FEATURE

2026.09.13
囁揺的音楽集団AsMR

囁揺的音楽集団AsMRの2ndアルバム『GATE OF NO RETURN』の全貌を紐解く鍵となる2万字インタビュー!!!! 3回目(全4回)

 「1枚目にしてベスト(至高の作品)と称された1stアルバム『MUSIC RECEPTOR』のリリースから、早くも3年の時が過ぎた。このたび、囁揺的音楽集団AsMRが2ndアルバム『GATE OF NO RETURN』を9月30日に発売する。本作には、新曲はもちろんのこと、ゲーム「Lirac」の主題歌『cult à la carte』や、ボードゲーム「魔女のお茶会」シリーズのイメージソング『Maleficium』『カルデラの虎』など、いくつものタイアップ曲に加え、中恵光城、霜月はるかとコラボレートした楽曲も収録している。さらに、「少女革命ウテナ」のテーマ曲『輪舞 -revolution』もカバー収録した。メンバーいわく、「根底にある軸は揺るがず、変化球に富んだ表情を描いたアルバム」に仕上がっている。
  発売に先駆け、9月19日に囁揺的音楽集団AsMRは、横浜みなとみらいブロンテで結成5周年記念ワンマンライブ「GATE OF NO RETURN」を行う。この日の会場では、2ndアルバム『GATE OF NO RETURN』の先行販売も行われる。
  囁揺的音楽集団AsMRが2ndアルバム『GATE OF NO RETURN』に詰め込んだ、幻想浪漫と闇と病みを抱いたメタルシンフォニアな世界観の魅力を、4人の言葉を借りて、ここに2万字を越すインタビューとして届けたい。

インタビュー1回目はこちら
インタビュー2回目はこちら


スナップ(上から時計回りに) GINA、Ayaka、emyu:、Milli
 

『AYAKASHI奇譚』


──舞台「ばけどろ」のオープニング主題歌として作り上げたのが、奇々怪々な和の要素を満載した『AYAKASHI奇譚』です。

Ayaka  『AYAKASHI奇譚』も、囁揺的音楽集団AsMRの中に新しい風を吹かせた曲になりました。歌詞は、"百鬼夜行"をイメージして書きました。きっかけは、舞台「ばけどろ」のオープニング主題歌の依頼を受けたことでした。舞台では、妖怪とミステリーとの組み合わせをテーマにしていました。わたし自身が、江戸川乱歩などミステリーの世界や妖怪系のものが大好き…というか、大好物なので、すごく楽しんで歌詞を書きました。歌詞には、いろんな妖怪が出てくるので、どんな妖怪なのか、想像を巡らせながら聴いてください。『AYAKASHI奇譚』は、和の要素を詰め込んだ、囁揺的音楽集団AsMRとしても新しい要素を組み入れた楽曲になりました。

──Ayakaさん自身、本当に好きな世界観ですもんね。

Ayaka  そうなんです。歌詞は、完成前の段階でしたが、舞台の脚本をいただき、それを参考にもしましたし、先方から、「探偵と妖怪をテーマに」「めぐり会ったが運の憑き」という感じでとも依頼されていたので、それも巧みに歌詞に組み込みました。その中に、怪しげなわたしの語りも流れてきます。そこの言葉は、夢野久作先生が執筆した『ドグラマグラ』に出てくる、お坊さんが唱える言葉などを参考にして書きました。

Milli 『AYAKASHI奇譚』は、1曲の中でころころと曲調(表情)が変わっていきます。歌い方も、いろんな妖怪が次々飛び出すイメージで歌っているので、そこに注目してください。『AYAKASHI奇譚』は、GATEで演奏をするとすごく盛り上がる曲だから、この曲をやるたびに、みなさん、とても楽しい表情でジャンプをしています。囁揺的音楽集団AsMRの曲の中でも、とくにノッてくれる曲が『AYAKASHI奇譚』じゃないかと、わたしは感じています。

