Speak emo

2019.06.14
MELLOW MELLOW

お互いに“ぶつけ合ってる感”があったので、あの感覚は忘れないようにしたいなって思いました

3/6ページ
私たちが登場した時からもう“ケンカ”なんですよ(SENA)

――いただいた資料に「ストリートカルチャーを融合した次世代ダンスボーカルユニット」とあるんですが…。

一同:フフフフ(笑)。

MAMI:それもなんか。

――これも付けられた???(笑)

SENA:もう、いつもなんか痛いとこ突いてくるぅ~。「ヴィンテージソウル」に続いて(笑)。

――皆さん、ストリートカルチャーにはもう造形が深くて…???

SENA:いや…。

MAMI:でもKENさんが関わってくださってから、わりとそっち寄りになってそういうか…。そういうキャッチフレーズというかコンセプトが付いたんだと思いますが…。なかなかいないじゃないですか。こんなガッツリ踊るアイドルって。

――「みんなで一緒に可愛い振り付けを」って感じではないですよね。

MAMI:私たちはいろんなものを踊ってますから。

SENA:そうですね。アイドルさんとかは、お客さんと一緒に出来る簡単な振りをサビに入れたりとか、掛け声を入れやすくしたりとか、そういうのがあると思うんですが、私たちのダンスって、それとは結構違っていて。あくまで曲に合わせて振りを付けていただいているというか。でもKENさんはサビに「ここみんなが真似してくれたら面白いかもね」みたいな感じで簡単な振りもポンッて入れてくれたりするので、いろいろ混ざってて面白いなって思います。

――なるほど。アイドルさんの場合、「みんなで一緒にやって楽しもう」というのを念頭に、振付もキャッチーで真似しやすいように作りますが、皆さんの場合、曲ありきで、それを一番輝かせるためには難しい振付も厭わず…。そして、それをバッチリ完成させて、お客さんに対しては「ついて来い!」って感じで打ち出して、で、お客さんも反応して付いてくる人も出てきた、って感じですかね。ある意味、その感覚は稲毛で掴んだみたいなところがあるかもしれないですよね。

SENA:そうですね。

――なるほど。じゃあそれが“ストリート”なんでしょうか???

MAMI:どうなんですかね???

――僕は最近ストリートとは全く無縁なので、どんなものか教えてください!ストリートカルチャーって今どんな感じなんですか?

MAMI:ストリート…?

SENA:なんかストリートって聞くと、私的にはちょっと懐かしい感じがします。

――懐かしい感じですか?

SENA:90年代みたいな。

HINA:確かに。

――あぁ、今の人は、って言うとなんか年寄りくさいですが(笑)、ストリートって感覚はないんですかね?それこそ90年代とか、渋谷のストリートカルチャーとかストリートファッションみたいものがあった気がしますが、今はそんな感じでもないんでしょうか…。

MAMI:今はちょっと違う気もしますね。

HINA:何かわかんないですね、今は。

――ねえ。街に繰り出すのはハロウィンの時だけ、みたいな(笑)。

一同:(笑)

――でも、あれですよね。SENAさんは“ストリート”というより“街”って感じですよね。

SENA:街?

――街。

SENA:街???

――はい。“街のチンピラ”みたいな感じです(笑)。

SENA:ちょっと!待ってくださいよ!ちょっと待って!!

一同:(笑)

――最近すごい格好してるじゃないですか(笑)

SENA:もう!(笑)どうしてそんなこと言うんですか!!!

――でも、ご自分でも言ってませんでした?

SENA:よく言われるので。じゃあもういいかなって(笑)。

――だって、ツイートをチェックしてるんですが、以前大阪で…

SENA:あぁー!

――茶屋町のタワーレコードさんでイベントをやられて。

MAMI:柄柄の服の時だ。

SENA:ああ、そうだ。そうだそうだ。

――あれはどういう“意味”なんですか?

SENA:意味(笑)。いや、別になんか…。あの上の服が着たくて、で、あの下の服も着たかったので、一緒に着たっていうだけなんですけど(笑)。

――なんでしゃがんで写真撮ったんですか?(笑)

SENA:柄柄でなんかチンピラっぽいから、しゃがんでそれなりに撮っとこうかな、みたいな(笑)。

――はい。そこら辺にすごい“ストリート”感がありますよね。

SENA:そうなんですか???

