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メンバーみんな、覚悟を持ってニコルポップの活動に向き合っています。 ニコルポップ インタビュー・1
「きみが笑っていたから、気づけば僕も笑っていた」をコンセプトに誕生したのが、ニコルポップ。彼女たちは、エイトワンが2023年末から開催していた「透色ドロップ×翡翠キセキ×新グループ 新メンバーオーディション」の中から選ばれたメンバーたち。現在、『NICOL POP MUSIC』(https://linkco.re/RNznuS1m)を配信リリース中。今は、プレデビュー期間としてライブ中だが、5月6日(月・祝)に白金高輪 SELENE b2で行うHISUI KISEKIとの2MAN公演を持って正式に活動を始める。メンバーは、寺田すず・永岡美桜・星野諒華・水瀬月・矢木妃那の5人。これから本格的に始動するニコルポップの魅力を、ここにお伝えしよう。
集まったばかりのときはみんなお地蔵さんみたいな感じで、レッスンの休憩中もしゃべらなかったんですけど…。
──ニコルポップは、「透色ドロップ×翡翠キセキ×新グループ 新メンバーオーディション」の中から選ばれたメンバーたち。初顔合わせは何時頃でした?
永岡美桜 先に、わたし以外の4人が2月中に顔を合わせていました。本当なら、わたしも最初からと思っていたのですが、上京のためのいろんな準備の関係もあって、わたしだけ後から合流。先に4人が顔合わせやレッスンを始めていた中、5人で顔を合わせたのは2月下旬頃になります。
▲永岡美桜
──プレデビューという形とはいえ、確か3月中からライブ活動を始めていましたよね。
永岡美桜 プレデビューという形でライブ活動を始めたのは、3月末頃からでした。
──ということは、全員での顔合わせから約1か月後にはライブ活動をスタートさせていたわけだ。しかも、5曲サブスク配信もしていますよね。かなり、怒濤の日程の中で動いていません?
水瀬月 一気に動き出した感は、確かにしています。
▲水瀬月
寺田すず だけど、初顔合わせをしたときからほとんど毎日のようにレッスンを含めた活動の準備をしていたから、急にばたばた決まったという感覚はなかったです。
▲寺田すず
星野諒華 今もそうだけど、ほぼ毎日一緒にいることが大きいよね。
▲星野諒華
──とはいえ、短期間でお互いの距離を縮めるのは大変かと思います。今の関係を作り上げたきっかけがあったら教えてください。
星野諒華 集まったばかりのときはみんなお地蔵さんみたいな感じで、レッスンの休憩中もしゃべらなかったんですけど。ダンスの先生がみんなを繋げてくれたことでやりやすくなったのと、わたし自身メンバーとの距離を縮めたくて、あえて積極的にしゃべりかけるようにしていったのも大きかったのかなと思います。
永岡美桜 それぞれのメンバーへ、一番最初にしゃべりかけてくれたのが諒華ちゃんでした。
寺田すず このメンバーの中、一番人見知りじゃないかも‥。他のメンバーは、意外と人見知りじゃない?
矢木妃那 いや、わたしは違う。
▲矢木妃那
4人 えーっ?!
星野諒華 確かに、めっちゃしゃべるんですけど。その関係に辿り着くまでが長い(笑)。
寺田すず 仲良くならないと心を開かないタイプだよね。
矢木妃那 そうなんですよ。だけど、自分では人見知りと思ってないです(笑)
──仲良くなれば別だけど、知らない人に話しかけるのって、けっこうハードルが高いですよね。
矢木妃那 ほんと、そう。わたし、「自分はどう思われてるんだろう」と考えてしまうタイプ。話しかけようと思えば話せるけど、でも話しかけない人(笑)。だから、自分は人見知りじゃないです。
──今の関係を築いたのは、諒華さんがしゃべりかけたことがきっかけだったわけだ。
寺田すず みんなと趣味がいろいろ合っていたのも大きかったね。みんな「たべっ子どうぶつ」が好きとかさ。
星野諒華 いや、確かに好きだけど。そこは、みんなじゃないと思うよ。
寺田すず えっ、そう??「たべっ子どうぶつ」展に行った人、ここにいなかった?