GINA  わたしも『AYAKASHI奇譚』が大好きなんですよ。百鬼夜行というテーマも大好きだったから、このテーマで曲を弾けるとなったときはすごく嬉しくなりました。曲調もポップだし、まるで"ロックナンバーで夏祭りをしている"感覚があるから、この曲が大好きなんでしょうね。
  『AYAKASHI奇譚』では、わたしなりに「こういう妖怪がいて、こういうイメージで」と想像を巡らせながらギターを弾きました。しかもこの曲、GATEで演奏するたびに、いろんな解釈で物語を捉えていけるから、GATEのたびに異なる弾き方をしています。そういうところにも注目していただきたいですし、個人的にすごく思い入れの深い、大好きな曲です。

emyu:  囁揺的音楽集団AsMRの場合、ヨーロピアンな雰囲気の楽曲が多かった中、囁揺的音楽集団AsMRなりに和ロックを落とし込むとこうなる、という形を示した楽曲になりました。百鬼夜行というテーマもいいですよね。これを西洋風に捉えたらデーモンになるんでしょうけど、妖怪という言葉の響きも含めて、より親しみを感じるところも、表現していくうえでの面白さの一つになりました。
   『AYAKASHI奇譚』の曲世界を描くうえで大切にしていたのが、「大正浪漫」でした。個人的に、Ayakaちゃんが語る「嗚呼恐ろしき」の言葉の響きも好きなところですし、あえてエフェクトをかけて、古いラジオから聴こえてくるような音に仕上げています。

Ayaka  怪しげな語りの部分ですね。

emyu:  「嗚呼恐ろしき」の言い方が、めっちゃ大正時代的なんですよ。それこそ「鬼滅の刃」的な感じというか。その雰囲気を彷彿させるから、わたしは好きなポイントです。
  この曲では、ドラマーとヴォーカリスト以外では初めて、他の楽器奏者を迎え入れた曲にもなりました。最初はサウンド・プロデューサーと「アコーディオンの音を入れたいよね」「じゃあ打ち込みで対応しようか」というお話をしていましたけど、打ち込みだと"いい音の強弱感"が出ないから、「アコーディオンの演奏を生で入れたほうがいいよね」というお話になり、お友達のアコーディオン奏者の土屋恵ちゃんにお願いをして、弾いていただきました。その演奏が曲にめっちゃはまったことで、古き良きタンゴのような雰囲気を出すことができました。ヴァイオリンとアコーディオンの演奏が混じり合ったあの音色も、まさに大正浪漫ですよね。


『a・ni・ma』


──『a・ni・ma』は、小説「幸福の森」のテーマソングとして作り上げた、暗鬱な表情を持つ楽曲です。

Ayaka  『a・ni・ma』は、小説「幸福の森」のテーマソングとして作りました。この小説が、めちゃめちゃ面白かったです。作品自体は、湿度のある、じっとりとした物語なんですけど。それを表現するうえでわたしは、孤独さ、そして森の持つ綺麗さと、それだけではない、ちょっと怖い面を言葉にして落とし込みました。森って、ただ綺麗なだけじゃない、綺麗に見える石をどかしたら、中からじっとりと湿った土と、そこで蠢く虫が出てきたりもするじゃないですか。ときには、森から抜け出せなくなるような怖さを覚えることもあります。そこから、いろんな湿り気のある思いが湧き上がり、この歌詞を書き上げました。

Milli  『a・ni・ma』は三拍子の楽曲で、前半はピアノの演奏に乗せて歌っています。心がけたのが、森の世界へ誘っていくような歌い方や演奏でした。歌声のキーでは、一番高いところがHigh Gで張って歌いがちですが、そこをいかに抑えたうえで高いキーで歌えるか。そこが苦労したポイントであり、聴きどころにもなっています。この曲では、あまり感情を出しすぎては世界観を壊してしまうので、あえて抑揚を抑えた歌い方も心がけました。

GINA  わたし、『a・ni・ma』の持つ生温さと湿度がすごく好きなんです。この曲を弾きながら、いつも「この雰囲気にずっと浸っていたい」と思ってしまいます。レコーディングでも、GATEにおいても、あまり感情を入れすぎず、心地よさを意識して弾いています。
  この曲の前半部はアコースティックギターで演奏しているから、曲の持つ雰囲気に馴染みやすいんですけど。後半でエレキギターが入るところからは、弾き方を変えたり、ピックを持ち替えたりして、なるべく湿り気のある音になるように心がけました。もう一つポイントにしているのが、ヴァイオリンとユニゾンで弾いているところ。レコーディングでは、先にemyu:が弾いていたことから、あえてヴァイオリンのソロっぽくギターを弾いてみました。GATEでは、すべてエレキギターを使っていますが、『a・ni・ma』は、囁揺的音楽集団AsMRの楽曲の中で唯一、アコースティックギターを使った曲になりました。

