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2021.11.10
田畑実和

【田畑実和インタビュー】25年ぶりのリーグ優勝!オリックス・バファローズの“勝利の女神”は「ハマるとグッズを収集したくなります」

テイチク×レイズイン×JOYSOUND主催「音なりオーディション2020」でグランプリを獲得した、兵庫県出身・在住のシンガーソングライター、田畑実和が10月20日、プレデビューシングル『voice/SKY』(両A面)を関西限定でリリース!来年には全国デビューが予定されている。

今年4月よりオリックス・バファローズの「うたえるリポーター(うたリポ)」に抜擢されると、チームは24年ぶりの11連勝!それを機に“勝利の女神”と呼ばれるようになり、2年連続最下位だったチームはついに25年ぶりのリーグ優勝を果たした。

優勝の興奮が冷めやらぬ11月1日、大阪市内で彼女にインタビューを敢行!プレデビューシングルについてはもちろん、プロフィールや音楽ルーツを掘り下げてみた。
 

 

●プロ野球チップスを箱買い


――兵庫県明石市出身ということで、地元自慢をお願いします!

「明石はタコが有名で、玉子焼き(明石では「明石焼き」ではなく「玉子焼き」と言います)のお店がたくさんあって、どこでも美味しいです!観光スポットとしては、明石市立天文科学館がおすすめです。プラネタリウムもあって癒されるので、大人も楽しめます」


――天文科学館は、遠足とか学校の行事で行ったりしていたんですか?

「幼稚園の頃から何かあれば行っていました(笑)」


――明石焼きを食べる時、普通はそのままダシにくぐらせて食べますが、ソースをかけてからダシにくぐらせる食べ方もありますよね。

「私は基本ダシだけ派なんですけど、あと5個になったら、3個をソースで食べて、締めの2個をダシだけで食べて、両方楽しみます」


――公式プロフィールによると、趣味は「カフェ巡り」。

「果物屋さんで働いていた時にフレッシュジュースを作ったりしていたので、いろんなお店に行って、フレッシュジュースを飲むのが好きです。今の時期はマスカットが旬なので、美味しいと思います」


――「果物の皮むき」が特技というのは、果物屋さんで働いていたから?

「1日でリンゴ40個入り、パイナップル10個入りの段ボールをそれぞれ3箱分ぐらい切ったりしていたので、すごく速くなりました(笑)」


――ご自身のYouTubeチャンネルの企画で、梨の食べ比べをされていました。

「旬の果物が大好きなので、その美味しさを皆さんにもっと知ってほしいなと思って、やってみました」


――YouTubeではプロ野球チップスを箱買いして、カードを開封する企画もありました。

「オリックスの選手のレアなキラキラサイン入りカードが欲しくて、箱買いしたんですけど、当たらなかったですね~(笑)。他球団の選手は結構出たんですけど…」


――オリックス・バファローズのYouTubeチャンネルで、カバンの中身チェックの企画がありました。『鬼滅の刃』の禰豆子ちゃんのポーチを持っていましたね。

「禰豆子ちゃん推しです!今、放送されているのも録画しています。ハマるとグッズとか収集したくなるので、フィギュアも集めました」


――カバンに「オロナミンC」も入っていましたが、今日もカバンに入っていますか?

「今日は入ってないです(笑)。コストコで箱買いしたので、家には常備しています」


――コストコでは、おいくらぐらいでしたか?

「1本50円ぐらいで、めっちゃお得やなと思って、買い占めました(笑)」
 

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●オリックス・バファローズの魅力


――田畑実和さんの音楽ルーツを探りたいと思います。小学生の頃から音楽の道を志して、歌・ダンス・演技を学んでいたそうですが、きっかけは?

「一番大きなきっかけは、小学4年生の時に劇団四季のミュージカル『アイーダ』を観て、感動して、私も舞台に立ちたいという思いが強くなりました」


――高校生の頃は吹奏楽部に所属。担当楽器は?

「金管楽器のユーフォニウムです。バンドをやりたかったんですけど、軽音楽部がなかったので、吹奏楽部に入りました」


――その時に高校野球の応援で球場に行って演奏されていました。当時の思い出は?

「本当に暑かったです(笑)。首に保冷剤を巻いたりして、完全装備で応援していました」


――野球自体に興味を持ったのはその頃から?前から観たりはしていましたか?

