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anewインタビュー 中あまね 、12月のワンマン公演を持ってanewを卒業。4枚連続リリース第4弾では、GOING STEADYの『童貞ソー・ヤング』をカバー!!!!
とても衝撃的なニュースが飛び込んできた。12月7日に山形ミュージック昭和でのワンマン公演に続き、12月15日(日)に新高円寺Loft Xで行う「anew 2nd anniversary ONEMAN 2024 思春期」公演を持って、結成時からのメンバーだった中あまねがanewを卒業。アイドル活動から引退する。
anewは現在、4枚連続として『何色少女』『夏疵』『束の間』と3枚の楽曲を配信リリース中。11月28日には、第4弾作となる『思春期/童貞ソー・ヤング(GOING STEADYカバー)』を発売する。
今、4人はどんな心境なのか。今回は、アベプロデューサーも加わる形で、今の彼女たちの気持ちをお伝えしたい。
引退の事実を、うちらはうっかり知っちゃいました。
──12月15日(日)に新高円寺Loft Xで行う「anew 2nd anniversary ONEMAN 2024 思春期」公演を持って、あまねさんは「引退」します。その発表も衝撃でしたが、何故「卒業」ではなく「引退」だったのか。その言葉に込めた思いや真意も気になります。
中あまね 満足したからです…という気持ちもありますけど。一番は、精神面や体力の限界を感じてのこと。膝や腰の慢性的な不調もそうだし、長時間の行動やライブ面で体力(持久力)の限界を感じている。そこが一番大きな要因です。
──何時頃から引退の思いはありました?
中あまね 引退を考え出したのは今年に入ってからです。それをプロデューサーの安部さんに相談しようと思っていたところ、(姫)ここなが先にanewを辞めちゃったから、さすがに立て続けに辞めるわけにはいかないと判断し、継続してきましたけど。新メンバーに(月夜)なぎが入れば、彼女の存在感がグループ内でしっかりと確立してきたし、今回のリリースの動きや、12月に2周年のワンマン公演を行うことで、ちょうど一区切りの時期と判断。最初に安部さんへ「引退したい」と伝えたのは7月のことでしたけど。具体的に決めたのは、10月に東京で行ったメンバー4人の生誕祭公演の一週間前頃でした。
桃兎まいみ その事実を、うちらはうっかり知っちゃったんです。
アベ というのも、あまねから最初に引退の相談を受けたとき、彼女の気持ちを聞いて「わかった、そこは時期を見て考えよう。でも、発言を撤回するなら言って、何時でも歓迎するから」と2人で会話を交わしました。その後、あまねから話がなかったから、この4人で継続する気持ちで4枚連続リリースを含め、いろんな動きを作っていたんですけど。あまねも言ったように、10月に行ったメンバー合同生誕祭の東京公演の前にその話がふたたび出たから、「わかった、じゃあ区切りの良い、2周年公演を終えたところまでにしよう。この発表は、何時する??」という話を、その時点では2人だけで内密に進めていました。ところがですね、ふっとしたところから話が漏れてしまったんですよ。
桃兎まいみ あまーねぃがよくお世話になっているお店へ、アベさんとわたしとりこの3人で行ったとき、そこのマスターが「あまね、anew辞めるって決まったそうだね」と、突然私たちに言ってきたんです。私たち、何も聞かされていなかったから、もう衝撃で………。
紬祇りこ 以前から、たまに辞めそうな空気も匂わせていたから、その発言を聞く一週間前頃に、安部さんに「あまーねぃ、anewを辞めるんですか?」と聞いたことがあって。でも安部さんは「辞めるなんて話はないよ」と言ってたんですね。
桃兎まいみ 第3弾で配信リリースした『束の間』のジャケットがあまーねぃのソロ写真だったから、「もしかして卒業を意味してる??」と、りこと2人で勘繰っていたんだけど。でも、安部さんは「卒業するからジャケットにしたわけじゃない」って言うし…。
紬祇りこ じゃあ、私たちの取り越し苦労かなと思っていたら、お店のマスターから「辞める」って話を聞いたから、「えっ、どういうこと??」状態…。もう、心の準備が………。
アベ あまね自身がよくお世話になっている人ということで、その報告もしていたことから、まさかのところから引退の話がメンバーに漏れてしまいました。『束の間』のジャケットは、純粋に『束の間』のイメージを表す形としてあまねの写真を使ったのが理由だから、あまねの卒業とは関係ないです。ただ、具体的な卒業の話は、ギリギリまで内緒にしようかという話をあまねとしていたのも事実です。
中あまね わたしとしては、12月7日に山形で行うワンマン公演の途中に「引退」を発表し、翌週に東京で行うワンマン公演を持って引退がいいなと思っていたので、そう安部さんに相談をしていました。
アベ 最初はその流れで行こうと思っていたけど。でも、知った経緯が何であれ、ライブ中に突然言われるよりは、事前に知ってもらえて良かったなと今は思ってる。
紬祇りこ そんな、ライブ中にいきなり「引退」とか言われても戸惑うだけだし、動揺するし、ライブが出来なくなるし…。それって、どっきりみたいなもんだからね。
桃兎まいみ こっちだって動揺して、ライブどころじゃなくなっていたかも知れない…。
──なぎさん、話を聞いたときは…。
月夜なぎ びっくりしました。
──3人とも、今はあまねさんの卒業もしっかりと受け入れている状態ですか?