水瀬月 (手をあげる)
寺田すず ほらほらー、いた(笑)。ここ(寺田すず&水瀬月)は、お互いに邦ロックが好きという共通の話題があれば、みんな坂道系のアイドルさんが好きとか、いろいろ共通の趣味が見つかるたびに、互いの関係を深め合っていった感じでした。
──共通の趣味が見つかると、互いの距離は一気に縮まるものですからね。
水瀬月 ほんと、そうですよね。わたし、めちゃくちゃ人見知りなんですけど。このメンバーの中、星野とわたしが最年長だから、「ここは年上が話しかけないとなぁ」と思いながら、星野に任せちゃっていたけど(笑)。でも、寺田が邦ロック好きというのを知っていたし、お互いの好きなバンドのことも互いに知っていたから、それでよく話したりもしていました。
──一月さんと諒華さんが、メンバーの中では最年長になるんですね。
水瀬月 そうなります。だから「年上らしくしなきゃ」と思うんですけど、あんまり出来てないです(笑)。
「ニコルポップを最後のグループと受け止め、後悔のないようにやりきろう」と覚悟を背負って加入しましたし、その覚悟を背負って活動をしていること自体がモチベーションにもなっています。
──今も、ほぼ毎日会っている関係ですよね。
星野諒華 ほとんど毎日会っています。3日空くだけで久しぶり感が‥。
寺田すず 出ます(笑)。
──ニコルポップは、5月6日(月・祝)に白金高輪 SELENE b2で行うHISUI KISEKIとの2MAN公演を持って正式に活動を始めます。今は、プレデビューという形でライブ活動も行っています。よければ、今感じているニコルポップの魅力を語っていただけますか。まずは、月さんからお願いします。
水瀬月 ニコルポップの魅力と言えば、やっぱし個人個人のキャラがすごく濃くて、いろんなタイプの子がいること。アイドル好きの人なら、きっと自分の好みの子がいると思います。歌っていると自然に笑顔が出てくるように、グループ名通りすごくポップな曲ばかりです。その楽しさを私たちも感じているからでしょうね、みんなニコニコしながらライブをやっているから、ライブに触れてもらえたら一緒に笑顔で楽しめると思います。
──続いては、すずさんお願いします。
寺田すず ここ3人(寺田すず・永岡美桜・水瀬月)がアイドル経験者で、2人(星野諒華・矢木妃那)がアイドル未経験者なんですけど。この3人は活動経験があるぶん、パフォーマンス面でしっかり魅せているから、そこを見てほしいです。未経験組は、まさに今、どんどん成長している時期。2人の成長していく姿を追いかけられるのも、今の時期のニコルポップの魅力にもなっています。もちろん経験組だってゼロからパフォーマンスを作りあげているから、メンバーそれぞれの成長してゆく様をぜひ味わってほしいし、そこが今のニコルポップの魅力だとわたしは感じています。
──諒華さんは、今のニコルポップの魅力をどのように感じています?
星野諒華 みんなの思いの根底にあるのが、「売れたい」ということ。だからこそ、各自が真剣にニコルポップの活動へ取り組んでいます。まずは、その姿を見てください。そのうえで、矢木は今、苦手なダンスを克服するために、個人練も含め、たくさん練習をしています。寺田は歌詞割りの画像をSNSにアップするなど、先陣を切ってファンの方と接してくれています。水瀬は裁縫が得意だから、みんなのために何かを作ろうとしてくれたり。
寺田すず まだしてないんだね(笑)
水瀬月 気持ちはある(笑)。
星野諒華 永岡は、何もしてないところが逆にいいんです。いい感じでバランスの取れた5人でいれる、そこがニコルポップの魅力だとわたしは思っています。
──諒華さんは、未経験でアイドル活動を始めたわけじゃないですか。しかも、本当に短い期間の中でライブ活動をスタート。そこへ至るまでの時期は、そうとう大変だったんじゃない?
星野諒華 わたし、大学時代に4年間チアリーディングをやっていたから、人前に出てパフォーマンスをすること自体には慣れていたので、そこの心配はさほどなかったですけど。矢木は本当にまったくの未経験からのスタートだったから、そこは彼女のほうが大変だったと思います。
矢木妃那 確かに大変だったし、今も磨いている最中だけど。でも、みんな協力的というか、わからないことや間違っている部分は教えてくれるから、すごく助けられています。
──妃那さんは、ニコルポップの魅力をどのように捉えています?
