「５th　TRIGGER」公演から、間もなく迎える「７th　TRIGGER」へ向けての思い。

  2021年2月より、7ヶ月連続ワンマン公演「7 TRIGGERs to the Destiny」を行ない続けているイケてるハーツ。そのファイナル公演となる「イケてるハーツ　7ヶ月連続・ワンマンライブ〜7 TRIGGERs to the Destiny〜連続ワンマンファイナル公演」が、8月14日(土)に新宿ReNYで昼夜2公演行なわれる。
  このたび、イケてるハーツのメンバーたちへ、これまでに行なった6公演を振り返っての想い。そして、ファイナル公演に向けての今の気持ちを伺った。第ニ回目は、「５th　TRIGGER」公演から、間もなく迎える「７th　TRIGGER」へ向けての思いを語った模様を伝えたい。

（一回目から続く）
イケてるハーツ　インタビュー Vol.1はこちら

「5th TRIGGER」

――「5th TRIGGER」は、6月20日に名古屋RAD HALLで行なわれました。

城木玲亜　名古屋でのワンマン公演は、2019年以来ぶりになります。その後に三期生の2人がイケてるハーツへ加入し、今のメンバーで名古屋でのワンマン公演を行なうのは初めてだったので、とても楽しみでもありました。
  この2年間の中、イケてるハーツが来るのをずっと待っていてくれたお客さんたちもいれば、コロナ禍以降で始めた配信ライブを通して新しく知ってくださった方もいて、「はじめまして」の挨拶も含め、ようやく直接会いに行けたのは、とても嬉しかったです。

藤咲雫  わたし、このメンバーで遠征すること自体が初めてだったから、それだけでワクワクしてました。東京を中心に活動をしていると、いろんな地域から足を運んでくれる人たちもいるんですね。今回、名古屋までの移動は新幹線で。翌月の大阪公演は一泊しての公演でしたけど。長距離を移動してライブを観に行くってけっこう大変じゃないですか。それに近い体験をしたことで、改めて地方在住のファンの方々のありがたみや感謝の気持ちが大きくなりました。

――名古屋は日帰りだったんですよね。

藤咲雫  お仕事で残るメンバーは泊まりで、わたしと椎香さんと菜花は日帰りだったんですけど…。

宇咲美まどか  3人して、仲良くお弁当を食べながら帰ったんでしょ。

小泉椎香  それ、言わなくていい話ですから(笑)。

藤咲雫  大阪では、みんなで泊まりました。あのときは、メンバーみんなとおしゃべりする機会が増えて楽しかったです。ただ、いつものように菜花とはしょーもないことで喧嘩もしてたけどね(笑)。

柚木菜花  いつものようにね(笑)。

宇咲美まどか  三期生の2人は、本当に仲良いというか、仲が良すぎるからね。いっつも2人でわちゃわちゃ騒いでる。とくに同期は近い存在でもあるから、仲が深まるのはわかるんだけど。この2人に限っては、もう特別!!
  わたしは一期生だし、それまで部活動で後輩と接するなど、そういう経験がなかったから、二期生が入ったときも、最初はすごく遠い存在だと感じてました。もちろん、そこは時間が解決して関係を深めるんですけど。ニ期生たちとは子供を面倒見るような感覚で接してたと表現するなら、三期生が入ってきたときはもう孫みたいな存在 (笑)。

――そういう感覚も覚えてたんですね。

宇咲美まどか  そうなんです。だけど、時間を重ねていくとね。とくに、今回のシリーズ公演では、あえて二期生や三期生にも任せることを増やせば、それをこなしてゆくことでそれぞれの成長ぶりを感じられ、そこがとても嬉しいことでした。それが、メンバーとして長くいることの楽しさや喜びなんですよね。これから、メンバー候補生の中から新たにメンバーも増えるように、今の候補生はわたしにとっては曾孫みたいな存在ですけど(笑)。それぞれの成長を見ていけるのもまた嬉しいことなんです。
  で、名古屋公演ですよね(笑)。さっきメンバーも言ってたように、先に行なった西川口Hearts公演もすべて配信していたので、その配信映像を通して観てくださっていた名古屋や大阪方面のファンの方々もたくさん来てくださいましたし、twitterのタイムライン上でも、みんながハッシュタグを付けていろいろ書き込んでくれているのも読んでました。だからこそ名古屋公演へ足を運んでくださった方々に、ライブや特典会を通して、目の前で直接「ありがとう」を言えたことは本当に嬉しかったです。

 