紬祇りこ いえ、ぜんぜん気持ちが切り替わってないです。今でも、「辞めるのを辞めてくれ」と願っています。
桃兎まいみ 受け止めきれたかというと、微妙な気持ちです。
月夜なぎ 来年も、普通にメンバーとしている感じがしてる。
桃兎まいみ ただ、最近はライブをやるたびに、「あと何回であまーねぃがいなくなるんだ」と考えてしまうことは増えました。
中あまね 大事なのはわたしの引退じゃなくて、2周年のワンマン公演を、どうしっかりと伝えていくかだと自分では思ってる。
▲中あまね
ああいう童貞の叫びも、anewだからこそ出来る気持ちもあります。
──anewは現在、4枚連続リリースとして『何色少女』『夏疵』『束の間』と3枚の楽曲を配信中。11月28日には、第4弾作となる『思春期/童貞ソー・ヤング(GOING STEADYカバー)』を発売します。
アベ 先に『童貞ソー・ヤング』をカバーした経緯を説明すると、『童貞ソー・ヤング』を歌っているGOING STEADYさんは山形出身のバンドでした。カバーする以上は、原曲を汚したくはないからこそ、極力原曲に合わせて製作。「一発やるまで死ねるか!!!」の部分も、メンバー全員で叫んでいます。
──童貞くんの心の叫びである「一発やるまで死ねるか!!!」を、女性が叫ぶのも強烈なインパクトですよね。
アベ せっかく、あのテンションで表現していることを、僕らが勝手に汚しちゃいけないなと思って。それに、ああいう童貞の叫びも、anewだからこそ出来るという気持ちもありますし。
中あまね えっ、うちらは色物ってこと???
アベ いや、anewがそう叫んでも嫌らしく聴こえないっていうか…。それに『童貞ソー・ヤング』って、童貞時代の衝動を歌った曲であって、けっしてエロい歌ではないと思ってて。
──みなさん、そこは抵抗なく??
紬祇りこ 自己紹介で、毎回「エロマンガ好き」と言ってるくらいだから、「一発やるまで死ねるか!!!」の叫びも、そう大差ないというか…。
桃兎まいみ これも作品だと思ったら、大丈夫。
──女子高生的に、そこはどうなの??
月夜なぎ はぁ…。わたしは曲の中、青春の一つの象徴として童貞という言葉が使われているのかな??という解釈でした。
アベ この曲のカバーが決まった時点では、あまねの引退の具体的な話は何も進んでない状態。こうやって引退という現実を前にしてこの曲を聴くと、なんかすっきりする感じはします。ジャケットも『童貞ソー・ヤング』に敬意を払って作っていますし、今回の曲の組み合わせが『思春期/童貞ソー・ヤング』というのもいいですよね。
──『思春期』もめちゃクオリティの高い楽曲ですが、この曲、転調や変拍子も多く、ジャジーな雰囲気もある楽曲だから、歌う側はめっちゃ難しくなかったですか?
