはどうなの?

小ばぁびゐ  どうなんですかね(笑)。確かに「変だな」と思いますけど。それで気になってもらえるのなら、それも思うつぼ……ナイスインパクトじゃないかなと思っています。

松山ごま  わたしは、自分で作詞をした『ハッピーエンドストーリー』を上げようと思います。わたし自身、IQ99の中で何曲か作詞もしています。『ハッピーエンドストーリー』は、杏ちゃんがメンバーに入ることが決まったときに書いた歌詞になります。プロデューサーのらてちゃんが「グループをこういう風にしていきたい」「こういう想いでやっていきたい」と常日頃伝えてくれていて、その想いを『ハッピーエンドストーリー』の歌詞に反映しています。タイトルに『ハッピーエンドストーリー』と書いたことで、終わりの歌のように思われがちですけど。この歌詞は、「ハッピーエンドになるのが確定していますよ」というのがコンセプト。この曲からアルバムが始まることで、「始めようかドラマチック」の歌詞じゃないけど、いろんなドラマが展開していきます。そこまでらてちゃんがわたしの想いを汲み取って、この曲を最初に持ってきてくれたんじゃないかな・・・?(遠くで頷く抹茶らて利休)その想いが伝わったことも、わたしは嬉しかったです。歌詞割も、「この歌詞はこの子に歌ってほしい」と決めて振ったので、それも感じたうえで聴いてもらえたら嬉しいです。

小ばぁびゐ わたし、お勧めしたいのが2曲あるんですけど。1つが『midnight parade』。IQ99にしては珍しい艶っぽい曲なんですけど。わたしはダンスを得意としているから、ダンスを表現しやすいところも好きの理由の一つになっています。わたしの場合、艶っぽい曲のほうが自分を表に出しやすいのもあって、より感情を込めて歌えています。この曲の途中に、ファンの方々が「Wao!」と合いの手を入れてくれるんですね。それを受けて、わたしも「Wao!」と言うようになって一体感が出たのが嬉しくて、この曲をますます好きになりました。
  もう1曲が『IQPR』です。メンバー全員のことを歌っているし、みんなにとってここ(IQ99)が居場所というのがわかりやすく、明確に伝わってくるから、この曲も大好きです。アルバムには、メンバーそれぞれの個人曲も入っていますが、どれも『IQPR』から派生しています。それも『IQPR』に強く思い入れを持っている理由です。わたし自身が、ごまちゃんの個人曲『ぎゅいぎゅい!マジカルステージ』のサビを聴いたとき、「えっ、この曲知ってる」と驚いたくらい、それぞれの曲に『IQPRで流れてくる楽曲の一部分が使われています。みんなも『IQPR』を聴いたうえで、それぞれの個人曲を聴くと、「うわっ!!」と嬉しい鳥肌が立つと思います。

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▲小ばぁびゐ(りるばーびー)


ライブではぜひ、一緒に「OTAKU OTAKU オタク!」と叫んでください。


──それぞれのセンター曲がどれかについても聞かせてください。

松山ごま  先にお伝えしておくと、杏ちゃんのセンター曲はまだ無いので、収録したのは4人分になります。

小ばぁびゐ  わたしは、『Teacher KOKESHI』という楽曲を作っていただきました。この曲は、金丸先生と、プロデューサーのらてちゃんが考えてくれた曲なんですけど。もっと強気なダンス曲で来るかなと思っていたところ、メロディーを含め、意外と柔らかく、緩やかで優しい曲調になっていました。歌詞は変だし、わたしも「なんかおかしい内容だぞ」と思いながら歌っていますけど(笑)、楽曲自体はコットン100%…綿100%のような柔らかさを持っているから、その柔らかさでみなさんを包み込みたいなと思っています。

──金丸先生の書く歌詞自体が、どれもおかしい…強烈なインパクトを放っていますよね。

小ばぁびゐ  いや、おかしいで合ってます(笑)。自分でも「おかしい歌詞だな」と思いながら歌っています。

──金丸先生自身が、普段からぶっ飛んだ個性的な方なんですか?

愛妹みい  合ってます(笑)

小ばぁびゐ  私たちの斜め上を行く、とにかく個性的な方です。しかも、予想も予測もつかない方なんですよ。聴いてくださる方々も、そこを楽しんでもらえたらなと思います。

松山ごま  わたしは『ぎゅいぎゅい!マジカルステージ』がセンター曲です。この曲はとくに、『IQPR』の曲調に準じて作られているから、さっきも話が出ていたように、聴いた人たちが一番わかりやすく「おーっ!」となる曲だと思います。わたしは王道アイドル系の雰囲気を持った曲が好きなんですけど。『ぎゅいぎゅい!マジカルステージ』は、そこを生かして作られた曲。歌詞も、わたし自身がアイドル活動をするのも好きだし、ヲタク目線でアイドルを見るのも好きな性格。この曲では、どちらの目線でも気持ちを汲み取って表現しています。中に寸劇のようなパートも出てきますが、そこも自由度高く表現していけるポイントだから気に入っています。