emyu:  『a・ni・ma』は、耳をよーく使って聴いてもらうための曲。つまり、いかに聴かせるかをポイントに置いています。ともすると、速い曲が難しくて、ゆっくりめの曲は簡単だと思われがちですけど、じつは、逆なんです。速い曲は勢いで表現しきれますけど、ゆったりとした曲は、そうした誤魔化しが効かないから難しいんですね。『a・ni・ma』では、ゆったりした演奏を通していかに胸に響かせるかという、その表現の難しさもありました。
  同じバラードでも、囁揺的音楽集団AsMRには『トレモロ』や『Snow drop』という曲があります。2曲ともバラードであり、1曲の中に起承転結というストーリー性がしっかりとあれば、盛り上がる面もあります。でも『a・ni・ma』は、ずっと"静"を大切に表現していく楽曲。ようやく最後のほうで、少し"動"の表情も見せて終わります。そこの表現が、とても難しいんです。聴く側も、ずっと静が続くと飽きてしまう。そこを、いかに飽きさせずに綺麗に表現していくか、その表現力がとても要求されるから、じつは演奏するのが難しい曲でもありました。
  2ndアルバム『GATE OF NO RETURN』を通して、囁揺的音楽集団AsMRは「踊れる囁揺的音楽集団AsMR」や「みんなで飛び跳ねて盛り上がれる囁揺的音楽集団AsMR」など、新たな表情を手に入れましたけど。『a・ni・ma』を通しても、「しっかりと聴かせる囁揺的音楽集団AsMR」という変化球を手にできたなと、わたしは感じています。むしろ、こういう曲があるからこそ、他の曲が際立つ面もありますよね。

emyu
▲emyu:(Violin & Scratching noise)

 

『カルデラの虎』


──『カルデラの虎』は、ボードゲーム「魔女のお茶会」に登場するナンドンランドンのイメージソングとして作りました。まるで虎が吼えるような歌い方も、嬉しいインパクトを与えています。

Ayaka 「虎が吼える 轟音」と歌詞を書いたうえで、轟音を、英詞のような響きにして、吼えるような声にして歌ってもらう、そんな遊び心も取り入れています。『カルデラの虎』でテーマに据えたのが、「気高く、美しく、強く」ということでした。そもそもの題材になったボードゲーム「魔女のお茶会」に登場するナンドンランドンが、まさに「気高く、美しく、強い」キャラクターの持ち主。そこから、「みんなを束ねる強い女性」や「気高く、美しく、強く生きる女性」をイメージして書きました。こういう女性像を歌詞にしてみたかったので、楽しく書かせていただきました。

──『カルデラの虎』に綴られた一つひとつの言葉の表現が、とても強いですよね。

Ayaka そうですね。曲やメロディー自体がスケールの大きな感じなので、そこへ上乗せしていくイメージも心がけて歌詞を書きましたし、言葉も、あえて強く、大きな存在感を放つ単語などを選んでいます。

Milli  まるで、スケールの大きな映画のエンディングで流れてきそうな曲ですよね。楽曲のテーマになっていたのが、「炎」でした。この曲を歌うときにわたしは、炎が燃え盛る中、わたし自身が太い樹木となり、たとえ炎の中であろうと、ずっと根っこを張り続けた気高き姿で歌うというイメージを持っていました。GATEで『カルデラの虎』を歌うときも、ライブハウスという土台にしっかりと根っこを張り、「みんなついてこいよ」という気持ちで歌っています。あと、「轟音」と歌うときもすごく気持ちいいんです。GATEだと、RECEPTORの熱気や熱狂もそこに加わるから、そのときそのときで血が騒ぎ、その場に相応しい『カルデラの虎』という姿に毎回染まっています。ぜひ、そこにも注目してください。

emyu: 『カルデラの虎』は、GATEを重ねるごとにMilliの歌声に妖しさと怪しさが増していくから、毎回の演奏を楽しみにしています。本人は無自覚なのかもしれないけど、最近では、この曲を歌うと身振り手振りも自然と出てくるんですね。それも、曲に導かれてのことだと思うと、『カルデラの虎』って不思議な魔力を持った楽曲なんですよね。わたしは、そう思っています。実際に、漂うような妖しさと怪しさ、大地を踏みしめるような重厚さのある楽曲ですからね。
  『AYAKASHI奇譚』が和を意識した曲なら、『カルデラの虎』はアジアを感じさせる歌。それこそ、シルクロードや万里の長城、脈々と連なる火山のようなスケールの大きなイメージを、わたしはこの曲に感じています。なので、ヴァイオリンの演奏も中国の楽器の二胡が奏でるような、オリエンタルな旋律も意識して弾きました。

