FEATURE
.BPMのメンバーが語ったイイ女の条件とは…。 .BPMインタビュー
.BPMが、10月22日に最新EP『Boom Boom Bee/ワタシ、ナンテ、イイ女』をリリースする。11月10日(日)には、銀座 BASE GRANBELLで.BPM 6th LIVE 「Boom Boom Party」の開催も決定。ここでは、新作の話を中心に伺った。
メンバーか捉えているイイ女とは?!
──最新EPに収録した『ワタシ、ナンテ、イイ女』の歌詞の一節で「ワタシ、ナンテ、イイ女」と歌っています。みなさんも、イイ女たち?!
全員 イイ女たちです!!
──「イイ女」とはどういう女性のことを指すのか、それぞれ教えてください。
源有紀子 「人に気づかれることなく気を使える女性」がイイ女だと思いますけど。「あっ、この人はさりげなく気を使ってくれている」と気づいた女性も、わたしはすごくイイ女だと思っています。たとえば、「この子は今、この子を助けるためにさりげなくこういうことをしたんだ」という気づかいの出来る女性がイイ女であり、それに気づける女性もまたイイ女。わたし自身がまだまだそこまで成れてないからこそ、わたしも気を使える女性であり、そういうのにさえ気づける女性になりたいなと思っています。
日南千穂 自分が「イイ女だなぁ」と思えるのは、自分を持っている人や、自立している「強い人」です。多少のアクシデントでは動じない人に、わたしは今も憧れています。わたしも多少のことなら乗り越えられるかも知れないけど、そこはまだまだ成長中。わたしも(心の)自立した強いイイ女になりたいです。
七瀬汐里 わたし、「姿勢の良い女性」を見ると「イイ女の人」と思います。姿勢がいいと、しっかりしてるというか、自分を持っている人や、強そうな人、凛々しい人に見えてきます。わたしも常日頃良い姿勢を心がけていますけど、疲れているときは、どうしても猫背ぎみになってしまいます。
高任芹奈 わたしが思うイイ女は、「心に余裕がある女性」だと思います。わたし、.BPMの中ではリーダーですけど。今のわたしに心の余裕があるか??と聞かれたら、まだまだだなと思ってしまいます。もちろん、リーダーとして一番にグループのことを考えて行動をしているし、みんなをまとめあげることも常に考えていますけど、まだまだ心に余裕を持つまでには至ってない。だから、そう憧れてしまうんだと思います。
森山小百合 「イイ女」は、うちの母親です。ネイルサロンや美容院へ定期的に通うなど、幾つになっても女性であることを忘れない。そういうお母さんの姿こそ、わたしはめっちゃ「イイ女」だと思っていますし、わたしも母親のような美魔女を目指したいです。
母親とは、よくコスメの情報交換もしています。大半は、わたしがお勧めしているんですけど(笑)。お互いに美意識を上げていけるって素敵な関係だと思います。今の親子関係がすごく好きだから、まだまだ先の話だけど、いつかはわたしも娘とそういう関係でいたいです。もう娘って決めちゃってるけど(笑)。
可愛い女性になるたには、猛毒も必要?!
──『Boom Boom Bee』の歌詞の一節に、「アタイは可愛いが でも猛毒持っています」と出てきます。女性たちはみんな、心に猛毒を持っているのでしょうか?可愛い女性になるたには、猛毒も必要なのでしょうか?
森山小百合 「良薬は口に苦し」と一緒で、可愛いの裏には、いろんな努力を積み重ねてきた成果があります。「猛毒を持っています」と意味は違ってしまうし、毒ではなく努力になってしまうけど、「かわいいの裏には努力がある」とわたしは思っています。
.BPMに関して言えば、メンバーみんな実際に可愛いし、可愛いところも魅力だけど。可愛いよりも、アーティスティックな音楽性を魅力にしている面が強いなと思っています。歌っている曲たちも、ザ・アイドルソングというよりも、アーティスティック寄りの曲が多いから、アイドルファンはもちろん、アイドルにはあまり興味のないような方々もハマる音楽性をしているし、そこが.BPMの魅力です。
──.BPMの魅力は、やはり音楽性やアーティスト性?
