FEATURE
太田彩華&上間江望 対談インタビュー なんでもない日々にこそ私たちのアルバムを聞いてもらいたいです。絶対に、あなたを輝かせてやりますから。
11月18日に2枚組1stフルアルバム『LIBRA』を発売する、上間江望。11月25日に1stアルバム『愛読書』をリリースする、太田家の太田彩華。以前から親交の深い2人が、お互いのアルバムの魅力を語り尽くそうと対談を行ないました。そのときの模様を、ここにお伝えします。
最初、上間さんはカーストの上位の人として見えていたから、わたしはしゃべりかけも出来ない。でも1年後、めっちゃいい人だから、陰キャのわたしにもしゃべりかけてくれる人。そして今は、お友達になりました(笑)。(太田彩華)
――お互いに出会ってもう長いかと思います。改めて「初めて出会ったときの印象」「一年後」「今」と、時代を経るごとに、お互いの印象がどう変化したのかを教えてください。
上間江望:最初に会ったのって、アプリゲーム「NOeSIS 歌う影の戯曲」にお互いに歌や声優として参加していた頃?
太田彩華:わたしが今の事務所に入ってお仕事を始めたばかりのホヤホヤの頃だったから、そうです。あれからもう3年くらい経ちますよね。
上間江望:直接会ったのって、「NOeSIS 歌う影の戯曲」のライブイベントの前日リハーサルのときじゃなかった??。確か控室で「初めまして」と挨拶をしてくれたんだよね。
太田彩華:そうです。
上間江望:わたし、初めて会ったとき「この子はしっかりしてそう」と思った。
太田彩華:しっかりしてそうですか?
上間江望:そう。アピールすべきところはちゃんとアピールしているんだけど、そこにまったく厭味がない。何より、挨拶がすごく丁寧。この子は人としてしっかりしてるなぁと思ったよ。
太田彩華:わたしが上間さんに初めて会ったとき、まだ事務所に入り立てだったから何事にも緊張してたんですけど。上間さんを観たときに、マジで「めっちゃ綺麗」と思った。「同じ学校だったら絶対にしゃべれないだろうな」と思ったのが一番最初の印象。
一年後は、上間さんの優しい性格を知れていたように、陰キャのわたしにも話しかけてくれるすごく性格の良いクラスの綺麗な人という印象に変わり、今は、そんなわたしともすごく仲良くしてくれる人。同じ学校だったら、きっと仲良くなっている人だと今は思ってます。
上間江望:嬉しい。
太田彩華:最初、上間さんはカーストの上位の人として見えていたから、わたしはしゃべりかけも出来ない。でも1年後、めっちゃいい人だから、陰キャのわたしにもしゃべりかけてくれる人。そして今は、お友達になりました(笑)。
上間江望:わたし、太田ちゃんを陰キャラだと思ったことないよ。「こんな明るい人いる?」と思うくらい。むしろわたしのほうが、「近づきたいけど近づいていいのかな?ドキドキ!」みたいな感じだったからね。だから、もっともっと仲良くなりたいです。
――相手の、「あっ、こういう癖や個性があるんだ」「こういうときは、こんな仕種や行動をするんだ」など、普段接している中、ふっと気になったり、驚いたことがあったら教えてください。
太田彩華:上間さんはすごく人に気を使ってくれる人。いっつも、いろんな人のことを気にしているよね。
上間江望:それは癖だよ、たぶん。そばにいる人のことがすっごい気になっちゃうから、人がいるときに集中して何かをすることが逆に出来ない性格。ライブ前も集中しなきゃいけないのに、話しかけられると、つい楽しく話しちゃったりする。以前同じライブに出た時、控室で太田ちゃんがずっとベースのフレーズを練習していたときがあって、「あっ、今は集中したいんだな」と思って、あのときわたしはあえて話しかけなかったんだけど。じつは、「人がいる中でもやらなきゃいけないことに対して貪欲に出来るってすごいな」と思ってた。
太田彩華:それは、空気読めてないだけですから(笑)。
上間江望:それは本番に向けてやっていたことだから、別にその場の空気を読まなくていいと思うんだけど。わたしは無駄に気にしちゃって、それが出来ない。だから、初めて太田ちゃんのそういう姿を見たときに、「あっ、こういう一面もあるのね」と思って、ますます好きになったよ。
太田彩華:嬉しいです。上間さんが何時もみんなに気を使ってくださるぶん、みんなも上間さんのことを「好きだよ」と思ってますから。
