FEATURE

2021.07.31
イケてるハーツ

イケてるハーツ インタビュー Vol.1

「1st TRIGGER」公演から「4th TRIGGER」公演までを振り返って。

  2021年2月より、7ヶ月連続ワンマン公演「7 TRIGGERs to the Destiny」を行ない続けているイケてるハーツ。そのファイナル公演となる「イケてるハーツ 7ヶ月連続・ワンマンライブ〜7 TRIGGERs to the Destiny〜連続ワンマンファイナル公演」が、8月14日(土)に新宿ReNYで昼夜2公演行なわれる。
  このたび、イケてるハーツのメンバーたちへ、これまでに行なった6公演を振り返っての想い。そして、ファイナル公演に向けての今の気持ちを伺った。第一回目は、「1st TRIGGER」公演から「4th TRIGGER」公演までの話をお届けしたい。

 


「1st TRIGGER~負けてたまるか!諦めない!宣言公演/今井あき卒業公演」


――今回のインタビューでは、2021年2月より、7ヶ月連続ワンマン公演「7 TRIGGERs to the Destiny」の各公演の模様を振り返りつつ、ファイナル公演へ向けての想いも伺いたいと思っています。このシリーズのスタートを切ったのが、2月14日に西川口Heartsを舞台に行なった「1st TRIGGER~負けてたまるか!諦めない!宣言公演/今井あき卒業公演」になりました。

城木玲亜  このシリーズのスタートを切る公演だったんですけど。夜公演では、同じ二期生だった今井あきの卒業公演も行ないました。正直、寂しかったんですけど。「この日から7ヶ月連続ワンマン公演が始まるぞ」ということで、メンバー一丸となって突き進む気持ちで行なえたライブにもなりました。

橘莉衣  じつはこのシリーズ、本当は昨年行なう予定でした。でも、昨年起きたコロナ禍によって1年間延期になってしまいました。「1st TRIGGER」で(今井)あきちゃんは卒業になりましたけど。昨年、このシリーズを一緒に駆け抜けるはずだった8人のメンバーでしっかりスタートを切れたのが嬉しかったんです。あきちゃんや、その後に卒業した(愛瀬)りさこちゃんの2人は、今はここ(イケてるハーツのメンバー)にはいないけど。このシリーズを始めるときのメンバーだった2人の気持ちは今もずっと背負ってるし、ファイナル公演のときまで、気持ちの中には2人の存在もい続けてゆくと思います。
  何より、一緒に楽しい想い出を作ろうとしていたあきちゃんの卒業を、このシリーズの最初に経験したからこそ、余計にメンバーの気持ちが一つに固まり、7ヶ月連続ライブの幕開けとなる「1st TRIGGER」を熱い気持ちで始められたんだなとも思っています。

 

――卒業したメンバーの想いも背負いながら走り続けている。そこが、このメンバーらしいところなんだろうね。

橘莉衣  本来なら、昨年に7ヶ月連続ワンマン公演を一緒に駆け抜け、当時、予告されていた「重大決意公演」という意味の答えも共に味わっていたはずのメンバーたちでしたからね。なので、1年間延期になってしまったことへのモヤモヤとした気持ちはずっと抱えていました。あのときのファイナル公演で発表するはずだった「重大発表」が何なのかいまだにわかっていないから、モヤモヤもますます募ってしまいましたけどね(笑)。
  今年のイケてるハーツは、「2021年は改革の年」を掲げてスタートを切りました。今回のシリーズの中、その言葉に相応しい、メンバー候補生のお披露目があれば、新曲の発表やゲームのタイアップをいただけるなど、「改革」に相応しいことがいろいろ発表になり続けたように、昨年抱えていたモヤモヤが何時の間にか消え、「次に何が起きるんだろう」というワクワクに変わってました。

 


