Speak emo

2019.06.14
MELLOW MELLOW

お互いに“ぶつけ合ってる感”があったので、あの感覚は忘れないようにしたいなって思いました

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MELLOW MELLOWがいよいよ“仕上がって”きた。

昨年10月に稲毛海浜公園で行われた校庭カメラガールドライ主催『PLAYGROUND MUSIC FESTIVAL』では、自分たちの理想とするライブの“在り方”を掴み、パフォーマーとして開眼。同年12月にリリースされたシングル「君にタップ」では、元DA PUMPのKENをコリオグラファーとして迎え、その本格的なダンスをさらに激しく、さらにシャープにステップアップ。また、校庭カメラガールドライ、lyrical school、MIGMA SHELTER、CYNHNといった個性溢れる面々との対バンでしのぎを削り、自身も数多のリリース・イベントなどを行うなどして研鑽を積んできた。

そして今年4月にリリースした最新シングル「Dear My Star」。フィロソフィーのダンスや寺嶋由芙などを手掛け、MELLOW MELLOWとはインディーズ・デビュー時からの付き合いである宮野弦士が作曲した表題曲「Dear My Star」は、昨今の80’s~90’sファンク/ディスコ・リバイバルを俯瞰するかのような視座で、新旧サウンドを巧みに織り交ぜながらポップに仕上げたダンス・ナンバー。久保田利伸や三浦大知らを手掛けるMANABOONと、安室奈美恵や少女時代らの楽曲制作に携わるAKIRAとの共作「Hit Me Love」は、あたかもティンバランドやロドニー・ジャーキンスがプロデュースしたかのようなバウンシーなヒップホップ・ソウル。家入レオやKis-My-Ft2らの楽曲制作に携わるる栗原暁(Jazzin’park)と、嵐や私立恵比寿中学校らを手掛ける前田佑とが共作した「Trap or Love」は、ジャネット・ジャクソンの名盤『リズム・ネイション1814』に収録されていてもおかしくないような本格派ニュー・ジャック・スウィング。そして、『サイボーグ009』主題歌「誰がために」をエレクトロ風味に再構築した「Tagatameni」。いずれも、急成長するMELLOW MELLOWの表現の幅を一層広げる、表情豊かな楽曲である。

そして今、彼女たちは仙台、名古屋、大阪を回る全国ツアーを始めたばかり。この充実した楽曲群をいかにライブで自分たちの表現へと昇華させるのか。オーディエンスとの“本気(マジ)”な勝負に挑むSENA、MAMI、HINAの3人にお話を伺った。

自分もちょっとやり過ぎかもと思うぐらい限度を超えてやりました(HINA)

――昨年10月27日に行われた稲毛海浜公園でのライブが「大きな転機になった」といった発言をされていましたが…。

SENA:そうですね。稲毛海浜公園のライブでは「MELLOW MELLOWのライブってこうやって楽しんで欲しいんだな」っていうことを私たち自身が気付いた日だと思います。

――お二人はどうですか?

MAMI:あのライブを通して、ファンの方とのライブ中の関わり方とか、盛り上がり方とか、盛り上げ方とか、そういったことが分かりました。自分たちも「こういうパフォーマンスがしていきたいな」っていうのも見つかったと思います。

HINA:私も一緒で、ホントにあのライブで「自分たちはこういうライブがしたい」「ファンの方もこういうふうに盛り上がってくれたらいいな」っていうのが分かりました。

――僕も拝見しましたが、いろんなファンの方々、皆さんのファンはもちろん、他のグループのファンもいらっしゃって、たくさんの方々が前方に来て、大きく身体を揺らしながらノッているのが印象的でした。

SENA:私たちの音楽、私たちの歌声やダンスで、観てる人たちが揺れてたり、楽しそうな顔をしてる、っていうことが“コミュニケーション”になってるんだなって思いました。

MAMI:自分の好きな時に好きなように動いて、楽しそうに笑顔になったり…。私たちが歌って踊るのを観て自然と体が動いてる、っていう感じが伝わってきたので、そういうのを見るとこちらも「自分の歌をもっと届けたいな」っていう気持ちになって、お互い良いものをぶつけ合ってる感覚が芽生えて…。そういうものをこれからもどんどん大きくしていって、もっと良いものを作っていきたいなって思いました。

HINA:はい。私も同じなんですけど。

――同じでもお訊きしますよ(笑)。

HINA:はい(笑)。私たちの音楽が好きで、それに合わせて一緒に盛り上がってくれる。それが気持ちいいというか…。私たちの曲を聴いて、パフォーマンスを観て、身体が勝手に動いてるっていう、そういうところがいいなって思いました。

――そういう感覚ってあの時が初めてでしたか?

SENA:3人共があんなに感じたのは多分初めてだったと思います。

MAMI:そうだね。

――確かに、皆さんかなり高揚していたのは見受けられました。

SENA:そうですね。

――皆さんのお客さん煽りもすごかったですよね。

MAMI:野外だし、開放的になっていたので。

HINA:ステージが大きかったっていうのもあったと思います。

――それは、もうステージに出てきた時から?

SENA:そうですね。登場した時から、客席の方からただならぬ熱気みたいなものを感じて。

MAMI:あった。

SENA:それを受けて、私たちも最初からドーンって感じで攻めたので。

――なるほど。

SENA:結構興奮してましたね。

――みんな昼間っから飲んでたからなんじゃないですかね?(笑)

SENA:皆さんがね。

――はい。お客さんが(笑)。

MAMI:確かに。

SENA:それもあるかもしれません(笑)。

――でも、野外ってことで、ちょっとフェス感というか、まあ、実際コウテカさんのフェスだったわけですが、そういう「自分を解放して楽しもう」みたいな雰囲気はありましたよね。

SENA:そうですね。

――その時、皆さんのパフォーマンスも変わりましたか?

