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普段からみんな腹筋は割れています。若干1名だけ、美味しそうなお腹のメンバーもいますけど(笑)。 buGG インタビュー・1
buGGの最新アルバム『buGG’s PARADE』が、5月30日にリリース。6月5日には、恵比寿LIQUIDROOMを舞台にした「BAND SET ONEMAN LIVE」も開催。アルバムの魅力について語る7人の言葉を、ここにお伝えしたい。
なんか、あっと言う間だったけどね。
――待望の新作アルバム『buGG’s PARADE』が完成しましたね。
青木あかね ここへ至るまでにもコンスタントに作品をリリースはしてきましたけど。アルバムという形では2年以上ぶりになります。
鈴木媛子 なんか、ここまであっと言う間だったけどね。
青木あかね ほんと、そう。これまでに発表してきた6曲に加え、新たに4つの新曲を加える形で、今回のアルバムを作りあげました。
鈴木媛子 嬉しかったのが、buGGが活動初期から歌ってきたし、作品化もしていた『Starting now』と『Make My Day』を新たに録り直したこと。そこから自分たちの成長も見えてきたから、それもメンバーにとっては嬉しいことでした。
自己紹介ソングって、なんかいいですよね。この曲をアルバムやライブを通してファンの人たちが聴いたとき、どんな反応や反響を返してくれるのか、すごく楽しみになる歌です。
――アルバム『buGG’s PARADE』に収録した楽曲の中、1曲をピックアップ。それぞれ、"推し曲"について語っていただけますか。では、つむぎさんからお願いします。
町田つむぎ あえて1曲を選ぶとしたら、わたしは『UCHRONIA』かな。この曲はですね、私たちが行ったワンマンライブのタイトルにも記した楽曲であり、そのワンマン公演のときにサプライズで披露した、すごく思い出深い歌です。この曲の最後のパートをわたしが歌っていることもあって、個人的には、歌うたびにプレッシャーも感じていますけど。それを含めたうえでも大好きな楽曲ということから、ぜひお勧めしたいです。
buGGにとっての節目や大切なライブのときに『UCHRONIA』を歌うことが多いように、いつしかbuGGの中でも重要な位置をしめる楽曲になっています。個人的にも、思い出や思い入れの深い楽曲です。
――次は、あおいさんお願いします。
池田あおい わたしは、新曲の『パズル』です。『パズル』は、今までにあったbuGGの楽曲の中では珍しい静かめの曲というか、バラード寄りの歌になっています。buGGの持ち歌の中、これまでにも恋愛ソングはありましたけど。ここまで、落ち着いてしっとりと歌う恋愛の曲はなかなか無かったから、いつもの「楽しい」や「格好いい」buGGだけじゃなく、『パズル』を通して新しいbuGGの姿を見せられたのも嬉しかったことでした。曲調や歌詞の面でも、これまで以上に幅広い層の人たちに響きやすいからこそ、本当にたくさんの方々に聴いてほしいなと思っています。歌詞の内容は私たちの心情にあてはやめすいというか、恋愛ソングに見せたうえでの私たちの気持ちそのままを言葉にしているから、歌っている立場でありながらも『パズル』の歌詞には聞き入っちゃいます。
――続いては、凜さんかな。
清水凜 『パズル』にも、私たちの気持ちが詰め込まれているから大好きなんですけど。同じ、メンバーのことがわかるという面でわたしがお勧めしたいのが、メンバー個々のキャラクターについて歌っている、buGGメンバーの自己紹介ソング『ぶった斬り!チェンソープレジデント』です。自己紹介ソングって、なんかいいですよね。この曲をアルバムやライブを通してファンの人たちが聴いたとき、どんな反応や反響を返してくれるのか、すごく楽しみになる歌です。
――『ぶった斬り!チェンソープレジデント』に記してあるメンバーの性格は、みなさんその通りと捉えて良いのでしょうか?
清水凜 『ぶった斬り!チェンソープレジデント』の歌詞を作るうえで、自己紹介・他己紹介を含め、メンバーみんなで言葉を書き出しては、それを作家の方に渡してまとめあげていただいています。だから、それぞれが歌っている自己紹介の歌詞は本当にその人自身のこと…というか、ぴったりです(笑)。そこを楽しみに、この曲を聴いてください。
――あかねさんの推し曲は…。
青木あかね わたしは、『Make My Day』です。この曲のサビでは、メンバーみんなでジャンプをしながら歌うんですけど。お客さんたちも一緒にジャンプをしながら盛り上がっているように、ライブで一体化した盛り上がりを作っていける楽曲という理由もあって気に入ってます。
わたしと、めい的に嬉しかったのが、buGGの初期ナンバーになる『Make My Day』と『Starting now』を再録できたこと。というのも、この2曲をレコーディングした時点でわたしとめいはbuGG加入前でした。だから、新録という形で2人の歌声を形にして残せたのも嬉しいことなんです。しかも、この曲を録ったのが、もう4年以上前になるの??
