FEATURE

2023.01.13

マジカル・パンチライン

GALPO! LIVE SHOW Vol.18 ～1周年記念特別LIVE～」マジカル・パンチラインライブレポート!

12月18日(日)、イケシブ（IKEBE SHIBUYA）イベントスペースを舞台に「Galpo! Live Show Vol.18～1周年記念特別LIVE」が行われた。この日は、イベント開催の1周年を記念し、無料招待制で実施。出演したのが、マジカル・パンチライン/いちぜん！/YORISOERUの3組。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。

マジカル・パンチライン

　イベントのトリを飾ったのが、マジカル・パンチライン。いきなり自己紹介から始まるのも、嬉しい意外性だ。まずは、「GALPO! LIVE SHOW」へ出演した思い出話を語っていた。
　そのうえで最初に披露したのが、宇佐美空来が奏でるウクレレの演奏に乗せ、それぞれが歌のバトンをまわせば、5人の綺麗なハーモニーも響かせた『キラハピ』。アコースティック&ハーモニーというスタイルで披露したことで、メンバー一人一人の歌声の表情や、綺麗なハーモニーワークをたっぷりと楽しめた。みんな、とても色鮮やかな、気持ちが前を向いた歌声を届けていた。いつもは華やかなサウンドに乗せて、気持ちを明るく解き放つように歌っている。もちろん、この日もそうだ。でも装い（サウンド）の服を脱いだとたん、こんなにもキラキラとした5人の歌声をいつも以上に色濃く味わえるなんて、すごく得した気分だ。

マジ１

ﾏｼﾞ４　

ライブは、ウクレレ1本の演奏というアコースティックなスタイルで進んでゆく。続く『ぱーりーないと!!』も、ドキドキとした気持ちを、5人は心をときめかせ歌っていた。歌声だけで楽曲を引っ張る形で届けたことで、改めて5人の歌声が、とても豊かな色と深みを持っていることを実感。一緒に歌をかけあい、互いに気持ちをアゲてゆく様や、5人がときめいた気持ちを一つに重ねあわせ、歌声だけで楽曲にカラフルな色をつけてゆく姿をたっぷりと味わえるライブだ。宇佐美空来の弾くウクレレの演奏と５人の歌声が綺麗に重なり合い、温かい曲世界を作り出す様にも、心地好さを覚えていた。

ﾏｼﾞ２

ﾏｼﾞ３　

続く『これから、私！』からは、いつものようにオケを用いて歌唱。ただしこの曲でも、オケの音を抑え目に、5人の歌声が楽曲を引っ張る形で進行していた。ここまで、5人の歌声の魅力をどっぷりと味わえるとは。後半、ラテンのリズムに身を預け「オーイエー!!」と声を張り上げ、観客たちと一緒に大きく手を振りながら心地好い一体感も作り上げていた。

淡く優しい音色に乗せ、彼女たちは、胸に抱いた思いのひと言ひと言を大切に届けるように『ずっと...』を歌っていた。椅子に座り、心地好く身体を揺らしながら、そのうえで、会場にいる人たちや配信で観ている一人一人の心へしっかり届けるように、ずっとずっと歌い続ける５人の強い意志と信念を美しいハーモニーに変え、一人一人の胸に響かせてくれた。終盤、大きく手を振り歌う姿へ思いを寄り添えるように、会場中の人たちも大きく手を振りながら5人と思いを重ね合わせていた。

マジ５

ﾏｼﾞ５　

ﾏﾏｼﾞ６　

『今日がまだ蒼くても』からは、いつものライブスタイルへ。でもこの日は、熱狂を生み出すよりも、深い思いを記した曲を軸に据えて届けてくれたのも嬉しい。触れた一人一人の心を、気持ちを一つにした5人の歌声と音楽で揺らしていく。歌声に心がときめいてゆくのは、とても素敵なこと。歌声が持つ無限の力と魅力を、彼女たちに教えてもらえた気分だ。

最後に彼女たちは、この空間に眩しき煌めきを降り注ぐように『Shiny Shoes』を届けてくれた。思わずステップを踏みたくなる軽快に弾けた楽曲の登場に、フロア中の人たちも身体を揺らせば、メンバーの振りに合わせ、大きく腕を振り上げ、互いを指差しあっていた。5人の弾けた眩しい姿にときめいた気持ちが大きく膨らんでいたのか、気がついたら靴音を鳴らすように身体を揺らし、くしゃくしゃの笑顔を浮かべ、一緒に踊り、はしゃいでいた。マジカル・パンチラインのかけてくれた歌声の魔法に、ずっと心がときめいていた。

ﾏｼﾞ７