森山小百合 「面白い!」ところ。笑えるという面白さじゃなくて、「面白みのある音楽性」ということ。どの楽曲もそれぞれ違う色を持つ魅力があるけど、どの曲にも.BPMっぽさがあるんですよ。サウンドプロデューサーの岡村(洋佑)さんが一貫して曲を作っているのも、面白さの要素。最新EP『Boom Boom Bee/ワタシ、ナンテ、イイ女』に収録した4曲すべて、どれもA面になってもおかしくない曲なのも魅力だし、メンバーのバラエティさというか、トーク力も面白みになっています。
高任芹奈 『Boom Boom Bee』の曲紹介にも繋がる発言になりますけど。.BPMが歌っている楽曲の歌詞って、「叶わない恋の歌」が多いんてすね。『Boom Boom Bee』も、そう。ただしこの曲では、強さがってしまう女心を毒という風に見せて伝えているんじゃないかとわたしは受け止めました。好きな人に「アタイは可愛いが でも猛毒持っています」と伝えながらも、本当はか弱い女の子。そんな風に受け止めながら、わたしは『Boom Boom Bee』を歌っています。
.BPMの魅力というか、.BPMらしさについても語るなら、わたしは「ギャップ」だと思います。アーティスティックな曲から聴かせる歌、コミカルな表情などなど、.BPMの中には本当にいろんなタイプの楽曲が揃っています。最新EP『Boom Boom Bee/ワタシ、ナンテ、イイ女』の1枚を取っても、1曲ごとに楽曲にも、メンバーそれぞれが表現するときの歌声にも表現の振り幅が出ているから、曲調も、メンバーの歌声の感情表現も、曲を聴くたびに良い意味でのギャップを感じてもらえるとわたしは思っています。
七瀬汐里 毒という表現とは異なりますけど。たとえば、素敵なメイクを観て、その良さを自分にも取り入れて生かすなど、「可愛くなりたい」や「上を目指す」うえで、わたしは「他の人の良い面」も参考にしながら、それをどう自分に生かしてゆくかも大切にしています。 可愛くなるためには、とにかく自分を磨くことが大事だとわたしは思います。
.BPMの魅力は、5人それぞれの個性が異なる豊かさを持っているところ。ライブや特典会に来てくれればわかるけど、5人の中に、誰かしら好きなタイプがいる。そこが、わたしは.BPMの魅力の一つだと思っています。
日南千穂 わたしは猛毒という表現を、女の子の中にある小悪魔な部分のことかな?!と捉えました。猛毒という言葉の表現だと強く聴こえますけど、わたしはその言葉を、「可愛いの中には小悪魔な一面もある」と受け止めています。
.BPMの魅力は、キャッチコピーにもある「ニュートレロなサウンド」です。わたしは今年4月に加入しました。初めて.BPMの楽曲に触れたときから魅力に感じていたのが、「あっ、懐かしいな」という感覚でした。わたしは今も、そこに惹かれています。
源有紀子 毒を努力と捉えた言葉が出ましたけど。わたしも、そう感じています。わたし自身、もっともっと素敵な人間になりたいなと思って、日々自分に磨きをかけています。わたし、「悔しさをバネにしてる」というのかな?!憧れを持ついろんな人と比較をし、わたしと何が違うんだろう??と考えては、そこで感じた気持ちを力にすることが多いです。わたし自身が負けず嫌いな性格だし、あえて茨の道を選ぶ性格。それは、アイドル活動を行う以前からずっとある気持ちです。というのも、わたしはお母さんに「選択肢が2つあったら、つらいほうを選びなさい。それが自分の力にもなるから」と言われて育ってきたから、つねに自分に厳しく向き合えば、選択肢があったら、あえて厳しいほうを選びながら進み続けました。おかげで今や、ちょっとしたことではへこたれない心を持っています。楽な道を選ぶと自分が駄目な人間になってしまう気持ちになるから、今でも、あえて厳しい道を選びます。そんなことを言いながらも、豆腐メンタルなように、心の弱い面もあるんですけど(笑)。
.BPMの魅力は、親近感だと思っています。よくヴィジュアルだけを見た方々からは、綺麗なお姉さんグループや、ちょっと怖い??という印象を持たれることもありますけど、中身は明るくて楽しいメンバーばかり。みんな素のまま、有りのままを出しているせいか、実際に触れた方々からは「話かけやすい」「親近感がある」と言われるから、そこが.BPMの魅力だとわたしは受け止めています。
『Boom Boom Bee』『ワタシ、ナンテ、イイ女』の魅力とは…。
──最新EP『Boom Boom Bee/ワタシ、ナンテ、イイ女』は、両A面作。交互に、『ワタシ、ナンテ、イイ女』と『Boom Boom Bee』の楽曲の魅力を語っていただけますか。
源有紀子 じゃあ、わたしからいきますね。『ワタシ、ナンテ、イイ女』の魅力になりますけど。最近、SNSでも自己肯定感の上がる楽曲が流行っているのを感じています。今までの.BPMはそういう曲をあまり歌ったことがなく、どちらかと言えば、自分に問いかけてゆく曲が多かったから、『ワタシ、ナンテ、イイ女』のように自己肯定感を上げていく曲はすごく新鮮だし、歌っていてとても楽しいです。ぜひ、自分はイイ女、イイ男だという自己肯定感を上げながらこの曲を聴いてください。実際に歌うときも、「イイ女だろ?!」と自惚れるじゃないですけど。歌詞に出てくる女性の気持ちに入り込んで歌っていますし、歌っているとイイ女感が上がるからノリノリで歌っています。
