FEATURE
レイドロイド新体制ワンマン ライブレポート -レイドロ新たな始まりの日は輝く未来への一歩だった-
2021年3月31日、レイドロイド にとってこの日は、新しい未来を見据えた出発地点となった。
3月19日に「グー・Z・ネムリ」の加入が発表され、新体制、新衣装、新曲の発表の場となった「池袋 SOUND PEACE」には、多くのファンが詰めかけた。
新体制でのステージが待ち遠いしと感じる空気の中、聞き馴染みのないイントロが流れる。そして、6人はスッとステージに降り立つ。そう、いきなり新曲「プラネットニューワールド」からライブが始まる!!
普通は初めてづくしのステージに緊張するはずが、そんなものは微塵も感じさせない。この1年間たくさんのステージを乗り越えてきた彼女たちは、変な気負いはなく極めて"いつもどおり"を感じさせる。レイドロイドらしいフューチャーポップの中に、爽やかさを織り交ぜた新曲は、今ここから新しく始まる世界を感じさせる。その歌詞に呼応するように、今までよりもさらに、力強さを感じさせるダンスに乗せて「宿命の重力引き離せ 決断の今日から奇跡起こせ」と歌うと会場の熱気を一気の盛り上げる。息つく間もなく「パラレルドライブ」へ、新衣装は、未来感を残しつつ、メンバーカラーがハッキリとした色で入りキュートな印象が強くなる。デザインが一人づつ異なり、彼女たちの持つ個性を表しているようだ。
デビューワンマンライブを経て、2ndワンマンライブはデビューから半年後、1年後、そして1年半後へと延期を余儀なくされている彼女たち、ガルポ!としてもデビューワンマンライブぶりのライブを見ることになるが、デビュー当時からレイドロイドの完成度には驚かされたが、今こうして目の前にすると、宇宙速度にも負けないくらい駆け抜けてきたことを感じる。
ワ・I・リミナは、圧倒的声量と歌唱力は健在だが全てにおいて柔軟性が増しており、声を揺らすときのトーンがとても気持ちよくなっている。サンゴ・X・アオリは、変わらぬキュートさを振りまくがあの頃よりも身体の動きがしなやかで且つ伸びやかに感じる。ミニマ・U・マユカは、表情の豊かさがさらに増し、少しつま先立ちして氷上を滑るように踊るダンスは彼女ならではだろう。ハート・A・カレンは、あの頃よりも周りへの気配りを意識し、グループへ想いをさらに感じる。そして歌声が一つ抜きん出たものを感じ美しくも丁寧に歌を遠くへ飛ばしているようだ。
テクテ・K・クロナは、まだ加入数ヶ月とは思えないほど馴染んでおり、彼女のポテンシャルの高さを感じる。常に笑顔で、その微笑みで客席と会話をしているようだ。グー・Z・ネムリは、とにかく一所懸命だ。今はまだ付いていく気持ちが大きいだろうが、そんな姿は見せないように食らいついていくくらいの気概を彼女からは感じる。
個性も得意なことも異なる6人は、ひとり一人はそれぞれ際立っているのだが、少し俯瞰してみるとステージ上は、その6つ色はキレイにまとまって見えるから面白い。それこそが今のレイドロイドの魅力なんだろう。
さらにさらにライブを盛り上げるように「カンジョウストリーム」「カワイイ イン ザ フューチャー」と、振り付けも特徴的な楽曲たちが続き、客席も体を動かしながらステージと気持ちを寄り添わせていくと、デビューから1年を経たからこそ見せられる、彼女たちの振り幅を表現するように「パラドックスベツセカイ」へ。未来感を残しつつ、エモーショナルなセカイへ誘うように、鼓動をリズムに変えて、声を合わせる。ミディアムバラードに乗せての繊細な表現は、今とこれからのレイドロイドだからできることだろう。震えた声も悲しみも全部超えていく。と会場の外のずっとそのさらに上まで届くように歌い上げる。
後半戦に入るとさらに怒涛のセットリストで畳み掛ける「エレクトロピアディストピア」から「リリフレイン」へと、ステージを右へ左へと客席を煽るように歌い踊る。MCでは、それぞれの衣装について語り、「リーインカーネーション」からラストスパートへ、ここまでほぼノンストップで歌い続けてきているのだ、体力的にはかなりキツい時だろうが、ステージを楽しむことに終始しておりそんな雰囲気は少しも感じない。むしろ楽しみの方が大きいと感じるくらいだ。レイドロイドの代表曲といってもいい「キンダンノカタオモイ」のイントロとともに、笑顔で輝きが増し客席のボルテージが上がるとともに、彼女たちは、もっと盛り上がれるでしょ?と言わんばかりにさらに歌いこなす。機械仕掛けの人形のようなキュートさで歌っていたかと思うと「レンアイロジック」では、隠しきれない恋心を見事に表現するように感情をあらわにしながら歌う、その心緒の緩急に、ステージの6人に惹かれていくのがわかる。
