こみっきゅおん！が、2024年5月より新体制に。6月より、新体制として3ヶ月連続で配信リリースをスタート。その勢いを加速するようにこみっきゅおん！は最新ミニアルバム『VIOLA』を9月10日に発売。10月3日(木)には、Spotify O-WESTで2周年記念ワンマン公演「こみっきゅおん！2nd Anniversary ONEMAN LIVE　 VIOLA〜揺るがない想い〜」を行う。今の気持ちを、6人に伺った。

新メンバーの2人とも、とにかくよくしゃべるんですよ。それが、今のこみっきゅおん！の一体感を作っているのは間違いないです。

──５月に,、新メンバーに"石浜もも・塩崎なづな"の2名を迎え入れ、こみっきゅおん！の新体制がスタートしました。あれから約４ヶ月の月日が経過。今のこみっきゅおん！の魅力や印象を聞かせてください。

公野舞華  メンバーの人数が増えたことで、以前よりもさらに"わちゃわちゃ感"が増しています。とにかく、メンバーみんなおしゃべり??楽屋はもちろん、MCでも、以前よりもしゃべるパワーが増した気がします。しかも、6人ともめちゃめちゃ仲良し。その仲良さが今、ファンの人たちにもしっかりと伝わりだしています。

花咲みゆ  ほんと、そうだね。ファンの方々も、「新体制のこみっきゅおん！が好き!!」と口々に言えば、自分でもそれは感じています。経験を重ねるごと"良さ"を更新しているように、今のこみっきゅおん！にすごく自信を持っています。

四宮るな  新体制になってまだ日は浅いですけど。今の仲良さを作りあげているのも、2人が、今のメンバーへ馴染むのがすごく早かったからなんです。お互いの距離が最初から近かったからこそ、歌やダンスのレッスンでも遠慮なく「ここはこうしたほうがいいよ」と言い合える関係になれたし、2人も素直に受け入れてくれる。新メンバーの2人とも、とにかくよくしゃべるんですよ。それが、今のこみっきゅおん！の一体感を作っているのは間違いないです。

松永すみな  2人とも、「頑張るぞー!!」という子たちだからね。最初こそ、「新体制のこみっきゅおん！はどうなっていくんだろう??」と心配もしましたけど。お互い何事においてもしっかりとコミュニケーションを取れているからこそ、本当に細かいことまで言い合えるし、互いの関係性も深くなれました。しかも、みんなで同じ目標を見ていける。それが今、ライブにも現れれば、ファンの人たちもそれを感じているからこそ、今の(勢いを持った)こみっきゅおん！の姿になれているんだと思います。

──メンバー全員で同じ目標を持てているのも、互いの関係を深くしていけたからこそなんでしょうね。

松永すみな  そこが大きいと思います。普段から会話が多いのもあるけど。私たちが「こうしていきたい」と言うと、2人とも「わたしもそう思ってた」などしっかりと自分の意見をくれる。何気ない日常会話の中でも互いの気持ちが繋がりあえているからこそ、自然と同じ夢や目標へ6人の気持ちが一致団結していけるんですよ。

石浜もも  みんな、「しゃべってくれるから」と言ってるけど。それは、4人がそういう空気を作ってくれるからなんです。わたし、めちゃめちゃ人見知りなんですよ。前に活動していたときなんて、自分からまったく話せなくて、メンバーへ馴染むのに加入から３ヶ月くらいかかりました。それだって、他のメンバーたちが、わたしにいろいろと話しかけてくれたからこそ馴染めたことでした。そんな人見知りの自分なのに、ここのメンバーは最初から積極的に話しかければ、それに対してわたしが答えると遠慮なく突っ込んでくれる。だから、素の自分を出すのはすごく早かったです。

──変に気負うことなく、素の自分でいれるって大切なことですよね。

石浜もも  大切だと思います。ただ、わたしの場合、素の自分でいると変なことばっかり発言してしまうんですね。その発言さえ、このメンバハーは上手く拾えば、容赦なく突っ込んでくる。そのやりとりが心地好くて、すぐに馴染めたんだと思います。それにわたし、馴染むまでは時間がかかるけど、一度馴染んだら、関係を深めていくのは早いので(笑)。

塩崎なづな  馴染んでからは、大暴れしているからね(笑)。

石浜もも  でも、馴染める空気は最初から感じてた。わたし、今のメンバーと直接顔を合わせて、そこで初めて「加入しよう」と決めました。いくら魅力的なグループでも、メンバーのことがわからないと、やっぱし最終的な判断って難しいじゃないですか。この人たちでなかったら、わたしは加入していなかったかも知れない。それくらい、わたしはこのメンバーだからこそ、こみっきゅおん！に入りたいと思いました。

──そこは、なづなさんも一緒ですか?