歳を重ねていくこごとに、その色気がどうなっていくのかがすごく楽しみ(上間江望)
――お互いに声優/シンガーとして活動をしています。互いの声優として、シンガーとして尊敬する面。「ここは盗みたいな」と思うところ、「ここに独特の個性を感じる」という面などを聴かせてください。
太田彩華:上間さんは存在がお洒落なんですけど、何より声も歌もお洒落。これは、わたしには盗めないです。
上間江望:初めて言われた。わたしは、太田ちゃんにはすごく色気を感じるんだよ。太田ちゃんの声ってすごく透明感があって、可愛らしくって若々しい感じがするのね。なんだけど、ちょっと吐息の混じる表現をするときに、幼さとのギャップでポーッとなる。わたしの持ち歌の「ET CETERA STORY ~hope~」の仮歌と歌詞を太田ちゃんが担当してくれたじゃない。それを聞いてわたしは歌を覚えたんだけど。語尾の息のだし方がわたしはすごく好きなの。だから、歌うときもそれを真似したんだよね。
太田彩華:「ここ、真似したよ」と言ってくれたのを覚えてます。
上間江望:そこへ独特の個性が出ていたからさ、歳を重ねていくごとに、その色気がどうなっていくのかがすごく楽しみ。
太田彩華:嬉しいです。
――2人で会ったとき、いつもどんな会話をしているのでしょうか?最近、2人の会話で話題になったこともあれば教えてください。
太田彩華:それはもう、しょうもない話しかしてないです。
上間江望:小学3年生レベルくらいの話しかしてないよね。
太田彩華:意味のない会話ばかり(笑)。
上間江望:この間も一緒にお仕事をしたときに、お笑いの流れ星さんの話をしてて。ずっとその話で笑い会ってたことがあったね。
太田彩華:ちゅうえいさんの、「あなたと、あなたと」…。
上間江望:&太田彩華 「あなたとあなたとあなたとあなたとあなたでオリオン座!」
太田彩華:そういう話や真似をしています(笑)。
上間江望:アルバム「LIBRA」のタイトルに付けたLIBRAって、わたしの生まれた星座の天秤座のことなんですけど。てんびん座の星を数えたら7個あって、流れ星さんの「あなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたと」と同じ7個ピッタリだと気付いて。そこから七角形の星型をしたLIBRAのキーホルダーのグッズが生まれました。それを思いついたきっかけが、太田ちゃんとしたときの会話。あれがなかったら、あのグッズも想い浮かばなかった(笑)。
太田彩華:そのキーホルダーをわたしは今、自転車の鍵につけて使ってます(笑)。
上間江望:お互い会っても、そんなしょうもない会話しかしてないですから(笑)。
太田彩華:だけど、そこからグッズになったから意味があったんですよ。
上間江望:時間をかけて意味を持ったね(笑)。
人気が出たときに「最初から知ってたよ」と言えるように、絶対に手にして欲しいです(太田彩華)
――お互いのライブにも足を運んでいる関係であれば、共演もしています。それぞれのライブの魅力。「とくにここは惹かれる」などあったら教えてください。
上間江望:わたしは、太田ちゃんの視線に刺され続けてる。ライブのときに、流し目攻撃とかすごくいい表情をするの。その視線に釘付けになって、瞬きが出来ない。そればっかりじゃなく、楽しい曲のときは太田ちゃんの満面の笑みが可愛すぎて、「あー、この笑顔なんだよなぁ」と思ってジーッと見てる。
太田彩華:わたしも、「この笑顔を守りたい」と思いながら何時も見てます。
上間江望:お互い、気持ちのスイッチの切り換えは、見ていて引き込まれる要素の一つになっていると思います。
――相手の持ち歌で、「この曲が好き」というのを上げていただき、その曲に惹かれている理由を語ってください。
太田彩華:わたしは上間さんの「ENDROLL,after」がめっちゃ好きです。聞くたびに好きになっちゃう。
上間江望:嬉しい。最初に太田ちゃんの曲でやられたと思ったのが、「はじまりの手」。ライブで「手と手、手と手」と歌いながら手を振るんだけど。大人だけじゃなく、3歳児でも楽しめる振りを考えてしまうのがすごい!!しかも、「空高く」の部分で手を上げるのも天才的ですよ。あれほどわかりやすさやキャッチーさを持った歌に勝てる曲、わたしは無いと思ってる。