桃兎まいみ 今でも難しい。。。
「すんごい人のカバーしているなぁ。あっ、あまーねぃの卒業かぁ。『思春期』は卒業ソングみたいだなぁ」って感じがしながら進んできました。
──改めて、4枚の流れも振り返っても良いですか?まずは、りこさんからお願いします。
紬祇りこ 最初は4ヶ月連続が、結果的に5ヶ月で4枚になったけど、4枚連続とは思えないくらいにいろいろあったなと思っていて。なぎがanewに入ってこのシリーズが始まったわけだけど、『何色少女』はすごくanewらしい曲。『夏疵』の曲調はanewっぽくないけど、歌詞がanewっぽくて面白いねみたいな。しかも、『水色諸事情(feat.はる陽。)』というソロ曲までもらえました。『束の間』はずっと前から温めていた曲で、最後が、「すんごい人のカバーしているなぁ。あっ、あまーねいの卒業かぁ。『思春期』は卒業ソングみたいだなぁ」って感じがしながら進んできました。
──はる陽。さんの書いた『水色諸事情』は、りこさんのことを思って書き下ろした楽曲でしたよね。
紬祇りこ 以前からソロ曲をほしいと思ってたし、歌うならはる陽。ちゃんの曲がいいなぁと思っていたから、その気持ちを安部さんに言ったら、はる陽。ちゃんサイドに連絡を入れてくださって。しかも、その2-3日後には、はる陽。ちゃんから曲が送られてきて。。。しかも、わたしのことをすごく知ってもらったうえで、わたしのことをいろいろと考えて作ってくれた曲だったからすごく嬉しかった。この曲、ズーッと大事にし続けたいなと思っています。実際に、ライブで歌えば歌うほど「大切だなぁ」と思える楽曲になりました。
──続いては、まいみさんかな。
桃兎まいみ 4枚に収録したどの歌も曲調がぜんぜん違うし、今まで表現したことのないジャンルの曲調もあって、全員の表現の幅が広がりました…というか、表現の幅を増やさざるを得なかった感じで毎回進んできたなと思っています。アルバムを作っていた頃も同じ感覚はあったけど、今回は1枚に毎月じっくり向き合っての製作だったから、より「どうすればもっと良くなるのか」を深く考える時間を取れたのも良かったなと思います。
──まいみさんも、ソロ曲を収録しましたよね。
桃兎まいみ わたしも、ソロ曲を出せるなら出してみたい気持ちはありましたけど。自分からお願いできるタイプじゃないので…。でも、今回はわたしへの誕生日プレゼントという形で曲をいただけたので、憧れていたcana÷bissの桐亜さんにデュエット相手をお願いし、桐亜さんのことを思いながら自分で歌詞を書いて、『D♭△7(feat 桐亜)』を作りました。歌詞は、伝える人に語弊がないようにとめちゃめちゃ気をつけて書いたから、これもいい経験になりました。
ただ、完成した楽曲のクオリティがすごく高かったから、レコーディングはめっちゃプレッシャーだったし、ライブで一緒に歌ったときもめっちゃ好きな人と一緒に歌うことで、めちゃめちゃ緊張していたのを覚えています。
──続いては、なぎさんお願いします。
月夜なぎ anewに入ってすぐに、4枚連続リリースの製作が始まったから、すごく忙しかったし、今も忙しいんですけど(笑)。4枚に収録した全曲とも、まったく違った表情をしています。芯の部分は一緒だけど、4曲いろんな表情が見れるのも魅力になっています。どの曲も、どのMVも、芸術的なセンスを見せながらも受け入れられやすいというか、受け入れてもらえたら嬉しいなぁという作品ばかりです。個人的には、『思春期』の表現がとくに難しかったです。この曲は裏泊も、拍子も次々と変わる、すごく難しい構成。しかも、綺麗な声質で歌っているんだけど、綺麗だけじゃない表現も求められるから、その表情の付け方をめちゃめちゃ考えて歌入れをしました。
──最後は、あまねさんですね。
中あまね 毎回の作品ごとに違う表現を求められるから、それをどう表現していこうかと毎回試行錯誤を繰り返しながら4枚の製作を進めてきました。今回は、毎月1曲へ向き合う形でしたけど、その間も平行してライブ活動もしていたから、何時も目の前に求められるものがあって、それを毎回乗り越えていくのが大変でした。『束の間』のジャケットについては、上がった表紙がグループLINEに流れてきて、それで初めて知ったんですけど。事前に何も聞かされていなかったから、「えっ、これは一体どういうこと??」状態でした。
──1曲ごと、どう表現に向き合えば良いのか。そこは、毎回頭を悩ませていたことでした??
中あまね その楽曲が何を求めているのかを勘違いしてしまうと表現のニュアンスが変わると思ったから、「どういう歌い方を求められているのか」「映像の中、どういう表現を求められているのか」「自分はこう思っているけど、その作品は、そこを求めていないかも知れない」懸念もあったから、そこは毎回プロデューサーに確認を取ったうえで製作を続けてきました。
──『束の間』は、以前から温めてたという話がありますけど。楽曲を作ったのは何時頃なんですか?
