Speak emo
5年間のつりビットが見せられるライブです。新しいこともやります。
いろいろアイドルの楽しさを知りました。今はちょっと言わないですけど(笑)(小西)
――つりビットは今年5周年を迎えられます。
一同:はい。
――でも皆さん、まだまだフレッシュですよね。
安藤:スタートが子供すぎたんだよね。小6、中1とかだった。
聞間:確かに。
――多感な時期をつりビットとして過ごされたわけですね。
安藤:青春を捧げましたからね。
――で、どんな5年でしたか?
竹内:なんかでもいろいろありました。外から見ると、ずっとなごやかっていうか、平和な感じだなって思われていると思うんですけど…。メンバーも変わっていなくて、いい意味で“何もない”5年間だったので…。結構その中でもいろいろあったんですよ。でも、それを乗り越えてみんな成長しました。やっぱり中学から高校、大学まで行ってるメンバーもいますが、青春というか多感な時期をみんなと一緒に過ごしてきたので、心境の変化もあったり、みんな大人になってきたり、ステップアップできたり、って色んなことを感じることができた5年間かなって思いますね。
――いやぁ、17歳とは思えない、しっかりした発言ですね。
長谷川:素晴らしい!
竹内:いやいや、そんなそんな。
安藤:もう言うことないです。
竹内:もう、みんなちょろいですよ、こんなこと言うの。「これ、私言おうと思ってたんだけど」みたいな感じですよ。
長谷川:もう言うこと何もないです。
竹内:他の人にも聞いてください。どうぞ、どうぞ。
――では、竹内さんを越えるお答えを(笑)。
安藤:一言で言うと、本当に早かったって思いますね。本当に青春時代をアイドルに捧げて生きてきたので、私たちの中では、失うものも多かったんじゃないかなと思うんですけど、その分楽しんでますし、ファンの皆さんから温かい声をたくさんいただいているので…。ファンの皆さん、本当に優しい方ばかりで、本当に温かい言葉いただいているので、くじけたり挫折するようなことがなく、やってこれた5年間だったな、と思います。越えました???
――バッチリです! では、長谷川さん。
長谷川:そうですね。他のアイドルさんって結構、先輩がいるというか、同じ事務所やレーベルで先にデビューしているアイドルさんがいて、その先輩たちの姿を見て自分たちも活動してると思うんですけど、つりビットはつりビットだけなので、お手本となる方もいなくて、ステージでどうしたらいいかとか教えてくれる方もいなくて…。もう自分たちで肌で感じて、こうした方がいいんじゃないかっていうのをどんどん考えて、みんなで共有して、ってやってきたので、5年間それでみんなで一緒に成長できたのかなと思っています。教えてくれる方がいなかった分、本当に自分たちが考えることも多かったし、だからそのおかげで本当にここまで成長できたし、この5人で変わらずに続けられているのかなって思います。
――良い答えですね。また違ったアングルから答えられていて。
長谷川:被っちゃったらいけないかなと思って(笑)。
聞間:えー。私、すごい下がるよ。レベルがすごい下がるよ。なんだろう。この5年間どんなっていう?すごいみんなと被るんだけど、どうしよう。
――被らないでください!(笑)
聞間:どうしよう! なんだろうな…。被っちゃいけないの???
長谷川:彩ちゃんが思う5年間!
聞間:う~ん、なんか5年前、つりビット始める前からみんな同じ事務所なんですけど、それぞれでモデルのお仕事とかしていて、そこからつりビットのオーディションを受けたんですね。まさかその時は本当にアイドルになるなんて思ってもいなくて…。「アイドルになりたい」っていう夢は昔からあったので、このお仕事の話を聞いたときはすごくうれしくって。でも、最初の頃はアイドルがどういうものかよく分かんなくて、アイドルは歌って踊るだけのものだ、って自分の中では思ってたんですけど、実際は握手会とかもあるし、あとお客さんを盛り上げることだったりとか、楽しませることがとても大事で。そういうのが全く分からない状態で始めて、もう本当に全然慣れなくて、私…。今でも全然成長できていないんですけど。なので……。あ~言葉がまとまらない。あの~、そうですね~。今、こうやってできて幸せです(笑)。
――(笑)。最初モデルとして事務所に入られたんですね?
