FEATURE
一体化したこの空気が堪らなく刺激的だ。一緒の熱風を巻き起こしながら、この会場を情熱的なCOLOR'zの色で染め上げてしまいたい。 第三部 「Galpo! Live Show」 COLOR'z編
アイドル・ガールズポップ&ロック専門情報サイト「ガルポ!」が送る、新しいライブイベント/番組「Galpo! Live Show」。毎シーズンごと、番組を担う3つのグループがレギュラーで出演。スペースエモ池袋を舞台にしたイベントでは「2マン形式」で3部構成のライブを。イケシブ イケベシブヤ一階イベントスペースで行なうイベントでは、「対バン形式」で3部構成のライブを開催。その模様を、毎回「ニコニコ動画」で生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したすべてのライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見られる内容になっている。
同ライブ番組/イベントの第一シーズンのレギュラーとして出演するのが、HOT DOG CAT・STELLABEATS・Fragrant Driveの3組。このたび第ニ回目のイベントが、11月27日(土)にイケシブ イケベシブヤ一階イベントスペースを舞台に3部構成で行われた。ここでは、COLOR'zのライブの模様をお届けします。
COLOR'z
第三部のトリを飾ったのが、COLOR'z。さすが百戦錬磨のグループだけに、冒頭を飾った「ナノカメ」から彼女たちは、スリリングな楽曲の上で、力強く情熱的な姿を見せてきた。熱を抱いた激しい楽曲へ、メンバーたちはエモーショナルな歌声を注ぎ込み、触れた人たちの気持ちを熱情した色に染めてゆく。心地好い緊張感を覚えながらも胸が熱く騒ぐのは、COLOR'zというグループ自体が、つねにエモいパワーを振りまいてゆくからだ。彼女たちの動きに合わせ、一緒に高く腕を振り上げたい。
わちゃわちゃと、でも昂る気持ちを熱く熱く沸き立てるように「ダイアローグ」が飛び出した。フロア中の人たちが熱い手拍子をメンバーたちへぶつけてゆく。彼女たちの歌声は、暗い闇を照らす輝きに満ちている。闇をすべて吹き飛ばす力を持っている。なんて凛々しい姿だ。彼女たち自身が、自分たちの気持ちを奮い立てるように楽曲を歌っていた。みずからの感情を鼓舞しながら、高まる想いをフロアにいる人たちと共有し、一緒に明日を輝きで照らす光になろうとしていた。
「わたしを探してよ」とCOLOR'zは高らかに「カタルシス」を歌いだした。情熱的な幕開けから、楽曲は切ない心模様へ転調。揺れ動く感情を、彼女たちは美しく転調し続ける楽曲へ重ねながら歌っていた。曲が表情を変えるたびに、彼女たちのエモーショナルな歌声にも、いろんなカラフルな想いの色が塗り重なりだす。胸の内から沸き立つ気持ちを吐き出すのではなく、想いを願い求めるように彼女たちは伝えてゆく。だから、切なさを抱いた彼女たちの歌声に強く惹かれていく。
ライブは止まることなく「Dear you」へ。COLOR'zのライブは、人が心に抱え持ついろんな揺れる心模様を歌という形を通し具現化しては,その想いを増幅させてゆく。「Dear you」でも、ちょっとチャーミングな面も見せながら、彼女たちは晴れた歌声に乗せ、前を向いた想いを届けてきた。視界が一気に晴れてきたように、この歌が、彼女の歌声が、曇った心の陰りを一気に吹き飛ばし、眩しい世界へ連れだしてくれた。彼女たちの勢いに導かれるまま、何時しか心を眩しく輝かせていた。
メンバーがタオルを手にした。最後にCOLOR'zは、「Never say Never」を力いっぱい歌い踊りだした。沸き立つエナジーをすべてこの舞台の上へ置いていく強い意志と気合を込めながら、彼女たちは手にしたタオルをくるくると振り回し、熱情した想いを胸に高らかに歌っていた。フロア中でもそれそれが腕を高く振り上げ、タオルやサイリウム、拳などをくるくるまわしていた。一体化したこの空気が堪らなく刺激的だ。一緒に熱風を巻き起こしながら、この会場を情熱的なCOLOR'zの色で染め上げてしまいたい。いや、熱狂する観客たちを見ていたら、十分染まっていたなという実感を覚えていた。
COLOR'zは来年1月にミニアルバムを発売する。その内容が、とても気になってきた。
TEXT:長澤智典
COLOR’z SNS
https://twitter.com/COLORz_OFFICIAL
http://color-z.jp/
セットリスト
「ナノカメ」
「ダイアローグ」
「カタルシス」
「Dear you」
「Never say Never」
12月12日(日)Galpo! Live Show Vol.3 チケット好評発売中!
https://www.galpo.info/news/3943