Speak emo

2018.12.10
Devil ANTHEM.

「たくさん苦労しました」と書いてくださるとうれしいです(笑)

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色っぽい表情でライブを頑張りたいなと思います(KURUMI.)

――では、最新シングル『えっとねれみしー』について、いきましょう。まずはざっくりとお聞きしますけど、ニューシングルどうですか?

KURUMI.:(AKIRA.に向かって)どうですか?

AKIRA.:(隣のAIRI.に向かって)どうですか?

KURUMI.:いや、言えや(笑)。

AKIRA.:えっとですね…。表題曲の「えっとねれみしー」は、恋心っていうの?

KURUMI.:うん。

AKIRA.:恋する女の子みたいな歌詞じゃないですか。あまり私自身恋をしたことがないんですけど。

――“あまり”ないんですか???

AKIRA.:あんまりない(笑)。

KURUMI.:「あんまり」って言っちゃダメ(笑)。

AIRI.:片思いも恋だから。大丈夫?

AKIRA.:片思いもないんですよね。片思いもホントになくて。でも歌詞をバーッと見ていると「わかるかもしれない」というところがあったり。片思いしたことないのに、なんか「あー」みたいに納得する歌詞が結構あって。カップリングの「STARLIGHT CIRCUS」はサーカス感がすばらしい感じで。「Only Your Angel」は……私たち基本はサビを全員で歌ってるんですけど、「Only Your Angel」はサビにソロパートがあるんです。そういう新しいものがドンドン、ドンって。

KURUMI.:擬音しかないんだ(笑)。

KAEDE.:ドーンな。

――いろいろな新しい試みがあるわけですよね。

AKIRA.:いろんな新しいことが入ってて。今回のシングルは結構面白いんじゃないかなって思います。

――KAEDE.さん、いかがですか?

KAEDE.:私は「えっとねれみしー」が一番好きで、聴いた時に「お!」と思って。私ずっと、切ない系の恋の曲をデビアンで歌いたかったんです。好きなアイドルさんにそういう曲があって「いいな」と思ってたので。今回この曲をいただいて「やった!」って思いました。歌詞を読んだらすごく可愛くて、ファンの方も切ない系の方が好きっていう人が多くて…。これは人を選ばずみんな好きになってくれるんじゃないかなと思いました。

――他の方はどうですか?

YUME.:「えっとねれみしー」はすごい可愛らしい曲で、「STARLIGHT CIRCUS」は盛り上がる曲で、「Only Your Angel」はカッコイイ曲で。それぞれジャンルが違うので、聴いていてすごく楽しめるんじゃないかなと思います。

――AIRI.さんは?

AIRI.:私、さっきも言ったように「STARLIGHT CIRCUS」がすごい好きで。自分的には、既にライブで何回かやってるんですが、すごいテンションが上がって乗れちゃう曲なんですよ。振り付けも可愛らしくて。サビとかは音程が高かったりするんですけど…。レコーディングの時に「ミステリアスに歌って」って言われて…。「曲をこういうふうな歌い方にして欲しい」とか注文をいただいたのが初めてだったんです。もっと曲をよくしていきたいなという思いが強くなりました。カッコよく歌いたいなと思います。

――結構この曲に思い入れがある感じですね。

AIRI.:好きですね。歌ってて気持ちいいいです。

――では、KURUMI.さん。

KURUMI.:そうですね。カップリングの「Only Your Angel」なんですけど、この曲は「えっとねれみしー」と同じく恋愛ソングではあるんですけど、「Only Your Angel」の方がすごく色っぽくて、女性っぽい感じなんです。私が歌っているところなんですが、3つ目のBメロに「ねえ君も今同じ気持ちならば わたしをほら早くぎゅっとぎゅっと抱いて」という部分があって…。私たちの歌詞の中でこういうの初めてなんですよ。「ぎゅっと抱いて」とか「止めようとしてもダメ 加速する想い」とか。すごく色っぽくて、聴いているこっちがドキドキしてしまうような歌詞で、その部分の歌割をいただいたんですけど…。Bメロが3つあって、全部私が歌わせてもらってるんですが、歌詞も違いますし歌詞を見ていてちょっと物語が進んでいるんです。なので、Bメロひとつひとつを「どんどんストーリーが進んでいってるな」って感じ取ってもらえるように歌いたいですね。色っぽい歌詞もあるので、色っぽい表情でライブを頑張りたいなと思います。

――なるほど。同じBメロでも繰り返すごとにというか、2番目3番目で表現が違うわけですね。

KURUMI.:そうです。だんだん色っぽくしていきます!

――では、1曲ずつもう少しお聞きしていいですか? まずは「えっとねれみしー」ですが、面白いタイトルですよね。

AIRI.:ひらがなです。

――「えっとねれみしー」って、どういう意味と捉えていますか?

