Speak emo

2020.04.21
Nao☆

Nao☆|「SCOOBIEさんに負けられない」と思いながらレコーディングしました

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小学生の頃から親に工作教室に通わせてもらったりしてたので、ものづくりとか絵を描くことが大好きでした

 

――先ほどKaedeさんの話が出ましたが、やはりKaedeさんのソロ活動は気になりますか?

 

Nao☆:そうですね。「Negicco知らなかったけど、Kaedeの曲からファンになったよ」っていうメッセージをいただいたりしたこともあって。ぽんちゃ(=Megu)がファッションのことやったら「こういうオシャレなこともNegiccoはやってるんだ」って知ってもらったりもします。なので、「Negiccoあってのソロ」だと思っていますし、自分という切り口からNegiccoを知ってもらえたら、それもすごく良いことだなと思っていますね。そういう風に貢献していけたらなと思っています。

 

――楽曲派アイドルを追い掛けてきた僕にとっては、Negiccoは“レジェンド”なんですが、まだまだ開拓していこうという魂胆ですか?(笑)

 

Nao☆:はい(笑)。やっぱりソロだからできる楽曲とかもあると思いますし、ソロになると更にそれぞれの個性も出ると思いますが、同時にNegiccoというものも感じてもらいたいですね。

 

――そういう意味では、Kaedeさんのソロアルバム『今の私は変わり続けてあの頃の私でいられてる』、Nao☆さんはどんな風にお聴きになりましたか?

 

Nao☆:すごく成長したなと思って、感慨深いですね。小学校6年生でKaedeと一緒にNegiccoをスタートして、私は中3だったんですが、みんな歌がボロボロで。当時はやっぱりソロを出せるくらいのレベルはみんななかったですし。(2008年に)Mikuちゃんというすごく歌が上手いメンバーが辞めた時には「NegiccoはやっぱりMikuちゃんがいなくなったからだめだねって言われないように頑張らなきゃ」って言って頑張ってきたので、やはり、かえぽ(=Kaede)のアルバムを聴いた時に感動するものがあったというか。聴いててジーンときます。

 

――なるほど。小学生時代の姿を知ってるだけに「ここまで成長したか」っていうのもひとしお、と。

 

Nao☆:そうですね。今ではホントに頼りがいがありますし、それがステージでの振舞いとか喋りにも活かされてるのかなとも感じますし。

 

――インタビューさせていただいた時、Kaedeさんは、ミニアルバム『深夜。あなたは今日を振り返り、また新しい朝だね。』に関して「すごく良い曲をたくさんもらったけど自分の歌がまだついていかなかった」とおっしゃっていました。

 

Nao☆:そう言ってましたね。でも、私はイマイチわからなくて…。Kaedeも、その時は精一杯レコーディングしたと思いますが、どうしても緊張があったりとか、まだ慣れていない部分があったりとかしたんじゃないですかね。「ここ直したいなってところとか出てきたりする?」って訊いたら、「全部そう」「全部録り直したいぐらい」って言ってました。私からすると全然そんなことないんですけど、本人からすればそういうところがあって、それはやってる本人だからこそわかる話というか。

 

――Nao☆さんにもそういう心境は吐露していたわけなんですね。Nao☆さんはどうおっしゃったんですか?

 

Nao☆:「全然そうは感じないけど」「全部良かったから直すところは一つもないと思う」って言いました。

 

――でも、Kaedeさんご自身がそういう風に感じるということも、ある意味、シンガーとしての“成長”ですよね。

 

Nao☆:そうですね。そういう気持ちがさらに次の楽曲にも反映されてレベルアップしていくんだなと思いますね。

 

――で、その後のアルバムのレコーディングの時には「堂島孝平さんにすごく歌えるようになったねって褒められた」とおっしゃっていました。そばで見ていて、アルバムの時にさらに成長されたというのは感じましたか?

 

Nao☆:そうですね。自分が憧れてたアーティストさんにソロ曲を作ってもらえるということはやっぱりすごいことで、それをしっかりと歌ったことは成長に繋がると思いました。しかも、憧れてた方にそうやって「ちゃんと成長してる」ということを言ってもらえたことがさらに自信にもなると思いますし。

 

――一方、Meguさんも「Life to meet you!」というオリジナルブランドを立ち上げて、セレクトショップもやられたりしています。そういう活動を見てやはり刺激を受けますか?

 

Nao☆:Meguは洋服がすごい好きで、以前からCURRY RICE RECORDSというブランドで服を作ったりしてるのを見て、自分の好きなことや得意なことを伸ばしてもらえるのはすごくいいことだな、と思っていました。Meguも生き生きして準備してたりするので、そういうの見ると嬉しく思います。

 

――Nao☆さんも先ほどおっしゃったアートブック『nanohana*book』を出版されました。昔から絵を描くのはお好きだったんですか?

 

Nao☆:小学生の頃から親に工作教室に通わせてもらったりしてたので、ものづくりとか絵を描くことが大好きでした。

 

――好きな画家やイラストレーターはいらっしゃいますか?

 

Nao☆:そうですね。アボット奥谷さんとか、むくりさんとか。そういった素晴らしいクリエイターさんたちが身近にいるんですが、皆さん自分の好きなことや得意なことをする人が自然と集まってきて、繋がりができて、輪を作っていくんだなっていうのをすごく感じていて…。アボットさんとむくりさんと一緒に食事に行った時には「Nao☆ちゃんの絵は独自の世界観があって良いと思う」って言っていただいたりして…。「自分の絵ってどうなんだろう?」って思ってたところに、そういう活動をされてる方からそんな言葉をいただいた、というのはすごい自信にもなりましたし、だからこそ『nanohana*book』ができたと思います。とてもありがたいことです。

 

 

 

取材・文
石川真男

 

 

Nao☆ 商品情報

 

Nao☆生誕記念ニューシングル

「ベスト☆フレンド」

ジャケット写真

《CD》
品番:TPRC-0254
価格:¥1,000(税抜)

〈収録内容〉
M1. ベスト☆フレンド 作詞作曲:マツキタイジロウ(SCOOBIE DO) 編曲:SCOOBIE DO
M2. rainy~next season~ 作詞:Nao☆ 作曲:Keishi Tanaka 編曲:Keishi Tanaka, George (Mop of Head)
M3. ベスト☆フレンド(inst)
M4. rainy~next season~(inst) 
 

 

 

 

PROFILE

PROFILE
Nao☆

Negiccoリーダー。

作詞やグッズイラストのデザインを手掛ける他、プライベートで書き溜めた絵や趣味で自作したアクセサリーをまとめたアートブック『nanohana*book』を出版するなど、多岐に渡る活動を行う。
2018年には初のソロシングル「菜の花」をリリースし、
2020年4月には2ndシングル「ベスト☆フレンド」をリリース。

公式サイト: http://negicco.net/