Speak emo

2018.09.07
RYUTist

素晴らしい楽曲をいただいているので、私たちもしっかりパフォーマンスしなきゃってずっと思っています。

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目を見てしっかり言うと、みんな言うことをちゃんと理解して聞いてくれるんですよ(のんの)

――では、改めてこういうことをお聞きしたいんですが、皆さんはどういうアイドルですか?

ともちぃ:肩書がいっぱいありますね。

――ですよね。僕もそう捉えています。

ともちぃ:ご当地アイドルっていうのから始まったんですけど、曲がいいから楽曲派アイドルさんって言われたりとか、清純派アイドルさんって言われたりとか…。

むうたん:うん。

ともちぃ:私たち自身もよく分かってないよね。

――僕はずっと洋楽を聴いてきたんですが、あるきっかけで突然“楽曲派アイドル”にハマるようになり、みなさんに辿り着いたんです。みなさんには、そういう人も新潟まで連れてきてしまうような力があるんですよ。頑固な音楽好きたちの心を氷解させるみたいな…(笑)。

のんの:フフ、そうですねぇ(笑)。

――そういうのって感じます? 例えば、特典会だったりで、楽曲についてウンチクを垂れる人とかいっぱいいるんじゃないですか?

ともちぃ:「曲が好きで来ました」っていう方、結構いらっしゃいますね。

――いろいろ言ってきたりしますよね?

ともちぃ:そうですね(笑)。「この曲のこういうところが…」みたいな。

――そういうの、めんどくさいですよね?(笑)

ともちぃ:いえ全然。勉強になります。「この曲の要素入ってるよね」みたいな感じでたまに言われるんですけど、「そうなんだ」と思って。私たちあんまり音楽に詳しくないですし、もちろん洋楽さんとかも普段聴かないので、ヘェーと思って勉強になりますね。

――皆さんのアルバムって、洋楽邦楽問わず、素晴らしい音楽の要素がいろいろと入っていますよね。そういう“元ネタ”は聞かされたりしていますか?

ともちぃ:たまに教えていただいたりします。

――何か覚えているのってありますか?

ともちぃ:「金色の海と七色のDays」は、オリビア・ニュートン=ジョンさんをイメージしてるって言っていたよね?

むうたん:うん。

ともちぃ:あと、「海岸ROADでオトナッTunes!」の「Around Round Get Around I Get Around」っていうところが、誰だったっけ…?

のんの:何だっけ?

みくちゃん:何とかボーイズさん…。

――ビーチ・ボーイズですね!

ともちぃ:そうです! ビーチ・ボーイズさんの要素が入っているとか、そういうのは教えていただきました。

――そうした、いろんな工夫が施された素晴らしい楽曲を歌っていてどうですか?

のんの:本当に素晴らしい楽曲沢山いただいていて、そんな楽曲を聴いてライブに来てくださる方も多いので、パフォーマンスへのプレッシャーはすごいありますね。

――プレッシャーを感じます?

のんの:はい。楽曲聴いて来てくださっても、私たちのパフォーマンスが楽曲に追いついていなくて、ライブを見て「おぉ…」って思う方も多いと思うので…。素晴らしい楽曲をいただいているので、私たちもしっかりパフォーマンスしなきゃってずっと思っています。それは今でも課題ですね。

――でも、みなさんには色々な面があって、想定外のものを見せてくれる面白さもあると思うんですよ。例えば“楽曲”を期待していった時に、違った側面を提示されることの面白さというか、新たな世界を見せてくれるというか…。ゆるキャラ紹介なんて、「なんでこの人たちこんなことしているんだろう?」って最初は思ったんですけど、今はやってもらわないとちょっと物足りないな、って(笑)。

一同:うぁ!(笑)

のんの:そうですか?

――ゆるキャラ好きになっちゃいました。

一同:うれしい!

のんの:そういうのすごいうれしいですね。

――なので、なんかそういう違うところにいる人を、また別のところに壁を越えて連れていくみたいな。例えば初期から見ている人なんて、やはり“アイドル”として皆さん見てきたと思うんですけど、その人たちが“昔の洋楽の要素なども織り込まれた普遍的な魅力を持つ楽曲”を好きになってくれたり…。みなさん、そうさせてるんですよ!

一同:うれしい。

のんの:ほんとにうれしいです!

