FEATURE

2023.12.08
SAY-LA

Zepp Shinjukuでのワンマン公演をSAY-LAとしての集大成であり、アイドル藤沢泉美としての集大成になるライブにしていこうと思っています。 SAY-LA インタビュー・2

 SAY-LAのリーダー藤沢泉美の卒業シングルとなる『青春イグノランス』を12月5日にリリース、2024年1月16日(火)にはZepp Shinjukuで、全国ツアーのファイナルであり、藤沢泉美の卒業となるワンマン公演を行うSAY-LA。今回は、『青春イグラノンス』へ収録した楽曲たちについて語っていただいた。

(前編は、こちらから)


次は、『LOVE DICTIONARY』のタイ語にも挑戦したいと思います。わたしの卒業以降に(笑)。


──続いては、C/Wに収録した曲たちの魅力について伺いたいなと思います。まずは『LOVE DICTIONARY』について聞かせてください。

藤沢泉美 SAY-LAは2017年に初めてタイ遠征に行かせてもらって以降、コロナ過の時期以外は毎年タイ遠征に行っています。タイでは、単独公演も2回やらせてもらいました。しかもタイには、I-GET(所属プロダクション)と馴染みの深い姉妹グループのSiam Dreamもいて、よく共演もしていました。残念ながらSiam Dreamは解散してしまいましたけど。そのSiam Dreamが歌っていたのが、I-GETのサウンドプロデューサー(石谷)光さんが書いた『LOVE DICTIONARY』でした。Siam Dreamはタイ語で歌っていましたけど。このたびSAY-LAが、『LOVE DICTIONARY』を日本語バージョンで受け継ぐことになりました。それが、すごく嬉しかったんです。じつは今年、タイ遠征に言ったときにも、私たちは日本語バージョンで『LOVE DICTIONARY』を披露しました。そのときも、タイのファンの方々には馴染み深い楽曲という理由もあって、ものすごく盛り上がってくださいましたし、改めて「すごくいい曲だな」と実感しました。
  『LOVE DICTIONARY』は、一人一人歌っているパートがあるから、ライブで触れるたびに個々の成長も見れると思うし、わたし自身、それぞれの成長を見るのが好きなので、ライブでは、そういう部分にも注目して聴いてもらえたらなと思います。同じアイドルの楽曲でも、海外で先に生まれた曲を日本のグループがカバーすることって、なかなかないですよね。それも嬉しいことだなと思っています。次は、『LOVE DICTIONARY』のタイ語にも挑戦したいと思います。わたしの卒業以降に(笑)。

──花園あきさんは、『LOVE DICTIONARY』をどんな印象で受け止めています?

花園あき 『LOVE DICTIONARY』は、タイでめちゃくちゃ人気の曲と聞いてます。それを日本語バージョンで歌うのは、自分も嬉しいです。わたし、タイ遠征は来年2月が初めてになります。香港でアイドル活動をしていたとき、海外遠征は台湾と東京だけだったから楽しみです。来年のタイ遠征で『LOVE DICTIONARY』を歌ったとき、タイのみなさんにも愛されると嬉しいし、日本のSAY-LAファンも『LOVE DICTIONARY』がめちゃめちゃ大好きです。普段のライブでも歌うと思うから、日本のみんなにもっともっと『LOVE DICTIONARY』を愛してほしいなと思っています。
  この曲の振りは歌詞と繋がっているから、振り付けにも注目してください。わたし、『LOVE DICTIONARY』の振り付けが大好きです。

──ももさんの、『LOVE DICTIONARY』の印象も聞かせてください。
 
ももちもも  えっとぉ、初めてタイ遠征へ行ったときにSiam Dreamの歌っている『LOVE DICTIONARY』をライブで観て、「めちゃめちゃ盛り上がってる」という印象を受けました。その曲を歌えることが嬉しかったです。ねたし、日本語でも知らない言葉がいっぱいあるから、歌詞に書いてある「おしえてよ おしえてよ 今の言葉の意味 調べよう 調べよう」という歌詞に共感をしています。

