FEATURE

2024.07.10
望月彩華

この写真集では、「朝、起きてから、ポールダンサーに変身するまでの、わたしの1日」を表現しています。 望月彩華インタビュー!

 アイドルからポールダンサーへと転身した望月彩華。彼女が、1st写真集『色彩』を7月27日に発売する。異色の経歴を持つ彼女の、その歩みを追いかけた。


そのときのSHOWを見たのをきっかけに、「わたしもポールダンサーを目指そう」と思いました。


──彩華さん、以前はアイドル活動をしていた人ですよね。

望月彩華 はい。以前は福岡でHRというアイドルグループで活動をしていました。もともとアイドルになりたくてというよりも、アイドル活動を一つのステップアップの場やきっかけにという気持ちで始めています。でも次第にアイドルとしての活動へ楽しさを覚え、4年弱続けました。それまで自分が生きてきた日々の中にはない新鮮な刺激をアイドル活動に覚えたことが長く続けてきた要因だったなと、今になって思います。
 

アイドル時代
▲アイドル時代の望月彩華

 

──アイドル活動を続けた方が、なぜ、ポールダンサーの道へ? みなさん、そこが最も気になるところだと思います。

望月彩華  きっかけは、東京へ旅行に行ったときにバーレスク東京(現・ROKUSAN ANGEL)を訪れたことでした。以前から、バーレスク東京というSHOW CLUBの存在は知っていたし、そこで見せるSHOWのことが気になっていたことから足を運びました。そこで見たポールダンサーさんの姿やパフォーマンスに、わたしは一目惚れ。アイドルグループのメンバーとして活動しているときから、わたしはグループで活動をするよりも一人で自由に踊るほうが向いているなと思っていたし、その意識も強かったから、そのときのSHOWを見たのをきっかけに、「わたしもポールダンサーを目指そう」と思いました。

──バーレスク東京の舞台でSHOWを行うメンバーになる場合、かなりの実力を必要としますよね。

望月彩華  わたしが興味を持った当時でも、毎月100人がオーディションを受けては、そこから合格者が1人という厳しさでした。それだけハードルが高いのをわかっていたからこそ逆の発想と言いますか、ポールダンスはとても高い技術を要求される。ならば、「わたしはポールダンサーです」という実績という武器を身につけて挑めば合格できるだろう。別の言い方をするなら、実力のある子なら落ちることはないだろうと思い、まずは福岡でポールダンスを習い、実力や経験を身につけることから始め、そのうえでオーディションに臨みました。

──バーレスク東京のSHOWには、舞台を彩るいろんなパフォーマーの方が出ていますよね。なぜ、そこでポールダンサーに惹かれたのかも気になります。

望月彩華  「好きな曲、好きな振り、好きな衣装を身につけ、自由に自分を表現できること」に惹かれました。わたしの場合、日本の歌手の失恋系のバラード曲を用いてパフォーマンスをすることが多いんですね(インスタ動画はこちら)。わたしは楽曲へ感情移入しやすいこともあって、わたし自身が落ち込んだときに、そういう曲たちに気持ちを乗せながら踊ると自分自身が救われるし、SHOWを観てくださった方々からも「すごくしんどかった気持ちが楽になった」や「同じ気持ちになって観ていたし、心が救われた」という声をいただくことも多いです。パフォーマンスを通して人を惹きつけるのは、もちろん。わたしの踊る姿を通して自分の心も、観てくださる人の心も救える。わたしはそこにポールダンスの魅力を覚えています。
 

バーレスク時代
▲バーレスク時代の望月彩華

 

自分に自信を持ってやるからこそ人に感動や幸せを与えていけるし、人の心を揺さぶれる。わたしはそう信じています。


──ポールダンサーは、素人が簡単に出来るものではない職業。身につけるまでは、かなり大変だったと思います。ステージデビューまで、どのくらいの歳月を要したのでしょうか?

望月彩華  下積みと言われる期間が1年くらい。わたしがポールダンサーとしてステージデビューしたのは、ポールダンスの技術を身につけだしてから約1年後になります。それまでは、レッスンの日々。厳しさにめげて辞めてしまう子たちも多いくらい、とてもしんどかったですけど。わたしは約1年で、その技量を持つまでになりました。

──厳しい日々を乗り越えられたのもバーレスク東京の舞台でポールダンスを踊るという明確な目標があったからこそ出来たこと?

