FEATURE

2021.01.20
ROSARIO+CROSS

現状維持ではなく、毎日毎日、一分一秒無駄にせず、進化していけるように。2021年のROSARIO+CROSSの目標とは…。

1月20日(水)に11th枚目となるシングル Birthday」を発売するROSARIO+CROSS。11月23日には、6周年単独公演を、しずぎんホールユーフォニアで行なうことも早々と発表。今年は、そこへ向けて活動してゆくことを、彼女たちは年頭から示してきた。ここへ最新シングルの話を中心にした、ROSARIO+CROSSのインタヴューをお届けしたい。

メンバー

 

 

「Birthday」には、同じ日は二度と戻ってこないからこそ、毎日毎日を大切に過ごして欲しいという意味が込められています。 

 

──1月20日に最新シングル「Birthday」が発売になります。まずは、表題曲になった「Birthday」の魅力から聞かせてください。

 

Yuwa: 昨年5月に10枚目のシングル「EASY EASY」を発売してから数えて8ヶ月ぶり、ROSARIO+CROSSは通算11枚目となるシングルを、1月20日に発売します。

「Birthday」という曲は、もともと3年前頃から静岡県で流れているCMソングにサビの一部だけを使っていました。当時はまだサビ歌だけで、丸々1曲という形にもなっていなければ、歌詞も違っていました。でも、そのときから「可愛らしくて、素敵な曲だな」と思っていたんですけど。今も、当時のままCMで流れている形だけなので、あるときにプロデューサーに「この曲いい歌なのに、フルサイズで曲を作らないんですか?」と言ったところ、「わかった」。と。その返事から数カ月後、「これをシングルにしよう」という話にまで何時の間にか発展していました。

 曲自体はちょっと前からあったんですけど、リニューアルした形で。しかも、今のROSARIO+CROSSの曲として、タイトルも含め、新しく「Birthday」というさらにグレードアップした楽曲として生まれ変わり、みなさんのもとへ届けられる形になりました。

 

 

──静岡県の方は、CMを通して耳にしている曲なんですね。

 

Yuwa:聞いてると思います。ただし、歌詞もちょっと変えているように、新しい曲という受け止め方にもなるのかなと思っています。ファンの方々の中からも「あのCM曲いいよね。形にならないの?」という声をいただいていたので、みなさんの元へ届けられるのを今は嬉しく思っています。

 

Yuri:「Birthday」はすごく可愛くて明るい楽曲です。わたしが初めて歌のパートをもらった曲だから、気合を入れて歌ったので、たくさんの方に聞いていただけたらなと思っています。

わたしが歌っているのが、グループで赤担当のわたしらしく、「ハートを赤く」の部分。そこに注目して聞いていただきたいです。

 

Moeko:わたしが加入してから数えて3回目の新曲リリースになるんですけど。過去の2作のリード曲がクールだったから、「Birthday」はすごく可愛くてポップな曲で、それもまた新鮮だなと自分でも思っています。なんと言っても、サビがどんな人でも口ずさめるメロディーや歌詞なんですね。ちっちゃいお子さんからお年寄りの方まで、みんなに耳馴染みの良い、いろんな人に愛してもらえる曲に仕上がったと思うから、たくさんの人に聞いて欲しいです。いつもレコーディイグ前に楽曲を覚えるのに苦戦するタイプですけど。今回は一回聞いただけで口ずさめたくらい、自分の中にすんなり入ってきた歌でもありました。

 

Rena: わたしが参加した作品では、「EASY EASY」から数えて2枚目のシングルになりました。「EASY EASY」はすごく格好いい曲だったし、C/Wで入れた「希望フレイバー」でわたしは歌っていなかったから、わたしにとって可愛い系の曲への歌での参加は「Birthday」が作品としては初めてになりました。

わたし、「Birthday」を聞いた瞬間から、すごく可愛らしい印象を覚えていました。ただ、自分の声はけっこう低めだから、こんな可愛い曲を歌えるのかなとも思っていたように、そこは自分でも挑戦でした。曲の中ではソロパートをいただければ、可愛く、高校生らしく若々しく(笑)表現できたなとも思うし、何時もより可愛らしい歌声になっているので、しっかり聞いてください。「Birthday」は一回聞いただけで耳に残るように、印象の強い歌だと思います。

 

Mimu:Birthdayと聞いたら、誰かの誕生日を一番に思い浮かべると思うんですけど。この曲は、「毎日が、1日1日が違ってゆく特別な日」という意味になっています。一人一人それぞれ違う1日があれば、同じ日は二度と戻ってこないからこそ、毎日毎日を大切に過ごして欲しいという意味をこの歌には込めていますし、とても可愛い楽曲になっています。

2020年は思うように活動出来ない時期もありましたけど。それでも、シングルの「EASY EASY」を発売すれば、ニューシングル「Birthday」の発売も昨年中に伝えることができたし、昨年末には5周年の単独公演をホールで、しかも3年連続でホールコンサートを開催することが出来たように幸せも感じています。アイドル活動していく中、私たちは一般の子とはちょっと違う日々を過ごしているように、それも特別な日々だなぁと感じていれば、その気持ちも歌に投影しています。

 

 

──「Birthday」は、とてもROSARIO+CROSSらしい楽曲じゃないですか?