日南千穂 『Boom Boom Bee』の聴きどころであり魅力は、なんと言ってもサビの持つ中毒性。一度聴いただけで頭から離れなくなるサビだから、何度も何度も聴きたくなります。それくらい中毒性という毒を持った楽曲です。
七瀬汐里 わたし、ファンのみなさんと一緒に踊れるライブ空間が大好きです。『ワタシ、ナンテ、イイ女』のサビは、みんなで一緒に踊れる振り付けになっているから、とくに好きなところです。ライブで披露し始めたのは最近ですけど、すでに振りも含め踊りをマスターしてくださっている方々も多く、ライブ中一緒に踊っている姿を見るとすごく嬉しくなります。ファンの方々も「この曲、大好き」と言ってくださるように、ぜひ振りを覚え、ライブで一緒にめちゃめちゃノリノリな気分になって楽しみましょう!!それと、今回の衣裳が、今までの.BPMにはない大人っぽさを持っているから、特典会でもよく「イイ女だね」と言われます。その言葉に乗っかって、私たちも「イイ女でしょ」という気持ちでいます(笑)。
高任芹奈 『Boom Boom Bee』をライブで初披露したときから言われてたのが、「中毒性のある曲だね」という言葉でした。私たちも、本当にその通りだと思っています。今回、「猛毒持ってます!」の歌詞に着目してくださいましたけど。『Boom Boom Bee』を歌っているときの私たちは、女王蜂になっています。『Boom Boom Bee』は、聴いてくださる人たちを針(歌)で刺して、その人をハマらせる楽曲。だから、一度聴いたら「また聴きたい」となるんだと思いますし、その中毒性こそがテーマになっています。
森山小百合 「可愛い」というワードを使っている楽曲は、最近すごく多いなと思うんですけど。『ワタシ、ナンテ、イイ女』を通して「イイ女」と言ってしまえるところが、.BPMらしいなとわたしは思いました。実際にメンバーたちも、可愛いさもあるけど、イイ女寄りだし、曲調にちょっとジャズっぽさもあって、そこも椎名林檎さん好きのわたしにとってはお気に入りです。ライブでも、めっちゃイイ女感を出しなから、「イイ女でしょ」とレスをするように歌っています。ファンの人たちからも、最近では「可愛いね」よりも「イイ女だね」と言ってもらえる機会が増えました。目の前でそう言われるとめっちゃ嬉しいし、もっともっとイイ女になってやろうという美意識もすごく上がるようになりました。
──『Boom Boom Bee』のMVも公開になりました。この作品の見どころもお願いします。
高任芹奈 これまでに.BPMが作りあげたMVは、ストーリー性を重視してなど、コンセプトがしっかりとあったうえで作りあげた内容が中心でした。でも『Boom Boom Bee』は、私たちのパフォーマンスにスポットを当てて作られています。映像全体の色味も私たちのパフォーマンスを生かしていますし、中で着ている幾つかの衣裳も、とても映えて見えてます。ぜひ、私たちの歌い踊るパフォーマンスに注目して観てください。
『ロマンティックに溺れたいの』と、『傘』の魅力とは…。
──C/Wには、新曲の『ロマンティックに溺れたいの』と、『傘』を収録。2曲の魅力も、交互に聞かせてください。
森山小百合 わたし、『ロマンティックに溺れたいの』のタイトルを読んだときから「すごく素敵だな」と思ったし、実際に素敵な楽曲になりました。ただし、表現するのがとても難しく、「この曲の魅力をしっかりと伝えるためには、とてもスキルが必要」と感じた曲でもありました。
わたしも4月から.BPMに加入したメンバー。入る前から実感はしていたけど、実際にメンバーになって感じたのが、「ただ可愛いだけのアイドルじゃない、ノリの良い曲も歌えるし、聴かせることも出来る」という、とても表現力の高いグループだということ。その実力を発揮した曲の一つが、『ロマンティックに溺れたいの』だと感じました。この曲は、歌詞も曲調もすごくお洒落。母のママ友たちの間でも人気の高い曲のように、世代に関係なくいろんな人たちに刺さるめっちゃいい曲です。ライブでは、それぞれの歌唱力の魅力がとくに生きて見える楽曲だし、一人一人が異なる歌声や表現も魅せているからこそ、ライブではメンバーそれぞれの歌声や歌っているときの表情にも注目してください。
高任芹奈 『傘』は、ワンマン公演や定期ライブでしか聴けない、とってもレアな楽曲です。すごくしっとりとしたバラード系の曲なんですけど。この曲で私たちは、ファンの人たちはもちろん、.BPMを応援してくださる方々に「ありがとう」の気持ちを込めて歌っています。誰だって日々の生活の中、つらい気持ちや悩みを抱えてしまうことがあると思います。「そういうときは、私たちの広げた傘の中に入っておいで、みんなを受け入れるよ」と歌っています。『傘』は、歌詞が本当に温かいんですね。そういう気持ちを意識して聴いてくれたら、きっと涙が出てくるんじゃないかな?!わたしは、そう。そういう心に寄り添う楽曲です。『傘』もライブでは、それぞれの歌声や歌っているときの表情に注目してください。そこからも、一人一人の異なる表現の個性や魅力を感じれます。