鈴木媛子 もうそれくらい経ってるかもね。
青木あかね だからメンバーの声の色も、当時と今とでは変わっているんですね。そこも、すごく新鮮でした。聴き比べられる人は、ぜひ聴き比べてください。
――そんなに歌声に変化が出ているんですね。
鈴木媛子 『Make My Day』と『Starting now』を録ったときって、私たち自身も、まだそんなにライブで歌いまくっていたわけじゃなかったし、自分たちの歌としてまだまだ身体に染み込む前の時期でした。そこからもう5年近く歌ってきたこともあって、その間でつかみ、感じてきた味わいを持って歌っているから、歌声自体もそうだし、歌うときの感情表現の面でも、再録したこの2曲にはより深みが出ているなと自分たちでも感じています。
それは、めいちゃんファンの優しさだよ。みんな、知らなかった振りをしてくれてたんだよ。
――続いては、めいさんお願いします。
神崎めい わたしも、『UCHRONIA』を推したいです。この曲の持つ世界観がすごく好きで、ライブでも、『UCHRONIA』が流れたとたん、それまでの世界観が一気に変わっていく感じがするように、そこがわたしの好きなところです。この曲のサビ歌を、わたしが担当。格好いい曲のサビを担当するのが初めてだったから、今でも『UCHRONIA』を歌うときには、すごく緊張しながら。でも、「格好よさを出せるように」といつも心がけて歌っています。
――みなさん、めちゃめちゃ数多くのライブをやってきているじゃないですか。もちろん、ゼロではないと思いますけど。今でも、ライブで歌うときに緊張感って覚えるものなんですか?
神崎めい ありますよ。わたしは、今も緊張します。ただ、緊張しすぎるというか、「緊張する」と意識しちゃうと余計に気持ちが固くなってしまうから、そこは緊張しすぎることなく。逆に、気持ちが緩みすぎても失敗に繋がるので、程よい緊張感を持ちながらいつもステージに立っています。
――よく歌っている楽曲なら、身体に染み込んでいるから歌詞や振りを忘れることはないと思いますが、久しぶりに歌う曲になると、たまに歌詞や振りを忘れてしまうこともあるのでしょうか?
神崎めい ありますよ。あと、他のメンバーが歌う歌詞を、臨時で歌うことになったとき、歌詞が飛んだり、間違えることもあります。前にも、舞台出演があって、凜ちゃんがライブに出れないことがあったんですね。その時期だけ、わたしがとある楽曲の凜ちゃんの歌詞を変わりに歌っていたんですけど。変な緊張があったのか、自分で何を歌えばいいのかわからなくなって、凛ちゃんの歌詞どころか、ぜんぜん違う歌詞を歌ってたなんてこともありました。
池田あおい あのとき、めいちゃんの歌を受けて、次にわたしが歌ったんですけど。わたしがいつも歌っている歌詞を、なぜかめいちゃんが歌いだしたんですよ。ライブ中、それに気付いたとき「えっ??わたしのパート!!」と驚きつつ。「そこへつられず、わたしはわたしの役割をしっかりこなさなきゃ」と即座に冷静になり、いつも通りに歌ったのは良いのですが、結局、同じ歌詞が2回続いてしまったこともありました。ちなみに、そのときにめいちゃんの歌っていたメロディーも、ちょっと違っていたけどね(笑)。一瞬、つられそうになったけど、そこはしっかり乗り越えました。
鈴木媛子 でも、誰かが間違ったときに、その間違いにつられるまま、自分も間違えそうになることは確かにあるあるだなと思います。
町田つむぎ あるよね。気付いたら、自分も変な動きをしちゃってたとか…。
――そういう間違いは、やはりお客さんにもばれてしまうもの…ですよね。
神崎めい それが、特典会のときでも、「えっ、間違ってたの??ぜんぜん気付かなかった」とみんな言ってくれていたから、平気でした。
鈴木媛子 それは、めいちゃんファンの優しさだよ。みんな、知らなかった振りをしてくれてたんだよ。
町田つむぎ ほんと、そう。ファンの人たちの優しさや愛情だよね。
神崎めい あっ、そうか。でも、無事に乗り切ったということで(笑)。
たとえ音が止まろうと動揺することなく、それさえも演出??と見ている人たちが勘違いしちゃうくらいの姿で堂々と歌い続けることはあります。
――みなさん、本当に数多くのライブの場を経験していますから、ちょっとやそっとのハプニングでは動じないんじゃないですか。
青木あかね たまにトラックが止まっても、そのままずっと歌いきるとかね。
