Speak emo
(大きく手を広げて)今ではもうここからここまでぐらいに大きく広がったのがこの3年間の成長だな、と
本当に10年ぐらい一緒にいるので、もうこの関係が終わったら終わりって、そういう気持ちでやっています(KOUMI)
――3人ってちょっと不思議な関係ですよね。
RUUNA:そうですね(笑)。
――ね。ていうか、初めて取材をさせていただいた時におっしゃっていましたが、皆さん普段お家にいる時はそんなに一緒にご飯食べたりしない、って。なんか3人でご飯に行かれることがすごい珍しかったんじゃないですか? その当時は。。
RUUNA:そうですね。まあ、今もなんですけど(笑)。仕事帰りにはスタッフさんとかも含めてよく行くんですよ。でも、3人だけで改まって行くっていうのはほとんどなくて。私とMIMORIは高校の同級生なんで、プライベートでも2人でご飯に行ったりはするんですけど、KOUMIは基本的に独りが好きなので独りで行動することが多くて。
――そうですよね。その取材をさせていただいた時、ブログか何かで、KOUMIさんご飯に誘ったら来た!ってことが“大事件”みたいに書かれていたのを憶えてます。
MIMORI:珍しいです。もう独りが本当好きなので。それがKOUMIらしくて、そんなところが私もRUUNAさんも大好きなんですよ。それがすごく居心地が良くて。でも最近は「たまには3人で食べるのもすごい楽しいね」っていうふうに思ってますけどね。
RUUNA:意見交換をする場というか「最近これがすごいんだよね。どう思う?」みたいなので、聴かせたり見せたり。で「どう思う?」っていうのを自然な感じでやれるようになってきました。打ち合わせもチーム全体としても会議室でかっちりすることはあまりなくて、レコーディング終わりのご飯を食べながら「次はこうしたい」「この曲どう?」って感じでするので、そんなに改まってはしないんですけどね…。でも、3人の仲って何なんでしょうね。自分たちでも不思議なんですけど、皆正反対の位置にいるんで。
MIMORI:なんかクラスにいたら絶対同じグループにならないと思います。
RUUNA:仲良くならないタイプですね。
MIMORI:同じ教室にいても絶対違うところにいるっていう。
――お二人は同じ高校だとおっしゃってましたが、実際高校の時は?。
RUUNA& MIMORI:実際違いました。
MIMORI:同じ高校で同じクラスで、席もほぼ隣だったんですけど。
RUUNA:一緒にいるお友達が違う。
――お友達じゃなかった???
MIMORI:全然違います。
RUUNA:私とMIMORIが正反対の位置にいて、KOUMIが間にいるって感じですね。喧嘩をするのはここ2人だけ。KOUMIとはしないんですよ。私ともMIMORIとも。なんかでも、全員が誰の味方をするわけでもないですし、誰につくとかもないですし。本当に「1対1対1」の対等な関係なので。友達でも家族でもないんですけど、唯一無二の存在というか、特別な位置にいる存在ですね。
――仕事場でも家に帰っても一緒にいるわけですから、そういった個人主義を保つことが大切なのかもしれないですね。
RUUNA:あまりルールとかそういうのを口に出して決めたわけじゃないんですけど、そこはちゃんと線があるというか…。でも、そんな中でも「この人とじゃなきゃ自分の夢は叶えられない」というか「この人だからやっぱり同じものを目指して一緒に仕事をしたい」と思う存在というか。“仕事”って言っちゃうとちょっとドライ過ぎるかもしれないですけど、でも本当に「この人と何かやっていきたいと思える」というか、そういう関係ですね。
――どうですか? KOUMIさんは、こういう言葉を聞いて。
KOUMI:いや、もちろんそうですね。
RUUNA:本当に?
KOUMI:本当に10年ぐらい一緒にいるので、もうこの関係が終わったら終わりって、そういう気持ちでやっています。
――なるほどね。じゃあ、ちょっと変なことお聞きしますけど、例えば「メンバーをもう1人補充する」とかっていうのはやはり考えられないことですか?
KOUMI:ないですね。
RUUNA:そうですね。入る方が大変だと思います。
MIMORI:その子が一番のストレスを感じちゃうと思いますね。私たちはそれほど抵抗ないかもしれないですけど。あと名前が変わっちゃうかもしれないので(笑)。
RUUNA:そこ? たぶんこの中に入るってなかなか難しいと思います。出会ってからもう10年一緒にやってきているので。
――10年ですもんね。
RUUNA:そうですね。仙台の事務所で出会って、みんな小学校高学年とかぐらいからやってきているんで。なので、言いたいことははっきり言うしみたいな感じなんですけど。でも本当に一番「一緒に笑いたい」って思える人ですね。同じ気持ちで苦労を重ねてきたので、やはり一緒に笑い合いたいですし、みんな幸せになって欲しいです(笑)。だからいつも「結婚式には呼んでね」って言うんです。でもKOUMIは「呼ばない」って言うんです。「なんで!?」っていつも言ってるんですよ(笑)。
MIMORI:まあ、ネタとしてなんですけどね。
RUUNA:で、KOUMIのお母さんが「メンバー呼びなさい」みたいな(笑)。
――いや、それは呼ぶでしょ(笑)。
RUUNA:いつもネタでやっているだけなんですけどね。
MIMORI:本当に呼んでくれる?
KOUMI:考えとく(笑)。
――(笑)。例えばライブのMCの時でも、ベタベタに仲良いわけじゃなくて、ちょっとイジり合ったり、ちょっとしたズレみたいなのをネタにしたりしますよね。今みたいな“ネタ”を。
KOUMI:それが普通に言える環境なので。友達じゃないですし、いい距離感にあるので。その辺は家族みたいな感じです。
RUUNA:嫌われるとかもないですね。もう、全くない。
MIMORI:好かれようとして何かをやるとかもないですし。
RUUNA:でも、人としては尊敬する部分もあるからこそ、ずっとやれているのかなっていうのはありますね。
――羨ましいですね。そういう言える人がいるっていうのは。なかなかいないですよ。
RUUNA:ホントそれが自分たちの財産なのかなって思いますね。
MIMORI:3人とも「これしかない」って感じなので、これからも3人で頑張っていこうと思います。
callme 商品情報
Hello No Buddy
発売日:2018年3月7日
[Type-A](CD+DVD) ¥3,200(税込)
[Type-B](CD+BD) ¥3,900(税込)
[Type-C](CD Only) ¥1,000(税込)