七瀬汐里 わたし、『ロマンティックに溺れたいの』の曲調がとっても好きです。ザ・アイドルという曲調とは異なりますけど、楽曲自体がめちゃめちゃ良くて胸に刺さりました。個人的には、夕暮れどきに『ロマンティックに溺れたいの』を聴くとぴったりハマるなと感じています。きっと、会いたいなどいろんな感情が溢れ出て、ロマンティックな思いに溺れてゆくと思います。
日南千穂 『傘』に初めて触れたときから、わたしはファンの方々の顔が浮かんできました。新体制になった.BPMとしては、まだ一度も『傘』をライブで披露はしていません。だから今は、早くそのタイミングを見つけ、この曲をファンの方々に向けて歌いたいなと思っています。
源有紀子 『ロマンティックに溺れたいの』を初めて聴いたとき、とくにサビの部分がそうなんですけど。わたしの頭の中には松田聖子さんの歌っている姿が浮かびました。『ロマンティックに溺れたいの』はスッと耳に入ってくる、とても心地好い曲。歌詞で、2人きりの時間を大切にしてほしい思いを伝えているように、曲調を含め、好きな人と2人でドライブしながら聴いてください。きっと、そのシチュエーションにピッタリはまると思います。
ワンマン公演の中へ、いろんなパーティー感を出していきたいなと思っています。
──.BPMは11月10日(日)に銀座 BASE GRANBELLで、.BPM 6th LIVE 「Boom Boom Party」と題したワンマン公演を行います。
高任芹奈 .BPMとしては6回目になりますけど、このメンバーでは、この日が初のワンマン公演になります。タイトルへ 「Boom Boom Party」と名付けたように、この日は華やかなパーティーのような公演にしようと、まさに今、計画を練っているところです。
──どんなパーティーになるのかが気になります。
高任芹奈 ひと言でパーティーと言っても、今の時期ならハロウィンパーティー、それこそみんなで楽しむタコパだってパーティーじゃないですか。私たちはワンマン公演という中へ、いろんなパーティー感を出していきたいなと思っています。それがクラブっぽいノリなのか、お祭り系なのか。.BPMにはわちゃわちゃした楽曲が多いから、それらを軸に表現していくと思いますけど。1本の公演の中、いろんな表情を魅せていけたらなと思っています。
森山小百合 .BPMには、表情豊かで魅力的な楽曲がたくさんあります。だからこそ、ワンマン公演の中、どの曲をどんな風に表現していくのかも楽しみにしていてください。今、メンバーとプロデューサーを筆頭としたチームのみんなで、選曲や曲順、演出などいろいろ話しあっています。1本の公演を通して一つの作品を作り上げたいなと思っているからこそ、みなさんにも期待していてほしいし、その期待へ応えられるように私たちも頑張ります。
──最後に、今後の.BPMへの思いや展望もお願いします。
七瀬汐里 「日本武道館に立ちたい」など、.BPMは叶えたい夢をたくさん持っています。その夢を一つ一つ叶えるべく、毎日いろんなことを5人やチームの方々と一緒に考えながら頑張っています。だからこそ、みなさんにも.BPMのことを信じて、これからもずっとついてきてほしいなと思います。むしろ、「ついていきたい」と思ってもらえるグループにしてゆくことも、私たちの課題の一つ。一度触れたら、誰一人として離れたくないと思えるグループになれるようにこれからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします!!!!!
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
『Boom Boom Bee』MV
https://www.youtube.com/watch?v=mWfrFPVyCsU
【ドラマ「バツコイ」主題歌】『ワタシ、ナンテ、イイ女』Dance Practice/.BPM(ドットビーピーエム)
https://www.youtube.com/watch?v=W6N4ncfEf6I
.BPM
『Boom Boom Bee』
2024.10.22 On Sale
<価格>¥1,200(税込)
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド
曲目
Boom Boom Bee
ワタシ、ナンテ、イイ女
ロマンティックに溺れたいの
傘
.BPM 6th LIVE 「Boom Boom Party」
2024/11/10(日)
開場 14:20 開演 15:00
銀座 BASE GRANBELL