FEATURE

2021.12.24
マジカル・パンチライン

多彩な楽曲で魅せたマジカル・パンチライン。14歳を迎えた宇佐美空来へのバースデーサプライズも。 Galpo! Live Show Vol.3 第三部 マジカル・パンチライン編

 第三部のトリを担うのは、今年で結成5周年を迎えたマジカル・パンチライン。彼女たちの世界観を表した壮大なSEが流れ、これから始まるライブへの期待感が高まる中、新曲「カルミア」の衣装で登場したメンバー。ネイビー×ピンクのファンタジックなテイストが可愛い。

リーダー兼プロデューサーを務める沖口優奈の「初めての方も楽しんでいってください!」という真っすぐなメッセージから始まったのは、疾走感溢れる王道アイドルソングの「Shiny Shoes」。キラキラしたメロディーを歌う彼女たちも、曲に負けないくらい強く輝いている。片足をぴょんと曲げたり、膝を内側に入れてポーズをとったりと、まるでお人形のような可愛い振り付けが多いこの曲は、甘いキャンディボイスとドーリーフェイスが魅力の吉澤悠華にぴったり。天真爛漫でイキイキとした表情が魅力の山本花奈も、長い手足を存分に活かしたダンスでステージを華やかに彩っていく。サビでフロアを指さすメンバーに合わせて、観客たちはペンライトを差し出し、スタートから一体感を生み出した。

 「Spot light」では、クールでエモーショナルなパフォーマンスを披露。先ほどとは打って変わって、かっこいいマジカル・パンチラインが姿を現す。沖口のパワフルな歌声が良いスパイスとなり、ステージをガンガン盛り上げていく。落ちサビを歌うのは、最年少の宇佐美空来。どこか初々しい雰囲気を残しつつも、群を抜いた歌唱力を見せつけ、既に歌姫のような圧倒的な存在感を発揮していた。続いてライブ映えする爽やかな「渚のサーフライダー」が始まると、会場のテンションは右肩上がり。ステージから伝わってくる熱量に、自然と観客たちの身体も動き出す。すさまじい透明感と大人っぽい雰囲気を持つ益田珠希も、笑顔全開のパフォーマンスを見せ、観客たちを虜にしていた。

 MCを挟み、「これから、私!」へ。<大丈夫きっと上手くいくよ><まだまだまだまだこれからだから>と、優しく背中を押してくれるような歌詞に胸がいっぱいになる。顔を見合わせたりふざけ合ったりと、仲睦まじいメンバーのやりとりも微笑ましく、会場はあたたかな雰囲気に包みこまれた。そんな空気を変えたのは、「名もなきヒーロー」。ギターサウンドがかっこいいロックテイストなこの曲では、再び激しいパフォーマンスが繰り広げられ、ステージから飛び出てしまうのではないかと心配になるくらいの勢いで踊るメンバー。彼女たちに負けじと、観客たちも色とりどりのペンライトを激しく振り、その熱量を伝える。

 会場のテンションがピークに達したところで、ラストの「ONE」へ。すると、様々な色がカラフルに光っていたフロアのペンライトが、一気に青一色に染まる。そう、これは12月8日に14歳の誕生日を迎えた宇佐美への生誕サプライズだ。驚きながらも、目を輝かせて喜ぶ宇佐美。晴れわたる青空のようなフロアを見つめながら、そのお礼として伸びやかな歌声を存分に響かせた。

 バラエティ豊かな楽曲で、新体制となったメンバーの魅力を余すことなく見せつけたマジカル・パンチライン。彼女たちのライブでしか味わえない多幸感は、いつまでも胸に余韻を残していた。


TEXT:南明歩


LIVE


セットリスト
Shiny Shoes
Spot light
渚のサーフライダー
これから、私!
名もなきヒーロー
ONE


マジカル・パンチライン SNS
https://twitter.com/MAGiPUNofficial
http://magipun.com/


【12/29 Galpo!Live Showイベント情報】
https://ch.nicovideo.jp/galpoliveshow/blomaga/ar2068594
 

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