――ところで、7周年ライヴでは新曲も発表されましたよね。

一同:はい。

――MIKKOさん作曲の「瞬間のメロディー」。これもまた、ちょっとまた違ったポップですよね。ちょっと僕もあの時しか聴いてないんですけど、すごいポップで可愛いメロディだったなって感じですよね?

むうたん:はい、可愛い感じで。

――「青空シグナル」の沖井礼二節を出した後に、ちょっと“揺り戻し”が来て、みなさんのまた別の一面が出ている印象です。

のんの:キュートな、ちょっとキュンとする感じがあったりとか、可愛い曲です。スクール生も一緒に歌っているんです。

――あぁ、生徒さんたちと共演されていましたね。

のんの:新潟アーティストスクールのみんなと。私とむうたんが講師を務めさせてもらっているんですけど、そのレッスンでもフォーメーションを何度も練習したりして、みんな頑張っていました。

――実際に教えている生徒さんたちなんですか?

むうたん:はい、そうです。

――何を教えているんですか?

のんの:私たちはダンスを教えています。

ともちぃ:このステージのために合同レッスンをやって、私とみくちゃんも参加したんですけど、ストレッチの指導しているところとか、「やばい!先生やってる!」と思って見てました(笑)

みくちゃん:後ろで「すげえ!すげぇ!」ってずっと言ってるんですよ(笑)。

のんの:普通のストレッチだったけどね。

ともちぃ:めっちゃ感動しました。

のんの:ほんとに?それは良かった。そんな褒めてもらえるとは。

みくちゃん:すごい先生だった。

ともちぃ:すごい自然に教えていると思って。

――それまでは、“のんの先生”“むう先生”の姿は見たことなかったんですか?

ともちぃ:それまではそういうところはあんまり見たことがなくて。私たちも何回かスクール生とやっているんですけど、曲を使った練習だけだったので…。フォーメーションの確認や曲の確認、全体を通しての確認の時だけ参加していたので、最初のストレッチとかは見たことなかったんですよ。ストレッチをのんのが教えいてる間に、むうたんはダンスの先生と打ち合わせしてるとか、そういう光景を見るのが初めてで、やばかったです(笑)。

のんの:えっ、うれしい、そんなこと言ってもらえて。普通にいつもしていることだったから、そんなに感動してもらえるとは思わなかった(笑)。

――厳しそうな先生ですか?

ともちぃ:いつもはちょっとへらへらしているんですけど、すごいキリッとしていました。

――いつもへらへらしているんですか?(笑)

のんの:そうみたいです。わりかし(笑)。

一同:(笑)。

みくちゃん:私たちみんな、ライブにお子さんが来てくれたりした時に「わぁ、可愛いね」ってなるんですよ。メンバーみんな子供が好きなので。で、いつも「わぁ」ってやっているお子さんに対して、すごい真剣な顔でお話をしていたりとか、「分かる?大丈夫?」とか言ってる姿を見ると、「先生だな」って思いますね。

のんの:ありがとう。

――なるほど~。あの日、新潟アーティストスクールの皆さんがステージに出てきて、一緒に歌った時、なんだか“RYUTist軍団”みたいな感じがしました(笑)。

一同:アハハハ(笑)。

みくちゃん:RYUTist軍団(笑)。

のんの:軍団を率いて(笑)。

――先生が厳しく指導して、言うこと聞かせて、みたいな(笑)。

のんの:時には厳しく。

――時には厳しくやるんですか?

のんの:はい、そうですね。優しいだけだと駄目だなっていうことを私も先生を通して知ったので。

――なるほど。のんのさん自身が先生から教わったわけですね。怒ったりするんですか?

のんの:しますね。ちびっことか結構わちゃわちゃしてたりするじゃないですか。そういう時はビシッと言ったりします。

――大きな声出したりして?

のんの:いや、そんなおっきい声は…。

――怒鳴ったりとか。

のんの:いえ(笑)。目を見てしっかり言うと、みんな言うことをちゃんと理解して聞いてくれるんですよ。一人一人しっかり目を見て言うようにしています。

――おぉ~。で、「瞬間のメロディー」は、あの夜ステージ上で発表された「11月リリースのシングル」とはまた違うんですよね?

のんの:違うと思います。

――それはよく分かってない感じですか?

一同:何も聞いてないです。

ともちぃ:スタッフさんも「まだ何も決めてない」っていうようなことを昨日言っていました。「間に合うかな…」って(笑)。

――例えば、個人的な趣味で、というか考えで、「どんなものだといいな」とかありますか?

