FEATURE

2021.10.29
Risky Melody

Risky Melody インタビュー:アルバム「ESPERANZA」を聴いてくれた人たちは、ESPERANZA号へ乗り込んだ仲間の一人。みんなをRisky Melodyが希望輝く未来へ連れ出すから。2回目!!

Risky Melody インタビュー:アルバム「ESPERANZA」を聴いてくれた人たちは、ESPERANZA号へ乗り込んだ仲間の一人。みんなをRisky Melodyが希望輝く未来へ連れ出すから。2回目!!

 バンド結成から7年半以上が経過。第二期Risky Melodyとなり、現在のメンバーになってから数えて3年半強。現体制として初となるアルバム「ESPERANZA」が完成した。希望というタイトルに相応しい、ここには未来へ向かう自分たちの意志を記した曲たちを多く詰め込んでいる。
  Risky Melodyはアルバムの発売日となる11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行う主催公演より、このアルバムを北海道から沖縄まで届けに行こうと全国各地を駆けまわる。ファイナルは、2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTRO公演。この日は、アルバム「ESPERANZA」が入場チケット変わりになる。つまり、アルバム「ESPERANZA」を会場に持参すれば無料になる(会場でもアルバムを発売)。
  Risky Melodyが今、どんな強い意志を胸に活動しているのか、アルバムの全曲解説を含め、彼女たちの言葉をお届けしたい。

(1回目はこちら)


「REBOOT」
Risky Melodyの新しい世界を始める大きなきっかけになったのが「REBOOT」なんです。


――そういう気持ちを持ってアルバム制作へ向かい始めたわけだ。ここからは、収録した楽曲たちの魅力を探りたいなと思います。冒頭を飾ったのが、思いきりラウドでエレクトロしている「REBOOT」になります。

ALICE Risky Melodyは毎年テーマを決めて活動をしています。2021年のテーマが「再起動」。それを7周年公演の日にファンたちを前に宣言しようと作ったのが「REBOOT」になります。とても高揚感を持った、ライブでも気持ちを盛り上げてゆく楽曲になりました。歌詞を書くうえで、わたしの中にあったのが「夜明け」というイメージ。コロナ禍以降、会えなくなってしまった人がいるなど、だいぶ世の中の景色が変わりました。この期間の中で壊れてしまったものもあった中、だからこそ「君となら新しい世界を作っていける」「一緒にこの世界を再起動していこう」という前を向いた想い。そして、ここまで乗り越えながら進んできた自分に「誇りを持って生きよう」と伝えたくて、「REBOOT」の歌詞を書いています。


――その前向きな想い、だいぶ世の中を皮肉った形で示してもいますよね。

ALICE  やはり歌詞を書くうえで、綺麗事では済ませられなかったですからね。世の中のいろんな人たちが不安や不満などさまざまな思いを溜め込んできたし、今も溜め込んでいる。そのフラストレーションを、誰かを攻撃することへ向けてゆく人たちもいた。でも、攻撃や反撃をぶつけあっても、そこには悲しみが増えていくだけなんですよね。私たちRisky Melodyだって、進んでゆく中、温かい声だけではなく、非難を受ける痛い言葉だって受けてきました。そんな日々の中、「生きるとは、前へ進むとはどういことか」を、メンバー内でも何度も顔を合わせ話しあってきた。そこでつかんだ一つの想いやメッセージを、激しくもノリの良い楽曲に乗せ示したのが「REBOOT」なんです。

HaRU  この曲が仕上がってきた頃、もちろんまだ良い世の中ではなかったのだけど、なんとなく前向きな気持ちで初披露の日に向かっていったの覚えてます。

ayae 「REBOOT」というタイトルの通り、再起動するんだ。って強く思える曲になったと思います。1年間、ほぼRisky Melodyとして活動できず、2021年4月のワンマンでやっと1年間を再スタートというか、この活動を続けられるきっかけになったと思います。

Asumi  決してまわりの意見や発言に惑わされないし、これからも惑わされることなく、新しい世界を作っていきたい。その強い意志を、私たちは「REBOOT」に詰め込みました。

AYA  「REBOOT」を初披露したのが、今年4月のワンマン公演。Risky Melodyを再起動したとはいえまだまだ活動間もない、闇の中から抜けだし、ようやく光をつかもうと走り始めた時期でした。「REBOOT」は、曲調やサウンドメイキングの面でもRisky Melodyの中に新しい光を射してくれた歌。再起動を示した当時の公演で「REBOOT」を披露したことで、私たちも新しい世界へようやく本格的に踏みだせた気持ちもありました。

ALICE  「REBOOT」が生まれたことで、「これからのRisky Melodyはこの方向で行こう!!」となれたからね。「REBOOT」の歌詞をメンバーへ渡したときも、4人とも気持ちを奮い立たせ、その気持ちでお披露目したライブにも向かっていった。その気持ちを感じたお客さんたちも、同じように奮い立っていた。まさに、Risky Melodyの新しい世界を始める大きなきっかけになったのが「REBOOT」なんです。初披露以降、ライブで演奏するたびにお客さんたちからも「この曲に心を支えられてる」「この歌に助けられた」という言葉もたくさん聴いています。それくらい、今のRisky Melodyにとって「REBOOT」はとても大切な楽曲になっています。