 

Yuwa:そうですね。「EASY EASY」を筆頭に、最近は格好いい系のROSARIO+CROSSを見せていたから、久しぶりに可愛らしい楽曲をお届けできるように、みなさんにも喜んでいただけるんじゃないかと思います。

 

 

──長く応援しているファンにとっては、ROSARIO+CROSSらしい楽曲という印象だ。

 

Yuwa:そう思ってくれたらいいですね。

 

 

未完成でもいいから自分自身のことを愛してあげようというこの歌詞をみなさんにすごく伝えたい。

 

──「書きかけのペーパーバック」は、新しいROSARIO+CROSSの色を出した、胸に響くバラード系の楽曲として完成しました。

 

Moeko:「書きかけのペーパーバック」はバラード系ですけど、しんみりとした感じではなく、前を向いて歩いていける楽曲です。

 

Yuwa:この楽曲はアイドルファンだけではなく、アイドルに興味がない人でも好きになってもらえる曲調です。みんなに熱く語りかける曲として歌ってるから、みんなの歌いっぷりにも注目してください。

 

Moeko:しかも今回は、生バンドの演奏で歌いました。なので、音の厚みが違います。歌っていても、バックの音が響いてくる感覚があるから、気持ちもノッてくるというか。これからのライブでもリズムに合わせながら、でも、想いもしっかり込めて歌っていきたいなと思います。

 

Yuwa:「書きかけのペーパーバック」は、「ROSARIO+CROSSにはこんなに熱く歌える曲もあるんだぞ」というのをみなさんに向けて発信していける歌になりました。前向きになりたいときに、ぜひ聞いてください。

 

Yuri: 最後にMoeちゃんが歌っている「書きかけのペーパーバック 未完成でもいい」という歌詞があるように、みなさんにも、「これから頑張っていけばいい」「これから前を向いていけばいい」という風に思って聞いていただけたらなと思います。これから頑張っていけば、絶対にいい未来が待っていると、この歌を聴くたびにわたしも思えています。

ROSARIO+CROSS自体も、このメンバーになってから1年経ってないように、今まで築きあげてきたROSARIO+CROSSの良いところを伸ばしつつ、新しいROSARIO+CROSSを見せながら変化や進化をしていけたらなと思います。

 

Moeko:わたし、落ちサビの歌詞が好きなんですけど。わたしも、そう。人間誰しも生きていると自分に自信がなくなるときや、これからどうして良いのかわからなくなるなど、壁にぶち当たるときが絶対にあると思うんです。自分を認められなくて、自分を大切にしてあげられなくなっちゃうときだってあると思います。そういうときほど自分のことを一番にわかってあげられるのも、自分のことを一番に愛してあげられるのも自分自身なんですよね。前を向いていくためにも自分を理解して、一歩ずつでも頑張っていこうねという想いを、みなさんへ伝えられるように、この曲を歌っていきたいなと思います。

将来については、みなさんが一番に悩むことだと思います。今はまだ未来へ向けた道の途中でも、これからのためにも頑張りましょうという気持ちも込めて、わたしは「書きかけのペーパーバック」を歌っています。

 

Rena:歌詞を読んでいくと本当に深くて、小説に出来るんじゃないかくらいのレベルで想いを入れやすいというか、感情を込めやすい歌だから、自分に重ねて聴くことも多いです。自分の歌っている「時間を止めてたら」や「冷静に次の一歩を踏み出してたかな」という歌詞など、今までの自分の人生に重なるところが本当にたくさんあって。だからこそ、気持ちを込めてこの曲を歌っているし、みなさんに聞いて欲しい気持ちが強くあります。個人的に、しんみりとした落ち着いた曲が好きだから、これから歌っていくのが楽しみです。

 

Mimu:バラードと言えば、自分の中では少ししんみりした歌詞というイメージがあるんですけど。「書きかけのペーパーバック」はしんみりした悲しい曲ではなくて、前向きですし、歌詞に「街角のWinter song」と出てくるように、まさに今の時期にピッタリの歌なので、ぜひ寒い夜に聞いて欲しいなと思います。冬はこういうバラード曲が似合う季節だと思うから、ぜひ、今の時期にたくさん聞いてください。ROSARIO+CROSSには季節を感じさせる歌が少ないんですけど、今回は季語が入っているように、冬の季節が似合う歌になっているなと思います。