太田彩華:めっちゃ嬉しいです。この曲を作ったのが、歌詞を書き始めてすぐの頃。今思うと、難しい言葉が一つもない、誰でもわかる言葉しか入ってなくてむっちゃ恥ずかしいんです。しかも、中で「難しい言葉じゃなくて自分の言葉で言いましょ」と歌っているように、「そのまんまやないかーい」みたいな内容の歌詞なんですけど。でも、初めて自分の曲として詞を書いたので思い入れもすごくあるから、この歌を上げてもらえてすごく嬉しいです。
上間江望:しかも、この歌をずっと歌い続けてるのがいいよね。
太田彩華:歌い続けてます。
上間江望:あとは、「愛とアストロノミア」。わたしがさっき「控え室でずっと練習してた」って話したときに練習していたのがこの曲。とくに、決めの部分をずっと練習してて。「確かにそこって大事だよね」と、側で聞きながら思ってた(笑)。
太田彩華:この曲は、わたしのベースソロから入るんですよ。だから絶対に外せないと思って、めっちゃ練習してました。
上間江望:その姿を観たから、太田ちゃんを余計に好きになった。太田家も太田彩華の曲も、お客さんが一緒に楽しめる曲が多いから、聞けば聞くほど好きになっちゃうよね。
太田彩華:わたし、上間さんの「かざぐるま」もめっちゃ好きですよ、タオルをくるくるまわすところとか、一緒にまわしたくなる。
せっかく曲があってもそれを形にして聞いてもらえなきゃ、その曲が生きないというか、それくらい生まれた曲はすべて聞いてもらいたいんですよ(太田彩華)
――お互いに、11月にアルバムを発売します。まずは、それぞれに自分のアルバムの特色や聞きどころを教えてください。
上間江望:11月18日に発売したアルバム「LIBRA」ですが、アコースティック盤とワークス盤の2枚組になっています。わたしはフルアルバムを出すのが初めてなんですよね。初めてにして、2枚組で、ベストみたいな形なので、上間江望を初めて知る人には入門編として聞いていただきたいし、今まで知ってくれていた方でも、これまで盤になっていなかった音源もいろいろ収録しているから、ぜひ手元において欲しいアルバムになっています。
あと、アコースティック盤とワークス盤との歌の違いを楽しんで欲しいなと思います。中でも、過去の楽曲を歌い直すのはずっとやってみたかったことだったので、夢の叶った、宝物のようなアルバムにもなりました。
太田彩華:11月25日に出る太田家としてのアルバム「愛読書」なんですけど。太田家は活動を始めてまだ1年半くらいなんですが、活動を始めてから毎月のように新曲を出してきたように、今までの活動をどーんとまとめた集大成のようなアルバムになります。とにかく1曲1曲が濃いから、お腹いっぱいになると思います。曲の並びや曲間にもこだわった作品だからぜひ聞いてもらいたいし、1stアルバムだからこそ、今から触れておけば、太田家の人気が出たときに「最初から知ってたよ」と言えるように、絶対に手にして欲しいです。
――続いては、相手のアルバムを耳にしての印象。収録になる楽曲を見て気になることがあったら教えてください。
上間江望:太田家のアルバムに入ってる曲は、配信音源やMV、ライブでも観ているからほぼ知ってるんですけど。わたし、配信ライブを通して「夏のイカれ野郎」を歌っている太田ちゃんの姿を観たときに衝撃を受けたんだよね。「わたしの前から」ってメンチ切ってるように歌ってたじゃない。あれを音源でも味わえるのがいいよね。
太田彩華:レコーディングのときに「お前のこと言ってんだよー!!」という気持ちで歌っていたらいつしか怒りが増してたし、ライブで歌うたびにやっぱし怒りが増していくように(笑)、どんどん怒ってく様を聞いてください。
上間江望:アルバムの「愛読書」は、最初からズーッと全力疾走で駆け抜けていくんだけど。最後に収録した「ツアーは続く」でガシッと心がつかまれるように、そこもまたいいよね。
太田彩華:わたし、先に上間さんのアコースティック盤を聴かせてもらったんですけど、めちゃくちゃ良かったです。今までの歌われていた曲も、アコースティックバージョンだとぜんぜん印象が違うし、コーラスを上間さんが自分でやってる「スロースターター」がすごく可愛くて好きです。
――それぞれ、アルバムにはどんな想いを詰め込みました?