望月彩華  そうですね。福岡でポールダンサーとしてデビューしてからは、揺るがない自信を持ってオーディションへ臨むためにもと実績作りをめちゃめちゃ頑張りました。あの頃は、ポールダンスを踊れるいろんな場で踊っては、10か月ほど経験と実績を重ね、そのうえでバーレスク東京のオーディションへ挑戦。晴れて、合格することが出来ました。
  これは、アイドル活動自体にも言えたことですし、何事もそうだと思いますけど。「わたしなんか」と思ったら受からない。自分に自信を持ってやるからこそ人に感動や幸せを与えていけるし、人の心を揺さぶれる。わたしはそう信じています。

──憧れだったバーレスク東京のポールダンサーになったわけですが、今はフリーで活動をしていますよね。バーレスク東京にはどのくらい在籍していたのでしょうか?

望月彩華  2年弱所属していました。昔からそうですけど、わたしはグループ活動に縛られるのがすごく苦手。アイドル活動もそうでしたけど、バーレスク東京での活動も、グループとして動かないと全体に迷惑をかけしまうことになる。SHOW自体はソロでパフォーマンスをしていても、グループ全体の動きの中の一つとして表現していくことが必要になる。そこへ次第に息苦しさを覚えたことから、「フリーランスになって自分が枠を超えて表現したいことへ挑んだほうが、わたし自身の可能性も広がるんじゃないか」と思って、フリーランスの道へ進みました。
  もちろん、バーレスク東京で学んだことは大きな財産になっています。改めてグループとして表現することの大切さを学んだのは、もちろん。バーレスク東京では、毎ステージ100人くらいのお客さまが観に来れば、それを1日3ステージ行います。つまり、1日300人の方にパフォーマンスを観ていただけるのはとても大きな経験になりました。それにバーレスク東京でポールダンサーとして活動をしていたときに、自分のキャラクターをある程度確立できたことも大きかったですね。

──そこ、とても気になります。

望月彩華  わたしは今、アイドルらしさも生かしたポールダンサーとして活動をしています。バーレスク東京へ加入したとき、どう自分の特色を出すかをいろいろと考えました。そのときに、アイドル活動という経験を一つの表現の武器にし、それを魅力として形作ったことが、フリーランスとして活動をしている今のわたしの特色や強みにもしていけたなと思っています。加えて、わたし自身が、ポールダンサーのイメージを変えていきたい気持ちが大きかったことも、フリーランスとしての活動へ踏み出すきっかけにもなりました。

──ポールダンサーのイメージを変えていきたいと。

望月彩華  そうです。今でもそうですけど、一般的に「ポールダンサー=エロい、セクシー」という印象を持たれます。わたしは、そのイメージをどうにか変えていきたい。バーレスク東京でSHOWをしていたときは水着や下着で踊るのは絶対条件としてあったので、そこで印象を変えていくのは難しいと思ったし、「もっと別の角度からポールダンスの魅力を表現したい」と思ったことも、フリーランスの道へと意識を切り換えたきっかけでした。
 

スナップ

 

オーケストラとの共演はポールダンスのイメージを変えてゆく大きなきっかけになりましたし、わたし自身も、大きな刺激を得る経験になりました。


──フリーランスになって以降は、セクシーさとは異なる表現の道を切り開いたわけですけど。大きな印象の転換になったのが、今年6月にTOKYO DOME CITY HALLで行ったオーケストラとの共演。その斬新なコラボレートは、ポールダンスの表現や魅力の幅を広げましたよね。 

望月彩華  フリーランスで活動を行いだして以降、わたし自身はセクシーからはほど遠いものを表現していても、世間一般は、どうしても「ポールダンス=エロやセクシー」と一緒くたにしてしまう。だからこそ、その印象がまったく無い物事と交わりたいなと思っていたときに声をかけていただいたオーケストラとの共演は、ポールダンスのイメージを変えてゆく大きなきっかけになりましたし、わたし自身も大きな刺激を得る経験になりました。