 

 

この世で一番嫌いな言葉が「現状維持」だから、毎日毎日、一分一秒無駄にせず、進化していけるようにこれからも頑張っていきたいなと思います。

 

──2021年が始まったばかりです。今後のROSARIO+CROSSの展望も聞かせてください。

 

Yuwa:2020年にRenaちゃんがROSARIO+CROSSのメンバーに入り、新体制でスタートしたんですけど。コロナ禍によって活動出来ない状態が長く続きました。その悔しさもあり、 

2021年は、先に11月23日にしずぎんホールユーフォニアでデビュー6周年の単独公演を行なうことを決めました。そこの会場が、2020年に行なったホールよりも大きな会場になります。相応に広い会場だからこそ、11月23日までに、ROSARIO+CROSSを好きになってくれる人を増やしていけるように。そのための戦略を仕掛けていく意識で進んでいきます。さらに高い目標として、静岡市民文化会館という、静岡の人なら誰もが知っている会場であり、有名なアーティストさんがよくライブをしているホールでワンマン公演が出来るようになりたいという大きな目標も、じつは掲げています。

 

 

──7周年公演は静岡市民会館ですね。

 

Yuwa:そう、目標にしたいです。

 

 

──長く活動をしていくうえで、結果も大事になっていくわけだ。

    

Yuwa:大切だと思います。徐々にで構わない。とにかく上に上に行きたいなと思っているように、毎年同じじゃなくて、ちょっとでも、一歩ずつでも階段を登っていきたい気持ちは強くあります。

 

Mimu:活動していく中、しっかり目標があったほうがそこに向かって頑張れる。2021年一番の目標は定めていますけど。それ以上に私たちが大きくなれれば、それ以上の会場で出来るかも知れないから、つねに目標を持って活動をしていきたいです。

 

Rena:わたしは2020年2月に加入したんですけど、ライブデビューしてすぐにコロナ禍によって何も活動が出来なくなってしまいました。自分の中では、入るときに「頑張ろう」という強い想いがあったのに、それを発揮出来る場所がなくて、自分のいる意味って何だろうなと思った時期もありました。もちろん、昨年12月には、無事にホールワンマンも行なえたし、観に来てくださる方々もたくさんいたように、プラスの面もいろいろありましたけど。わたしの中での2020年という年は、不完全燃焼の部分のほうが強かったです。だからこそ、この想いを2021年に繋げ、昨年出来なかったことを、今年はいっぱい活動をしていく中で形にしていきたいなと思っています。

 

Moeko:風の噂で静岡市民文化会館って、キャパシティが2000人と聞いたので、「2年間で2000人キャパまでアゲてくって、ちょっとヤバいぞ」と思ってて(笑)。けっこう大変だからこそ、頑張らなきゃと思っています。

わたし、この世で一番嫌いな言葉が「現状維持」。だから現状維持ではなく、毎日毎日、一分一秒無駄にせず、進化していけるようにこれからも頑張っていきたいなと思います。

 

Yuri:歌やダンスにゴールはないと思っているので、今のパフォーマンスに満足せず、もっともっと上を目指して、たくさんの方にROSARIO+CROSSを知っていただけるように、2021年はもっともっとROSARIO+CROSSのいいところをたくさんの人に見せる機会を作っていけたらなと思っていますし、ROSARIO+CROSSをたくさんの方たちに広めたいなと思います。

 

 

取材・文:長澤智典

 

 

<インフォメーション>

ROSARIO+CROSS 11th Single「Birthday」【MV】

 

11th Single

「Birthday」

バースデー

1月20日発売!!

収録曲
1.Birthday    
2.書きかけのペーパーバック    
定価1,100円(税込)
Labelmiuzic Entertainment
作詞作曲、プロデュース : 近藤薫

 


ROSARIO+CROSS 

公式サイト:
https://rosariocross.jp/

公式twitter:
https://twitter.com/rosario_cross6

公式BLOG:
https://ameblo.jp/rosariocross/

 

Yuwa:
https://twitter.com/yuwa_rosario

Mimu:
https://twitter.com/mimu_rosario

Yuri:
https://twitter.com/yuri_rosario_c

Moeko:
https://twitter.com/moeko_rosario

Rena:
https://twitter.com/rena_rosario_c

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.11.27
ガルポ!ズ INTERVIEW
最新記事更新日 2024.12.16
イベント情報