上間江望:わたしの場合は2枚組だから、それぞれに込めた想いも異なるんですけど。ワークス盤には、今まで活動をしてきた中で歌わせていただいてきたゲームの主題歌からオリジナルまでと、曲順もいろいろ考えたうえで、わたしの歌い続けてきた足跡を残すような形で1枚にまとめあげています。アコースティック盤は、今のわたしの歌声を聞いて欲しい。しかも、レコーディングしたのが自粛明けすぐというコロナ禍まっただ中の時期。
太田彩華:わたしもそうでした。
上間江望:自粛期間明けて間もない頃だったから、気持ちも内側へ向きがちというか、「なんでこんなじっとしていなきゃいけないんだ」「命を守りたいから外へ出るのが怖い」と、世の中の人たちみんながそういう気持ちを抱いていたときだったからこそ、それらを歌として昇華させようという想いで、どの曲も歌いました。中でも「Beautiful World」は、部屋で一人籠もっているような人を想像し、その人に語りかける気持ちで歌ったように、「心細いときに届く歌になるといいな」と思いながら歌いました。
太田彩華:わたしも、コロナ禍のときに制作した曲もいろいろありました。そういう状況だからこそ気付ける事柄もいろいろあったなと思ってて。ずっと部屋に籠もってると、ちょっと聞こえてくる車の音で生きてる人を感じるというか…。
上間江望:わかる!外が静かなんだもん!!
太田彩華:外から漏れ聞こえてくる音で、余計に世界の広さを感じてたように、そういうのを考えながら歌へ想いを込められたなぁと思ってて。だから、今までとは違う気持ちも入れられたアルバムになったなぁと思ってる。
上間江望:絶対にあのときの私たちにしか歌えない歌たちだっただろうなと思う。
太田彩華:話ぜんぜん変わっちゃうんですけど、「LIBRA」には、今まで音源になっていなかった曲もいろいろ入っているように、めっちゃレアですよね。
上間江望:そう、それが嬉しくって。音源制作のタイミングがあるたびに「これCDに出来ませんか」「配信で出せませんか」というのを言い続けてきた曲もあるように、そういう曲たちも今回はアルバムに入れられたから本当に嬉しくって。
太田彩華:歌うってことは、人に聞いてもらってこそ。聞いてくれる人がいなきゃ悲しいじゃないですか。CDに楽曲を入れるのも同じことで、せっかく曲があってもそれを形にして聞いてもらえなきゃ、その曲が生きないというか、それくらい生まれた楽曲はすべて聞いてもらいたいんですよ。だから、こうやって盤になって人に聞いてもらえることが、とても嬉しいんです。
上間江望:ほんと、その言葉通りだよね。
誰かのことを歌ってるというよりは、聞き手の人生を歌いたいなと思って(太田彩華)
――それぞれ、こういう想いやシチュエーションで聞くとアルバムの世界を楽しめるという設定があったら教えてください。
太田彩華:日常って、けっして刺激的な日々ばかりなわけではないですよね。だからこそ、何でもない日々に太田家の1stアルバム『愛読書』を聞いてもらいたいんです。そうすれば、私たちがあなたを主人公にさせてあげますから。あなたの人生のタイアップを取りたいんだという気持ちで私たちはアルバムを作ったように、なんでもない日々にこそ聞いてもらいたいです。絶対に、あなたを輝かせてやりますから。
上間江望:格好いい!!いいなぁ。確かに聞いている歌によって気持ちが変わるのは間違いなくある!!