──新しい分野を開拓できたのは、ご自身の強みにもなりますからね。

望月彩華  実際に強みになりました。ただし、共演をしたときは、オーケストラ好きの方々からも、ポールダンスをやってる人たちからも、非難の声を受けることもありました。それこそオーケストラの演奏で音楽を楽しむのが好きな方々からは「品位を落とすな」「格が下がる」と言われましたし、ポールダンスの世界でも、それまでのポールダンスの印象とはぜんぜん異なる表現の世界へ踏み出したことから「なんなのよ、あの子は」と叩かれもしました。でも、観てくださったほとんどの方から「すごく良かった」と言っていただけたことは、わたしにとっての自信にも、新たな強みにもなりました。

──彩華さん自身はポールダンスの新しい表現の道へと進みたかったわけだから、一部非難はあろうとも、すごく良い結果に繋がりましたよね。

望月彩華  そうですね。そういう新たな挑戦をしていかないと、何時まで経ってもポールダンス=セクシーという印象を払拭できないからこそ、これからも、これまでの常識にはなかった挑戦はしていきたいなと思っています。
  じつはポールダンスって、以前にオリンピックの競技として採用をという議題に上がったことがありました。結果的に、いまだ実現はしていません。でも、何時かオリンピックの競技として正採採用になってもらいたいし、そのための一助となる活動も、微力しながらしていきたいなとわたしは思っています。


スナップ


寝起きの姿から、バチバチに彩ったポールダンサーとしての自分まで、ストーリー性を持った流れの中で、いろんな自分の姿を写し出しました。


──今でも活動の軸にあるのはポールダンスですが、他にも、いろんな活動をしていますよね。

望月彩華 ラジオ番組のパーソナリティや、アパレルでのモデル活動をしています。メディア関係の露出面でも声をかけていただける機会が増えたので、ちょこちょこ出演しています。異なる角度からもわたしのことを知っていただき、そのうえでポールダンスの魅力にもはまってほしいと思うからこそ、いろんな分野への挑戦は積極的にやっています。

──1st写真集『色彩』の発売も、そういう流れから繋がったのでしょうか?

望月彩華   そうなりました。ただ、最初にお話をいただいた出版社の担当の方が退社することになり、一時は頓挫しそうにもなりました。でも、このチャンスを失くしてしまうのはもったいないと思い、新たな担当の方に引き継いでいただき、ぶじ出版まで漕ぎ着けました。
  じつは、4年ほど前にも「写真集を出さないか」というお話をいただいたことがありました。そのときは、「グラビア寄りじゃないと売れないよ」「お客さんは脱がないと見てくれないから」と言われたように、完全にセクシー寄りの写真集という内容を求められました。わたし自身は、そのイメージを払拭したいがためにフリーランスになったわけですから、セクシーな写真集を出しては意味がないと思い、そのときはお断りをしました。その経験もあったので、今回もセクシー寄りに持っていっては意味がないと思い、ポールダンサーとしての魅力を生かしたうえで、割と日常寄りの内容にとみずからプロデュースをしていきました。

──写真集『色彩』は、どのようなコンセプトを持って構成したのでしょうか。

望月彩華  この写真集では、「朝、起きてから、ポールダンサーに変身するまでの、わたしの1日」を表現しています。それこそ、寝起きの姿から、バチバチに彩ったポールダンサーとしての自分まで、ストーリー性を持った流れの中で、いろんな自分を写し出しました。ポールダンサーとしての衣装姿はもちろん、中には、私服や寝起きのランジェリーカット、プールでの水着姿なども入れましたし、アイドル活動時代を思い出すようなカットや表情も入っているから、アイドル活動時代のわたしを見ていた方々には、そこを懐かしんでいただくのもいいのかなと思っています。
  表紙をポールダンスの写真にしたように、「あくまでもわたしはポールダンサーの望月彩華であって、グラビアの人ではない」ことを強調したかったんです。ただ、ポールダンサーだけの写真集になってしまうと、見てくださる人の幅が狭まってしまうこともあって、私服姿や、あえてちょっとドキドキなショットも入れてと、上手くバランスのさじ加減を取りながら表現。多少のセクシーさもありますけど、そこも写真集を彩る表現の一つとして取り入れています。
 

写真集
▲望月彩華 1st写真集『色彩』2024年7月27日発売

 

美少女戦士セーラームーンの『ムーンライト伝説』に乗せ、ツインテールのセーラー服姿でパフォーマンスもしています。


──この写真集の発売を告げる記事が、いろんなニュース媒体に掲載になりました。さまざまな反響もあったのではないですか?