のんの:えぇ、どんなもの?

――『日本海夕日ライン』『柳都芸妓』という日本のポップ史上に残る名盤を出し、「青空シグナル」でいい形で続いているので、その後はとても重要ですよ! これらの作品を越えるのは難しいですよ!

ともちぃ:そうですね…。

のんの:どんどん越えてかないと。

――どんなものだといいっていうか、どんなのをやりたいですか?

むうたん:え?どんなの…。オールユニゾンとか。全部全員で歌うような。

――それはまた裏をかいていいですね。

むうたん:CD化した曲でオールユニゾンってないよね?

のんの:CD化はないね、たぶん。

むうたん:音源化してないよね? おそらくないので…。

――合唱っぽい感じだったり?

むうたん:そうですね。神秘的な感じで、全員でずっと歌っているのもいいなって。やったことないので。

――では、絶対音感を持っているともちぃさんはいかがですか?

ともちぃ:(笑)。そうですね、何だろう…。ハモリがある曲がいいです。私、ハモリが大好きで、ハモリ職人になりたいと思っているぐらいなんですよ。ライブでもハモリができそうな曲がいいです。ずっとハモリで参加していたい。フフフ

――主旋律じゃなくてハモリを歌いたいんですね?

ともちぃ:下のハモリがいいです。

――(笑)。みくさんはどうですか?

みくちゃん:そうですね。今までやったことのないジャンルの歌を歌ってみたいなっていうのは、毎回思ってます。ホントに私、音楽をちゃんと知らなくて、RYUTistのレコーディングとかを通して「こういう感じのジャンルがあったんだ」とか知ることがあるので、今まで歌ったことのないジャンルも歌ってみたいなといつも思いますね。あと、歌ってがっつり踊って、歌ってがっつり踊って、っていうちょっとカッコいい感じの曲もやってみたいなって思います。

――のんのさんは?

のんの:私は、バラード系。歌い上げるバラード系を歌ってみたいですね。最近バラード系がなかったので…。表題曲じゃなくていいんですけど、カップリングとかで歌ってみたいなって思います。あとは、私とみくちゃんの誕生日が11月24日なんですよ。

――同じなんですか?

みくちゃん:同じなんです。

のんの:で、誕生日の時にいつも思うのが、誕生日を迎えた時に自分たちのバースデーソングを歌えたらいいなって。

――ちょうど出ればいいですよね。たぶんそれは大人の方が考えているんじゃないですか?

のんの:そうですかね~。

――間に合えばの話ですけど(笑)

のんの:(笑)。

RYUTist__live

取材・文
石川真男

RYUTist ライブ情報

2018年11月25日(日)
「RYUTist HOME LIVE 7th Anniversary 東京編」開催
[会場] 新宿ReNY
[チケット]先行受付:イープラスにて9/7(金)18:00~9/17(月)23:59まで

RYUTist 商品情報

5thシングル「青空シグナル」発売中!!

青空シグナル

2018年9月11日(火) アナログ盤「日曜日のサマートレイン」全国リリース


¥2,160(税込)

PROFILE

PROFILE
RYUTist

2011 年 5 月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。

2016 年 4 月 24 日に横山実郁を加えて再始動。新潟市を表す「柳都( りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」 を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。 メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の 4 人組で、全員が新潟生まれ新潟育ち です。

新潟市古町7番町「LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!!」を中心にライブ活動を行い、その他全国各地の各種 イベントにも出演しています。

2018 年には新宿 ReNY、2019 年には渋谷クラブクアトロにて自己最大規模のワンマンライブを成功。 幅広い世代のミュージシャンから提供を受ける楽曲の質の高さはアイドルファンのみならずかつての渋谷系、 ギターポップの系譜を好む音楽好きにも支持され、Spotify 公式プレイリスト「Best of 2018 Women’s Voice」 に「無重力ファンタジア」が選ばれるなど着実にその知名度を上げています。

佐藤 乃々子(さとう ののこ)

誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ

宇野 友恵(うの ともえ)

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

五十嵐 夢羽(いからし むう)

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

横山 実郁(よこやま みく)

誕生日:11月24日
イメージカラー:ブルー
新潟の好きなところ:景色がきれい!、おいしいものがたくさん、長岡花火
新潟の好きな食べ物:お魚、お米、ラーメン、イタリアン、ぽっぽ焼き

公式サイト: https://ryutist.jp/