FEATURE

2021.11.15
カイジューバイミー

カイジューバイミーのMVは、1本1本どれも、メンバーも、スタッフさんたちも、みんな命をかけて作っています。だからこそ、カイジューバイミーのMVは全部見てほしいなと思います。 カイジューバイミー・インタビュー・後編。

 11月16日に1stアルバム「純白BY ME」を「純白の白盤」「純白の赤盤」「純白の青盤」と3-TYPE発売するカイジューバイミー。同作品の魅力を4人に伺いました。
 
(1回目はこちらか)

 

「全力シルエット」「無人島カルテット」「スタンドバイミー」のMV撮影の思い出。


 ――MVの話が出てきましたけど。みなさん、MV撮影では毎回過酷な体験をし続けていますよね。カイジューバイミーとして初めて作った「全力シルエット」は、採石場で撮影をしていましたよね。
 
スタンド・バイ・ミーア  今は研究とかで使われている、元採石場で撮りました。
 
スタンド・バイ・華希  みんなで煙を振りまわしながら走ったりとか、楽しかったね。
 
スタンド・バイ・菜月 でも、撮影が終わったら顔がまっ黄色にもなってたけど。今でもわたしの衣装には、あのときに振りまわした赤のスプレーでついた色が一部付着したまま落ちない状態になってる。でも、それはMVを撮ったときの自分の勲章だと思って気にいってるんですよ。この衣装には、「無人島カルテット」のときに付いた泥や、「スタンドバイミー」のときに絡みついた草など、いろんな思い出が刻まれてるなって思えてる。
 
――「無人島カルテット」のMVは、本当に無人島のような場所で夜に撮影をしていましたよね。
 
スタンド・バイ・ミーア  石場や岩の上を裸足で歩くのは痛かった。
 
スタンド・バイ・華希  おっきな波しぶきが、身体中にバシャーッとかかったり。
 
スタンド・バイ・エレナ  わたしは、唯一海の中にまで入らなかったんですけど。3人は海水や泥まみれにもなってたもんね。その撮影場所へ行くまでにも、けっこうな急斜面を上り下りしなきゃ辿り着けなかったし。しかも、撮影の時間帯的にもだいぶ暗がり。

 

スタンド・バイ・ミーア  岩を駆け上がったりもしてたね。
 
スタンド・バイ・菜月 衣装が汚れないようにと、おっきいごみ袋被って歩いたり。
 
スタンド・バイ・華希  そういう経験もあって、いい作品になったと思います。カイジューバイミーのMVは、1本1本どれも、メンバーも、スタッフさんたちも、みんな命をかけて作っています。だからこそ、カイジューバイミーのMVは全部見てほしいなと思います。
 
――まるで某映画のようなシチュエーションのもと、線路の上で撮影した「スタンドバイミー」も、すごく青春していていいよね。
 
スタンド・バイ・エレナ 以前から「線路を使ってMVを撮りたい」と運営さんと話し合ってきたし、制作チームの方が「スタンドバイミー」の背景に似合う廃線のある撮影場所を見つけてくれたから、あの場所での撮影はいい思い出になってるし、めちゃくちゃ楽しかったです。
 
スタンド・バイ・華希 すごく壮大な景色の中での撮影だったからね。
 
スタンド・バイ・菜月  カイジューバイミーのMVの撮影は、いつも刺激が多いです。
 
 

そのときの私たちの心情から、メンバーが成長したときに初めて意味を深く理解できるような曲など、いろんな書き方をしています。それがカイジューバイミーの曲の持つ深みだし、面白さ。


――「全力シルエット」「無人島カルテット」「スタンドバイミー」、どれも屋外での撮影でしたが、「純白少女」は屋内を舞台にした撮影になりました。
 
スタンド・バイ・エレナ  あのときは、全員と、それぞれ個人とで、いろんなスタジオを使って撮影をしたよね。
 
スタンド・バイ・ミーア 全部で5つのスタジオを使ったもんね。
 
――「純白少女」には、個々のショットも登場します。それぞれ、自分の映像の見どころも教えてください。
 
スタンド・バイ・菜月 最初にグループLINEに、メンバー一人一人の撮影するスタジオの写真が送られてきたんですけど。みんな豪華なセットの写真ばかりだったんです。最後に写真が届いたのはわたしだったんですけど。どんな豪華な写真が届くんだろう?と思っていたら、コインランドリーだったんですよ。そのときは、正直「しょぼ…」と思ったんですけど。撮影中、とにかく「いい映像を撮ろう」と無我夢中ではっちゃけていた結果、完成した映像を見たらすごくいい映像に仕上がってたから、自分で見ててもワクワクしましたね。
 