──わからない言葉があると…。

ももちもも  よくメンバーやスタッフさんに「これ、なんて読むんですか?」「これ、どういう意味ですか?」と日常的に聞いています。わたしの日々の行動と似ている曲だから、そういう気持ちでファンのみんなに向けても歌っています。

──『青春イグノランス』のタイトルにも記されている「イグノランス」の意味も…。

ももちもも  調べました。「無知」ってことですよね。

──さっき、タイ語バージョンも覚えたいという話もありましたが…。

ももちもも  覚えたいです。でも、タイでは、意外と英語で通じちゃうから、タイ語は無理に覚えなくてもタイでは大丈夫です。

──ももさん、英語は得意な方?

ももちもも  えっ?!中学生のときは、いつも試験で90点台でした。でも、高校生で挫折しました。だけど、単語だけ(で話す)なら得意です。

沙藤まなか  でも、この間ももに「コングラチュレーションの意味知ってる?」って聞いたら…。

ももちもも  それは、まだ習ってないから(笑)。

──ここさんも、『LOVE DICTIONARY』が好きなんですよね。

椎名ここ  わたし、『LOVE DICTIONARY』の中でどうしても歌いたいパートがあって、いずみん(藤沢泉美)さんに頼んで、カラオケでの練習に付き合ってもらったこともありました。その成果もあったのか、歌いたかった落ちサビを歌えたから、本当に大切な曲になりました。


『永遠ナポリタン』はTikTok映えするし、バズるかもと思って、最近TikTokにこの曲を乗せ始めました。


──続いては、パスタシリーズの最新ナンバー『永遠ナポリタン』の魅力について聞かせてください。引き続き、ここさんお願いします。

椎名ここ  『永遠ナポリタン』は、すごく歌詞のかわいい曲です。「君が好き」みたいな恋の歌で、ライブではレスもあれば、みんなでハートマークを作ったりもする、す
ごくかわいい歌。「この曲はTikTok映えするし、バズるかも」と思って、よく長谷川あきちゃんに撮影を手伝ってもらっては、最近TikTokにこの曲を乗せ始めました。 

──あきさんの、『永遠ナポリタン』の印象はどうですか?

長谷川あき  『永遠ナポリタン』は、ライブ中にお客さんたちとアイコンタクトを取る場面がたくさんある曲だとわたしは思っています。とくに、サビで「君が好き、君が好き、君が大好き」と何回も繰り返して歌うんですけど。そのたびに、「君が好き」とお客さんを指さしながら歌っているから、その姿を見て、ぜひキュンキュンしてしもらいたいし、そうやってライブを楽しんでほしいなと思っています。

──あきさん、パスタシリーズにはどんな印象を感じています?

長谷川あき  どの曲も好きなんですけど。パスタシリーズの中、一番キャピキャピとしたかわいい曲だと受け止めています。わたし、かわいい系の曲が好きだから、そういう楽曲がまたSAY-LAの中に増えて嬉しいなと思っています。
  ここさんも言ってたように、 『永遠ナポリタン』の映像を2人で撮っては、今、TikTokにアップしていますけど。今度は、お客さんと一緒に撮影し、それもアップしようとも考えてるから、そのときは協力お願いします。

──妃奈乃さんは、パスタシリーズ好きな方ですよね。

小椋妃奈乃  はい、パスタシリーズは大好きです。今回のシングルに新しいパスタ曲を入れると聞いてたから、曲を作っている光さんに「今回は、何パスタですか?」と聞いてました。そのときに光さんが「たらこスパか、ナポリタンか迷ってる」と言ってたから、ナポリタン好きのわたしとしてはどーしてもナポリタンの曲にしたくて、事あるごとに「次のハスタ曲はナポリタンがいいです」と言い続けてたら、『永遠ナポリタン』が上がってきたので嬉しかったです。

石谷光  妃奈乃がしつこく言ってこなかったら、たらこスパの曲になっていたかも知れない。

──妃奈乃さんは、ナポリタン好き?

