FEATURE

2022.12.30
きみとバンド

歴代のガールズバンドの中、日本武道館に最速で立ったのが、結成から5年7ヶ月。それよりも早く立ちたい!!! きみとバンド インタビュー・1

 8月20日Zepp Hanedaで行われた2周年記念ワンマンライブ「きみとZepp」の模様を収録したLIVE DVD が発売になりました。この作品の魅力を伝えるべく、メンバーを代表し、清原梨央さんと大野真依さんがインタビューに応じてくれました。


演奏が始まるのに合わせ紗幕が落ちた瞬間、フロアの景色を観たとき、すごく鳥肌が立ったことを今でも覚えています。


――改めて、「きみとZepp」公演を振り返っての思いを聞かせてください。まずは、梨央さんからお願いします。

清原梨央 ライブを終えた直後は、本当に「終わってしまったな」「寂しいな」という気持ちをすごく持っていましたけど。でも、こうやって改めてLIVE  DVDを通して当日の模様を観たときに自分でも感動を覚えれば、あのときの気持ちがまた甦ってきました。あのときの景色は、あの会場にいたすべての人たちの思いが一つになって生まれたもの。だからこそ、この映像を観るたびに、わたしは改めてバンドへ向かう熱意が高まります。

――映像を観ての感想も述べていただきましたけど。やはり、LIVE映像を観たときには、いろんな思いが甦ってきていたんですね。

清原梨央  甦りましたね。本当に綺麗な映像ですし、いろんな角度からメンバーのライブ姿を収録していることからも伝わるように、本当にいろんな方々が携わってくださったからこそ、こんなにも素敵なLIVE DVDを残せることが出来たんだなと思います。

――続いては、真依さんの思いを聞かせてください。

大野真依  バンドを始めたときから、その都度明確な目標を持って進み続けてきましたけど、初めて大きな目標をとして掲げたのが、Zepp Haneda公演を成功させることでした。一つの明確な、しかも大きな目標が見えたことで、よりメンバーの結束を強め、Zepp Haneda公演へ向かい、スタッフさんも含め一丸になって突き進んできました。あの時期は、本当にきみとバンドを大きく成長に導いてくれたなと思います。Zepp Haneda公演はすごく楽しかったです。もちろん、そこへ至るまでには「楽しい」だけではない、いろんな感情もありました。だけど、その気持ちも含め、舞台の上からあの景色を見たときは、すごく嬉しかったです。

――舞台の上から観た景色は、今でも頭の中に浮かびます?

大野真依  オープニングのVTRが終わり、1曲目の『きみとバンド』の演奏が始まるのに合わせ紗幕が落ちた瞬間、フロアの景色を観たとき、すごく鳥肌が立ったことを今でも覚えています。

――完成したLIVE映像を初めて観たときの気持ちも、教えてください。

大野真依  改めて当日の映像を観たとき、「メンバーみんな、すごく輝いてるな」と思いました。

清原梨央  それは、わたしも感じてた。

大野真依  あのときの映像は、何度観ても…。観るたびに、感動が甦ります。しかもこの映像には、Zepp Haneda公演へ向かうまでの私たちの姿など、いろんな映像を収録しているから、きみとバンドのいろんな表情も楽しんでいただけると思います。


アンコールだからこそ、『きみが好き』でりーおんを呼べたのもあるからね(笑)。


――当日のライブの1曲目を飾ったのが『きみとバンド』でした。Zepp Haneda公演は、この曲から始めたい気持ちが強かったのでしょうか。

清原梨央  みんなでセットリストを決め始めたときから、「1曲目は『きみとバンド』からはじめよう」というのは、すぐに決まったよね。

大野真依  きみとバンドの場合、そのツアーやライブごとに、1曲目にいろんな楽曲を持ってきていたから、ファンの方々でも「Zepp Haneda公演の1曲目は何が飛び出すんだろう」と予想していたみたいですけど。みんな1曲目に『きみとバンド』を持ってきたことは意外だったようです。私たちの中では、やはりバンド名を入れた曲ですから、Zepp Haneda公演をバンド名に恥じない内容にしていくためにも、「まずは『きみとバンド』から始めたいよね」という話には、すぐになっていましたね。

――セットリストの流れは、すぐに決まった形でした?

