Speak emo

2020.02.15
nuance

nuance「横浜の懐の深さとJ-POPが重なるのかなって思ってるんですよね」

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それもnuanceだよね(わか)

 

ーーミニアルバム『botän』についてお訊きしますが、皆さんアルバムはまだなんですよね。

 

misaki:ずっとミニアルバムを出すスタイルでやってますね。

 

ーーアルバムは出さないスタンスということ?

 

misaki:うん、なんか…。アルバム出すっていうのは聞いてないです。たぶんやらないんじゃないかなぁ。

 

珠理:アルバムとミニアルバムって違うの???

 

misaki:たぶんうちらの曲数だと一般的にはミニアルバムらしい。

 

ーー皆さんはあまりその辺を明確に意識しているわけではないんですね。とにかくミニアルバムを出していくスタイルだと。

 

misaki:そうですね。

 

ーー「おすの? おさないの?」っていうコピーがついていますが「ボタン」を「押す」っていうと、「始動する」とか「起動する」あるいは「始まる」みたいなイメージじゃないですか。何か始まるんですか?始まったんですか?

 

misaki:何も始まってない(笑)。

 

わか:それもnuanceだよね。

 

珠理:それもnuance。

 

ーー「それもnuance」ってところ、ちょっと説明してください。

 

わか:「botän」ていうタイトルは「ボタン」という意味もあるし、花の「牡丹」とも捉えられますよね。その人の捉え方によって、みたいな。「おすの?おさないの?」っていうのも「スイッチ」の意味もあるし、アイドルとして「推す、推さない」とかもあって…

 

ーー全般的にちょっとシャレが多いですよね。

 

わか:プロデューサーがそういうの好きなんですよ。

 

一同:(笑)。

 

misaki:そういうのを冷ややかな目で見ている私たちもいます。「またダジャレ言ってるな」みたいな。

 

ーーあぁ(笑)。最初の「tsukeru」は、「スイッチを押して電気をつける」といった感じですかね。

 

一同:うんうん。

 

ーー皆さんそれぞれが“押す音”を声で発していますが、いろんな音があるんですね。

 

misaki:考案したんだよね、わかが。

 

わか:だけど結局、採用されなかった。

 

ーーもっといろんな音があったんですか?

 

わか:レコーディングの時、最後に「他に何か音あるかな」ってフジサキさんとサウンド・プロデューサーの(佐藤)嘉風さんで言ってて。私が「ポチッとな」っていうのどうですか?って言ったら、一応その場では採用されたんですよ。

 

ーー一応録ったんですか?

 

わか:はい。録って。だけど音源を聞いてみたらなかった…。

 

ーーフジサキさんの面白センスにはちょっと合致しなかった、と?

 

misaki:「〈ポチッとな〉って入れると面白くなりすぎちゃうから」って。普段ダジャレ言ってるくせに「面白くなりすぎちゃうから」って。「そこの線引きがわかんねえや」ってなりました。

 

ーー面白さを“フジサキさんぐらい”でとどめておきたいわけですね(笑)。

 

misaki:こっちには理解し難い。その線引きはわかんない。

 

ーー面白すぎては駄目なんですよ。

 

わか:う~ん。

 

misaki:みたいですね。

 

ーー皆さんのイメージもありますから。

 

misaki:あぁ、なるほど。

 

ーーで、キャッチコピーに「『town』を抜け出して紡ぐ、7つのストーリー」とありますが、7つのストーリーということは、この「tsukeru」もストーリーなわけですか?

 

みお:知らないんですよね、その辺は。

 

わか:わかんないよね。

 

ーーその辺はあまり関知しないって感じですか?

 

みお:フジサキさんが一人でブログに書いてます。

 

ーー「ブログ見ておけ」みたいな感じですか。

 

わか:衣装のこととかブログに書いてあって。簡単な説明とかはされたりとか、私たちの中で疑問になったことを訊いたりはしますけど、「これはこういう感じで、こういうからくりがあるんだよ」みたいなことを一から十まで説明されたことは一回もないです。

 

ーーそれはもう各々で解釈するという感じですか?

 

misaki:自分の中で意味づけしちゃっていいのかなって思ってます。言ってこないんだったら自分で決めちゃっていいのかな、って。

 

ーーご自身で意味づけされているんですね。

 

misaki:はい。でも7つのストーリーって、そこは私も謎です。「tsukeru」は曲っていう感じじゃないし。語呂がいいから7つのストーリーってだけじゃないかなって(笑)。

 

一同:(笑)。

 

わか:逆に6曲って言ったら「tsukeru」はどうなるんだろうって。

 

一同:そうそう。

 

ーーあぁ。

 

misaki:そこはあまり深い意味ないんじゃないかなって思います。

 

 

 

 

 

取材・文
石川真男

nuance ライブ情報

2020.03.10.(火)at 渋谷TSUTAYA O-EAST
naucen oneman tour “osu” tour final 【PEONY】

OPEN  18:30 / START 19:00
ADV 3,500 DOOR 4,000(+1D)

・チケット
https://eplus.jp/sf/detail/3180970001-P0030001P021001?P1=0175

 

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nuance 商品情報

 

nuance

2019.12.18リリース
5th mini album『botän』

1.tsukeru(作曲:佐藤嘉風)
2.I know power(作詞・作曲:佐藤嘉風)
3.雨粒(作詞・作曲:yukiko / 編曲:佐藤嘉風)
4.ハーバームーン(作詞・作曲:佐藤嘉風)
5.Which ’s Witch(作詞・作曲:オレノグラフィティ / 編曲:佐藤嘉風)
6.ピオニー(作詞・作曲:志賀ラミー)
7.きっといつか(作詞・作曲:佐藤嘉風)

PROFILE

PROFILE
nuance

2017年4月に横浜の商店街大人気イベント “ガチでうまい横浜の商店街No.1◯◯決定戦”『ガチ!シリーズ』のテーマソングを歌うアイドルユニットとして結成。1st ミニアルバムに収録された『セツナシンドローム』で一気に脚光を浴び、2018年8月にはSUMMERSONIC 2018 ジャングルステージのトリを飾り、今年4月には渋谷O-EASTにてワンマンライブを成功させ、8月には横浜アリーナで開催された、日本最大級のアイドルフェス《@JAM EXPO2019》にも出演。また、地元横浜最古のダンスホール《クリフサイド》にてアイドルユニットイベント『フェヌュ』も開催。サウンドディレクターは先日NHKで話題になった『AI 美空ひばり』の楽曲「あれから」の作曲者『佐藤嘉風(かふう)』を起用し、その他にもオレノグラフィティ(劇団鹿殺し)・小野瀬雅生氏(クレイジーケンバンド)・LUVRAW(鶴岡龍)等が参加。振付は劇団鹿殺しから浅野康之、nuanceの音楽に彩りを加えている。また写真家のハービー・山口氏(2nd mini album「mirai circus」撮影)が参加と、様々なクリエイターが参加しているのも魅力のひとつ。

misaki

ツイッター:@misaki_nuance

インスタグラム:Instagram.com/misaki_nuance

みお

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インスタグラム:Instagram.com/mio_nuance

わか

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珠理

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公式サイト: http://nuance.blue/