「2nd TRIGGER 〜候補生初お披露目!~スペシャルメドレー公演/新曲披露公演」


――3月21日(日)に西川口Heartsで行なった「2nd TRIGGER」は、「〜候補生初お披露目!~スペシャルメドレー公演/新曲披露公演」になりました。

藤咲雫  この日、イケてるハーツのメンバーになるためのオーディションに合格したメンバー候補生の7人がお披露目になりました。今は、そこからさらに絞られて4人がイケてるハーツのメンバー候補生として残っているんですけど。あのときは、どんな子たちが入ってくるのか楽しみにしながらも、何人候補生がいるのか知らされていなかったんですね。だから、ステージに次々と候補生が上がってきたとき、正規メンバーと同じ7人もいたから、わたし正直圧倒されてました(笑)。でも、「この勢いに負けちゃいけない!!」とも思え、気持ちのスイッチをすぐに切り換えたことも覚えています。

橘莉衣  雫にとっては、初めての後輩になる子たちだったからね。

藤咲雫  そうなんです。後輩を指導する立場になるということは、自分がしっかりしてなきゃ駄目ということじゃないですか。つまり、自分から「こうしてください」と指導したことは、自分も出来てなきゃいけないってこと。前にも、レッスンで候補生と一緒になったとき、「もっと声を出したほうがいいよ」とアドバイスをしたあとに、「自分も声を出さなきゃ」という言葉が自分にも返ってきたから一生懸命に声を上げていたように、これから後輩メンバーが正式に加入したときには、その責任感がますます強くなるんだなとも今から感じてます。

――まどかさんの、「2nd TRIGGER」を経験しての思いや感想も聞かせてください。

宇咲美まどか  最初に、「6th TRIGGER」を終えてまでの全体的な感想を伝えたいんですけど。昨年に「7th TRIGGER」公演の発表があったときから、公演名にいろんなタイトルが記されていたから、「毎回どんなことが起きるんだろう」と、すごく楽しみにしていたんですね。でも、コロナ禍によって公演は延期になりました。しかも、わたしは怪我で思うように活動できない日々も過ごしていました。
  そのうえで、新たに発表になった「7th TRIGGER」にもいろんな公演名がついていたじゃないですか。先に、タイトルへ展開の予告をされていたことも含め、実際にこのシリーズ公演が始まってからも、「メンバーの卒業・候補生の発表や共演・新曲の発表・タイアップの決定」など、毎回の公演の中、いつもワクワクなことがありました。だから、わたしは毎回の公演をすごく楽しみにし続けてきました。
  2021年のイケてるハーツは「改革」を掲げているように、「6th TRIGGER」へ辿り着くまでもいろんな改革をイケてるハーツの中へ起こしてきたなと思っています。何より、7ヶ月連続、しかも毎回昼夜ニ公演を行なうのは初めての経験。わたし自身、昨年はいろんな面で悔しさを抱えていたせいか、毎回の公演を経験するたびに成長を感じられていたのも嬉しいことでした。しかも、ここまで全公演Sold Outを記録。8人で始まったこのシリーズも今は6人になれば、今の体制へ、これから新しいメンバーを迎えてゆくわけですけど。公演数を重ねるたびにメンバーみんな「最後まで一丸となって駆け抜けよう」という気持ちがどんどん強くなっていました。そういう気持ちにさせてくれたワンマン公演の日々だったなとわたしは感じています。

――「2nd TRIGGER」では、イケてるハーツのメンバーになる候補生が7名発表になりましたよね。

宇咲美まどか  わたしと(橘)莉衣ちゃんは一期生なので、これまでにも二回、新しいメンバーを招き入れる経験はしてきました。でも、今回は「候補生としての活動を経たうえで、正規メンバーが選ばれる」形のように、最初から「このメンバーが入ります」ではなく、「誰がメンバーになるのかわかりません」というのは初めての経験。「6th TRIGGER」では、候補生も加えた10人編成でのライブも行なったように、候補生たちともようやくコミュニケーションを取れる環境が生まれたよう、メンバーのことを深く知るのはこれからなんですけど。 みんな「イケてるハーツのメンバーになりたくて応募」してきたわけじゃないですか。その気持ちを持っている子たちであることが、わたしはすごく嬉しいです。

 

「3rd TRIGGER 〜人気楽曲発表!セレクト楽曲!公演!~リクエストアワー公演/セレクト楽曲多め公演」


――4月18日に西川口Heartsで行なったのが、「3rd TRIGGER 〜人気楽曲発表!セレクト楽曲!公演!~リクエストアワー公演/セレクト楽曲多め公演」になります。