塩崎なづな  一緒ですけど。わたしの場合、もともとこみっきゅおん！が大好きで、ファンとして何度もライブを観に行ってました。以前からライブのクオリティが高くて、「すごいな、このグループ」と憧れの視線を向けていましたけど。今では、わたしもこみっきゅおん！のメンバーですからね(笑)。
  わたし、加入する前まで「あのクオリティは、かなり厳しい環境があるから生まれてるんだ」と勝手に思っていました。もちろん、厳しさはありますけど。加入して、「あのクオリティを作っているのは、みんな"いい子"だからなんだ」とわかりました。みんなが本当に仲良しで、気持ちを許し合っているからこそ、同じ志でいれる。その関係性が、あのライブのクオリティを作ってんいるんだなと感じました。

──なづなさんも、"いい子"の一人だ。

塩崎なづな  はい、そうです(笑)。

松永すみな  実際に、"いい子"ですから。

新体制になったこみっきゅおん！に期待を寄せているから、今回の展開が生まれたわけじゃないですか。その期待がめちゃめちゃ嬉しいです。

──こみっきゅおん！は、6月から３ヶ月連続で配信リリースを始めました。新メンバーとして加入してすぐに怒濤の展開になったわけですが、2人(石浜もも・塩崎なづな)とも目まぐるしい日々だったんじゃない?

石浜もも  わたし、物覚えがあまりよくないから、既存曲の歌やダンスを覚えるのも大変でしたし、そこへ新曲のレコーディングや振り付けも加わってだったから、確かに忙しかったですけど。それ以上に、どんどん新しい曲が生まれていくことのほうが楽しみでした。

塩崎なづな  そこは、わたしも一緒です。もちろん、今も日々忙しいんですけど。その忙しさが「つらい」ではなく「楽しい」なんですよね。そこの気持ちの違いは大きいです。

花咲みゆ  私たちにとっても、３ヶ月連続配信リリースはいい刺激になっていました。というのも、それまでのこみっきゅおん！は、ワンマン公演のときになど、何かの機会があったタイミングで新曲を出すことが主でした。今回も、2人の加入という新しいタイミングではありましたけど。３ヶ月連続で出すのは、私たちも初めてのこと。新体制になって以降、新メンバーの2人だけではなく、私たち4人も目まぐるしい日々でした、今も忙しく動いていますけど。その忙しさがとても充実しているからこそ、今も楽しい日々を送っています。

──３ヶ月連続配信リリースに続き、今回のミルアルバム『VIOLA』の発売という流れに繋がったわけですけど。そこは、最初から組み込まれていたことでした?

松永すみな  いえ、急に決まったことでした。私たちの意識は３ヶ月連続リリースへ向いていたからこそ、「ミニアルバムを出すよ」と聞かされたときは、すごく嬉しかったです。

四宮るな  そうやって、いろんなチャンスをもらえること自体が嬉しいんです。それだけまわりの方々も新体制になったこみっきゅおん！に期待を寄せているから、今回の展開が生まれたわけじゃないですか。その期待がめちゃめちゃ嬉しいからこそ、私たちも、より頑張ろうという気持ちで制作に向かい続けていました。

公野舞華 　私たちも嬉しいけど。ファンの人たちも喜んでいるから、新しい動きが生まれるってみんな嬉しいことなんですよね。新体制になる少し前、新曲や新衣装など新たな動きが生まれない時期がちょっとだけ続いていました。変化のない時期って、メンバーも不安になるんです。でも、こうやっていろんな展開が続くと、私たちも期待を覚えるからこそ余計に頑張る力が生まれるし、ファンの人たちも新しい変化が生まれることを喜べば、楽しんでくれます。だから、今はすごくいい雰囲気でこみっきゅおん！が進んでいるなと感じています。

楽曲の表現幅も広がったけど、こみっきゅおん！としての可能性も広がったからね。

──ミニアルバム『VIOLA』には、MVも制作した最新曲『ヤムヤムウォーアイニー』、３ヶ月連続配信曲の『プラチナ AGE』『ゆめゆめ』『GAO★ぷんでらめっチョ』。そして、こみっきゅおん！ファンの中でも高い人気を持つ『たちこぎペダル』『.左ききのメイビーU』の新体制バージョンを収録しています。新曲たちの印象、メンバーはどのように感じています?