矢木妃那 私たちの所属している事務所の先輩グループになる透色ドロップさんやHISUI KISEKIさんと、ニコルポップはぜんぜん違う系統じゃないですか。だけど、透色ドロップさんやHISUI KISEKIさんを好きなファンの方々も、異なる色を持ったニコルポップにハマッてくれているのが嬉しいんです。私たち自身も、ニコルポップを通して"新しいことをやっている"感覚を持っているし、そう思えていることも、ニコルポップの魅力なんだと思っています。
──最後は、美桜さんですね。
永岡美桜 ニコルポップは、プレデビューとして活動を始めた時点で、今、配信している5曲を持っていました。本デビューではなく、プレデビューの期間なのに、すでに5曲も持ち歌をもらえれば、それらをサブスクで配信もしているって、本当に恵まれた環境でスタート出来ているなと実感しています。
サブスクで聴ける5曲を並べても、どれもポップですけど、ちょっとずつ系統が違うんですね。それこそ『アツナツ』だったら、夏を感じさせるアツアツに盛り上がれる曲になっています。 全体的にポップでありながら、どれを聴いても飽きない系統の曲ばかりです。その楽しさは、ぜひライブで強く感じてください。
他にも、メンバー全員が違う系統のかわいさを持っているところも魅力です。わたし、後から4人に合流することになったから、先にプロデューサーさんから、4人の写真をいただきました。写真を見たときも「かわいい」と思っていたけど。直接会ったら、みんな写真以上にかわいくて「おーっ、かわいい!!」と思ったように、そこも魅力になっています。
それと、これは経験者組の話にはなるんですけど。ここにいる経験者組の3人は、「ニコルポップが最後のアイドル活動」と思っています。3人とも、覚悟を持ってニコルポップの活動に向き合っています。だからこそ、1本1本のライブに於いても、みんな「これが最後になっても後悔しない」気持ちを持ってライブをしています。と言いつつ、まだ本デビュー前ですけどね(笑)。それくらい、1本1本のライブに覚悟を持って挑んでいるからこそ、この意識もニコルポップの活動を通して感じてほしいなと思っています。
──その覚悟を背負うことが大切なんでしょうね。
永岡美桜 そうですね。「このグループが最後」と思うからこそ、活動のすべてに於いて「後悔ないようにやりたいな」という気持ちになれる。極端な話をしてしまえば、もし「明日でニコルポップは解散です」となっても、毎回「やりきったな」という気持ちでいれば、その言葉だって納得して受け止められる。それくらいの覚悟を背負って、3人ともグループに参加をしています。
今はまだプレデビューの期間で、本デビューまで至ってないですけど。それくらいの気持ちを背負って今もライブをやっているからこそ、毎回楽しませる意識でライブをしていますし、1回1回のライブが勝負という気持ちです。
──すずさんと月さんも、「ニコルポップが最後」という意識で活動をしている方々ですよね。
寺田すず そうです。「もう、次はない意識」で活動をしているからこそ、毎回のライブごとに「やったんでー!」という気持ちでやっています。
水瀬月 わたしもこのオーディションを受ける前に、このままアイドル活動を辞めてしまおうか、続けるか迷ったんですけど。この事務所で頑張りたいなと思ったからこそ、今、ここにいます。ただ、年齢的にけっして若手ではなくなってきたので、わたしも「ニコルポップを最後のグループと受け止め、後悔のないようにやりきろう」と覚悟を背負って加入しました。その覚悟を背負って活動をしていること自体が、わたし自身のモチベーションにもなっています。
持ち曲の組み合わせ次第でも、1本1本のライブの魅力が変わっていきます。
──ニコルポップの音楽性は、どれも"ポップ"を軸に据えていますが、そのうえで多彩な表情といいますか、いろんなポップのバリエーションを持っていますよね。
永岡美桜 そうなんです。持ち曲の組み合わせ次第でも、1本1本のライブの魅力が変わっていきます。
──現状での、ライブの手応えも教えてください。
寺田すず 初披露のときから、みなさんコールや声を出してくれていたし、今でもみなさん、特典会のときに「ライブ楽しかった」とめちゃめちゃ言ってくれます。
──今はまだプレデビュー期間ですが、5月6日の本デビュー以降、どんな変化が出ていくのかも楽しみにしています。
水瀬月 プレデビュー期間中の今でも、すごい本数のライブをさせていただいているので、本デビューしたからといって、そんなに大きくは変わらないと思いますけど。本デビューということでの気の持ちようは、きっと変わると思います。
星野諒華 今は、本デビュー日となる5月6日までにどれだけ成長するかを目標に活動をしていますけど。きっと、本デビューをして以降、また新しい目標が出てくるだろうし、メンバーみんなで改めて目標を掲げ、そこへ向かっていければなと思っています。
──ここからは、メンバーそれぞれのキャラクター面を探りたいなと思っています。まずは、永岡美桜さんのキャラクターについて教えてください。
寺田すず キュルンって感じの、こんなかわいい系の見た目ですけど。意外と性格は~~
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
【ライブ情報】
HISUI KISEKI × ニコルポップ デビューライブ
『月と星のポルカ』
日程 2024/5/6
会場 SELENE b2
開場13:00/開演13:30
公演チケット【オールスタンディング
前方エリア¥3,500/一般¥2,000
https://t.livepocket.jp/e/hisuixnicol