「6th TRIGGER」

――そして、7月17日に大阪BananaHallを舞台に「6th TRIGGER」が行なわれました。

小泉椎香　わたし、関西がすごく好きなので、久し振りに大阪へ行けて嬉しかった。大阪でのライブも2019年以来だったから、「どんなライブになるかなぁ」というドキドキしながらステージに上がったのもよく覚えてます。それと、大阪公演は全員ホテルに泊まったんですけど。あのときは、深夜までずーっとみんなと語り合ったのもいい想い出です。

橘莉衣  ちゃんと、マスクをしてね。それぞれ部屋は別だったんですけど。みんなで部屋に集まり、イケてるハーツの未来について熱く語り合いました。

藤咲雫  えっ、そんな話してたっけ?みんなで声優さんの話をしてなかった??

橘莉衣   その話もしたけど、2人(藤咲雫&柚木菜花)がじゃれあってるときに、そういう話を4人で熱く語り合ってたの。あの日は、三期生を無視して、4人でイケてるハーツの未来について語り合いました(笑)。

宇咲美まどか  あの日は朝からズーッと一緒に行動していたのに、夜になってホテルについてからも、みんな部屋が別々なのに集まってしゃべってて、「どれだけ仲良しなんだ」状態(笑)。

橘莉衣  メンバーが11人いた頃は、たとえば食事をするにも、さすがに11人が同じテーブルにつけないから分かれて座るなど、全員で話をする機会は意識しないと作れなかったけど。6人だと食事のテーブルだって一つで収まれるように、自然とみんなで会話をする機会が増えるから、より一体感が強くなったなと感じています。ただ、三期生に関しては、いっつもじゃれあったり、喧嘩したりと、中学生の姉妹が混じっているみたいな感覚だけどね(笑)。

城木玲亜  中学生じゃなくて、小学生レベル(笑)。

橘莉衣   勝手にわちゃわちゃ騒いでれば、勝手に喧嘩してるし、すぐに仲良くなってまた騒いでるし、もうマイペース。変に関わっても面倒だから、基本、無視してます(笑)。

柚木菜花  えーっ、みんな家族じゃないですかぁ。

橘莉衣  違います!!

柚木菜花  えーっ!!

宇咲美まどか  確かに家族以上に一緒にいるよう、そういう関係だけどね。この2人(藤咲雫&柚木菜花)に関してはとくに、本当の姉妹みたいだからね。

藤咲雫   確かに兄弟と同じような絡み合いを菜花とはしてるけど。でも、弟はわたしの言うことを聴いてくれるけど、菜花は聴いてくれないからね。

柚木菜花  自分のことは、自分でやりなよ!!

橘莉衣   いつもこんな感じです(笑)。イケてるハーツのメンバーって、卒業した人たちも含め、もうちょっと精神的に大人の人ばかりだから、2人のような関係性は見ていて新鮮です。ただし、あまりにもバカバカしいときは、基本的に無視してますけど(笑)。

城木玲亜  よく、一緒に手を繋いで歩いてるくらいの仲良さだからね。

小泉椎香  本当に姉妹のよう(笑)。

橘莉衣  本題の大阪公演ですが(笑)、椎香も言ってたように、2019年以来のライブということや、大阪公演って他の会場とは違う独特の盛り上がり方を感じるから、それを体験するたびに「大阪でライブをしてるなぁ」と感じるんですけど。それを、今回も感じていました。しかも大阪公演では、メンバー候補生も加えた初の10人編成でのライブを行なったんですけど。それが、とても新鮮でした。じつはレッスンをしているときから、大人数で練習していた頃の感覚を思い出していたから、それも新鮮だったんです。おかげで、もっともっと候補生たちのことを知りたくなりました。

 

「7 TRIGGERs to the Destiny〜連続ワンマンファイナル公演」

――8月14日(土)には、新宿ReNYを舞台に7ヶ月連続ワンマン公演のファイナルとなる「7 TRIGGERs to the Destiny〜連続ワンマンファイナル公演」が行なわれます。

橘莉衣  この日も、10人編成でのライブも組み込む予定です。何より、新メンバーの発表もあるから、それがどこで飛びだすのか、ライブをしながらずっとドキドキしてそうです。

――新たな発表事がどこで飛びだすのかわからないわけだもんね。

橘莉衣  そうなんです。しかもイケてるハーツってサプライズが多ければ、知らされるのはいつもお客さんと同じタイミングなんですね。ただ、新しい発表ってイケてるハーツの未来についての内容じゃないですか。だから、同じドキドキでも寂しい気持ちにはならないのは嬉しいです。

宇咲美まどか  お客さんも、発表のたびに驚く私たちの反応を見て新鮮に楽しんでいますけど。じつは私たちも、お客さんたちが発表を聴いての反応もしっかり見ていますから(笑)。

――新宿ReNYで行なうファイナル公演へ向け、一人一人メッセージをいただけますか?