KURUMI.:「えっとねれみしー」の「れみしー」は、英語の「let me see」です。昨日だっけ、「let me see」を日本語訳にしたら「そうねえ」だったんですよ。「えっとねえ、そうねえ」って感じなんですけど、私たちも「すごいなこの曲」と思いました。

AIRI.:直訳が難しいですよね。相槌的な「うーんと」みたいな。

――そうですよね。「えっとね」と「れみしー」とが同じ意味ですよね。それをつなげたという感じだと思います。

AIRI.:「えっとね、えっとね」ですか。

――「let me see」というと、確かに「そうねえ」と訳してもいいですし、「えっとね」でもいいですし、「う~ん」でもいいですし。とにかく、何かを言う前に考えを巡らせているというか、そういう状況の時に「hmm, let me see~」と言って、ある意味“時間稼ぎ”や“場つなぎ”をする感じなんですよね。ちょっと躊躇いや迷いがあったりした時とか…。まさにこの曲の歌詞がそんな感じですよね。皆さんは歌う時って歌詞は読み込んだりしますか?

KAEDE.:読みます。

――例えば作者の方なり大人の方から説明を受けたりしますか?

AIRI.:あんまり…。

KAEDE.:自分で考えます。

KURUMI.:受ける時と受けない時がありますね。

――自分で考えることが多いんですね。

KURUMI.:自分で考えるのがほとんどだよね。

KAEDE.:うん、そうだね。

――例えばこの「えっとねれみしー」なんて、ある意味、あんまり内容がないじゃないですか。

一同:そうですね。

――ストーリーはなくて。同じ言葉をずっと重ねていく感じです。それって逆に解釈難しくないですか?

一同:難しいです。

KURUMI.:難しいんですけど、昨日私、歌詞を見ていて、自分の中でストーリーができあがったんですよ。一番のAメロでは、自分の好きな気持ちにまだ全然気づいてなくて、「でもなんか変な気持ちになるんだな」と考えて、2番のAで「好き」という気持ちに気付き始めるなと思ったんです。

――おぉ、そこで歌詞にもあるとおり「feel it」してるわけですね。

KURUMI.:そうです。その後の歌詞もそうなんですけど、気づき始めて2番Aの最後に「あのね、聞いてほしい」っていうんです。ここで告白を決意したんだなと思って。そこからのサビなので「告白した」「思いを伝えた」というふうに私の中にストーリーが出てきていて。だから、この曲を聴く時はたくさん歌詞を見て欲しいなと思いました。

――なるほど。「思いを伝える」のにそれだけ時間が掛かるわけですね。気持ちが出てくるまで…。

KURUMI.:私も全然出てこなくて。

――「私も全然出てこなくて」というのは、実際の場面で?

KURUMI.:いやいやいや、歌詞を見てて(笑)。ストーリーが出てこなかったなっていうやつです(笑)。

一同:アハハハ

――あぁ、そっちですね(笑)。でもこういう場面って、日常生活で実感することってありますか?

KAEDE.:実感?

YUME.:実感?

AKIRA.:全くないです。

――例えばこの気持ちを歌うとしたら、実際にこういう気持ちになってみないと歌えない、っていう側面もあるじゃないですか。

AIRI.:でも、ライブで歌ってて曲に入り込んじゃって、ファンの方に向けてそういう気持ちになって、っていうことはありました。

――ああ、ファンの方々に気持ちを伝えたいけどなかなか言葉にできず、みたいな。

AIRI.:そうですね。主人公になりきって歌うと、目線に入った目の前のファンの方がその相手だと思っちゃう、っていうのはあります。なんか恥ずかしいですけど…。

――なるほどね。

AIRI.:普通に歌ってて、「あっ」っていう気持ちになることはありますね。でも、それは特定のファンの方じゃなくて、その場その場で目のあった方とか、こっちを見てくださってる方とか、そういう人なんですけどね。

――ライブの場もある意味コミュニケーションの場であって、それが一発でバーンって上手くいく場合もあれば、なかなか上手く伝わらない場合もあったり、逆に敢えて焦らしたりということもあったりするわけですよね。

AIRI.:はい。焦らしも。

KURUMI.:すごい可愛いですね。

取材・文
石川真男

Devil ANTHEM. ライブ情報

「Devil ANTHEM. ONE MAN LIVE  Enter awake mode」

日程:2018 年12 月16 日(日) 
会場:SHINJUKU BLAZE  
時間:OPEN14:30 / START15:30

Devil ANTHEM. 商品情報

「えっとねれみしー」 2018.11.21 ON SALE!!

A盤

■A盤
NQKS-1023/定価 1,000円+税

01. えっとねれみしー
02. STARLIGHT CIRCUS
03. えっとねれみしー(Instrumental)
04. STARLIGHT CIRCUS(Instrumental)

B盤

■B盤
NQKS-1024/定価 1,000円+税

01. 01. えっとねれみしー
02. Only Your Angel
03. えっとねれみしー(Instrumental)
04. Only Your Angel(Instrumental)

PROFILE

PROFILE
Devil ANTHEM.
AIRI.

2001.11.6 生

YUME.

2003.4.18 生

KURUMI.

2003.1.7 生

AKIRA.

2003.12.14 生

KAEDE.

2003.10.2 生