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炎上したら、「やったー!!」みたいなところはありますね。 プランクスターズ インタビュー1
3月22日にミニアルバム『ぉちωレま°』(オチオメガレマ)を発売するプランクスターズ。彼女たちは現在「全国47箇所無料ワンマンライブツアー「WE ARE THE GOLDEN NUTS」を実施中。無料公演だけに、話題のプランクスターズに触れる嬉しいチャンスの場なのは間違いない。ガルポでは、2回に渡りプランクスターズのインタビューをお届けします。
全部ネタにまわしてポジティブに変えてる。超ポジティブシンキングみたいな…
――現在プランクスターズは、「全国47箇所無料ワンマンライブツアー「WE ARE THE GOLDEN NUTS」を実施中です。
カン•ニャン 47都道府県全部をまわります。今、やる人がいないから大チャンスです。
――プランクスターズ自体、ネット上でいろいろ話題を集めているから、興味を持った人たちが足を運ぶには良いチャンスの場になりそうだね。それにしても、いろいろ騒がれていますよね。
カン•ニャン いい意味でも、悪い意味でも、何を言われても、話題になりたい思いはけっこうありますね。twitterやTik Tokのコメント欄にはめちゃくちゃ言いたい放題書かれていますけど。でも、そういうところへ書き込まれた言葉とかも、あえてネタにして発信もしてるよね。
虹春ぬし 「こういうことを言われたよ」と配信で言ったりとか。
カン•ニャン (ディスった言葉も)全部ネタにまわして、ポジティブに変えてる。超ポジティブシンキングみたいな…。
――炎上事件さえネタに変えてしまうところが、プランクスターズの強みなんだろうね。
カン•ニャン 炎上したら、「やったー!!」みたいなところはありますね。
――それにしても、今はとんでもない忙しさの中で動いてるんじゃない?(47都道府県ツアー中&ミニアルバムの絶賛レコーディング中)
カン•ニャン 今も広島には住んどるけど。でも、結成1年後辺りから県外遠征を多くするようになってからは、「本当に広島に住んどるのか?」と思う生活にはなってきてたよね。
虹春ぬし でも、本格的にそういう生活になったのは、(虹春ぬしや張 李江が入って以降の)新体制になってからじゃない??広島にいるのは、月に数日くらいな気がする。
カン•ニャン しかも広島に帰っても、ダンスレッスンやレコーディングが待ってたりする。
虹春ぬし それでも、たまにはオフもある。いろんなところまわってても、オフ日をみんなで楽しんでたりもするから。
カン•ニャン 遠征先で美味しいものを食べに行ったりとか。ライブがあったときでも、空き時間を使ってその土地土地で楽しんでます。
そこで初めて炎上することの影響力を知ったというか。悪口を言われたり叩かれまくるほど、お客さんが増えていくようになったのは…。
――カン•ニャンさんと愛成 来来さんは、プランクスターズのオリジナルメンバーですよね。
カン•ニャン わたしと来来はデビューしてからズッとプランクスターズにいるから、今年で4年目に突入しました。この4年間で、グループはだいぶ変わってきてますね。一時期はグループの方向性も、ライブのスタイルも彷徨っていた時期があったけど。今は、本当に自由にやってる。
――活動を始めた頃は、今とはまったく違ったスタイル??