「It's OK」
「It's OK」ではシンセの音をガツガツ叩きつけてゆくサウンドになりました。


AYA  「It's OK」は、アルバムで初披露になる新曲です。

ALICE  「REBOOT」も新しい作家の方とコラボレートした楽曲でしたが、「It's OK」も手がけていただきました。「It's OK」では、いろんな試したいリスキーなサウンドを詰め込みました。そのうえで、引いたり、また足したりを繰り返しながら完成させています。

Asumi  ギターソロでも、いろんなパターンを提示しながら、その上で、他のメンバーたちのアイデアも加えて完成まで持っていきました。

ALICE  あの時は、とにかく「今までリスメロでは聴いたことのない曲調やサウンドを作ろうぜ」ということで突き詰めていたからね。わたし、考え込むではなく、パッと浮かんだ言葉を活かしながら歌詞を書き進めるように、インスピレーションを大切にしてゆくスタイルなんですけど。Asumiはいろんなことを試したうえで、自分で「これだ」というのを提示してゆく構築派。だからこそ、「もっとこういうこと出来ないかな?」と投げると、こちらの想像以上のものを作りだしてくる。その魅力を、「It's OK」のギターでは発揮しているからね。きっと彼女のパフォーマンスを交えてライブで聴くと、音源とはさらに印象を変えて伝わっていくはず。その辺にも注目してください。それと、AYAの攻めのシンセスタイルも「It's OK」の強烈な魅力になっています。

AYA  Asumiちゃんが加入し、彼女の色がRisky Melodyの楽曲へ色濃く反映してゆく中、キーボードもピアノ系の音よりも、エレクトリックな方向をどんどん色濃く出すようになり、「It's OK」でもシンセの音をガツガツ叩きつけてゆくサウンドになりました。

ALICE  そこには、AYAちゃんの性格が「攻める」姿勢に変わった影響もあると思う。

AYA  確かに(笑)。いつの間にかピアノ系の音を弾く機会が減り、シンセ系のキーボードの鍵盤を叩く奏法が増えたのも、攻めたい意識が反映したからなんでしょうね(笑)。


「Jealous Heart」
Risky Melodyなりのダンスロックを追求し始めたのも「Jealous Heart」からでした。


――「Jealous Heart」が生まれた頃には、今の攻めたRisky Melodyのスタイルに繋がるものが出来上がっていたんですね。

ALICE  今のRisky Melodyのスタイルへ進化できたのは、「Jealous Heart」が生まれたことも大きいなと思います。この曲では、演奏陣みんながリズムを強く刻んで、逆にヴォーカルはふわふわとらえどころのない姿で歌っています。そのアンバランスなところを魅力にもしたのが「Jealous Heart」になります。この曲からでしたね、ヴォーカルエフェクトを使い始めたのは。

AYA  躍れるRisky Melodyの音楽性というか、Risky Melodyなりのダンスロックを追求し始めたのも「Jealous Heart」からでした。

HaRU  乗らせるリズムを作るのなかなか苦戦しましたね。

ayae  ギターのスラップ奏法ってあまり聞かないですけど、これが、ドラムのリズムと絡み合うととても面白いです。

ALICE  それまでのRisky Melodyには、もちろん女性目線の歌詞もありますけど。基本は男性詞というか、どちらでも共感できるように「僕」という表現や、言葉を強く言い切る書き方をしてきました。でも「Jealous Heart」では、少し棘を持って女性らしい柔らかさや曖昧さを表現できたらなと思いました。結果、よりガールズバンドらしい柔らかさの中へ棘を含んだ曲になったなと思います。

Asumi  むしろ、棘のほうが多いですけど(笑)。


――いつまでも夢見る乙女ではいれない酸いも甘いも経験した深い女性心を示しているからこそ、「Jealous Heart」に深みを覚えるんでしょうね。

ALICE  長く活動を続けていると、嬉しいことばかりではなく、試練や困難に立ち向かえば、進んでいく中で叩かれることだって何度もありました。ときには、愛を持った優しい言葉が、1ヶ月後には言葉の凶器に変わって投げつけられたことだってありました。もちろん、その逆もあります。そういう経験の中、「愛って何?」「愛情自体を信じられない」と不信に思うこともありました。その思いを、コロコロ変わる女性の恋愛の視点で書いたのが「Jealous Heart」なんです。


「CLAZY LOVE」
「激しさと危うさ」「生音のハードさと重厚なエレクトロ」という面が今のRisky Melodyには似合うことを最初に教えてくれたのが「CLAZY LOVE」でした。