橘莉衣  7ヶ月連続ワンマン公演自体が、毎回昼夜ニ公演行なわれれば、その内容もガラッと変えながら届けてきました。イケてるハーツと言えば、一番多いときで11人。少なくとも8人で活動してきたように、これまでずっと大所帯のグループとして活動をしてきました。だから、生誕祭のときに主役になるメンバーがソロで歌うことはあっても、少ない人数でステージに立つ経験はほぼありませんでした。
  だけど、この日の夜公演では、メンバー2人の組み合わせや、当時は7人メンバーだったことから3人と4人の組み合わせなど、少人数の組み合わせでライブを行なえたことがとても新鮮でした。同時に、少ない人数で歌うからこそ見えてきた課題もあったように、イケてるハーツの未来を見通せる良い経験の出来た公演にもなりました。加えて、メンバー一人一人の魅力を、より深く見つけてもらえる公演にもなっていたと思います。

――表現する側としては、けっこうハードルの高い内容の公演になっていたんですね。

橘莉衣  わたしは歌が苦手なんですけど。「2人で歌うからこそ頑張らなきゃ」と思って、あの時期は余計に歌を一生懸命に練習していたし、あの日の公演を終えたあとも、配信した映像を見返して一人反省会をするなど、自分を成長させてゆくための公演になったなぁという想い出があります。
  正直、少ない人数で歌うことに緊張はしたけど。でも、楽しかったんですね。だから、また機会があったらこういう公演をやりたい気持ちもあります。これは「3rd TRIGGER」に限らず全公演に言えることですが、毎月昼夜ニ公演を、しかも毎回内容の異なる公演を行ない続けてきたように、毎回覚えることがとても多くありました。中でも「3rd TRIGGER」公演は編成も変えていたように、新たに振りや歌を覚えることも多かったよう、とくに準備にバタバタしていた公演だった印象もあります。

小泉椎香  でも、自分たちのレベルアップには、着実に繋がったもんね。

橘莉衣  そう。自分たちのレベルアップにも、自分たちの新たな挑戦にもなるなど、とにかく頑張りました(笑)。今でも、毎日のようにメンバーとは会ってるけど。あの時期は、メンバーと一緒に過ごす日々も時間もより多かったように、みんなで一緒にやりきった感覚はとくに強くありました。そういう積み重ねが、今の成長に繋がっているわけですからね。

 


「4th TRIGGER 〜新曲発表!新メンバー候補生ピックアップ!~新曲発表公演/新メンバー候補生ピックアップ公演」

――西川口Heartsを舞台にした公演としては、最後。5月23日(日)には「4th TRIGGER 〜新曲発表!新メンバー候補生ピックアップ!~新曲発表公演/新メンバー候補生ピックアップ公演」を行ないました。

小泉椎香  この日に披露した新曲の「SING・LA・BANG・SHOW!」が、PS4対応ソフト『閃乱忍忍忍者大戦ネプテューヌ -少女達の響艶-』のEDテーマ曲に決まりました。この日の公演ではなく、別の公演で同期メンバーの愛瀬りさこが卒業し、寂しさもあったんですけど。新曲もいただけたように、「これからもっと飛躍してかなきゃ」という新たに決意を抱けた公演にもなりました。

――(愛瀬)りさこさんは、ライブでもよく椎香さんと一緒に…。

小泉椎香  MCを回してました。その後は一人でMCをまわすことになったから、「もっとしっかりしなきゃ」と、自分の気持ちを引き締めていました。当時は、卒業した寂しさはありましたけど。でも、けっして落ち込むことなく、6人でしっかり意識を高めあいながら和気あいあい楽しくやっていこうと、みんなで気持ちを高めあっていたことも覚えています。

柚木菜花  このときの夜公演で、メンバー候補生の人たちがイケてるハーツの楽曲を候補生メンバーだけで歌い躍ったんですね。あの姿を見たときは、「自分このままの状態でいいのかなぁ」と焦りを覚えました。

――そんなにも焦りを覚えてたんだ。

柚木菜花 だって、短期間の間にものすごく上手くなってたんですよ。もちろん、わたしも1本1本の公演に全力で向かっていましたけど。改めて、「自分は本当に、7ヶ月続く公演の1本1本すべてを大事にしてやれているのかなぁ」と自分で考えてしまいました。でも同時に、「先輩として、候補生には負けられない」気持ちも強く持っていました。