アベ もともとは、4月頃にシングルを出そうと計画をしていて、そのために製作を始めたから、年明け頃にはあったんじゃないかな。当初は『束の間』と『何色少女』の組み合わせでシングルを出そうと計画をしていたけど、ここなの卒業が決まって一度中止に。新作は、新たなメンバーを加えてからやろうとなり、なぎの加入が決まったことから、リリースの形を変えて4カ月連続4枚配信リリースに決めました。結果、最後の1枚の製作が遅れて5ヶ月にはなりました。そういう背景があっての話になりますけど。
『束の間』は、「anewといえば、これだね」というのを製作陣も、メンバーも理解や納得をしたうえで作った作品。そこは、ファンの人たちも理解してくれているなと感じてきた曲です。りこの付けた振りも、anewらしい振りになっている。だから4枚連続の1曲として出そうというのは最初から決めつつも、どのタイミングにするかを推し量った中、結果的に第3弾になって良かったなという気がしています。
──他の3曲が、新たなanewの表情を出した曲だからこそ、合間に『束の間』のような安心感を覚える曲を挟むことで、4枚のいい流れが出来たなと感じます。
アベ 確かに、そうなりましたね。今回リリースする『思春期』だって、聴いた方々はきっと驚かれると思う。ただ、『束の間』のような楽曲が売れるかとなったら、そことはニュアンスが違うけど。「この表現こそanewっぽい」という土台を作るうえで、『束の間』のような楽曲を作り上げ、それを提示していくことが、今のanewにとって大事だなと思っていて。もちろん、『束の間』も売れるにこしたことはないですが…。
だから卒業じゃなく、体力の限界で引退と決めたわけですから。
──12月には、山形と東京で、2本のワンマン公演を行います。この2本は、anew2年間の歩みの集大成になるのでしょうか。
アベ そうなんですけど、ただ、あまねの引退もそこに関わってくるから、そこはどうしようかなと。あまねは「そういうのはいらない」と言ってるから、とくに何もやらないかもですけど。
中あまね 卒業公演をしたいとは思っていないので。だから、最初は山形公演の中で引退を発表し、次の東京公演でサヨナラをしようと思ったわけなんです。むしろ12月のワンマン公演では、2年間やってきた成果をしっかりと見せきるライブをしたいです。
ただし、一つ懸念があるとしたら、わたしの体力がワンマン公演を乗り切れるのか…ということ。昨年のワンマン公演は、ゲストの方のコーナーがあったから少し休めたけど、今回のワンマン公演は出ずっぱり。しかも、東京と山形の2公演を合わせて、今のanewの全曲を披露すれば、重なる曲も合わせて毎回18曲くらい??はやりそうだから、慢性的な足腰の痛みを抱えた状態で、果たして1ステージを乗り切れるのか…。だから卒業じゃなく、体力の限界で引退と決めたわけですから。
桃兎まいみ 『束の間』を歌っている中、みんなで「気づいてよ、この束の間」と歌いながら立ち上がる場面で、あまーねぃだけ起き上がってこなかったらどうしよう…。
──ライブ中に体力の限界が訪れ、担架で運ばれてしまう可能性も??
紬祇りこ えっ、ライブ中に燃え尽きてしまう??それ、いろんな意味で涙が出る。
桃兎まいみ そうなったら、絶対にライブ中に泣きそう。っていうか、発狂するかも…。
──12月のワンマン公演も目の前にせまっています。ぜひ2本のワンマン公演へ向けての思いも聞かせてください。
桃兎まいみ 去年よりもいいワンマン公演を見せなきゃというプレッシャーはある。
中あまね これだけライブを重ねてきたんだから、去年よりも成長したライブを見せられるのは間違いないから。
桃兎まいみ 2公演に分けてですが、今回、anewの全曲を披露するから、久しぶりに聴ける楽曲もあると思います。
紬祇りこ 定番曲でも、長く歌っていると、たまに「この曲じゃなくて、他の曲にしたいなぁ」ということも出てきます。たとえば『ソコとココ』とか、大好きな曲なのに歌いすぎて嫌いになり、でもまた好きになり、でも歌いすぎてまた嫌いになってということもあったし、それは、他の曲にも言えることだけど…。
桃兎まいみ でも、定番や人気曲を、ちょっと間を空けてやると逆に盛り上がってくれるからね。
紬祇りこ 『にゃんく』とか、まさにそうだよね。
桃兎まいみ でも、『にゃんく』はずっと飛びながら歌うから、体力を持っていかれる(笑)。
紬祇りこ 『メリーさんの数字』もね。
アベ この子たちの場合、精神面での影響もセトリに出てくるので。それこそ鬱期のメンバーがいると、「明るい曲は歌いたくない」と言いだし、暗い激しい曲ばかりのセトリになったこともありましたから。
わたしはanewに入ったことで「愛」を知りました。
──この2年間の中でも、いろんなことはありました?