スタンド・バイ・エレナ わたしの見どころは、表情がコロコロ変わっていくところです。「純白少女」には、わたしの心の中にある爆発するような気持ちと繋がる感情が描かれている曲。撮影中いろんな写真を使ったんですけど。撮影中にその写真を見ながら「あのときはこんな気持ちだったなぁ」など、いろんな感情を思い出していました。わたしは今、カイジューバイミーを通して自分のやりたかったことがいろいろ叶っています。そういう感情も含め、気持ちの変化ごとにころころ表情が変わってくところを見てください。
 
スタンド・バイ・華希  わたしは、夢の中の少女という設定で撮影しました。「純白少女」は、誰もが持っている、心の中にある葛藤や戦っている気持ちを出した曲。MVでも、戦っている様を出していたように、撮影を終えたら気持ちがすっきりしてました。
 「純白少女」は、MV撮影のときもそうでしたけど、ライブでも毎回全力でぶつかっていくせいか、終えるとストレスを発散したみたいな気持ちになれるんですよ。それくらいわたしも、メンバーみんなも、自分の感情を全力でぶつけていける曲。カイジューバイミーは「本音で活動する」「絶対、自分に嘘をつかずにやっていく」「自分のやりたいことを信じてる」気持ちを大事に活動しています。その気持ちが一番詰まっているのが「純白少女」。MVを通してその感情を全部吐き出せたからこそ、個人撮影を終えてすっきりしてたんだと思います。
 
スタンド・バイ・ミーア  「純白少女」の歌詞に「ゴッホの星月夜」という歌詞が出てくるんですけど。星月夜を描いた当時のゴッホは精神を患っていて、その心情も歌詞に重ね合わせ書いてることを教えてもらいました。わたしの撮影した場所は、星や月などを背景にした、星月夜にふさわしい場所。撮影中は、当時のゴッホの気持ちを想像したり、心患った人の気持ちも重ね合わせるように狂った笑い方などをしながら撮影。歌詞の奥に書かれた思いまで深く掘り下げながら表現できたのは、すごく良かったなと思っています。
 
――「純白少女」に限らず、カイジューバイミーにはいろんな解釈や捉え方のできる歌ばかりだよね。
 
スタンド・バイ・ミーア カイジューバイミーの曲は、聞いた人それぞれ自由に受け止めてほしいから、私たちも「こうです」と決めつけたことは言わないようにしています。ただ、自分もそうだし。メンバーみんな、自分なりに意味や思いを解釈したうえで歌っています。
 カイジューバイミーの曲の面白いところが、それまでは「嬉しい」という気持ちで歌ってたけど、自分の心が成長したことで、「この歌、悲しいときにもこういう感情になるなぁ」と解釈が変わることもあるように、自分の経験や成長に合わせ、曲の解釈も変わってゆくこと。「純白少女」だって、今はストレス発散できる歌としてみんな歌ってるけど。1年後、もしかしたらストレス発散できない曲として受け止めてるかも知れないように、どの曲も、メンバーの成長に合わせて捉え方も変わっていく。そこが面白さだと思ってる。
 
スタンド・バイ・華希  実際、プレデビューのときと、今では、捉え方や解釈の変わった曲だってあるし。祐さん(プロデューサー)もそのときの私たちの心情から、メンバーが成長したときに初めて意味を深く理解できるような曲など、いろんな書き方をしてくれています。それがカイジューバイミーの曲の持つ深みだし、面白さ。本当に1曲1曲、いろんな顔を持っているし、わたし達の成長を気付かせてくれる道標になっていて、まさにカイジューバイミーが歌う為に生まれた楽曲です。

 

あえて3つの面を取り上げ、その三面を3枚に振り分けたのが、今回3-TYPEあるアルバムになっています。


 ――完成した1stアルバム「純白BY ME」。その魅力もぜひ教えてください。
 
スタンド・バイ・華希 カイジューバイミーらしさがすべて詰まった、自慢のアルバムです。
 
スタンド・バイ・ミーア みんなに胸を張って自慢できる最高のグループになりたい。そのきっかけを作れたアルバムなのも間違いないです。
 
スタンド・バイ・菜月 このチームにしか作れない、唯一無二なアルバムだと思います。
 
スタンド・バイ・ミーア 今回、「純白の白盤」「純白の赤盤」「純白の青盤」と3枚出します。それぞれにリード曲が違っていれば、それをリード曲にした意味がわかるような選曲や曲順になっています(「純白の白盤」には全曲収録)。
 