大野真依 セットリストは、本番直前の時期まで、いろいろと変更していました。序盤は、いつものライブのように盛り上がる曲で、中盤にバラードなどの表情豊かな曲たちを持ってくることで、理紗ちゃん(森田理紗子)が加入したことで増した強み「表現の深い歌声や音楽面での魅力」を見せられると思いました。それもあって、全体的な流れにはこだわりました。それと、アンコールで披露した、アイドルのりーおん(清原梨央)が登場した『きみが好き』ですけど。最初この曲は、本編で普通にバンド演奏の予定でした。だけど、「きみとバンドらしい楽しいパフォーマンスもあったほうが、お客さんたちも楽しいよね」という話から、アイドルのりーおんが登場する演出を加える形で、『きみが好き』をアンコール曲に持ってきたという変更などもしていきました。

清原梨央  アンコールだからこそ、りーおんを呼べたのもあるからね(笑)。


「あっ、ここで言っちゃったか」とは思いました(笑)。


――本編のMC中には、メンバー一人一人が、心に抱えている思いを語っていました。梨央さん、MC中に涙ぐみながら心の中へしまっていた思いを語りましたよね。

清原梨央  Zepp Hanedaの舞台に立つと決まったときから、あの場所で、たくさんの人たちを前に、自分の学生時代のお話をしたいとずっと思っていました。あの大きな場所で、その話をすることで、「引き籠もったような過去のあったわたしでも、こうやってZepp Hanedaの舞台に立つまでに変われたんだから、同じ悩みを持っている人がいたら、きっと変えられるよ」という思いを伝えたくて、そう話しました。

――真依さんは、「日本武道館に立つことを目指す」と宣言しましたよね。

大野真依  言っちゃいましたね。

――真依さんも、その発言をZepp Hanedaでしようと決めていました?

大野真依  この日、Zepp Hanedaで披露することも前提に、夢の場所へ向かう気持ちを歌にした『あの場所へ』という楽曲を披露しました。この曲には、さらに上のステージへ向かおうという気持ちを込めていたこともあって、この曲を初披露する日に、「日本武道館に立つ」と伝えたい思いはありました。一応、プロデューサーには確認しましたけど。メンバーには伝えていなかったかも知れない。言ってたっけ?

清原梨央  前から、メンバーどうしで「日本武道館に立ちたい」「Zepp Hanedaの次は日本武道館を目指したい」と会話をしていたし、3人ともその気持ちを共有していたから、確かに聞いてはいなかったし、発言の内容自体に驚くことはなかったけど、「あっ、ここで言っちゃったか」とは思いました(笑)。

大野真依  あれだけ大勢の人たちを前にしたら、やっぱし言っちゃいましたね。

――日本武道館を目指します発言をしたことで、改めて決意を固くしたところもありました?

大野真依  3人 とも、その意識はより強くなりました。宣言したからには実現しないと…。でなきゃ、ファンの人たちに顔向けが出来なくなるからね。

――真依さんも、MCでは、今の自分の気持ちを素直に伝えていましたよね。

大野真依 わたし自身、Tik Tokやグラビア活動など、バンド活動以外の芸能のお仕事もやらせていただいていますし、その活動を通してきみとバンドのファンになっていただけた方々も多いです。もちろん、そういう活動を応援してくださる方々のほうが圧倒的に多いですけど。中には、その活動を否定する声もあります。わたし自身は、きみとバンドへ繋がるためにと必死に頑張ってきたし、今も頑張ってやり続けていますけど。その思いが伝わりきれず悲しい気持ちになったり、落ち込むことだってありました。だけど、わたしのやってきたことが間違いではなかったからこそ、きみとバンドを知る入り口はTik Tokやグラビアだった人たちだって、Zepp Hanedaにたくさん足を運んでくださいました。だからこそ、芸能活動をやってきたことは正しかったんだという気持ちを伝えたくて、そういうMCもしました。

――結成から丸2年でZepp Hanedaだって、すごく早いペースですよね。そう出来たのも、いろんな活動を通してきみとバンドに興味を持てば、その音楽に触れてファンになった方々がたくさんいたからでしょうからね。

大野真依  バンド活動は、もちろん。3人それぞれの個々の活動の頑張りもあったからこそ、2年でZepp Hanedaまで辿り着けたと私たちは思っています。

清原梨央  Zepp Hanedaでの公演は、きみとバンドを結成したときから掲げていた目標の一つでした。あの当時、プロデューサーに「3年かけてZepp Hanedaに辿り着けなかったら、解散」とも言われていましたけど。それを1年間巻きましたからね。ただ、日本武道館公演に関しては、そんなすぐに立てないのは私たちもわかっています。

大野真依  そのうえで、目標にしていることがあります。歴代のガールズバンドの中、日本武道館に最速で立ったのが、結成から5年7ヶ月(SILENT SIRENとSCANDAL)なんですね。それよりも前に立ちたいとは勝手に思っています。それを実現するためには、もっともっと努力が必要なんですよ。

(2回目へ続く)

TEXT:長澤智典

<インフォメーション>

JKT
〇 収録曲
1 きみとバンド
2 スローモーション
3 はなればなれ
4 amulet
5 rosemary
6 シャボン⽟
7 オレンジ⾊の世界
8 きみとふたり
9 蟬しぐれ
10 レリビ☆
11 あの場所へ
12 恋のモンスター
13 ∞YAKEN
14 スタートライン
15 きみが好き
16 歌にのせて
17 rebirth

他にも、OPENING MOVIEやZepp密着ドキュメント、インタビューなども収録されている。
なお、このライブの模様を記録した写真集も同時発売された。詳細は下記の通り。