最後は、新曲「プラネットニューワールド」をもう一度歌いきり、レイドロイドの新しい出発点を締めくくった。
次なる目標は、7月に開催される新宿BLAZEでの2ndワンマンライブ。数ヶ月後に立つ大舞台には、一つ一つ着実に積み上げてきている彼女たちが光り輝く姿が、早くも目に浮かんだ。
<セットリスト>
01.プラネットニューワールド
02.パラレルドライブ
03.ハピタブルゾーン
04.カンジョウストリーム
05.カワイイ イン ザ フューチャー
06.トーキョーゼロ グラビティ
07.パラドックスベツセカイ
08.エレクトロピアディストピア
09.リリフレイン
10.リーインカーネーション
11.キンダンノカタオモイ
12.レンアイロジック
13.プラネットニューワールド
写真・取材・文:もりたはぢめ
<インフォメーション>
レイドロイド『山手線miniツアー』@渋谷駅
日程:2021年4月16日(金)
会場:渋谷Milky Way
時間:OPEN 18:00/START 18:40
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
出演:レイドロイド/なんキニ!/OA.点染テンセイ少女。
レイドロイド「山手線miniツアー」@原宿駅
日程:4月20日(火)
会場:青山RizM
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
時間:OPEN 18:00 /START 18:40
出演:レイドロイド/SAY-LA/OA.GANGDEMIC
レイドロイド「山手線miniツアー」@新宿駅
日程:4月28日(水)
会場:新宿MARZ
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
時間:OPEN 17:45 /START 18:20
出演:レイドロイド/パピプペポは難しい/モノクロテレビジョン/OA.GANGDEMIC
レイドロイド「山手線miniツアー」@池袋駅
日程:5月3日(月祝)
会場:池袋SOUND PEACE
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
時間:夜帯
出演:レイドロイド/INFIY∞/ゑんら/OA.GANGDEMIC
レイドロイド「山手線miniツアー」@大塚駅
日程:5月14日(金)
会場:大塚Deepa
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
時間:OPEN 18:45/START19:25
出演:レイドロイド/神薙ラビッツ/ソラネルカンパニー/OA.GANGDEMIC
レイドロイド「山手線miniツアー」@巣鴨駅
日程:5月21日(金)
会場:ライブハウス獅子王
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
時間:OPEN 18:00/START 18:40
出演:レイドロイド/エラバレシ/OA.点染テンセイ少女。
レイドロイド「山手線miniツアー」@秋葉原
日程:6月18日(金)
めいどりーみんオフ会
レイドロイド「山手線miniツアー」@目黒駅
日程:6月24日(木)
会場:目黒鹿鳴館
料金:前売り¥2,000/当日¥2,500
時間:OPEN 18:45 / START 19:25
出演:レイドロイド/alma/JAPANARIZM/OA.点染テンセイ少女。
レイドロイド「山手線miniツアー」@恵比寿
日程:6月30日(水)
会場:代官山SPACE ODD
出演:レイドロイド/夢みるアドレセンス/MyDearDarlin'
レイドロイド 単独公演
「トワイライトホープ」
日程:7月29日(木)
会場:新宿BLAZE
レイドロイド
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