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7人は思いきり今を、青春を、アイドルを謳歌していた。本気で今を輝かせているからこそ、とても煌めいていた。 「Galpo! Live Show Vol.20」ライブレポート 1461日のクレシドラ編
2月22日(水)、秋葉原パームスを舞台に「Galpo! Live Show Vol.20」が行われた。出演したのが、emiu/未ダ、君ヲ推セズ。/Lycoris Radiata/wqwq/たまプリ/きみとのワンダーランド/RURUDiA/1461日のクレシドラ/ミルフェリーチェ。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
ここでは、1461日のクレシドラのライブの模様をお届けします。
1461日のクレシドラ
「現役大学生限定、最長4年制アイドル」グループとして活動中の1461日のクレシドラ。この日は2月22日=猫の日ということで、メンバーみんな猫耳姿。まずは、その姿に胸がキュンと鳴った。
ライブは、カレッジライフを謳歌するメンバーたちの気持ちや日常を等身大に描いた『BG』から幕を開けた。一人一人が、自分の日々の生活や心模様と歌詞に綴られた思いを重ねだす。いろんな夢を勝ち取っるために、私たちは今、この舞台の上で輝いている。そんな、自分の生き方を謳歌するように歌っていた。何時か訪れる卒業という運命も重ね合わせたうえで、限られた日々の中で活動をしている自分たちだからこその思いを、7人は歌声に乗せていた。
「よろしくお願いしますにゃん」の甘えた声に、ニヤニヤしてしまった。夜のハイウェイを走るようなアーバンシティポップ調の『お願いCronos』でも彼女たちは、一度きりの人生を後悔なく謳歌しようと、自分の胸にも言い聞かせるように歌っていた。音楽に乗せ、7人がファンタジックな夢の世界へドライブしてゆく姿が、とても眩しい。彼女たちは成りたい自分の姿を歌の世界に重ねあわせ、後悔しない人生を一緒に描こうと、目の前にいる仲間たちへ向けて声をかけていた。ときに等身大な気持ちで、ときに少し背伸びした夢みる乙女になり、今しか描けない物語を7人は楽しめば、限られた中で輝く軌跡を「時間を超えて」一緒に描き続けようと、目の前にいる人たちに向けて誘いかけていた。
「いつまでもこの日々が続くように祈っても」という言葉にちょっぴりセンチになってしまうのも、メンバーたちが大学を卒業するのと同時に、このグループを卒業する姿に思いを重ねてしまうから?!メンバー一人一人が歌を繫いでいたように、この曲で彼女たち一人一人の声の魅力を味わえたのが嬉しかった。7人は、限られた時の中で活動しているのを知っている。だからこそ一つ一つのライブに、輝く軌跡となる姿を後悔のないようにと描きだす。この日にあわせ、『恋のISLM分析』の歌詞を「恋はにゃんにゃんにゃんのように」とアレンジして歌う様も見せていた。一つ一つが限りのある景色。だからこそ彼女たちは、一つ一つの景色に忘れたくない思い出を刻んでいた。
1461日のクレシドラのライブの最後といえば、やはり『運命Fantasic』だ。マーチングビートに乗せ、輝く青春という道を、7人は胸を弾ませ、ときに舞台の上で胸をキュンとときめかせて飛び跳ねながら、観ている一人一人の心のフォルダにロマンティックな景色を焼きつけてゆく。ほんと、眩しいね。7人は思いきり今を、青春を、アイドルを謳歌していた。本気で今を輝かせているからこそ、その姿がとても煌めいて見えていた。
PHOTO:菊島明梨
TEXT:長澤智典