──楽曲の中で、声高らかに「OTAKU OTAKU オタク!」と叫んでいますからね。

松山ごま  ほんと、声を高らかに「オタク!」と叫んでいます(笑)。この曲の振りがわかりやすく、お客さんたちも一緒に真似てくれるように、ライブでも盛り上がる楽曲です。ライブではぜひ、一緒に「OTAKU OTAKU オタク!」と叫んでください。

愛妹みい  わたしは『ナカザワールドカオス』というセンター曲を作っていただきました。わたしの本名が"中沢"で、アイドル現場の中にある「ワー!ワー!ワールドカオス!!」と叫ぶコールの一つである「ワールドカオス」。それらをくっつけたタイトルになっています。「ワールドカオス」という題材を選んだ理由が、IQ99の中に、まだ「ワールドカオス」コールの出てくる曲がないから、それを作りたくてという理由もありました。タイトルは、金丸先生が仮で付けていたものなんですけど。わたしの中では「これしかない!!」となって、正式なタイトルに選ばせていただきました。
  『ナカザワールドカオス』は、冒頭から「バイバイバイセコ バイセコ バイ」という言葉を何度も繰り返しながら始まります。その歌詞が出てきた理由が、わたしがいつも都内を自転車で移動しているから。ライブだって、自宅からライブハウスまで自転車で行くことも多いです。その日常を普通に話していたら、「そんなに自転車に乗って移動ばかりしているのは異常だ」というお話になり、そこから「バイバイバイセコ バイセコ バイ」と歌う、この曲が生まれました。『ナカザワールドカオス』をライブでやるとき、間奏でばぁびゐがわたしをおんぶして、自転車を漕いで移動している振りをしながらステージの上を駆け回るんですけど。気づいたらファンの人たちも大勢真似をし出して、今ではフロアでもたくさんのバイセコたちが駆け回っています。それと、曲の中でわたしは「いつもにっこりにんまり ポジティブモンスター」の歌詞の部分を「モンスタッ」と切るように歌っています。でもライブでは、そこの部分をわたし以外の4人が歌えば、わたしを真似て「モンスタッ」と切るように歌っています。そこにも着目してください。

──このアルバム、それぞれの楽曲の細かいところを探れば探るほど、いろんな発見が出てきません? 

愛妹みい  そうなんです。たとえば『midnight parade』をライブで歌っているときは、ばぁびゐとファンの方々が「Wao!」と言い合っているけど。歌詞を追いながら音源を聴いてると、そこ、本当は「Wao!」ないんだ!と気づくなど、ファンの人たちの中でもいろんな発見があれば、きっと、私たちでもまだ気づいてないいろんな隠し財宝が、いろんな楽曲にあると思います。

松山ごま  隠れ埋蔵金(隠し味)がね。徳川の埋蔵金よりは探しやすいから、みなさんいろいろ発見してリスト化してください。ただ、私たちも全部の財宝がなんなのかはわかってないんですけど(笑)。ぜひ、私たちに教えてください。

強ぜろ  わたしは、『エスパーDEないと』が担当曲。わたしはエスパーで、夜の街をいろいろ俳諧しています。その仲間たちが、このメンバー。5人のエスパーが、夜の街で悪い奴らを探し出しては戦う内容です。わたしはナルコレプシーだから夜に生き生きする姿が描かれていれば、『IQPR』では逆に「すやすやすやり すやすやり」と寝ている姿を歌詞に書かれています。この曲の振り付けをばぁびゐが付けてくれたんですけど、寝ている振りも入れてくれています。歌詞には、金丸先生がわたしのことをよく捉えていて、「チワワの式神 相棒 急かさないで」と、わたしの実家でかわいがっているチワワの小太郎のことを書いてくれれば、わたしがよく黒いカラコンをしているから、黒い宝石オニキスを使って「オニキスの瞳」と書いてくださっています。さっきも「隠れ埋蔵金??」というお話が出ていましたけど。それぞれのメンバーのセンター曲にはいっぱい隠しコマンドがあるので、それを見つけてください。

松山ごま  そういう遊び心をメンバーのことをよく知っている金丸先生が書いているからこそ、「第三者から見たら、私たちってこうなんだ」という視点でも、それぞれのセンター曲を楽しめます。その視点がユニークだからこそ、自分たちもまだ気づいてない魅力だってあるんだと思います。

強ぜろ  『プリズムパーティー』というアルバムって、"なぞなぞ"がいっぱい詰まったアルバムだからね。

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▲強ぜろ(すとろんぐ ぜろ)