聞間:みんなそれぞれモデルのお仕事を今の事務所でずっとしてました。
――でもアイドルになりたかったと。
聞間:そうですね。幼稚園の頃からアイドルになるのが夢で。「モーニング娘。」さんがすごい好きで。アルバムとかもいろいろ持ってました。
――さあ、では小西さん行きましょう。
小西:いや~、私、正直すごい大変だったんですよ。小学生からやっていたので、友達がいなくなったりとかもしましたし…。
――ちょっとそれはあれですか? 暗い話ですか???
小西:いや、違います違います。でもそのおかげで、アイドルの楽しさが分かるようになりましたし、もうほんと今ではこの5人じゃないと無理だなって思いますから。「メンバーの変動とかどう思いますか?」とかよく聞かれるんですけど、でも、やっぱり私はこのメンバーじゃなくなったら悲しいんで。メンバー同士の絆もすごく深まったし、あとスタッフさんもずっと同じ方がやってくださっていて、私たちのことをよく分かってくださっている方々なので。だから、私たちがどうしたら輝けるとかもすごく考えてくださってるんですよ。なので、いろいろアイドルの楽しさを知りました。今はちょっと言わないですけど(笑)。どういうところが楽しいんですかとか、言わないですけど(笑)。
――なんで言わないんですか?(笑)
小西:やっぱり言っちゃうと、なんかあれかなって思って。自分の心に秘めておきたい感じがあります(笑)。
――なんか巧いですね。最年少ですよね?
小西:最年少です。
――思わせぶりなところが巧いです(笑)。
小西:(笑)。でも本当に、1人の人間としても成長できた5年だなって。私、めっちゃ子供で。本当に。みんな結構大人だったんですよ。竹内さんとか特に(笑)。中1でもう既に大人な方だったので。やっぱりサブリーダーなんで仕切ってくれたりとか。
竹内:初めて言われた! サブリーダーって。
小西:いろいろ仕切ってくれます。
長谷川:リーダーがこんなんだから、代わりになって(笑)。
小西:私、何も分からなかったんですけど、みんな大人でいろいろ教えてくれました。本当に成長できましたね。
――今は逆に、一番大人っぽい感じがしますよね。
小西:めっちゃ言われるんですよ、それ。
――ですよね。
長谷川:落ち着いているじゃないですか、しゃべりが。だから。
小西:たぶんみんなが…
長谷川:みんなが?
小西:みんなが…
長谷川:こんなんだから?
小西:(小声で)うるさいから。
――アハハハ。なんかいろいろと巧いですね。大人への配慮も忘れず、感謝も忘れず、思わせぶりな発言もあり(笑)。
長谷川:素晴らしい。
――素晴らしい答えです、本当に。
小西:(長谷川の声真似をして)素晴らしい。
聞間:(長谷川の声真似をして)素晴らしい。
竹内:そういうとこ!
安藤:そういうとこな。
――(笑)。ところで、他のグループさんをインタビューすると、本当にずっと幼いころから、たぶん皆さんと同じような形で、ずっと一緒にいて、もう家族以上にツーカーの仲で、何考えているかも分かるみたいなことをおっしゃるグループもいれば、一方で、グループだからやっているけど、クラスで一緒だったら絶対友達にならない、っていう方々もいて。
安藤:あ、みんな言ってる!
長谷川:それ、めっちゃ言ってます。
――え? じゃあ皆さんは“友達にならない派”ですか?
長谷川:私たちそうだよね。
聞間:えー、分かんない。
竹内:どうだろうな。
聞間:なんか想像できない。
安藤:でもよく言うのは、(自分と竹内を指差して)ここだよね。
竹内:まぁ話さないですね。
一同:(爆笑)
安藤:ぜ~ったい話さないです。
――えー、そうなんですか?!!