カン•ニャン 違います。ざっくり言うと、広島ってそんなにアイドル文化が栄えていたわけじゃなく、すごい波があったというか。MAPLEZさんが広島で活動していた頃が、広島の地下アイドルシーンの全盛期。でも、MAPLEZさんが東京進出した頃から衰退し始めたことから、広島の地下アイドル界をふたたび盛り上げようとプランクスターズを始めたのがきっかけ。だから最初の頃はアイドルの歌のカバーもやってきたし、可愛い衣装を着て「いえーっ!!」みたいな感じで楽しんでました。あの頃はまだ、こんなにも県外に行くとか思ってもいなかった。
愛成 来来 でも、普通のアイドル活動をしていても楽しくないし、売れないじゃないですか。今もそうだけど、アイドルシーンって数が多いから、普通にアイドル活動をしていてもなかなか目立てない。当時のうちらはヴィジュアルも、個性や持ち味も突出しているわけじゃなかったから、なかなか話題にもならなかった。じゃあ、売れるための近道をと探した結果、今やってるような「うちら自身もやってて楽しいし、見てくれる人たちも楽しめる、自由な、ぐっちゃぐちゃなライブ」をやり出してから、うちらも楽しさが増してきたし、そこら辺から(グループを取り巻く環境も)変わっていった気がする。
カン•ニャン 当時、うちらが提案したぐちゃぐちゃなライブをやらせてくれるライブハウスが大阪にあって。そこで、いろいろわちゃくちゃやらかした結果、その模様が朝のテレビ番組でニュースになり、いきなりSNSで炎上し始めた。そこで初めて炎上することの影響力を知ったというか。悪口を言われたり、叩かれまくられるほど、お客さんが増えていく。そっからです、「話題って大事だなぁ」というのに気付いたのは。ライブスタイルが楽しい、メンバー自身がやってて楽しい、お客さんも(騒げて)楽しい、縛りが一切ないみたいなライブになりだしたのも。曲もそうだよね。アイドルにまったく興味のない人にも刺さるような歌詞や曲になりだしてからは、もともとアイドルファンじゃなかった人たちもライブに来てくれるようになったし。とにかく自由!パッと思いついたことをすぐに行動に移せるグループが、プランクスターズなんです。
愛成 来来 マジ、やってて楽しい。きっと楽しくなかったら、もう続けていなかったかも知れない。
――その自由さが、メンバーの個性も上手く活かせているんでしょうね。
虹春ぬし メンバーみんな、そう。自分のやりたいことをやっていける環境だから、変に悩むこともないです。
ファンの人と遊んで繋がったりも公表してるから、そこでも「アイドルとしてどうなの、それは??」と言われるけど…。
――ぬしさんや李江さんは、途中からメンバーに参加。その理由も聞かせてください。
虹春ぬし なんか面白そうだなと思って。わたし自身は、王道のアイドルが好きなんですよ。だから、王道のアイドルへの憧れもあったけど。でも、せっかく活動をするなら面白くて楽しいほうがいいじゃないですか。それにプランクスターズのメンバーとして活動を始めたからこそ、きっと王道アイドルをやっていたら知れなかった知識や経験もいろいろ知れて自分の世界が広がった。ほんと、やってて楽しいです!!
張 李江 自分、もともとプランクスターズのファンだったんですよ。ファンとしてプランクスターズを追っかけとって。だから、自分がアイドルをやりたいとか一切思ったことがなかったし、正直、アイドルをやりたくてプランクスターズに入ったわけでもない。そこじゃなく、プランクスターズのメンバーになって、一緒にみんな好きなことをやっていきたいなと思って入りました。だから今は、プランクスターズの活動がめちゃくちゃ楽しいし、嫌なことやつらいこともぜんぜん無いっていうか…。
愛成 来来 もともとアイドルとかも、そんな好きじゃなかったもんね。
張 李江 そんなに好きじゃなかったけど。でも、やってみたらすごく楽しいし、マイナスなことがあまりないっていうか、本当に好きなことしてるって感じだよね。
――そうか、アイドル好きではないからこそ、違った視点から見ていける強みもあるわけだ。
張 李江 自分の場合、パフォーマンス面でも「それはアイドルとしてどうなのか?」と言われたり。ファンの人と遊んで繋がったりも公表してるから、そこでも「アイドルとしてどうなの、それは??」と言われるけど。「好きなことをしてるんだからいいじゃない」みたいな。それを許されるグループがプランクスターズだから、今、とっても楽しい!!