――あ、違う。“街”感が。ああいう恰好で、肩で風切って街を歩いてみたりとか(笑)。

SENA:やだ(笑)。なんかやだ(笑)。

――(笑)。でもどうですか?お二人はそういうファッションを見て。

MAMI:いや、でも…。

HINA:カッコいいですね。

SENA:うわ、嘘だ(笑)。

HINA:自分を表現してる感じがカッコいいなって思います。

MAMI:なんか自分だったら出来ないことをやってる、っていうか…。

――(笑)

SENA:ちょっと、なんかやだそれ(笑)。なんかやなんだけど。

MAMI:ディスりたくはないんですけど(笑)。

SENA:「私には出来ない」みたいな?(笑)

MAMI:自分のやりたいように出来る精神って強いなって思います。周りの目とか気にするじゃないですか、やっぱ今時。

SENA:今時(笑)。

――じゃあSENAさんは気にしてないってことですね?(笑)

MAMI:いや、なんか…。自分のやりたいことが出来るっていうのは、やりたいようにやるっていう精神が強いってことなので、羨ましいなって思います。

SENA:MAMIちゃんも着たらいいやん。柄柄で。

――ねえ、着てみたら…。

MAMI:着ないですけどね。

HINA:「あ、これかわいいけど着れないな」とかあるので。

SENA:いや、でもそんなの私にもありますよ。ありますあります。

HINA:「派手すぎて無理だな」とかあるので。

SENA:「これかわいすぎて私着れないな」って服だってあります、私も。はい。

――SENAさんは「かわいすぎて」の方ですよね。

HINA:アハハ(笑)。

SENA:ちょっと違うなんか(笑)。

――普段からずっとああいう格好なんですか?

SENA:まぁ、そうですね。

――街ファッション???

SENA:街ファッション?(笑)。そうですね。でも派手な色とか柄物も好きですし。だいぶ違うと思いますね。でも3人とも着る服の傾向が違うので。

――お二人はどんな感じなんですか?HINAさんはお嬢様ファッションですよね?

SENA:お嬢ファッションだよね?

MAMI:そうだね。お嬢だ。

HINA:でもカジュアルなのが好きですよ。ダボッとしたトレーナー1枚とか。

――トレーナーにジーンズとかって、かえってお嬢さんっぽいですよね。そういうものが着れちゃうのが。

HINA:えーそうなんですか?

SENA:なんかさらっと着る感じ。

――そう。さらっと着る感じ。“外国育ち”みたいな。

SENA:そうそう!Tシャツにジーンズみたいな。外国人みたい。

HINA:ちょっと憧れですね、そういうの。

SENA:帰国子女感ありますよね。

――MAMIさんはどうなんですか?

SENA:MAMIちゃんはピンクが似合う。

MAMI:私、レースとか花柄とかが好きなんですよ。

SENA:なんか花柄が似合う女子ってほんとに羨ましくない?

HINA:私、花柄着るとちょっとおばさんみたいになっちゃうんですよね…。

SENA:え、嘘。似合うじゃん。

HINA:なんか歳いって見えちゃうので、最近避けるようにしてます。

SENA:そんなことないよ!そんなことない!

――でも、ホントに三者三様ですよね。ところでHINAさん。名古屋のストリートっていうのはどんな感じなんですか???

HINA:えっ?名古屋のストリートってなんですか?(笑)

――そうか。お嬢様だからストリートなんて行かないんですよね。

SENA:あぁ~。

MAMI:そうか。

HINA:いや、道は歩きますよ、もちろん。

――歩きますか(笑)。

SENA:(笑)。街に出る?ちゃんと自分の足で歩いてる?

HINA:自分で歩いてる!

――(笑)。名古屋は今何が流行ってるんですか?

HINA:流行り?

――はい。

HINA:流行りはわからないです。東京と一緒な気がしますが…。

――一緒ですか???

HINA:あぁ~、でも東京より地味だと思いますね。東京に来ると結構奇抜な人が多いですけど、名古屋はみんな同じような格好して歩いているような…。ロングスカート流行ったらみんな花柄のロングスカート穿いてるみたいな。

MAMI:へぇー。

HINA:私から見ると原宿や渋谷って目立つ人が多いと思うんですが、名古屋にそんな目立つ人はいないですね。

――この間すっごい久しぶりに原宿に行ったんすけど…。原宿とか行かれます?

一同:行きます。

――外国の方が多いですよね。

SENA:めっちゃ多いです。

MAMI:最近多い。

SENA:ホント「日本か、ここは?」ってなりますよね。ほんとに。

――そうですよね。でもそこで、チンピラファッションを(笑)。

SENA:いゃ~(笑)。でも意外と原宿だと目立たないですよ、チンピラ。目立たないです。すごいファッションの方が多いので。

HINA:たぶんSENAちゃんが名古屋に来たらすごい目立つと思います。

SENA:(笑)。私はあの格好で地元に帰ったらホントに目立つと思う。ちょっと気を付けたいですね、そこは。

――絡まれたりとか?

SENA:いや、絡まれない!(笑)平和な県なんで。大丈夫です。

――(笑)。あまりそっち方面ばっかりでイジると、ちょっと変なイメージが付くかもしれないので、これぐらいに…(笑)。でも、その路線でもう一歩だけ攻めさせていただきたいのですが(笑)。SENAさんのツイッターをチェックしていると「お客さんとの相乗効果で、めちゃくちゃポップでアツいライブが出来る」ってツイートされてましたよね、少し前に。

SENA:はい…。ああ、はい。

――ライブに関して「ケンカ売り合ってる」みたいなことを書かれていました(笑)。

SENA:でもホントにそうなんです!最近のライブハウスとかでのライブって、私たちが登場した時からもう“ケンカ”なんですよ。

――ケンカなんですね!(笑)

SENA:なんか向こうも「マジで今日は盛り上げてやるからな」みたいな感じと、私たちも「いや今日はマジで行くからな」みたいな感じなので。ケンカだよね?