柚木菜花  ここまでの期間があっと言う間だったんですけど。わたしにとってファイナル公演で一番の重大ニュースが、候補生の中から誰がイケてるハーツの正規メンバーになるのかな?ということです。それと、6人体制で行なうライブはこの日が最後となるように、今の編成のイケてるハーツの姿を、みんなにしっかり観てほしい気持ちも強いです。あと、発表事がどこのタイミングでくるのかも、ドキドキです。

橘莉衣  SE開けですぐに発表がきたらどうする?

柚木菜花  えーっ、動揺しちゃう!!

小泉椎香  そんなタイミングで来たら、覚えた振り付けとか全部忘れそうだよね。
 
城木玲亜  わたし、最初に「7ヶ月連続でワンマン公演をやる」と聴いたときは、初めての体験にもなることから「本当にやり遂げられるのかな?」と不安も持っていました。でも、このシリーズが始まってみたら、毎月楽しくて、あっと言う間。とくにこの6人は一緒に過ごす時間が本当に増えたから、さらに団結力が深まっています。だからこそファイナル公演では、この7ヶ月の集大成をしっかり見せられるように頑張ります!!もちろん、新メンバーが加入してからも、さらに団結力を増して、もっともっと上に行けるように頑張りますから!!

藤咲雫  ファイナル公演では、イケてるハーツの新メンバーの発表もあります。もしかしたら、10人編成で観れるイケてるハーツの姿も、この日が最後になるかも知れません。候補生たちも、ファイナル公演へ向けて一生懸命練習を重ねているので、ぜひ、候補生も加えた10人編成のイケてるハーツのステージに注目してください。
  それと、イケてるハーツ史上、6人というのは一番人数の少ない編成なんですね。一人一人の歌割も増えているように、以前にも増して一人一人の歌声を味わえる機会にもなっているように、ぜひ、それぞれの歌声にも注目していただけたらなと思っています。

宇咲美まどか  ここまでの6ヶ月間、「TRIGGER」公演を通していろんなことに挑戦し続けてきました。おかげで、この6ヶ月間を通し、より一層6人の絆が深まりました。その6人でのライブもこの日が最後になるのはちょっと寂しいんですけど。でも、これからは候補生の中から新メンバーも加わるように、新しいイケてるハーツが生まれる瞬間も、ぜひ一緒に感じてください。
  雫も言ってたけど、6人編成と人数が少ないこともあって、各メンバーの歌やダンスを任されるパートが増えたように、一人一人の責任感もより強くなったし、そこでの成長は自分たちでも感じてきたこと。その成長ぶりを、ファイナル公演でもしっかり観てください。

小泉椎香  この7ヶ月連続ワンマン公演を通して、メンバーそれぞれの責任感はより一層強くなりました。そこで成長した姿を、ファイナル公演を通してしっかり見せたいなと思っています。今回も二部構成のように、その違いも楽しんでいただければ、これまでの日々の集大成となる公演にもしっかり導いていきます!!

橘莉衣  2021年は、本当にイケてるハーツにとって「改革」の年になっています。8月のファイナル公演は、それを示す一つの区切りの場。しかも、今後への期待も最初に見せてゆく場になります。ファイナル公演を持って、私たち6人のイケてるハーツのライブも、候補生4人だけのライブも、合格者の人数次第では10人編成のイケてるハーツのライブも、この日が見納めになります。確かに、イケてるハーツの未来に向けてもワクワクする気持ちはありますけど。私たちがつねに大切にしているのは、今、目の前でやっているライブをどれだけ大事にしながら、観てくれる人たちへしっかりと伝えられるか。その姿を見せながら、みなさんと一緒に楽しみたいなと思っています。今回の7ヶ月連続ワンマンライブ公演を通し、メンバーどうしの絆も深まったけど。ファンの方々との絆も、今まで以上に深くなった気持ちもあるように、ぜひ、みんなで最高に楽しいライブを作って、想い出を作りましょう。私たちも今、出せる力をすべて出し切りながら精一杯頑張ります!!!!!!

 

TEXT:長澤智典