GINA  『a・ni・ma』では、あえて他の楽器の邪魔にならないように、むしろ、他の楽器に馴染むようにと演奏していました。『カルデラの虎』では、ギターの音が目立つようにしっかりと弾いています。この曲の演奏でポイントになっているのが、「龍虎」。龍がemyu:で、わたしが虎となって演奏をしています。だから、ギターもできるだけ存在感を際立たせて弾きました。途中に、ヴァイオリンとギターがユニゾンで演奏する場面が出てきます。ここでは、しっかりと音を合わせて弾いていますが、ギターはギターとしての存在感を発揮しながら、ヴァイオリンはヴァイオリンとしての存在感を発揮してと、2人の主役が1曲の中で共存し合い、ときには戦いながら演奏していくように表現しています。そこにも、注目してください。


『cult à la carte』


──アルバムも佳境に入っていきます。次に流れるのが、ゲーム「Lirac」の主題歌『cult à la carte』です。

Ayaka 『cult à la carte』は、魔法使いと人間が共存する魔法学校を舞台にした、Liracという作品のテーマソングです。先方から、「ハロウィンのような雰囲気の曲を」とオーダーがあり、Rookie.Fさまに曲を作っていただきました。ゲームの世界観とすごくマッチする楽曲になったと思います。
  囁揺的音楽集団AsMRの場合、怪しげなテーマで歌詞を書くことが多いんですけど、今回は怪しさも出しつつ、かわいさを意識して歌詞を書けたので、そこも表現していくうえでの楽しさでした。
  歌詞を書くときに、最初に「cult à la carte」という、タイトルにも記した言葉が思い浮かびました。その言葉が浮かんだ瞬間に物語が一気に浮かび上がり、この歌詞を書き上げました。その言葉を思い浮かべたとき、「わたしって天才だ」と自分で思ってしまいました(笑)。

Milli  『cult à la carte』のピアノ演奏は、ジャズのフレーズを多用しながら、跳ねるようなジャジーな雰囲気を心がけて弾きました。囁揺的音楽集団AsMRの楽曲の中でも、とくに「かわいい曲」になりましたけど。そこは囁揺的音楽集団AsMRなので、かわいくなりすぎず、ちょっと妖艶さも意識して弾いています。

emyu:  『cult à la carte』は、1曲の中で表情がころっころと変わる曲なんですね。曲調が変わるごとに曲の表情も変わるから、切り替えの瞬発力をすごく求められたし、鍛えることのできた楽曲になりました。例えるなら、白い絵の具を塗ったあとに、同じ筆で青を描く。そのとき、急いで筆の色を落として切り換えていく。それと同じ感覚です。いきなり違う顔が次々に飛び出せば、一度曲が終わると見せかけて、またボーンと違う表情が飛び出すなど、まるでジェットコースターのような感覚で、次から次に変わる表情を味わえれば、1曲の中で、いろんな色を見せることのできた楽曲になりました。

GINA  この曲はすごいチャレンジでした。1曲の中で、すごい勢いで表情が変わっていくんですよ。イントロで不穏で怪しいギターを弾いていたら、突然、ポップな表情に変わったり、いきなりジャズな表情に変わり、さらにロックなフレーズを弾くなど、表情も次々と変われるし、演奏する側もずっとハラハラしっぱなしで弾いています。そのぶん、RECEPTORにも驚きを与えられるし、みなさんもそこを楽しんでくださっています。


『MYOSOTIS』


──アルバムの最後を飾ったのが、中恵光城さんとコラボレートした『MYOSOTIS』です。

Ayaka  囁揺的音楽集団AsMRとして初めてコラボレートさせていただいたのが、中恵光城さんでした。『MYOSOTIS』では、中恵さんが歌詞を書いてくださいましたし、囁揺的音楽集団AsMR史上一番ダークファンタジーな、すごく深いテーマの曲になりました。
  『MYOSOTIS』自体が、1本の劇のような楽曲なんですね。Aメロ・Bメロ・サビという定義に縛られない、どこを切り取っても異なる曲に聴こえる印象をわたしは持ちました。とにかく展開が激しいうえに、同じ繰り返しがない楽曲です。リズムも、弾くフレーズも全部異なる難しい曲ですけど。ラストに向かって盛り上がっていく展開がすごく気持ちを高ぶらせるからこそ、GATEでこの曲を演奏していると、みんなで気持ちを一つにして盛り上がって終われる。それもあって、アルバムでも最後の曲に収録しました。