早見玲花 たとえ音が止まろうと、そこで動揺することなく、それさえも演出??と見ている人たちが勘違いしちゃうくらいの姿で、メンバーみんな堂々と歌い続けることはあります。
鈴木媛子 とくにエンディング近くで音が止まっても歌い続けていると、そういう演出なのかと勘違いしてくれる人もいて、逆に盛り上がったりね。
早見玲花 トラブルやハプニング起きたときには、お客さんたちも手拍子をして支えてくれるなど、逆に一体感を作れるのもbuGGとファンたちとの強い信頼関係があるからだなと感じています。
――次は、玲花さんの推し曲をお願いします。
早見玲花 わたしはMVも制作した、新曲の『PARADE』です。この曲のメインパートを歌うメンバーを決めるに当たって、マラソン大会を行いました。そこで1位を獲得したことから、わたしが『PARADE』のサビを歌わせていただいています。そこを歌うとき、いつも「自信を持って歌おう」と心がけているから、ライブではその姿にも注目してください。
――玲花さん自身、「絶対にわたしがつかみ取る」という意識を持って、マラソン大会に挑んでいたのでしょうか。
早見玲花 「絶対にわたしが歌うぞ」という意気込みで走りました。buGGの場合、いろんな挑戦企画をやることも多いんですけど。歌うパートを競い合うチャレンジは初めてだったから、そこはちょっと緊張もしていました。
――挑戦企画が多いって、みなさん、日々身体を張っているんですね。
早見玲花 身体を張ることは多いです。マラソン大会だって、1回じゃなく、10日間毎日。しかも、6kmくらいの距離を何回も走らされたり。
清水凜 しかも、マラソン大会をやったあと、そのままライブ会場に向かって、普通にライブをやってという日々でしたからね。
早見玲花 そのおかげで、メンバーみんな身体が引き締まったし、お腹なんて、みんなバッキバキだからね。他のアイドルさんやファンの方々にも、「身体引き締まったね」と言われてたから、そこの面では良かったですけど。でも、マラソンとライブの二本立ては、体力面ではかなりきつかったです。
青木あかね よく、「buGGは筋肉グループだ」って言われるよね。
――もしや、みなさん腹筋が割れてるとか??????
早見玲花 普段からみんな腹筋は割れています。若干1名だけ、美味しそうなお腹のメンバーもいますけど(笑)。
――みなさん、普段からストイックな人たち?
青木あかね いや、もともとみんな筋肉質なんだと思います。
神崎めい というか、buGGのライブがハードすぎて、毎回のライブがトレーニングと同じ状態だから、自然と身体が鍛えられていくんです。
池田あおい だから、もしbuGGの活動を辞めてしまった後、急に太りそうだから、そこが怖いよね。
町田つむぎ 辞めたとたん、身体がだるまのようになってしまうとかね。
――その身体をキープする環境があるように、普段からいい緊張感を持って6人は過ごせてるってことですよね。
鈴木媛子 あーっ、6人って(笑)。
わたしのほっぺがプニプニ過ぎて、飴を嘗めてるんだとマネージャーさんが勘違いしてたんですよ。
――媛子さんも、いつも緊張感を持ちながら過ごしている……わけですよね。
鈴木媛子 いやぁ、動くとご飯が美味しいんですよぉ。これ、余談話になるんですけど…。
(2回目へ続く)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
予測不可能な自由奔放系アイドル、buGG。Newアルバムリリース!!
『buGG's PARADE』
2023.5.30 On Sale
<価格>¥2,250-(税込)
<品番> QARF-
<発売元> 株式会社ロックフィールド
<販売元>コロムビア・マーケティング株式会社
収録曲
PARADE
Baby steps!!
Make My Day
S→L
恋のデッドヒート
ぶった斬り!チェンソープレジデント
Starting now
UCHRONIA
Bring it on
パズル
➖buGG’s PARAD➖BAND SET ONEMAN LIVE
2023/06/05(月)
恵比寿LIQUIDROOM
18:15/19:00〜
http://ticketvillage.jp/events/12136
buGG 「PARADE」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=Vww-eBHGm20