公野舞華　今回はチャレンジ曲というか、「ファンの人たちが初めて聴いたとき、どんなリアクションをするんだろう??」という曲ばかりだったから、１曲ずつ配信するたびに、みんなでSNSやライブでの反応をいろいろ気にしていましたし、今、積極的に行っているリリースイベントでも、ライブで歌うたびに、どんな風に成長していくのか楽しみに見ています。

花咲みゆ  それこそ、最新曲の『ヤムヤムウォーアイニー』は、こみっきゅおん！初のチャイナ曲。私たちもすごく新鮮でしたし、ミニアルバムを作ったことで、「この先のこみっきゅおん！はどうなっていくのかな?!」と、ワクワクする気持ちがさらに強くなりました。

四宮るな  収録した4つの新曲すべてが違う感じだからこそね。ファンの人たちも披露するたびに驚いていましたけど。そこは、私たちも一緒(笑)。むしろ、「今のこみっきゅおん！は、こんな楽曲だって表現できるぞ」というのを見せたい気持ちがより強くなったからこそ、今もそうですが、毎回全力で、ライブやリリイベで新曲たちを披露しています。

石浜もも  わたしはすべてが新鮮だから、新曲が生まれるたびに「こういう感じでいくのか」と、毎回新しい挑戦をする意識でいました。

塩崎なづな  わたし、お客さんとしてこみっきゅおん！を観ていたときは、全体的にかわいい曲の多いグループという印象で受け止めていたけど。ミニアルバムに収録した新曲たちは全部テイストが違うじゃないですか。メンバーとして受け止めている今は、「こみっきゅおん！の新しい一面を毎回見せていけてるな」という意識ですし、結果的に、こみっきゅおん！の表現の幅も広げたなと思っています。中でも、『ヤムヤムウォーアイニー』はチャイナ曲。チャイナ曲の需要って一定数あるからこそ、この曲を通して、さらに新しいファン層を獲得したいです。

松永すみな  こうやっていろんな曲をやることが、こみっきゅおん！として成長してゆく機会になったから、すごく良かったなと思っています。確かに、楽曲の表現幅も広がったけど、こみっきゅおん！としての可能性も広がったからね。

聴くと、こみっきゅおん！の未来は明るいことが伝わってくるから好きです。

──『ヤムヤムウォーアイニー』は、MVも制作。舞台は、中華飯店??

花咲みゆ  中華街にあるお店をお借りして撮影をしました。

四宮るな  普段はお客さんが使っているテーブルをどかして、そこでみんなで踊ったよね。

塩崎なづな  他にも、くるくる回る大きなテーブルの上にたくさんの料理を並べ、テーブルをいっぱい回して美味しい料理も食べました。

花咲みゆ  みんなでわちゃわちゃしながら撮影したから、すごく楽しいMVになっています。

──その『ヤムヤムウォーアイニー』も含め、ミニアルバム『VIOLA』へ収録した曲たちの魅力を語っていただけますか。

公野舞華  まずは、ミニアルバムのリード曲にもなった『ヤムヤムウォーアイニー』について語りますね。このMV、衣装姿はもちろん、それぞれメンバーカラーのチャイナ服姿でも登場と、みんながかわいく映っているから大好きです。ダンスもかわいければ、中でパンダさんのポーズをしてみたり。ファンの人たちも真似やすい踊りだし、コール&レスポンスをしていける場所もあるから、一緒にライブでどんどん育てあげたいです。

花咲みゆ  わたしがお勧めしたいのが、『ゆめゆめ』です。こみっきゅおん！初の、ファンの方々に向けた歌になりました。わたしがとくに好きなのが、ラストのほうで歌っている「ありがとう未来を作るのは今だよ」の歌詞。この曲の作詞家さんがこみっきゅおん！のライブを観に来たとき、わたしがファンの方々へ「ライブに来てくれてありがとう」と感謝の言葉を述べている場面を見て心が動かされ、そこから歌詞を書いたと語ってくださいました。その言葉がすごく嬉しかったのもあるんですけど。何より、『ゆめゆめ』を聴くと、こみっきゅおん！の未来は明るいことが伝わってくるから好きなんです。「ありがとう未来を作るのは今だよ」の歌詞を歌うときは、とくに気持ちを込めていますし、この曲を聴いて涙を流してくださっている方もいます。自分でも歌いながら泣きそうになるくらい、『ゆめゆめ』はとっても思い入れある楽曲です。