太田彩華:誰かのことを歌ってるというよりは、聞き手の人生を歌いたいなって思って、太田家はこのアルバムを作りました。
上間江望:わたしは、2枚組だからそれぞれ合うシチュエーションが違うだろうなって思うんだけど。アコースティック盤はね、1枚を通して流し聞きをしても心地好くなれる作品。たとえば秋が来るたびにこのアルバムを聞きたくなるような、そういう長い目で見て、その人の人生と共に居られるアルバムだなって思います。
ワークス盤は、いろんな時期に、その作品のために作った曲たちもたくさん入っているように、とても個性豊かな作品集。1曲1曲が粒だっているように、たとえば元気を出したいときは「Just Will Be The Fight」を、恋をしているときは「キャッチライト」など、1曲1曲を、あなたの行動の原動力になるようなシチュエーションで聞いてもらえたらなって思います。
太田彩華:お互い、いろんな曲が入っているから楽しいし、絶対に飽きないと思います。
――先の質問とも重なりますが、自分のアルバムの中、「この曲のここに注目して聞くと、よりその歌を楽しめる」「この曲が生まれる背景にはこんな想いやメッセージが隠れていた」「この歌を収録したのにはこんな想いがあった」など、よりアルバムを楽しめるためにポイントにしてもらいたいところがあったら、ぜひ教えてください。
太田彩華:ドラマー太田たけちゃんのカウントの声ですね。頭では「1.2.3.4」とはっきり言ってる声が、ドラムの音がどんどん激しさを増していくのに合わせ、太田たけちゃんの叫び声が何を言ってるのかわからなくなるように、そのカウントにも耳を傾けて聞いて欲しいです。とくに「ツアーは続く」の「1.2.3.4」の最後の掛け声は、何を叫んでるのか本当に謎です。なんならこのアルバム、太田たけちゃんの掛け声で終わっていますから。それくらい、太田たけちゃんの掛け声は大事な役割を持っているので注目して聞いてください。それと今回、太田エリカ様のギターインスト曲「Sky-雲外蒼天-」が入ります。この曲をライブで演奏するときは、わたしもベースに集中できるから、そのときはぜひベースプレイにも注目してください。あとは、「太田家」という曲があるんですけど。これは私たち「太田家」が全国におおたを広めようと「全国おおた作戦」というプロジェクトを進めているんですけど。そのプロジェクトのための、「おおたのためのおおたによるおおたを応援するため」の曲になっています。
上間江望:おーっ、太田にこだわるね(笑)。
太田彩華:太田という名前にわたしはすごく執着を持っています。アルバム収録曲の「太田家」は、お前を太田にしてやろうか!!という曲でして、1回聞いたら、あなたも太田さんになれます。しかも「太田家」は、最初から最後まで「おおた」しか言ってない曲でございます。
上間江望:すごい。これを聞いたら太田になっちゃうんだね。ぜひライブで聞いて太田になりたい!!