ALICE  「Jealous Heart」もそう、「CLAZY LOVE」も楽器隊が主役になっている楽曲です。原曲は、ドラムのayaeが、Risky Melody加入前にやっていたバンド時代の楽曲。そのバンドの活動が止まってしまったことや、「CLAZY LOVE」の曲調が今のRisky Melodyに似合うなと思い、歌詞やサウンドのアレンジを変え、Risky Melody Versionに仕上げました。

ayae  Risky Melodyでリアレンジして更にエレクトリックでロックなサウンドが増してこの曲のカッコ良さが、仕上がったなと思います。

Asumi  さっき、「My Story」「未来への地図」「Jealous Heart」の3曲を発表し、その後にワンマンツアーだ…というときにコロナ禍によって活動が止まってしまったと言いましたけど。表立ったバンド活動がまったく出来なくなった時期、水面下で活動してゆく中で「CLAZY LOVE」をRisky Melody用にアレンジしてやってみようよ」と作り出したときに、「あっ、こういうハードでエレクトロな楽曲もRisky Melodyには似合うんだ」と思い、自粛の繰り返しで「絶望」に近い感覚の中にいたのですが、先に進んでゆく光を掴めた意識に変えてくれたのが、この「CLAZY LOVE」でした。

HaRU  今のハードさの元になってる気がするよね。

ALICE  ハードな要素とエレクトロを掛け合わせた曲という面では、比較的最近生まれた「It's OK」が、まさに今の Risky Melodyのデジロックなスタイルを強い武器としてアピールしてゆく曲になりました。いわゆる「激しさと危うさ」「生音とエレクトロ」という面が今のRisky Melodyに似合うことを最初に気づかせてくれたのが「CLAZY LOVE」でしたからね。
  「CLAZY LOVE」は、メッセージ性を押し出す楽曲ではなく、サウンド面でグイグイ押してゆくスタイル。そういうRisky Melodyの新しい面を打ち出したのが「CLAZY LOVE」なんです。


――「CLAZY LOVE」もそうですが、全体的に鍵盤楽器の比重が大きい曲たちが今は多いですよね。

ALICE  気がついたら、そうなってますね。今は、AYAちゃんにいろんな負担がかかっているから、可能ならキーホードを2人にしたいくらい。そのうちライブでも、AYAちゃんのところはキーボードに囲まれた要塞になっていくと思う(笑)。

AYA  実際に今、要塞化を考えています。「CLAZY LOVE」は、本格的にエレクトロやシンセの音を重要視し始めた最初の楽曲になります。わたしの中でも当時は手探りの面もあったように、いろんな音色や弾き方に挑戦しながら、その当時のベストを見つけ出したように、本当に挑戦意欲を掻き立てた楽曲でした。

(3回目へ続く)


TEXT:長澤智典


  

<インフォメーション>


誰もが多くの失意を味わった2020年。
あらゆるものを飲み込んで行く波のような出来事。
未来はだれにも分からない。希望の光はきっと皆の心の中に。

The night is long that never finds the day.
明けない夜はない。

必ず来るであろう未来に向けて、Risky Melodyからのメッセージ。
 
『共に荒波に抗おう。
もう一度立ち上がる力をこの歌で。』
 
 
Risky Melody3年半ぶりのフルアルバム「ESPERANZA」、遂に完成!
 

JKT

Risky Melody New album
「ESPERANZA」

2021.11.03 on sale
発売元:MAGNIFIQUE RECORD
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
価格:¥3,000(税抜)                                    
▼収録曲▼
 
1.REBOOT
2.It’s OK
3.Jealous Heart
4.CRAZY LOVE
5.未来への地図
6.Missing Man
7.My Story
8.2020
9.YOZORA
10.Esperanza



LIVE

【TOUR SCHEDULE】

11/3(水祝)東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO
11/6(土)栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮 2/3(VJ-4)
11/7(日)千葉・柏ThumbUp
11/13(土)沖縄・コザRemy’s
11/14(日)沖縄・那覇Output
11/19(金)東京・MINI ONE-MAN LIVE
11/20(土)下北沢サーキットライブ
11/23(火祝)大阪サーキットライブ
11/23(火祝)大阪・Bigtwin Diner PANHEAD GROOVE
11/27(土)神奈川・Thunder Snake ATSUGI
11/28(日)宮城・仙台MACANA
12/1(水)東京・MINI ONE-MAN LIVE
12/4(土)北海道・札幌PIGSTY
12/5(日)北海道・札幌LIVE HOUSE Solid
12/11(土)愛知・今池GROW
12/12(日)大阪・Bigtwin Diner PANHEAD GROOVE
12/13(月)大阪・MINI ONE-MAN LIVE
12/15(水)東京・赤羽ReNY alpha
12/18(土)福岡・LIVE HOUSE OP’s
12/19(日)福岡・graf
12/19(日)福岡・MINI ONE-MAN LIVE
12/21(火)広島・CAVE-BE
12/22(水)愛媛・松山SALONKITTY
12/26(日)東京・MINI ONE-MAN LIVE
12/29(水)東京・青山RizM

▶️TOUR FINAL ONE-MAN LIVE◀️
2022/1/11(火)東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO


 

■メンバー

アー写
ALICE


アー写
ASUMI


アー写
AYA


アー写
AYAE


アー写
haru
 


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