紬祇りこ 「もぅ辞めてやる!!」と思いながら、2年経ってしまいました(笑)。
アベ 本気で「辞めてやる」ではないけど、メンバーみんな気持ちが落ちた時期はありました。まいみも、1日中泣いてるド鬱期もあったし。それが大阪で起きて、ずーっと泣きじゃくっているまいみをライブハウスまで連れていき、それでライブに出させたこともあったしな。
桃兎まいみ あのとき、わたしが安部さんに「ライブは出来ない」と言ったら、「わかった、ライブは出なくていいから、ひとまずライブハウスにだけは一緒に来てくれ」と言われ、泣きじゃくりながら行ったんですけど。そうしたら「ライブは出なくていいから、ひとまず着替えだけしてくれ」と。なんか話の方向が違ってきてない??と思いながらも、なぜか着替えたら、いつの間にかステージの袖に連れていかれ、ライブが始まって「本番だから」とライブをやっていたこともありました。そんなことを言ってますけど、anewを経験したことで精神的に強くなったのは間違いないです。
アベ それが本気じゃないとしても、みんな精神的に落ちるあまり、一度や二度ならず「辞める」と言いだしたことはありました。幸いなのが、落ち込む時期が一人一人かぶらないこと。
桃兎まいみ 一人一人、落ち込む周期が違うという(笑)。
紬祇りこ なんか、巡ってるよね(笑)。
中あまね でも、今年2月に東京へ一週間居たときは、みんな落ちたけどね。
紬祇りこ 姫ここな発狂事件。その姿を見て、みんな落ちてしまい、一瞬みんなで山形へ帰ったよね。
桃兎まいみ ちょうど安部さんが仕事で一度山形へ帰らなきゃいけないとなって。その間も、うちらはずっと東京にいる予定だったけど、みんな落ち込むあまり、安部さんの車にみんなで乗り込み、一緒に山形へ帰って、またすぐに東京でのライブのために戻ってきたこともありました。
アベ 3人(中あまね ・紬祇りこ・桃兎まいみ)は、本当に心が強くなったと思う。
桃兎まいみ でも、anewという環境があるからだよね。もしanewが無くなって、他でアイドル活動をするか…となったら、もうアイドルはやらないと思う。anewにいるからこそアイドルを続けたいし、anewだからこそ、こうやって活動を続けたいなという気持ちなので。
紬祇りこ アイドル活動は楽しいけど。でも、大変です(笑)。まだ2年間なのに、もっと長くアイドルをしている気分だし。
桃兎まいみ うちら、アイドルとしての活動は好きだけど、アイドルにこだわりがないというか。今も、ロック畑のライブへ出たりもするように、無理にアイドルの枠組みにいたいわけじゃなくて、自分たちを表現し、受け入れてもらえる場所があるのなら、変なこだわりはないです。もし、アイドルという名目で活動の範囲が狭まるなら、その名目じゃなくてもいいと思っているので。
──なぎさんは加入から半年経ちました。自分でも心の成長を感じています?
月夜なぎ ここまであっと言う間でしたけど、成長出来てるかな??でも、メンバーからもだし、運営さんや、観に来てくださる人たちを含め、みなさんからの愛情はすごく感じています。anewには愛がありますし、わたしはanewに入ったことで「愛」を知りました。
桃兎まいみ なぎ、その発言は宇宙人みたいだよ(笑)。
今の4人でのワンマン公演は今回が最後なので、みなさん観に来なくていいんですか??