安藤:私、結構クラスのいろんな子にいっぱい話し掛けるタイプなんですけど、たぶんナツには絶対に話し掛けないです。
聞間:私もナツに話し掛けるの、たぶんすごい時間かかると思う。
竹内:結構怖がられるんですよ。第一印象が。性格キツそうだよねって。だから、結構勇気がいるのかもしれないですね。
安藤:1回仲良くなっちゃえば、かけがえのない友達になるタイプだと思うんですけど。
――なんか色んなハードルが高そうな感じはあるかもしれないですね。
竹内:そうですかね?
安藤:ガードが固そうな。
――センスとか良くないと近づけない感、みたいな。
安藤:アーティスト感強い。
小西:杏優は絶対近づいちゃうわ。
竹内:私も杏優はいけそうな感じがするんですよね。合いそうっていうか。一緒にいそうな。
――皆さん一枚岩で仲が良いっていうより、こことここはこうで、こことここは…みたいな。
小西:5人はね~。
竹内:絶対無理!
長谷川:ここはね。
竹内:バラバラだと思います。
――これ、ちょっと書けないですかね(笑)。
安藤:いえ、全然いいですよ。
竹内:でも、やっぱり5年も一緒にいると、全部を受け入れて友達同士って感じじゃなくなっちゃうじゃないですか。これは仕事なので、友達関係と仕事とは全然違うと思うんですよ。
小西:もう好きとか嫌いとかないですね。
竹内:仲間みたいな感じだね。友達っていうより。
長谷川:友達とかじゃない。
聞間:うん。
竹内:一定の距離は保ってるし、今がたぶん一番居心地がいいし、でもなんでも話せるし、やっぱり一番相談するし、っていう感じですね。
――みなさん大人ですね。
竹内:結構大人です。考え方とか。
安藤:LINE全然しないよね。
竹内:無駄なLINEとかマジで全然しないです。
聞間:しないね。
小西:一緒に遊びに行ったりとかはするんですよ。
長谷川:するよね。
――:遊びに行ったりはすると。
安藤:仕事の前に時間があれば、じゃない?
長谷川:そうだね。
安藤:プライベートでも集まろうと思えばすぐ集まったりするんですけど。でも1人行けなかったら絶対行かないよね。
竹内:4人だとね。
聞間:3人とかだったら行くけど、4人はね。
安藤:4人は行かない。
竹内:喧嘩とか全くしないんですけど、ただそのしない理由は、本当にみんながそれぞれ干渉しすぎてないからじゃないかと思います。
――じゃあ、例えば2人でいたりする時、気を遣って喋ったりとかは全然必要なくて?
竹内:喋んないよね。
安藤:あ~絶対ないです。
竹内:喋んないし、寝る人は寝るし、みたいな。喋る人は1人で喋っているし、みたいな。
長谷川:1人で喋ってる(笑)。
――アハハ(笑)。
長谷川:距離感がすごい心地いいよね。ホントに。
竹内:今のこの関係が一番いいのかな、って思いますね。
――だんだんそうなってきたって感じですか?
一同:そうですね。
安藤:気付いたらこうなっていました。
竹内:時を経て。
小西:最初、ちゃんあやは、ちょっと人見知り発揮してたよね。
聞間:だいぶ発揮してた。
小西:全然喋らなくて、この子は。すごい静かな子で、あまり群れたりするの嫌な子なのかな、って最初は思ってたんですけど、どんどんちゃんあやの心が開いていって、扉が開きました。
竹内:今じゃね、開放的だね。開放的なちゃんあやですよ。
聞間:私にとっては居心地いい。
長谷川:開放しすぎて(笑)。
つりビット 商品情報
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発売日:2018年3月7日
価格:1,599円(税込)
RPK-1066/1067
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発売日:2018年3月7日
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