「俺の家」と書いてるのもあって、ダーツが当たったから行ったこともあるし。
――プランクスターズは今、「全国47箇所無料ワンマンライブツアー「WE ARE THE GOLDEN NUTS」の真っ最中(取材の時点ではまだ序盤)。この時期に攻めた活動をしていくところが、プランクスターズらしいんでしょうね。
カン•ニャン そうなんですけど。私たち、運が悪いんですよ。ちょうど全国ツアーを始めた時期に、ふたたびコロナ禍が全国的に広がりだして、何本か公演が延期になったり。うちらが何かしようと思ったら何かが起きる、そういう壁にぶち当たり系のグループなんで。でも、誰もやってないことをやるからこそ、逆にチャンスにもなってるなとも思ってる。
愛成 来来 (今はアイドルたちも主要都市以外の遠征を控えていることから)他のアイドルさんの活動とかぶらないもんね。今はみんなツアーとかやらないから、(コロナ禍以降)アイドルのライブに触れる機会がなくなったいろんな地域の人たちが、地元や近くに来るなら行ってみようと来てくれることも多いんで。
カン•ニャン だから、大チャンスです。
愛成 来来 来る人は、みんな自己責任で来てます。
カン•ニャン 来ない人は、見れる環境の地域に住んでても来ないから、そういう人たちはゆっくり休んでいてもらえればいい。でも、うちらは観たいときに観れる場所があったほうがいいし、戻ってこれる場所がずっとあったほうがいいから、いろんなところでライブ活動はこれからも続けます。
――プランクスターズの場合、過去にもいろんな遊び心を持った形で、全国各地でライブをやっていたんでしょ。
カン•ニャン 「ダーツの旅」とかもやってたね。広島でダーツを投げて、そこで当たったところに行く。行った先でまたダーツを投げて、当たったところに行ってライブをするとか。
愛成 来来 ファンの人たちから「来てほしいところ」を募集して、それを全部書き出したうえで、ダーツを投げて当たったところに行くとか。
カン•ニャン 中には、「俺の家」と書いてるのもあって、ダーツが当たったから行ったこともあるし。熊本の天草もダーツで当たっていったら、だいぶ山の中だったり。じつは横浜も、ダーツの旅で初めて行きました。
張 李江 山梨県とかもね。ダーツで山梨に当たったから、富士急ハイランド内でライブをやりました。
愛成 来来 自分たち自身がまずは楽しまないと、観てくれる人たちも楽しいなって思えない。だから、自分たちが楽しむことはすごく大事です。
(2回目経続く)
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
プランクスターズ
『ぉちωレま°』
(オチオメガレマ)
2022.3.22 On Sale
<価格>¥1,200(税込)
<品番> QARF-63001〜3
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:WARUGAKI RECORDS
収録項目
【共通曲】
Tr.1 めちゃくちゃかっこよすぎる曲(仮)
Tr.2 お母さんに聞かせたいくらいいい曲(仮)
Tr.3 一周まわって泣ける曲(仮)
Tr.4 フロアどんだけ盛り上がるねんって感じの曲(仮)
Tr.5 ライブの最後にききたいわって感じの曲(仮)
【Type-A】
Tr.6 おもわず口があいちゃうような曲(仮)
Tr.7 場合によっては曲ですらない曲(仮)
【Type-B】
Tr.6 お風呂にはいりながらでもきいちゃうような曲(仮)
Tr.7 海外進出もいけるなって思わず確信しちゃう曲(仮)
【 Type-C】
Tr.6 恋人とイヤホン片方ずつして聞きたい曲(仮)
Tr.7 結婚式で親に歌いたいくらいの曲(仮)
SNS
▼公式Twitter
プランクスターズ
https://twitter.com/planckstars
カン•ニャン
https://twitter.com/plasta_kannyan
愛成 来来
https://twitter.com/plastarai
張 李江
https://twitter.com/plasta_richan
虹春ぬし
https://twitter.com/plasta_koharu
▼公式HP
https://planckstars.jimdofree.com
▼楽曲配信
https://www.tunecore.co.jp/artists/PLANCK-STARS
Produce by. YABACUBE INC.
http://yabacube.jp/