FEATURE
Galpo! Live Show Vol.26」EVENT REPORT。百鬼乙女編 触れた人たちを無条件に楽しいに巻き込む、このパワーこそ百鬼乙女だ。
12月21日(水)、GOTANDA G4を舞台に「Galpo! Live Show Vol.26」が行われた。出演したのが、藍色アステリズム/CUTENESS OVERLOAD/百鬼乙女/はちみつハニー/僕だけの天使/ミライサガシ/キミイロプロジェクト。司会で、増井みお(Mellows)も登場。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。 同イベントの中から、百鬼乙女のライブの模様をお届けしたい。
百鬼乙女
ライブが鬼楽しいアイドルユニットの百鬼乙女。この日も、メンバーたちは、最初から感情のボリュームをフルテンにしながらライブをスタート。フロア中からも、熱いMIX声が飛び交う。
冒頭を飾った『コールダメゼッタイ』が始まった時点で、メンバーらは、舞台の上を左へ右へと駆けながら、全身全霊沸き立つパワーを元気玉に変え、ボンボンとフロア中にぶつけてきた。2人とは思えない超ハイテンションのライブだ。その勢いに負けずと、フロアからも熱いコールが飛び交っていたのも印象的。2人とも、思いきり足を上げながらダンシング。テンション高い歌声とパフォーマンスに触れていると、一緒に高みを目指さずにいれない。
ちょっぴり甘いモードで始まった『ユメノカタチ』でも、カラフルな音が弾けだしたとたん、2人は声を弾ませ歌っていた。とてもメロくエモい歌を魅力にした楽曲のように、2人の歌に心惹かれながらも、その元気な姿を見ていると、やっぱし気持ちが騒ぎだす。場内のあちこちから終始熱い声が上がっていたのも、2人にハートを燃えたぎらせるパワーを降り注がれていたからに違いない。間奏では、フロアから熱い熱い口上も飛び出す。『ユメノカタチ』はエモい楽曲のように、2人の明るさへ導かれるまま気持ちを騒がせながらも、胸の内に響くその歌声をしっかりと受け止めていた。そんな風に心を染め上げてくれたのも嬉しい。それにしてもファンの方々、ずーっと叫びっぱなしじゃないか!!
この日の百鬼乙女は2人編成。でも、そんなことを思わせないところも百鬼乙女らしさ。『叶えてよ恋』でも、冒頭からファンたちが全力でMIXをぶつければ、2人も最初からテンションMAX状態のまま、見ている人たちのハートを愛らしい姿で次々落としてゆく。彼女たちが淡い乙女の恋心を歌っても、2人にグイグイせまられた気分になれる。だから彼女たちとの距離をもっともっと縮たくなって、熱情した声をメンバーにぶつけてしまうわけだ。2人も、恋が叶うようにと願いながら歌うのだが、その様に触れていると、恋心を抱いてドキドキしている観客たちさえも糧にしながら、みずからをキラキラ輝かせてゆくようにも見えていた。
最後に百鬼乙女は、ハイパー炸裂した『ようこそ鬼ヶ島』を通して、超絶エモい歌声をぶつけてきた。真っ赤に熱を上げた2人の歌声へ触れていると、自然と気分も鬼盛り上がる。彼女たちは、この場にいる人たちを、強烈に祭りあがった宴を魅力にしている鬼ケ島というパラダイスへ連れだし、ずっと一緒に踊り続けようと、熱情した誘いをかけていた。途中には、メンバーみずからガチ恋口上も述べ、楽しさに楽しさを二乗‥いや、三乗や四乗するくらいの勢いで鬼祭り上がっていた。触れた人たちを無条件に楽しいへ巻き込む、このパワーこそ百鬼乙女らしさなのは間違いない。
PHOTO:大野裕太
TEXT:長澤智典