太田彩華:太田になって欲しい。そのときを楽しみにしています。
上間江望:アルバム「LIBRA」ですが、「ENDROLL,after」という曲がアコースティック盤の最後に入ってて、ワークス盤の頭に通常アレンジの「ENDROLL,after」が入ってるんですよ。「ENDROLL,after」の歌詞は、わたしの大好きな映画をイメージして書いたんですけど。映画の終わりを見て、じゃあ次に自分はどう生きていこうかと思う歌のように、終わりの歌でもあり、始まりの歌でもあるから、アコースティック盤の最後に入れて、次のワークス盤の頭から始まる形を取りました。
太田彩華:その流れ、最高ですよね。
上間江望:曲は同じですけど、アレンジ違いで入れてるように、2つの視点から「ENDROLL,after」を聞いてください。他にも、ワークス盤の「Just Will Be
The Fight」は、2バスがドコドコ鳴っている激しい曲で、とてもライブ向きの歌。サビでわたしは「Fight!!」「Fly!!」と言ってるんですけど。
太田彩華:その掛け声、ライブでやるとめっちゃ盛り上がりますよね。
上間江望:そう。ずーっとずーっとライブでやるのを楽しみにしてきた曲だから、そのコールを叫べるようになったときは、みんなにもぜひ叫んで欲しい。他にも、2番の終わりで「つかみとれ」の歌詞のあとに、歌詞カードには書いてないんだけど「Fly」と歌ってて。そこも、つかみ取って飛んでいくんだというイメージで歌いました。
太田彩華:突き抜ける感じですよね、もう誰も止められないみたいな。
上間江望:そう。 突き抜ける感じをライブでも出したいので、そこもみんなで歌いたい!!とくにワークス盤は、ライブもイメージしかながら聞いて欲しいなと思います。
同じ現場でアフレコをした経験ってあまりないんだよね。だから、これからそういう機会を増やしていきたいし、一緒に音楽をしたり、遊んだりしましょう(上間江望)
――それぞれ、今後の予定を教えてください。
上間江望:FM岐阜で放送中の「TWILIGHT MAGIC」(毎週月曜日から木曜日の17時から放送中)という生放送の番組ですが、この番組の11月のエンディング曲として、わたしの「Beautiful World」を流していただいていますので、ぜひ聞いてください。
ライブは、12月18日に「ドールズフロントライン1st ONLINE LIVE『OPERATION CALLING』」という配信ライブがあります。19時30分配信開始です。いろんな声優さんも出演しますので、ぜひ観てください。12月19日には「Cyber LIVE COLLECTION Vol.15」に出演します。18時30分スタートで場所は池袋LIVE INN ROSAです。12月20日に「AGS-New Generation-Vol.11」にも出演します。こちらも18時30分スタートで池袋LIVE INN ROSAになります。3日間連続でライブがありますので、応援お願いします。
そして、アルバムリリース配信記念ライブがあります。これはアルバムを購入してくれた方の初回封入特典として、中に入っているシリアルコードを使い、1枚につき1公演観れます。11月22日、12月13日・12月27日・1月17日・1月30日と全5回行ないます。どのライブでもご覧いただけるので、アルバムと一緒に限定ライブも楽しんでいただけると嬉しいです。
太田彩華:太田家はですね、わたしの地元である兵庫県のラジオ関西で11月中「愛とアストロノミア」をパワープレイしていただいております。ライブ情報ですけど、太田家の1stアルバム「愛読書」の発売を記念して「エア太田まつり」を開催しています。12月19日にはBaboo Beeさんと対バンします。11月21日はお客さまに観てもらえるチケットも用意していますので、ぜひチェックよろしくお願いします。そしてアルバムの封入特典として、太田家も配信ライブを11月29日、12月26日・1月16日に行ないます。こちらは、アルバム1枚につき1公演観ていただける特典となっております。
これは太田彩華としてのお知らせですけど、12月20日に池袋LIVE INN ROSAさんで行なわれる「AGS-New Generation-Vol.11」にわたしも参加させていただきます。上間さんとも、久しぶりに共演させていただきますよね。
上間江望:久しぶりだね。
太田彩華:ホント久しぶりですよね、嬉しいです!!
――月並みですが、「これからも一緒に○○しましょう」じゃないですが、互いにエールを送りあうメッセージをお願いします。
太田彩華:ようやくライブも出来るようになってきたので、めっちゃ嬉しいですよね。12月は同じライブに出ますけど、また一緒にライブをやりたいです!!
上間江望:わたしもやりたい!!
太田彩華:一緒のステージにも立ちたいし、お客さんとしても楽しみたい。声優のお仕事もまた一緒にやりたいです。
上間江望:そうだよね。最近だとゲームで共演はしているんだけど、ゲームは収録も別々だから、「NOeSIS」シリーズのときに一緒に朗読をしたくらいで、同じ現場でアフレコをした経験ってあまりないんだよね。だから、これからそういう機会を増やしていきたいし、一緒に音楽をしたり、遊んだりしましょう。
太田彩華:しましょう!!