――いつかはメンバーになる人がいる候補生たちとはいえ、イケてるハーツの楽曲を歌っていることに不思議な感覚を覚えていたんだね。

柚木菜花  その感覚はありました。このメンバーの誰なのか、全員なのかわかりませんが、これから仲間として一緒にやっていくメンバーたちなんだというのはわかっていたんですけど。それでも、なんか不思議な感覚でした。
  もう2年近くイケてるハーツのメンバーとしていますけど。わたしは三期生のように、グループの中では一番後輩の立場じゃないですか。今までは、新しいメンバーとして見られていたのに、新メンバーが入ってきたら先輩になるわけですよね。いまだ、そこの自覚や感覚がつかめないです。

――先輩の自覚は…。

柚木菜花  少しは…。わたしも先輩という立場ということで、候補生たちとレッスンのときには振りのアドバイスなどもしていたんですけど。それまでは、先輩方から教えてもらう立場だったわけじゃないですか。でも、教える立場になって初めて、自分がどこまでその振りを理解していたのかが見えてきました。
 人に教えるということは、自分が理解していることが前提じゃないですか。候補生たちに振りを教えるときに上手く伝えきれない面があったということは、自分がそこをしっかり理解しきれてなかったということ。そういう発見ができたことで、自分にとっても大きな勉強の機会になったし、きっとこれからもなっていくんだと思います。

――それが先輩になるってことだもんなぁ。今は先輩としての自覚も…。

柚木菜花  あっ、はっ、はいっ!!

(二回目へ続く)

イケてるハーツ インタビュー Vol.2はこちら(2021/08/01 20:00更新予定)

 


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


< 7thTRIGGER >
イケてるハーツ 7ヶ月連続・ワンマンライブ
〜 7 TRIGGERs to the Destiny 〜連続ワンマンファイナル公演
【日程】2021年8月14日(土)
【会場】新宿ReNY
【時間】
(昼)12:15開場/ 12:45開演
(夜)16:45開場/ 17:15開演

【出演】イケてるハーツ/イケてるハーツ候補生

【チケット】
SSチェキ付き優先入場券(整理番号1〜10):10,000円
チェキ付き前売券:4,000円
前売券:3,500円
当日券:4,500円

入場順(SSチェキ付き優先入場券 → チェキ付き前売券 → 前売券 → 当日券)
※配信も行います。

【券売情報】2021.5.22 12:00 先着(整理番号ランダム)にて販売開始
【券売URL】https://standup.zaiko.io/_item/340066


イケてるハーツ×バクステ外神田一丁目 ツーマンLIVE!!
【日程】2021年8月7日(土)
【会場】渋谷CLUB QUATTRO
【時間】開場12:00/開演12:30
【出演】イケてるハーツ、バクステ外神田一丁目
【チケット】
チェキ付き優先入場券 4,500円
前売券 2,500円
当日券 4,000円
※別途ドリンク代が必要となります

チケット販売中!
【券売URL】https://standup.zaiko.io/_item/341398


イケてるハーツ・ワンマンライブ〜7周年記念ライブ
日程:2021年9月11日(土)
会場:品川インターシティーホール
時間:開場17:00/開演17:30
出演:イケてるハーツ

チケット:
チェキ付き優先入場券:4,500円
チェキ付き入場券:3,500円
前売券:2,500円
ピクチャーチケット:1,000円
当日券:3,500円

入場順(チェキ付き優先入場券 → チェキ付き入場券 → 前売券 → 当日券 → ピクチャーチケット)

※別途、ドリンク代が必要となります。
※配信も行います。

【券売情報】2021年8月1日12:00より、先着(整理番号ランダム)にて販売開始
【券売URL】https://standup.zaiko.io/_item/341792


イケてるハーツ Web
http://stand-up-project.jp/iketeruhearts/


イケてるハーツ  twitter
https://twitter.com/iketeru_hearts

 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.12.16
イベント情報
最新記事更新日 2024.11.19
ガルポ!ズ INTERVIEW