【DVD及び写真集販売サイト】
〇株式会社telme 公式販売サイト
・URL:https://photoevent.shop/ 

【DVD概要】
〇Zeppワンマンライブ DVD 特典映像付き【特典付き】
・価格 ¥5,000―(税込・送料無料)
・本編ノーカット
・オープニングVTR
・Zepp密着ドキュメント
・インタビュー
●期間限定特典
・WEB視聴用限定公開URL付き

〇ZeppワンマンライブDVD 特典映像付き【保存&観賞用2枚セット】【予約特典付き】
・価格 ¥10,000―(税込・送料無料)
・本編ノーカット
・オープニングVTR
・Zepp密着ドキュメント
・インタビュー
※同じDVD2枚セット
●期間限定特典
・WEB視聴用限定公開URL付き
●2枚組購入特典
・メンバー3人直筆サイン付き
・全編データダウンロードコード付き


きみとバンドプロフィール

愛媛出身の大野真依、清原梨央、福井県出身の森田理紗子の3人からなる本格派スリーピースガールズバンド。 
2020年8月、現メンバーの大野真依、清原梨央、初期メンバーである大野ひまりの3人でデビュー。 
コロナ禍でデビューは4度延期になるが5度目にようやくデビューし(東京下北沢ガーデン/ 500枚即日完売) そのまま7都市をワンマンデビューツアーで周った。 
地元愛媛で行われたツアーファイナルでは47都市全県ワンマンツアーを発表し、コロナ禍の中、エンタメ界やライブハウス に勇気や希望を与えるべく、フェイスシールドや医療用手袋を無料配布するなど万全の感染予防対策を施しながらバンドワゴン(ハイエース)で全国を駆け巡り、2021年7月感染者ゼロで無事完走した。 
2022年1月をもって大野ひまりが卒業し、本格派シンガーソングライターの森田理紗子が新メンバーとして加入。 
2022年3月新体制お披露目ツアーをスタート。2022年5月までに全国7ヶ所で行われた。 
2022年8月Zepp Hanedaで2周年ワンマンライブソールドアウト2000人を動員した。
現在も月に5本平均でライブを行っており、さらに音楽性をパワーアップさせガールズバンドの頂点を目指す。
全てはバンドのために。というキャッチコピーをメンバー間で共有し、個々の活動にも力を入れている。個人がそれぞれの活動スタイルでファンを増やし、きみとバンドに結集。そんな新しいスタイルを目指している。 
また、有名作曲家でミリオンヒットの経験も持つ古城康行氏を音楽プロデューサーに付け、本人達が作詞も手掛けており、楽曲は全てが表題曲。と語るように自信を持っている。 
ファンとの一体感にも定評があり、バンド名「きみとバンド」の「きみ」もファン一人一人の事を指しており、きみと一緒にバンド界の頂点を目指す。というキャッチフレーズのもと、日本武道館ライブや有名音楽番組出演を目標に掲げている。 
全SNSの総フォロワー数は60万人を超えている。 

・公式ホームページ:http://taimu-co.com/entertainment/band/kimi-to-band.html
・ツイッター:https://twitter.com/with48263996
 

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〇大野真依(リーダー、ドラム)
日本一美しいドラマーと評されるほどビジュアルには定評がある。インフルエンサーとしても積極的に活動しておりTikTokなどSNSの総フォロワー数は約50万人を獲得し、今もなお1日1000人ペースでフォロワーが増え続けている。
また、今春にクラウドファンディングでグラビア写真作成プロジェクト(第1弾)、今秋にグラビアDVD&写真集W作成プロジェクト(第2弾)を実施し、第二弾では目標金額300万円に対して支援額12,381,024円(達成率412%)支援者1027人と異例の数字を叩き出し、Yahoo!ニュースなどでも話題に。
6月16日には、リズム&ドラムマガジンにも初掲載された。
・各種SNS:https://linktr.ee/maixx1024
    
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〇清原梨央(ギター、ボーカル)
秋元康プロデュース「ラストアイドル」の初期メンバー。卒業後にバンドを結成した。その堂々としたステージパフォーマンスは必見。1月中旬発売予定のフォト&エッセイが話題になっている。保健室登校だった一人の少女がアイドルとして輝き、アイドル卒業後にバンドを始めるといったサクセスストーリーが注目を集めている。
・各種SNS:https://linktr.ee/___rioky001114
 
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〇森田理紗子(ボーカル:2022年1月29日から加入)
福井県出身の本格派シンガーソングライター。サポートとしてアルバムレコ発ツアーに参加していたが、2022年1月のツアーファイナルにて正式メンバーとしての加入を電撃発表。 現在、バンドと並行してシンガーソングライターとしても活動しており、バンドとソロを合わせると月に10本近いライブを行っている。
・各種SNS:https://linktr.ee/risako_morita_
 

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