SENA:お客さんの反応とか盛り上がり方と、私たちのテンションとが一致した時の“瞬間の高まり”のようなものはありましたね。

MAMI:そうですね。稲毛より前も何度もライブをさせていただいてたんですが、あの時は自分たちの音楽をすごい爆音で鳴らしていただいて、自分たちも大きく歌って、で、お客さんも私たちも「楽しい」っていう感情が一番に出てきてて…。お互いに“ぶつけ合ってる感”がホントにあったので、あの感覚は忘れないようにしたいなって思いました。

HINA:あの時ホント楽しすぎて。結構緊張もしていて、怖いなっていう気持ちもあったんですが、楽しさの方が勝って…。飛ばし過ぎて、もうヘトヘトになってましたね。「これぐらいやっていいんだ」って思いました。

――あの時、ストッパーが外れたみたいな感じだったんですね。

HINA:お客さんのテンションもすごかったので、自分もちょっとやり過ぎかもと思うぐらい限度を超えてやりました。もう終わった後はヘトヘトで、今までで一番体力がヤバかったです(笑)。

――稲毛から約半年経っていますが、その後も変わりましたよね?あの後、ダンスがすごく激しくなったなっていう印象があるんですが、「君にタップ」あたりからですよね?

SENA:そうですね。「君にタップ」から結構ダンスを踊るようになって…。それまではキャッチーな振りとか、かわいい感じの振りが多かったんですが、「君にタップ」からはガッツリ踊ってるって感じですね。

――元DA PUMPのKENさんが振付されてるんですよね?

一同:はい。

――やっぱりそこから変わったと。

MAMI:そうですね。一気にシフトチェンジしたって感じです。

――あんなに激しいダンス。しんどくないですか???(笑)

MAMI:最初はやはり…。なんかいきなりステップが多くなったり、振り数も多くなったりしましたし、初めてやるジャンルのダンスもあったのでちょっと不安もありましたし、いきなり色んなダンスに取り組んだので、体力面とかでも心配な部分はあったんですけど…。KENさんにいろいろ教えていただいて、今はもうライブでもがっつり踊れるようになりました。そういうダンスも見て欲しいなって思います。

HINA:ホント最初は体力的にもきつくて…。でも慣れてきて、今はもうひたすら楽しいって感じです。

取材・文
石川真男

MELLOW MELLOW ライブ情報

『MELLOW MELLOW LIVE TOUR 2019 -Dear My Star-』

●2019 年 6 月 16 日 (日)
開場時間 18:30 / 開演時間 19:00
名古屋RAD HALL

●2019 年 6 月 23 日 (日)
開場時間 / 18:00 開演時間 / 18:30
会場 大阪アメリカ村 BEYOND

●2019 年 6 月 28 日 (金)
MELLOW MELLOW / さんみゅ~
開場時間 / 17:30 開演時間 / 18:00
TSUTAYA O-WEST


<LIVE EVENT>

●2019 年 7 月 21 日 (日)
SEKIGAHARA IDOL WARS 2019 ~関ケ原唄姫合戦~
LIVE 2019 年 7 月 21 日 (日)
開場08:30/開演09:30
桃配運動公園(岐阜県不破郡関ケ原町野上1673-11)
チケット販売 https://l-tike.com/order/?gLcode=48000

●2019年8月2日(金)・3日(土)・4日(日)
TOKYO IDOL FESTIVAL 2019
お台場・青海周辺エリア

MELLOW MELLOW 商品情報

MELLOW MELLOW 3rdシングル 4月10日リリース

「Dear My Star」

初回盤

初回盤 ¥1,852+税
TECI-659(DVD:TEBI-20541)
M1:Dear My Star
M2:Hit Me Love
M3:Trap or Love
M4: Tagatameni


通常盤A

通常盤A 定価:¥1,111+税
TECI-660
M1:Dear My Star
M2:Hit Me Love


通常盤B

通常盤B 定価:¥1,111+税
TECI-661
M1:Dear My Star
M3:Trap or Love

PROFILE

PROFILE
MELLOW MELLOW
SENA、MAMI、HINAによる3人組ダンスヴォーカルユニット「MELLOWMELLOW」!2017年12月6日に「ガールズアワー」をリリース。2018年6月20日に「マジックランデブー」にてメジャーデビュー。2018年12月19日リリース「君にタップ」よりコレオグラファーにKEN(exDAPUMP)氏を起用。今までのガーリーな世界観から、新旧のストリートカルチャーを感じるパフォーマンスに、ファンも釘付け!今作「DearMyStar」では、より磨きのかかったダンスに加え、魅惑的でクールなハートフルヴォイス、ユーズド感をミックスしたアートワークなど、枠にとらわれない表現を続け目が離せない存在に! miniTIF出演や、石ノ森章太郎「ARTTOYFES.」アンバサダーなどもつとめ、活躍の場を広げている。
SENA

12月25日生まれ。鹿児島出身。身長148cm。B 型。ユニット最年少ながら、抜群の歌唱力と、 ソウルフルなハートで見る者を魅了している。
@niihara_sena

MAMI

6 月 30 日生まれ。大阪府出身。身長149.8cm。アイドルが大好き。ユニットの中では不思議キャラだが、 実は一番の頑張り屋さん。特技はドラム(練習中?)。
@noda_mami_

HINA

1月 24日生まれ。愛知県出身。身長149cm。優しい歌声とは裏腹に、キレのあるダンスと アクロバットが得意な天然キャラ。日本けん玉協会公認の「けん玉ガール」の一面を持つ。
@mm_hina0124

公式サイト: https://mellowmellow.jp/