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2022.07.01
no Filter

no Filterが青春してゆく姿を、夢中になりながら一緒に追いかけていた。 「Galpo! Live Show Vol.11」no Filterライブレポート

 6月26日(日)、六本木SEL OCTAGONを舞台に「Galpo! Live Show Vol.11」 を「1部/2部公演」として開催。1部に出演したのが、Chase Chase/日曜日のアプレミディ/no Filter/ROASRIO+CROSS/夢∞NITY。2部に出演したのは、ROSARIO+CROSS/no Filter/emiu/岡本美歌/プラティエ。
 この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
 ここでは第1部に出演したno Filterのライブの模様をお届けします。                   


no Filter


 静岡から遠征でやってきたno Filter。彼女たちは冒頭からテンション高い姿で、フロア中の人たちを煽りだす。その元気につられ、気持ちも高ぶりだしていた。

 「みなさん手拍子をお願いします」の声を合図に歌いだしたのが、『Can’t Stop 恋愛信号』。とても爽やかで愛らしい、歌謡アイドルソング。ちょっとレトロな歌を平成や令和の音のフレイバーで包み込んだことで、親しみやすくもフレッシュさを覚えていた。メンバーらは10代の子たちのように、みずみずしい。その子たちが、王道な歌謡スタイルを見せてゆく面もno Filterの魅力として見えてきたところ。同時に、プロデューサー近藤薫らしい色や匂いも楽曲に強く感じていた。

  次に披露したのが、「築地銀だこ」の公式応援ソングの『たこ焼きのうた-明日もがんばろう!-』。たこ焼きをテーマに、その中へ家族の絆や幸せを描きだすなど、さりげなく人間模様を見せてゆく。「たこ焼き」を通して、日々の幸せを投影。「丸い丸い丸いまん丸な幸せ」という歌の中から、素敵な家族の風景が見えてきたのも嬉しかった。途中、メンバーらがたこ焼きをフロアへ投げ込む振りもしてゆく場面があったことも報告しておこう。

  続く『ありがとうマシンガン』では、恋にときめく初な乙女の気持ちを、6人はカラッと明るく歌いだす。恋にときめく女の子は、どんな困難や逆境さえも弾き飛ばす無敵な心を身につけている。だからこそ、ときに大胆にせまる姿を見せてゆく。ちょっと初な心模様を覗かせながらも、それでも心を大胆にせまる様に乙女の青春模様を覚えていた。フロア中の人たちも、彼女たちが青春してゆく姿を夢中になりながら一緒に追いかけていた。

 次に歌ったのが、『純情ってなんですか?』。メンバーたちが「純情って何ですか」と歌いかける声に、心がグッと惹かれた。無邪気な笑顔を浮かべて歌う姿も、眩しい青春模様をライブの中へ描きだすno Filterらしさだが、胸に秘めた乙女の心模様を告白するように歌う姿にも、気持ちは素直に惹かれてゆく。少し切なさを抱いた彼女たちの歌声が一つに重なり合ったとき、胸がキュッと疼いた。そのセンチな気持ちも含め、いろんな感情を真っ直ぐに届けてゆくno Filterの姿に、強く心が惹かれていた。

  最後にno Filterは、デビュー曲の『先輩、どこ行くんですか?』を歌唱。この歌でも、彼女たちは恋に恋する乙女になり、ときめく気持ちを次々とお腹へ詰め込みながら、全身がドキドキで満たされるようなライブを見せてくれた。天真爛漫なライブ姿を見ていると、自然と笑顔と元気と、何よりときめきをチャージしていける。それが最高に嬉しいじゃない。これからの活躍に期待したくなるグループだ。



LIVE


PHOTO:菊島明梨
TEXT:長澤智典
 

■no Filter
https://miuzic.jp/entertainment/artist/no_filter/
 

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