小椋妃奈乃  今日も食べてきました。ナポリタンって、どこか懐かしい感じがするじゃないですか。「変わりゆく時のなか 変わらないもの」という歌詞があるんですけど、そこもわたしは好きです。しかも、めちゃめちゃ明るい曲調だから、ライブでやっていて楽しいです。


一般的には、しおまるがやらかして、わたしがフォローするという印象かも知れないけど。じつは逆で、わたしがやらかすことを、いつもしおまるがフォローしてくれています。


──最後は、しおもん(咲山しほ&沙藤まなか)による『Salt&Sugar』になります。しおもんとしての活動って、何時頃から始まったの?

沙藤まなか  わたしが半年先の加入でしたけど、2人ともほぼ同期でSAY-LAに加入して、今年で5年経ちました。しおもんとして初めてライブをやったのがSAY-LAに加入してから2年目頃だから、しおもんとしての活動自体は4年目になりす。

咲山しほ そうだね。

──今回がしおもんとして初のオリジナル曲になりますけど、それまでは?

沙藤まなか  SAY-LAの曲を中心に、2人ともAKB48さんが好きなので、AKB48さんの曲をカバーして歌っていました。だから、オリジナル曲ができたのは、素直に嬉しかったです。

咲山しほ  わたしともんちゃん(沙藤まなか)って同期ですけど、しおもんというコンビを組む少し前までそんなに深くしゃべったことがなくて…。当時のわたしには他にも同期メンバーが2人いて、わたしはその中の一人の子とよくしゃべっていて。もんちゃんは、もう一人の同期の子とよく一緒にいることが多かったから、お互いのことを深くまで話す機会がそんなになかったんです。

沙藤まなか  お互いに人見知りというのもあったしね。

咲山しほ そう。だけど、ボイストレーニングに行ったとき、お互い手持ちのお金が少なくて、電車賃を浮かせようと、2人で1時間くらい歩いてから電車に乗って帰ったことがあったんですけど。そのときにいろいろと語り合ったことが、最初に仲良くなりだしたきっかけでした。
 それから、しおもんとしてI-GET主催のイベントで歌ったり、自社で営業しているカフェ(White Castle)でイベントをしながら歌っていく中、2人で「しおもんとしての曲も欲しいよね」という話をするようになりました。もちろん、もらえるなんて思ってもいなかったから、本当にノリでファンの人たちの前で言ったり、SNSに書き込んでいたところ、2人がSAY-LAに加入して5年経つということもあって、「しおもん,の曲を作るよ」と光さんが言ってくれました。その言葉を聞いたときは、本当に嬉しかったです。

──お互いの関係性は、『Salt&Sugar』に書いてある通り??

咲山しほ  そうなんですけど。じつは最初、光さんに「どういう歌詞を書いてほしいか。どういう言葉を入れてほしいのか、2人で話しあったうえで教えて」と言われました。だからお互い考え始めたんですけど、すっかり送るのを(2人でまとめあげるのを?)忘れてて。そうしたら、光さんが全部歌詞も書いてくださいました。それを読んだら、私たちの伝えたかったことがすべて入っていたので、すごく嬉しかったです。光さんも私たちと5年間ずっと一緒にいるからこそ、よくわたしたちのことを知ってくれていたし、それもすごく嬉しかったことでした。

──ところで、なぜ、ここまで急激に仲が深まったのですか?

咲山しほ  何がきっかけというのはなくて、徐々に深まっていました。

──気がついたら、お互い離れられない関係になっていたわけだ。

咲山しほ  そう。わたし、仲良くなったら言う言葉があるんですよ。それを、もんちゃんにも言いました。それは内緒だから教えられないですけど(笑)。

沙藤まなか  あーっ、あの言葉だ。

咲山しほ  それくらい大切な人です。

沙藤まなか  すごく嬉しい。わたしも同じ気持ちだからね。

── 『Salt&Sugar』を歌い始めたのは、何時頃からでした?