「おじいちゃんがずっとテレビで野球を観ていたので、観る機会は多かったんですけど、このチームを応援する!というのは今シーズンからです」


――大学では声楽を専攻されていました。

「大学時代は歌の基礎を習いたいと思って声楽科に入ったんですけど、昔からずっと音楽を勉強している人が多かったので、ついていくのが大変でした。合唱の授業や、オーケストラの皆さんと一緒に歌ったり、舞台経験をさせてもらえたことが一番の思い出です」


――軽音サークルでのバンド活動では、ギター、ピアノ、ドラムなども担当していたそうですが…

「毎回バンドのメンバーも楽器も代えるサークルだったので。ピアノは習っていたことがあったんですけど、ギターは初めてで、エレキギターを弾いていました。ドラムは親がやっていたことがあって、一度レッスンに行ったことがあるんですけど、あとは独学です」


――昨年「音なりオーディション2020」でグランプリを獲得!そのオーディションを受けた動機は?

「音楽活動は始めていて、自分を知ってもらう機会が増えたらいいなと思って、いろいろなオーディションを受けていた中のひとつでした」


――そして、こちらもオーディションでしたが、今春からオリックス・バファローズの「うたえるリポーター(うたリポ)」に抜擢されました。そのオリックスが25年ぶりのリーグ優勝!おめでとうございます!

「ありがとうございます!」


――オリックスは全試合を終えて、ロッテが負ければ優勝が決定するという状況で、選手の皆さんは京セラドーム大阪で待機していました。田畑実和さんはどこで何を?

「私は自宅でロッテ戦を観ていて、優勝が決まった瞬間は絶叫しました!親に「ちょっとうるさいよ」って言われました(笑)」


――大絶叫だったんでしょうね(笑)。半年以上、オリックスの主催試合を球場で観て来られましたが、チームの魅力は?

「チームの雰囲気がすごくいいんですよ。ベンチを見ていてもそう思いますし、若手の選手も先輩とコミュニケーションが取りやすいとおっしゃっていたので、そういうところがチームの雰囲気を良くしていたんじゃないかなと思います」


――中嶋監督の采配も優勝できた大きな要因のひとつですね。

「そうですね。杉本選手を起用したり、モヤ選手をサードにしたり、今までやっていなかったことをやって、選手もそれに応えていました」


――推しの選手は?

「山本由伸投手です。もちろん成績も素晴らしかったんですけど、いつもナチュラルな感じの人柄で、そういうところも尊敬しています」


――リーグ優勝しましたが、まだ戦いは続きます。オリックスは11月10日からクライマックスシリーズのファイナルステージ(6回戦)が始まります。

「リーグ優勝して勢いもありますし、1勝アドバンテージもあるので、絶対勝てると信じています。ホームでの試合になるので、ファンの皆さんの声援も後押ししてくれると思います!」
 

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●京セラドーム大阪のグラウンドで『SKY』を歌えたことは一生の思い出


――10月20日に両A面シングル『voice/SKY』が関西限定で発売されました。まずは『SKY』の聴きどころは?

「『SKY』はオリックス・バファローズの球団応援歌で、いつも試合の中でも流れていて、ラッキー7ではファンの皆さんと一緒に盛り上がる曲です。私も大好きな曲なので、カバーさせていただいて、本当に嬉しいです」


――イントロからテンションが上がりますよね。そして『voice』はオリジナル曲です。作詞も手掛けていますね。

「『voice』も応援ソングです。“白いボール”という歌詞があったり、野球ファンの方が聴いて下さっても背中を押せるような曲になっていたら嬉しいなと思います」


――この2曲をいろいろな場所で歌ってきたと思いますが、印象に残っている場所は?

「京セラドーム大阪のグラウンドで、試合の直前に『SKY』を歌わせていただいたことがあるんですけど、選手の方も聴いて下さっていて、「良かったよ」って声をかけて下さったり、ファンの皆さんも手拍子を一緒にして下さったりして、嬉しかったです。あんなに広い場所で歌うのは初めてだったのでドキドキしていたんですけど、楽しく歌えて、一生の思い出になりました」


――この2曲に限らず、ライブで歌う時に心掛けていることは?

「バンドをやっていたからかもしれないですけど、カバー曲を歌う時は、音源で歌うというより、自分で弾き語りをして、自分の音で伝えたいという思いはあります」


――コロナ禍で、お客さん側は声が出せない状況が続いていますが…

「声は出せなくても、タオルを掲げてくれたり、手拍子してくれたり、楽しんでくれていることは伝わってくるので、すごく嬉しいです」


――来年には全国デビューが予定されています。

「今までどおり、自分が伝えたい音楽を自分の歌で届けていきたいです。関西以外で応援して下さっている方もたくさんいらっしゃるので、関西以外の場所でも会えたらいいなと思っています」


――最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします!

「今回初めてCDという形で曲を届けることが出来る機会をいただいて、本当に嬉しいです。ぜひ聴いていただけたらと思います。よろしくお願いします!」

 

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【取材・文・写真=ポッター平井】

 

 

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