それそも、何故この曲がわたしのセンター曲に選ばれたのかも謎です(笑)


──完成した1stフルアルバム『プリズムパーティー』の手応えについても聞かせてください。

松山ごま それぞれの楽曲はもちろんですけど。歌詞カードやジャケット写真、ブックレットのデザインなど、すべてにめちゃめちゃ愛が詰まっています。もちろん、サブスクを通して楽曲を聴くだけでも楽しめますけど。CDを手に取ることで、より一層楽しめるアルバムになっています。とくに、歌詞カードの凝りようはハンパないので、ぜひ1枚は手にしてもらえたらなと思います。

愛妹みい  歌詞カードのボリュームもすごくあれば、曲に合ったイラストもいろいろと描かれています。個人的には、『Teacher KOKESHI』のイラストが怖かったです。

小ばぁびゐ  ちなみに、『Teacher KOKESHI』に出てくるのはわたしではないです。その女性は、学生時代の金丸先生の通っていた学校で英語の教師をしていた方。歌詞カードでは、怖いコケシがこっちを見ているイラストになっているなど、歌詞の内容を含め、「この曲は一体なんなんだろう」という気持ちで歌っていましたし、謎の多い歌です。それそも、何故この曲がわたしのセンター曲に選ばれたのかも謎です(笑)
 
──IQ99は今、ダーツの旅ツアー「全国龍宮城化計画」の真っ最中!!!!!

愛妹みい  もともとは、約2年前に行ったワンマンライブ『エイジア龍宮城』で、「今からダーツで当てた場所を,次はツアーします」と言って、その場で決めた会場を回るツアーとして始めたことなんですけど。あのときは、ぜろちゃんが沖縄、わたしが埼玉、ごまが神戸、ばぁびゐが徳島を当て、最後にらてちゃんが岩手を当てて、全5ヶ所を決めました。すでに沖縄と埼玉公演を終え、2月16日に岩手県へ。3月15日に徳島、16日に神戸と回ります。本当なら、2024年中に回る予定でしたけど、杏ちゃんがメンバーへ新たに加わることが決まったり、アルバムの発売など、今に繋がるいろんな展開も計画していたから、時期を少しずらし、ようやく今年に入ってからツアーを始めました。

松山ごま  寝かせて、寝かせで、ようやく実現しました。

猫好杏  わたし、あのときの公演を会場で見ていたから、それぞれの地へわたしがメンバーで行くことになったのがビックリです。

愛妹みい  あのときは、ばぁびゐが企画したリルダンサーズの一員に杏ちゃんも参加してくれていたなんてこともあったからね。結果的に、5人で回ることになって良かったなと思います。ただ、ブッキングが大変で。とくに岩手県は誰も知り合いどころか、行ったこともない場。それでも、いろんな伝を通して共演してくれる人たちを探したんですけど、上手くスケジュールが合わなくて、「もしやワンマンに??」と、初めて行く場所でワンマン公演になりそうでしたし、一瞬「それも面白いかな」と思いましたけど。せっかくいろんな地域に足を運ぶなら、いろんな出会いがあったほうがより楽しくなると思い、XなどのSNSを通して公募したところ、アイドルグループさんとバンドさんの出演が決まり、無事イベントになりました。

松山ごま  3月に行う徳島と神戸は、距離も近いことから2日続けての公演にし、ファンの方々とも一緒に回るツアーにもしています。


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▲松山ごま


ひねったことをしたいのではとなく、「こういうことをしたら楽しそう」「ファンの人たちも楽しんでくれそう」と考えて実戦をするたびに、なんか、他とは違った変なことだったという結果なんです。


──IQ99って、つねに"ひねったこと"をしたがりますよね。

愛妹みい  いえ、ひねったことをしたいのではなく、「こういうことをしたら楽しそう」「ファンの人たちも楽しんでくれそう」と考えて実戦をするたびに、なんか、他とは違った変なことだったという結果だから、すべて「楽しませたい」「楽しみたい」が前提にあってのことなんです。

松山ごま  けっして、奇をてらっているわけではないです。

──4月には、杏さんとごまさんの生誕祭も決まりました。決して奇をてらったことを…。

猫好杏  意識はしてないです。結果的にそうなっても、みなさんが楽しんでくれたら、わたしはそれで満足です。それに、わたしにとってはIQ99のメンバーになってから初の生誕祭になります。わたしの生誕祭についてのお話になりますが、「猫好杏とはこういう人」というのを伝えられたら嬉しいし、何より自分が一番楽しまなきゃ、お客さんたちにも楽しんでいただけないと思っているから、今から開催を楽しみにしています。

松山ごま  そこはわたしも、一緒。1日が猫好杏生誕祭、30日が松山ごま生誕祭になります。こちらも楽しみにしていてください。

愛妹みい  杏の生誕祭ですが、ここで一つ嬉しい発表をしておきます。IQ99は一昨年から、メンバーそれぞれの生誕祭のたびに、その人のセンター曲を発表してきました。それが先にも触れた、アルバムに収録したセンター曲になります。そしてこのたび、4月1日の「猫好杏生誕祭」で杏センター曲を発表します!!