望月彩華  いろんなメディア媒体に取り上げていただけたのは、わたしがもともとアイドル活動をしていた影響も大きかったなと思います。実際、アイドルからポールダンサーに転身したことへの目新しさから取り上げてくださったのは、わたし自身も自覚はしています。
  嬉しかったのが、アイドル活動時代に応援してくださっていた方々が、ポールダンサーとして活動をしているわたしにも興味を示してくださり、「写真集を買うよ」「今度、SHOWを観に行くよ」と言ってくださるように、ふたたびファンとして戻ってきてくれたことでした。今のわたしを応援してくださっているファンの方々は、もちろん。再会したファンの方々や、今回をきっかけにわたしのことを知っていただいた方々と、また新たな可能性を切り開く道を一緒に進めたら嬉しいなと思っています。

── 1st写真集『色彩』の発売記念として、福岡・東京・大阪での「お渡し会」も決まりました。

望月彩華  (取材時点では)今、具体的な日時の発表時期を詰めているところですけど。直接触れ合える場を通して、みなさんとお会い出来るのはすごく嬉しいし、わたし自身とても楽しみにしています。

──普段は、どの辺で活動をしているのか、それも教えてください。

望月彩華  詳しくはわたしのXInstagramをチェックしていただきたいのですが、今は、主にポールを設置した銀座・六本木・新宿・立川のSHOWを提供するお店で活動をしています。ポールダンスは、ポールを設置出来るある程度の広さと高さのある環境なら何処ででも出来るので、アイドルさんとライブハウスでの共演や、野外に飛び出して、もっと開かれた環境でなど、いろんな場へと見せる幅を広げていきたいなと思っています。なので、声をかけていただけたら嬉しいです。

──彩華さん自身、いろんな可能性を求めているわけですもんね。

望月彩華  そうなんです。普段なら誰も交わらないと思っていたオーケストラさんとも共演できたように、求めれば、いろんな可能性は広がり続けます。書道家さんと一緒にパフォーマンスだってしてみたいし、アイドルさんとの共演だってぜんぜん有りだと思います。
  わたし自身、「失恋ソングに乗せてパフォーマンスをする」と言いましたけど。その割合をパフォーマンス全体の5割とするなら、あとの5割では、自分がアイドル活動をしていた経験を生かし、それこそAKB48さんやハロープロジェクト!さん界隈の楽曲に合わせて踊れば、アニソンでも『ラムのラブソング』や美少女戦士セーラームーンの『ムーンライト伝説』に乗せ、ツインテールのセーラー服姿でパフォーマンスをするなど、アイドル的な面を5割出していますから、そういう面も観てほしいなと思います。最近では,、アニメ「ポールプリンセス!!」の影響からポールダンスに興味を示す女性の方々も増えています。そういう同性の方々にも魅力を伝える開けたパフォーマンスは、今後も積極的にやっていきたいです。

──彩華さんは、7月に30歳を迎えました。最後に、30代の望月彩華としての道について教えてください。

望月彩華  今も、アイドル性を持ったポールダンサーとしての面を魅力の一つにしていますし、最近、その姿へ興味を示してくださる方々が増えたことから、もう少し今の印象を広げていくつもりですけど。ゆくゆくは大人の色気を持った、でも、少し幼い感じも上手く残した姿を魅力に表現できたらなと思っていますし、ポールダンスの新たな可能性の道を、もっともっと広げてゆく活動をしていくつもりです。個人的には、30代のうちにポールダンスのお店を持ちたい目標もあるので、それも実現したいですね。
 

スナップ


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


写真集

■写真集ご予約はこちら

望月彩華 1st写真集「色彩」2024年7月27日発売予定


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https://books.rakuten.co.jp/rb/17913562/


■イベント情報

8/2(金)  18:30〜 福岡ミュージックプラザインドウさんでお渡し会
8/18(日) 15:00~ アキバソフマップさんでお渡し会

※予定は変更になる場合がございます。詳細は事前にSNSをご確認ください。


アー写

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