沙藤まなか  今年の6月頃からです。光さんに歌詞を全部考えていただいたと言いましたけど。一個だけ2人で伝えていました。それが、「2人の名前を歌詞に入れてほしい」ということ。それがしおまるの塩と、沙藤まなかの砂糖という言葉になっていました。歌詞の中でもとくに「ちょっぴりしくじって しょっぱい塩 まるっと袋ごとかけすぎちゃったときでも そんなときは甘い砂糖 真ん中にかけちゃえばなんか中和できたりして」の部分が好きです。
  一般的には、しおまるがやらかして、わたしがフォローするという印象かも知れないけど。じつは逆で、わたしがやらかすことを、いつもしおまるがフォローしてくれています。よく遠征でも一緒の部屋になるんですけど。わたしの段取りが遅くて集合時間に遅刻しそうになるたびに、しおまるが手伝ってくれたり、変わりにやってくれます。でも最近では、集合時間が近づいたら「先に行くね~」と置いていかれるようにもなりました(笑)。

咲山しほ  それと、『Salt&Sugar』の振りはいずみんさんが考えてくれました。もともとは、光さんに「振りは自分たちで考えて」と言われてたんですけど。やっぱり考えられなくて、いずみんさんに「ファンの人たちと一緒に盛り上がれる簡単な振りでお願いします」と言ったら、振りを作ってくださいました。だから『Salt&Sugar』は、3人で作り上げた楽曲にもなりました。

藤沢泉美  2人に「難しすぎると困る」と言われたから、そうしました(笑)。中に、しおまるともんのポーズも入れるなど、2人の要望は全部詰め込んでいます。ぜひ、そこにも注目してください。


一番は、「Zepp Shinjukuに来て良かった、楽しかった」と言ってもらえるライブにすること。みんなの思いで、Zepp Shinjukuを埋め尽くしてください。


──2024年1月16日には、全国ツアーのファイナルであり、泉美さんの卒業公演にもなるZepp Shinjukuでのワンマン公演が決定しています。最後に泉美さん、その日へ向けてひと言お願いします。

藤沢泉美  わたしにとって、SAY-LAのメンバーとして最後のライブの日になります。SAY-LAとしても、大箱でワンマンをやらせていただけるのは昨年に行ったEX THEATER ROPPINGI公演以来だからこそ、お客さんたちにもいっぱい来てもらい、内容も含め、Zepp Shinjukuという会場に相応しいクオリティを持ったライブを見せたいなと思っています。わたしとしては、この日のライブをSAY-LAとしての集大成であり、アイドル藤沢泉美としての集大成となるライブにしていこうと思っているし、そこに描いた物語のバトンを、これからのSAY-LAを支えてゆく今のメンバーたちに手渡していきたいなと思っています。

──その言葉が嬉しいです。

藤沢泉美  アイドル活動も、気づいたら8年間続けていました。だからこそ、そこで得た経験をしっかりと後輩たちに受け継いでもらえるライブに。同じく、その思いをファンの人たちにもしっかりと感じてもらえるライブにしたいなと思っています。でも一番は、「Zepp Shinjukuに来て良かった、楽しかった」と言ってもらえるライブにすること。みんなの思いで、Zepp Shinjukuを埋め尽くしてください。


TEXT:長澤智典
 

<インフォメーション>


アー写

【MV】SAY-LA『青春イグノランス』
https://www.youtube.com/watch?v=lBHi9e-BpuI


2023年12月5日 ニューシングル「青春イグノランス」発売!

SAY-LA ニューシングル
「青春イグノランス」
2023年12月5日発売

JKT
A-type (IGET-024)

JKT
B-type (IGET-025)


各1,300円(税込)
発売元:I-GET MUSIC
販売元:ダイキサウンド
〈収録曲〉
M1. 青春イグノランス
M2. LOVE DICTIONARY
M3. 永遠ナポリタン
M4. Salt & Sugar (しおもん / 咲山しほ & 沙藤まなか)
(M1〜M4のoff vocal versionの全8曲収録)


SAY-LA 全国ツアー2023

12月16日(土)17日(日) 名古屋
ツアーファイナル
2024年1月16日(火) Zepp Shinjuku ワンマン

http://www.say-la.jp/
https://twitter.com/SAY_LA_info

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.04.27
ガルポ!ズ INTERVIEW
最新記事更新日 2024.04.22
ガルポ!ズ LIVE レポ