スタンド・バイ・エレナ  カイジューバイミーのいろんな曲には、人が持つ「汚いけど本当は美しい部分」を詰め込んでいます。今回3-TYPEに分けたのも、人には一面だけじゃなくいろんな面があるじゃないですか。いつも強く見えるけど、本当は誰よりも気が弱かったり、寂しがり屋だったり。カイジューバイミーや、メンバーそれぞれの中にもあるいろんな面の中から、あえて3つの面を取り上げ、その三面を3枚に振り分けたのが、今回3-TYPEあるアルバムになっています。

 

カイジューバイミーがみんなへ伝えたいもの。そのすべてがライブという場にあるからこそ来てほしいし、ライブに来れば、カイジューバイミーが生きている意味がわかると思います。


 ――11月27日(土)には、1stアルバム発売記念ライブ「純白少女センセーション」をMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催します。
 
スタンド・バイ・華希  カイジューバイミーは、本当に今を大切に活動しているグループです。だから先の目標とか持ってないんですよ。目の前にあることへ毎回命を懸けながら前進し続けています。この日のライブも、今の、この時期のカイジューバイミーを全力で出し切るように、その瞬間を見逃さないでほしいです。メンバーみんな、その場だからこそ生まれる熱量を何よりも大切にしている。言葉じゃ伝えきれないものを、ライブを通したその熱量で仕えたいと思ってるし、これまでも伝えてきました。カイジューバイミーがみんなへ伝えたいもの。そのすべてがライブという場にあるからこそ来てほしいし、ライブに来れば、カイジューバイミーが生きている意味がわかると思います。
 
 
TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


見上げた空は青くなかった
カイジューバイミー
1st アルバムリリース!!
 
『純白BY ME 』
2021.11.16 On Sale

 
<価格>
純白の白盤 ¥2,600(税込)
純白の赤盤 ¥2,200(税込)
純白の青盤 ¥2,200(税込)
<品番> QARF-40025〜40028
<発売元> 株式会社ロックフィールド
<販売元>コロムビア・マーケティング株式会社

 

JKT
<純白の白盤>
M1,SE
M2,スタンドバイミー
M3,絶望にもファンファーレは響く
M4,純白少女
M5,フリージア
M6,永遠のメロディ
M7,無人島カルテット
M8,ブラックホール
M9,RAIGEKI
M10,スローモーション
M11,全力シルエット
M12,スタンドバイミー(Orgel)

 
JKT
<純白の赤盤>
M1,SE
M2,純白少女
M3,全力シルエット
M4,絶望にもファンファーレは響く
M5,永遠のメロディ
M6,ブラックホール
M7,フリージア
M8,スタンドバイミー
M9,RAIGEKI

 
JKT
<純白の青盤>
M1,SE
M2,無人島カルテット
M3,RAIGEKI
M4,純白少女
M5,絶望にもファンファーレは響く
M6,フリージア
M7,スタンドバイミー
M8,スローモーション
M9,ブラックホール


▼カイジューバイミー1st Album発売記念ワンマンLIVE
「純白少女センセーション」
2021年11月27日(土)東京都 渋谷PLEASURE PLEASURE
OPEN17:30 START18:00
プレミアム ¥12,000/一般:¥2,000
https://eplus.jp/sf/detail/3356920001-P0030003P021001?P1=1221
 
●公式twitter ( https://twitter.com/kaiju_by_me )
 
アー写
スタンド・バイ・エレナ ( https://twitter.com/stand_by_erena )

 
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スタンド・バイ・菜月  ( https://twitter.com/standby_natsuki )

 
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スタンド・バイ・華希  ( https://twitter.com/stand_by_hanaki )


 
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スタンド・バイ・ミーア ( https://twitter.com/stand_by_mea )


 
●Ameba BLOG
https://ameblo.jp/kaijyubyme/

 
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http://iluent.jp/                                                                                 

 

「純白少女」MV
 https://www.youtube.com/watch?v=mlp984WmnWc

「スタンドバイミー」MV
https://www.youtube.com/watch?v=6_5piSYJIxs
 
「無人島カルテット」MV
https://www.youtube.com/watch?v=RlqHGOJL3Ho
 
「全力シルエット」MV
https://www.youtube.com/watch?v=9Bdf5dvRYtU

 

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