emyu:  最後だけど、次に繋がるファンファーレみたいな曲だよね。

Milli  中恵さんは、歌詞とは別に、『MYOSOTIS』という曲を作るうえでの物語を書いてくださっていて、そのお話も歌う前に読ませていただきました。だから、「『MYOSOTIS』はこういうお話で、こういうキャラクターたちがいて」など、しっかりと世界観を理解したうえで歌入れできたのも良かったです。
  『MYOSOTIS』は、最初にストーリーテラーが出てきて、お話を語りながら始まります。そこから1ページずつ物語をめくっていくように展開していく楽曲です。物語自体は、いろんな展開を描き出すから、表情も次々と変わりますけど。最後には、1本の物語が終わるような、劇でいうなら、壮大な物語が盛り上がりを見せたうえで、幕を降ろしていくような楽曲になっています。歌では、ロングトーンも駆使しているので、そこも、この曲のポイントとして聴いてください。

emyu: 『MYOSOTIS』は、1曲の中でテンポが微妙に変わっていく楽曲です。そのテンポの変化が本当に微妙なんですよ。2~3テンポ速くなったと思ったら、4テンポくらい遅くなるなど、普通に聴いているぶんには気づかないくらい、本当に微妙なテンポチェンジが多い曲です。だけど、その微妙なテンポのさじ加減次第で高揚感が増せば、ちょっと落ち着いた感じにもなるから、そこが大切な要素なんですよね。しかもそういう微妙なテンポの変化が、人の感情の揺れを描く表現にも重なっていく。そこに、わたしはこの曲を表現していくうえでの面白さを感じました。

GINA  わたし、『MYOSOTIS』のすごくいいなと思えるのが、1曲の中での展開がすごいところです。それこそ、楽曲全体を通してもそうだし、1ブロックの中でも表情豊かに展開していくんですね。そのぶんギターを弾くときにも、どう弾いたら展開を際立たせられるのかをものすごく考えたし、そこを心がけて弾いています。
  最初はストーリーテラーの語りに合わせて穏やかに弾きながら、そこから、いきなり演奏が激しく切り替わっていく。そういう表情の変化の妙味を味わってもらいたいです。ソロでも、先にemyu:が弾いて、そこへわたしが続いていきます。emyu:のソロのときは後ろで控えめに弾きながら、自分の番になるとガーッと出ていく。そういうメリハリや切り替えは、わたしに限らず、メンバーみんな意識して弾いているし、それをしっかりと理解したうえでみんな演奏をしているからこそ、成り立っているんだなと、わたしは感じました。

インタビュー3回目(全4回)に続く

TEXT:長澤智典
 

<インフォメーション>

JKT
2nd Album「GATE OF NO RETURN」9月30日発売!
『GATE OF NO RETURN』
2026.9.30 Release
MUEA-1028 
¥3,300(税込)

『FLASHBACK』
『Point of No Return』(テーマ ポイント・ネモ)
『ライトリライト』(テーマ マンデラエフェクト)
『Maleficium』(ボードゲーム「魔女のお茶会」胡蘭麗 イメージソング)
『Tempestas Dei』(霜月はるか×囁揺的音楽集団AsMR コラボレーション楽曲)
『輪舞 -revolution』(少女革命ウテナ OPテーマ Cover)
『AYAKASHI奇譚』(舞台「ばけどろ」オープニング主題歌)                  
『a・ni・ma』(小説「幸福の森」テーマソング)                      
『カルデラの虎』(ボードゲーム「魔女のお茶会」ナンドンランドン イメージソング)
『cult à la carte』(ゲーム「Lirac」主題歌)
『MYOSOTIS』(中恵光城×囁揺的音楽集団AsMR コラボレーション楽曲)



フライヤー
5周年記念ワンマンゲート「GATE OF NO RETURN」
9月19日(土)
開場 18:00 / 開演18:30

[会場]
横浜みなとみらいブロンテ
https://www.bronth.live/access.html

[出演]
囁揺的音楽集団AsMR

[チケット]
¥5,000 +1D
■会場にて9月30日発売予定 2nd Album「GATE OF NO RETURN」超先行販売決定!
> チケット購入(WEBは偶数番号、ライブ会場では奇数番号にて販売)                                      https://www.funity.jp/tickets/muetike/show/AsMR260919/1/1


SNS
WEB: https://asmr-band.jp/
X: https://x.com/asmr_band/
 

MV
MYOSOTIS/囁揺的音楽集団AsMR Collaboration with 中恵光城 Our signature Celtic rock song


カルデラの虎/囁揺的音楽集団AsMR Ethnic rock music centered on people living near volcanoes


AYAKASHI奇譚/囁揺的音楽集団AsMR A song themed around the “Night Parade of a Hundred Demons”


a・ni・ma/囁揺的音楽集団AsMR -Official Music Video-Kiwa Tennoz edition 小説 幸福の森テーマソング

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