──最後に、改めて4枚連続リリースや、12月に行う2本のワンマン公演へ向けての思いを聞かせてください。
月夜なぎ わたし自身は、初のワンマン公演になります。昨年のワンマンも、わたしはお客さんとして観ていました。あのあったかい雰囲気が好きだったし、だからanewのチームが好きになって、今はメンバーになっていますけど。今年のワンマンは、昨年とはまた違うあったかいライブを見せられたなと思っています。ただ問題が…。わたしもワンマンを乗り越えるだけの体力を付けないとワンマンはきつそうです。
中あまね 具体的に、どうやって体力を付けようと考えてる??
月夜なぎ 歩く…。
紬祇りこ 歩いても、体力はつきませんよ。
桃兎まいみ 毎日、筋トレ!!
中あまね 毎日、家から学校まで走って通うこと。
月夜なぎ みんなの発言が……もぅ辞めたい。。。
紬祇りこ なんだと?!
月夜なぎ 頑張ります(笑)
紬祇りこ 2周年って、ほんとあっと言う間でしたけど。でも、3周年を迎えるとしたら、間違いなく今とは違う編成で迎えるわけじゃないですか。つまり、このメンバーで4枚の作品を出すこともそうだし、2本のワンマン公演を行うことも最初で最後ということ。この4人でのanewの活動も残り少ないからこそ、しっかりと目に焼き付けてほしいです。みんなの期待値を超える2周年のライブを見せていく気持ちです!!!!
桃兎まいみ 昨年よりも曲数が増え、見せられる表情も増えてきました。全部のライブに言えることですけど、同じパフォーマンスは二度とありません。ましてanewのワンマン公演は、(今のところは)周年公演だけに行うこと。今の4人でのワンマン公演は今回が最後なので、みなさん観に来なくていいんですか??私たちは、それくらいの気持ちで向かいます。
中あまね アイドル活動に悔いはないです。残りのライブも、ワンマン公演も、いつも通りに全力でぶつかって、それで引退します。今まで、ありがとうございました。
──来年以降のanewは、どうなっていくのでしょうか?
アベ 1月に若干ライブは入っているので、そこは3人体制でしっかりと対応しつつ、春頃までは、次の体制に向けて水面下で準備をしようと思っています。と来年3月には、なぎとまいみが、それぞれ高校と大学を卒業します。ただし、卒業するために必要な単位などのこともあるので、まずは2人の卒業もしっかりサポートしてあげなきゃいけないことも、表だった活動を制限する理由としてあります。でも、そこからはまた新たなanewの姿を見せていくので、そこは楽しみに待っていてください。と言いながら、自分らでもまだ先が見えてないんですけどね(笑)。
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
anew連続シングルリリース 第1弾『何色少女』◼️MVはこちらから!
https://youtu.be/jLU5HEqyF_Q?si=j0ENqTAmROo2kt4q
◼️配信サイトはこちらから!
https://linkco.re/Bxch8UV7
anew連続シングルリリース 第2弾『夏疵 / 水色諸事情』
◼️MVはこちらから!
https://youtu.be/zAHiLbjNbNE?si=z5NnLITO00aSmdNM
◼️配信サイトはこちらから!
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anew連続シングルリリース 第3弾『束の間 / D♭△7』
◼️MVはこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=dVqiAg-uS3w
◼️配信サイトはこちらから!
https://linkco.re/Bxch8UV7
anew連続シングルリリース 第4弾『思春期 / 童貞ソー・ヤング』
2024.11.28 thu 0:00〜
デジタル配信スタート
anew 2nd anniversary ONEMAN 2024
🧬🧬 思 春 期 🧬🧬
📅2024.12.7 sat at ミュージック昭和
OPEN 13:00 START 13:30
📅2024.12.15 sun at 新高円寺 Loft X
OPEN 11:00 START 11:30
🎫チケット:ローソンチケット Lコード 73010
https://l-tike.com/search/?lcd=73010
🧬Sチケット ¥10,000
非売品限定Tシャツ、メンバー全員サイン入りB2ポスター付き
🧬Aチケット ¥3,000
通常チケット
🧬Bチケット(女性限定) ¥2,000
女性限定 通常チケット
🧬Cはじめてくるよチケット ¥1,000
(anewはじめての方限定)
学生無料(学生証提示にて)
当日券 4,000円
⚠️山形はD代かかりませんが、東京はD代別途
anew新メンバーオーディション
応募期限:〜2024年11月30日23:59まで(早い申込の方から順次面接等行っていきます)
https://anew.ink/post-613/
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中あまね https://x.com/amane_anew
紬祇りこ https://x.com/rico_anew
桃兎まいみ https://x.com/maimi_anew
月夜なぎ https://x.com/nagi_anew