HINA:ケンカ???

MAMI:ケンカとは思ってないですけど(笑)。

――アハハ(笑)。

MAMI:ケンカと思ってるのはこの方だけです。

SENA:ケンカを売り合う精神で行ってるんですよ、私は。

――なんか街のチンピラがストリートでケンカしてるみたいな(笑)。それが“ストリート感”なんですね!(笑)

SENA:いやいやいや(笑)。

MAMI:まあでも、そういう気持ちを持ってる人がいるから強いんだとは思いますけどね。ファンの方とのコミュニケーションって大事だなって。普通に喋るコミュニケーションというより、歌とかノリのコミュニケーションが大事で。それがケンカなんでしょうね。この人にとっては(笑)。

――たぶん皆さんの頭の中にあるイメージは一致していると思うんですが、それをお二人は“コミュニケーション”と表現して、SENAさんは“ケンカ”と表現しているわけですね。

一同:ハハハハ(笑)

――で、SENAさんは“マジ”でやるわけですよね?

SENA:マジでやりますよ!

――“本気”と書いて“マジ”、でやるわけですよね?

SENA:そうです(笑)。

取材・文
石川真男

MELLOW MELLOW ライブ情報

『MELLOW MELLOW LIVE TOUR 2019 -Dear My Star-』

●2019 年 6 月 16 日 (日)
開場時間 18:30 / 開演時間 19:00
名古屋RAD HALL

●2019 年 6 月 23 日 (日)
開場時間 / 18:00 開演時間 / 18:30
会場 大阪アメリカ村 BEYOND

●2019 年 6 月 28 日 (金)
MELLOW MELLOW / さんみゅ~
開場時間 / 17:30 開演時間 / 18:00
TSUTAYA O-WEST


<LIVE EVENT>

●2019 年 7 月 21 日 (日)
SEKIGAHARA IDOL WARS 2019 ~関ケ原唄姫合戦~
LIVE 2019 年 7 月 21 日 (日)
開場08:30/開演09:30
桃配運動公園(岐阜県不破郡関ケ原町野上1673-11)
チケット販売 https://l-tike.com/order/?gLcode=48000

●2019年8月2日(金)・3日(土)・4日(日)
TOKYO IDOL FESTIVAL 2019
お台場・青海周辺エリア

MELLOW MELLOW 商品情報

MELLOW MELLOW 3rdシングル 4月10日リリース

「Dear My Star」

初回盤

初回盤 ¥1,852+税
TECI-659(DVD:TEBI-20541)
M1:Dear My Star
M2:Hit Me Love
M3:Trap or Love
M4: Tagatameni


通常盤A

通常盤A 定価:¥1,111+税
TECI-660
M1:Dear My Star
M2:Hit Me Love


通常盤B

通常盤B 定価:¥1,111+税
TECI-661
M1:Dear My Star
M3:Trap or Love

PROFILE

PROFILE
MELLOW MELLOW
SENA、MAMI、HINAによる3人組ダンスヴォーカルユニット「MELLOWMELLOW」!2017年12月6日に「ガールズアワー」をリリース。2018年6月20日に「マジックランデブー」にてメジャーデビュー。2018年12月19日リリース「君にタップ」よりコレオグラファーにKEN(exDAPUMP)氏を起用。今までのガーリーな世界観から、新旧のストリートカルチャーを感じるパフォーマンスに、ファンも釘付け!今作「DearMyStar」では、より磨きのかかったダンスに加え、魅惑的でクールなハートフルヴォイス、ユーズド感をミックスしたアートワークなど、枠にとらわれない表現を続け目が離せない存在に! miniTIF出演や、石ノ森章太郎「ARTTOYFES.」アンバサダーなどもつとめ、活躍の場を広げている。
SENA

12月25日生まれ。鹿児島出身。身長148cm。B 型。ユニット最年少ながら、抜群の歌唱力と、 ソウルフルなハートで見る者を魅了している。
@niihara_sena

MAMI

6 月 30 日生まれ。大阪府出身。身長149.8cm。アイドルが大好き。ユニットの中では不思議キャラだが、 実は一番の頑張り屋さん。特技はドラム(練習中?)。
@noda_mami_

HINA

1月 24日生まれ。愛知県出身。身長149cm。優しい歌声とは裏腹に、キレのあるダンスと アクロバットが得意な天然キャラ。日本けん玉協会公認の「けん玉ガール」の一面を持つ。
@mm_hina0124

公式サイト: https://mellowmellow.jp/