猫好杏  わたしもセンター曲をいただけることになって、すごく嬉しいです。じつは今、金丸先生から新曲についての不思議なヒアリングが来ていて。その質問が、「格闘技は好きですか?」いう内容。わたしは「はい」と返事を返しましたが、果たしてそれがわたしのセンター曲にどのように反映していくのか、ちょっとドキドキです。

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▲猫好 杏(にゃんはお あんず)


愛妹みい  4月1日に、杏のセンター曲という新曲の披露もあれば、こちらは告知済ですが、3月から12月まで毎月行う定期公演「オタクさま生誕祭」の3月公演でも、新曲を発表します。こちらは、今までの楽曲とは全然違う雰囲気の曲です!また、もう一つの主催ライブ「耐久99」は、1日で15回ライブを行う人気企画。と言っても、2組のゲストを招き入れ、1組15分ステージを、それぞれが5回行う形を取ります。耐久と言いつつも、わたしたちは15分のライブをやって、30分休憩があるんですけど。ファンの方々はズーッと楽しみ続けると思うから、定期公演にとっての耐久という言葉は、ファンの人たちが味わう楽しさのことになります。

──みなさん、ヘロヘロになるんじゃないですか?

愛妹みい  過去にもやってきましたけど。回数が増えるごとにアドレナリンが出てくるみたいで、最後のほうは、みんな異常なほどテンションが上がっておかしくなっています。

松山ごま  とにかく汗をたくさんかくから、途中で着替える人たちもいます。その辺は、みなさん紳士だなぁと思いながら、私たちも見ています。

──とはいえ、夏場は大変なことになるんじゃないですか?

強ぜろ  臭い!

小ばぁびゐ  まぁ、うちらも汗を搔くから臭いんだけどね。

強ぜろ  いや、それを超えてる!!

愛妹みい  確かに、会場内の熱気はすごいです。お客さんたちも、ずーっと飛んだり跳ねたりと、汗をかきっぱなしだしね。

強ぜろ  熱狂の渦の香りが支配しています。

──それが、たまんなく…。

強ぜろ  臭い!! いや、青春の香りがしています。汗とか、汗とか、青春の汗とか…。

──それこそが、青春を謳歌している証ですからね。

強ぜろ  青春は汗と涙じゃなくて、汗と汗がだくだくなので。


スナップ


PHOTO: 抹茶らて利休(アイドルの心を脱がせるカメラマン/プロデューサー)
TEXT:長澤智典 

 

<インフォメーション>


JKT
1st full album
プリズムパーティー

2025.2.11 release.
¥3,000(tax in)
QACB-9900

2024年9月に新メンバー「猫好杏(にゃんはおあんず)」を迎え5人体制となったIQ99。今作は全て5人での新録音源となる渾身のフルアルバム。キラーチューンだらけの名刺代わりの1枚目「トゥインクルキラー」、メンバーの個性で満腹になれる2枚目「アトラクトフルコース」の楽曲を詰め込みアップテンポなアイドルナンバー「ハッピーエンドストーリー」、5年間の集大成とも言えるエモーショナルソング「5TART」、そして今まで未収録だった超人気曲「不飽和サイダー」等を加えた全15曲を収録。振り幅大きく飽きさせない曲順で聴かせていく。致死量のキラキラととびっきりのワクワクと実家のような安心感を愉快なメンバーが楽しく可愛く全世界に発信、拡散!全てを網羅したこの1枚を聴けば、昔から知っているような親近感と多幸感に満ち溢れるはず。

収録曲
1.ハッピーエンドストーリー
2.マンダム
3.midnight parade
4.remember me,remember me,
5.平成龍宮城〜俺の一番星〜
6.IQPR
7.ぎゅいぎゅい!マジカルステージ
8. Teacher KOKESHI
9.ナカザワールドカオス
10.エスパーDEないと
11. 忠犬Finally
12. sad good bye
13.ぼくらと生きるしかないって
14.不飽和サイダー
15.5TART 

ライブ日程は、こちらから。
https://iq99-official.com/schedule/


アー写

SNS
https://iq99-official.com/
https://x.com/___IQ99___
https://www.youtube.com/@___IQ99___

強ぜろ
https://x.com/zerotsuyoi
愛妹みい
https://x.com/543mmi
松山ごま
https://x.com/Goma_matsuyama
小ばぁびゐ
https://x.com/Lil_BARBIE666
猫好杏
https://x.com/ANZU_NYANKONEKO

プロデューサー  抹茶らて利休
https://x.com/matchalatte_req

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