四宮るな  わたしは、『左ききのメイビーU』をお勧めします。この楽曲は、こみっきゅおん！活動初期からずっと歌い続けてきた、こみっきゅおん！の中でもとくに人気の高い歌。1年前に出したアルバムにも収録しているから、みんながかわいい声で歌っている最新バージョンと聴き比べるのも楽しい聴き方だと思います。『左ききのメイビーU』はこみっきゅおん！の代表曲だからこそ、これからも大事に大事に育てていきます。

石浜もも  『プラチナ AGE』は、わたしがこみっきゅおん！に加入して初めて歌った新曲になります。この曲の歌詞が、新体制として新たに進んでいく私たちの覚悟を受け取ってくださいという内容。その思いはすでにファンの人たちには伝わっているからこそ、新たに出会う人たちにも、その思いを伝えていけたらなと思っています。ライブでも盛り上がりを作ってゆく楽曲だから、『プラチナ AGE』をライブでやるたびに、ファンの人たちも盛り上がってくれます。

松永すみな  『GAO★ぷんでらめっチョ』は、ミニアルバムへ収録した中でも、一番挑戦的な楽曲です。同時に、こみっきゅおん！らしい歌です。この曲では、初めてラップ調で歌うことにも挑戦。とにかく歌詞がぶっ飛んでいれば、ライブで歌うと、みんなめちゃめちゃ楽しんでくれる、ほんと頭を空っぽにして弾けられる楽曲です。

塩崎なづな  『たちこぎペダル』は、『左ききのメイビーU』と同じように、こみっきゅおん！ファンたちの中でも支持の高い人気曲です。その楽曲を、新体制のメンバーで、新録。こちらも2024年バージョンとして完成しました。『たちこぎペダル』は明るい曲調だけど、歌詞が染みる系の楽曲。自分が歌っているパートですが、「歯を食いしばって前を向いて」の歌詞がすごく好きです。たまに落ち込んだときなど、この曲を聴くと「頑張ろう」と思えます。人の気持ちに寄り添い、元気を与えてゆく楽曲だから、ファンの人たちの支持も高いんだと思います。最近ファンになった方々の間でも人気が高ければ、野外で夕方に歌うと、すごく映える楽曲です。

松永すみな  とくにサビ終わりからの展開がめっちゃいいよね。ほんと、聴いてて勇気をもらえる楽曲です。

Spotify O-WESTは、こみっきゅおん！がデビューライブをやった場所。そこへ、2周年ワンマン公演として戻ってこれるように、この日のライブには、私たちのいろんな思いが詰め込まれています。

──こみっきゅおん！は、10月3日(木)にSpotify O-WESTで「こみっきゅおん！2nd Anniversary ONEMAN LIVE VIOLA〜揺るがない想い〜」公演を行います。

松永すみな  5月に行う予定だったSpotify O-WESTでのワンマン公演が中止になったことでのリベンジ公演でもありますけど。Spotify O-WESTは、こみっきゅおん！がデビューライブをやった場所。そこへ、2周年ワンマン公演として戻ってこれるように、この日のライブには、私たちのいろんな思いが詰め込まれています。タイトルへ「揺るがない想い」と付けたように、この日はメンバーみんな"揺るがない想い"を持ってワンマン公演に挑めば、絶対に成功させるために今頑張って走っているからこそ、しっかりSold Outさせたいなと思っています。今のグループの雰囲気なら、絶対にいい公演を作れるはずです。

花咲みゆ  さらに大きなステージへ進んでいけるようにしたいからこそ、まずは、この日の公演を完売させたいです。

公野舞華  リリースイベントもワンマン公演近くまでやり続ければ、無料でライブを楽しめるから、ちょっとでも気になったら、まずは気軽にリリースイベントに足を運んでください。そこで気になったら、ぜひワンマン公演にも来てください。この日は、3年目のこみっきゅおん！にもついてきいたないと思えるライブをしっかりと見せていきますから。


TEXT:長澤智典