1月3日、代官山SPACE ODDを舞台に「LIVE MUE STATION VOL.3」の開催が決定(太田彩華)
――この後、一緒に行動をするとしたら、何をします?
太田彩華:これから大仏とか一緒に観に行きたい。
上間江望:えっ??大仏??この対談夕方だから、わたしは呑みに行くかなと思ってたけど(笑)。
太田彩華:大仏を観に行って、その後に(笑)。
上間江望:大仏、譲らないな(笑)。呑みに行って、一緒に泊まって、次の日に鎌倉辺りに大仏を観に行くかな(笑)。
――最後に、メッセージをお願いします。
太田彩華:太田家は1stアルバム、上間さんも1stアルバムですよね。ホントに推すなら今。もちろん、後からでもいいんですけど、今がチャンスですよ。一番最初のときから観てたよって言えるのは、今!!
上間江望:買い時ですよ、今!!お願いします。
太田彩華:それと、これは最新情報になります。1月3日、代官山SPACE ODDを舞台に「LIVE MUE STATION VOL.3」の開催が決定しました。もちろん、私たちも一緒にライブをやりますから!!
上間江望:私たち以外にもMASH UPの仲間が一堂に会するライブになります。今回は、お客さんも入れての開催になります。いい年の始まりになりそうだね。
太田彩華:みんな2021年1月3日に思いきり弾けていきましょう。バンドメンバーは太田家のメンバーに加え、ギターにムーチョさん、ベースにかごめさんが参加、MASH UP SPECIAL BANDでの演奏になります。
上間江望:フルバンドでライブをやれるのは嬉しい。私たちも楽しみにしているので、ぜひ一緒に!!
上間江望&太田彩華:楽しみましょう!!
取材・文:長澤智典
写真:もりたはぢめ
<上間江望インフォメーション>
LIBRA
上間江望
発売日:2020年11月18日
品番:MUEA-1008
4,800円(税込)2枚組
【アコースティックアレンジ 12曲収録】
1.Stargazer
2.全力少年(スキマスイッチ Cover)
3.feather song
4.白日(King Gnu Cover)
5.Irony
6.スロースターター
7.シグナル
8.ALIVE
9.二日月
10.Beautiful World
11.あるこう
12.ENDROLL,after
【ワークス 10曲 】
・ENDROLL,after
・Stargazer
・Beautiful World (ゲーム「幻想牢獄のカレイドスコープ」First opening曲)
・ひとつのいのち (ゲーム「ひぐらしのなく頃に 粋」収録曲)
・果てしない光の彼方へ (パチスロ「BLOOD+ 二人の女王」収録曲)
・ある晴れた日に (パチンコ「P緋弾のアリアIII」収録曲)
・Just Will Be The Fight (パチンコ「CR FAIRY TAIL」収録曲)
・キャッチライト (ゲーム「キミの瞳にヒットミー(CS版)収録曲)
・Irony (アプリゲーム「NOeSIS〜歌う影の戯曲〜」収録曲)
・ET CETERA STORY ~hope~
●アコースティック&ワークスアルバム「LIBRA」初回封入特典配信LIVE日程
2020年11月22日 アコースティック&ワークスLIVE
2020年12月13日 ワークスLIVE
2020年12月27日 アコースティックLIVE
2021年1月17日 ワークスLIVE
2021年1月31日 アコースティックLIVE
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上間江望
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<太田彩華インフォメーション>
愛読書
太田家
発売日:2020年11月25日
品番:MUEA-1010
3,300円
【収録内容】
1.愛とアストロノミア
2.星明かりのメロディ
3.夏のイカれ野郎
4.クソゲーって言うな!
5.太田家
6.夢の散歩者
7.Sky-雲外蒼天-
8.青春
9.卒業
10.小さな恋のうた
11.名もなき少年の 名もなき青春
12.ツアーは続く
●1stアルバム「愛読書」初回封入特典配信LIVE日程
2020年11月29日
2020年12月26日
2021年1月16日
各公演共に16時からを予定しております。
http://ota-ayaka.com/information.php?id=108
太田彩華
公式サイト:
http://ota-ayaka.com/
公式Twitter:
https://twitter.com/ota__ayaka