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2024.08.02
maleficium

一番見せたいのが、「maleficium良くなったね」じゃなく、「maleficiumすげぇ!!」「maleficium、キテるよね」という姿。そこが大事だなと思って。 maleficiumインタビュー!!!!!

 前世の経験を生かし、maleficiumと名乗って活動を始めたのが2023年9月。あれから1年後となる9月5日(木)に、maleficiumは1周年記念ワンマン公演「maleficium単独公演Ragnarøk(ラグナロク)~神々の黄昏~」を渋谷THE GAMEで行う。この日は、新曲『Ragnarøk(ラグナロク)』の初披露も行う。1周年公演へ向けた5人の思いを、ここへ記したい。

 

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外は日射しが強いからカボチャの馬車で会場まで行きます。帰りは日が沈んでいることも多いから、LUUPに乗って帰ります。


── 現在の5人体制になってから、確か…。

CHIHO FUKUDA   4ヶ月ちょっと??

夜縋らるむ   えーっ、もうそんなに経つんだ。なんか、あっと言う間でしたね。

CHIHO FUKUDA  もう、濃い日々を送っているからね。

──れのんさん、加入から5ヶ月経ちました。

紫雪れのん   あっと言う間でしたね。わたしは、目の前にあることへ一生懸命に取り組んでいくのみの毎日を今でも送り続けています。

CHIHO FUKUDA   ほんと、何事にも我武者羅だよね。

紫雪れのん   maleficiumは、常に新しい挑戦をし続けているグループ。メンバー間の絆は深まったけど、現実的にやらなきゃいけないことがまだまだ沢山あるから、そこをしっかりやり続けていくのに必死です。

アルカード・アリス   自分もmaleficiumに加入して4ヶ月くらい経ったんですけど、ここまでが本当にあっと言う間。感覚的には、まだ2ヶ月くらい??ただ、自分は吸血鬼だから日射しや夏の暑さにめちゃめちゃ弱くって。日本の夏を乗り越えられるかが心配…。梅雨の時期はなんとか乗り越えたから、夏もなんとか乗り超えたいなと思っています。

──こういう活動をしていると、早い時間帯のライブも入ってきますよね。

アルカード・アリス   あります、あります。普段のライブでも、入り時間のときにはまだ日射しが強いから、そのときはカボチャの馬車で会場まで行きます。帰りは日が沈んでいることも多いから、LUUPに乗って帰ります。

夜縋らるむ   そこは、馬じゃなくてLIIPなんだね。

アルカード・アリス   そう。夜は日射しがないから、外の移動ではLUUPを使えるんです。


「そこへ行くために我々は今、何をやるべきなのか」を常に考えながら行動をしています。


──maleficiumは、9月5日に渋谷THE GAMEで1周年記念のワンマン公演を行います。決まったのは何時頃でした?

夜縋らるむ   アリスがmaleficiumに加入してすぐくらい??今年2月にワンマン公演を行った頃から、「夏頃にふたたびワンマンをしたいよね」という話をしていた中、9月がmaleficiumとしてちょうど1周年に当たることから、1周年も兼ねてワンマン公演をやろうと決めました。

CHIHO FUKUDA   まさに、ベストなタイミングだよね。

──この約1年間の日々、改めて振り返ってみてどう??

CHIHO FUKUDA   メンバーが3人のみという大変な時期もありましたけど。全体的に見たら着実に、確実に一歩ずつ進んできた感はあるよね。ちょっとずつでいい、とにかくグループが崩れないようにと進めてきたことで、今があるなと感じています

夜縋らるむ   ほんとに、そう。

CHIHO FUKUDA   メンバーもそうだけど、プロデューサーが、それぞれの成長や心境の変化を細かく見てくださっていたことも大きかったなと思います。それこそ、我々の心に余裕が生まれてきたなというタイミングを見計らって次の行動を仕掛けるなど、その辺はすごく助けられたし、ゆっくりとした動きだけど、そのぶんしっかりと歩いてきたなという実感も持てています。

──CHIHOさんとらるむさんは、プロデューサーと一緒になってmaleficiumの動きを作り続けていますよね。

CHIHO FUKUDA   そうですね。「そこへ行くために、じゃあ我々は今、何をやるべきなのか」を常に考えながら行動しています。

夜縋らるむ   とくにわたしは、メンバーの成長の度合いを見ながら、今回のワンマンの時期を決めることも含めて、「このタイミングで、こういうことをやるのはどうか?」 という話をプロデューサーとしょっちゅうしています。


「次はこんなことをやってみたい」「こんな風に表現していきたい」と、いろんな意識が明確になってきています。


──気になる1周年公演ですが、どんな内容になりそうでしょうか?

夜縋らるむ   maleficiumとして歩み続けてきた、この1年間の集大成となる公演を作りあげる形にはなるけど…。

CHIHO FUKUDA   確かに集大成とはいえ、その日がピークになってしまったら意味がない。あくまでも、未来へ向かって進み続けていくための一つの節目であり、次の未来を示す過程となるワンマン公演でもあるから、未来への期待を与える公演であり、その時点での最高点を与えられる内容にしていきます。

夜縋らるむ   maleficiumとしての初のワンマン公演が、新メンバーにれのんを迎え入れたお披露目公演でした。あのときはれのんが加入してすぐということで、彼女自身数曲のみの参加でしたけど。今回は、今の5人体制でフル公演を行います。しかもこの日、新曲の『Ragnarøk』を初披露します。でも、一番見せたいのが、「maleficium良くなったね」じゃなく、「maleficiumすげぇ!!」「maleficium、キテるよね」という姿。そこが大事だなと思っています。

CHIHO FUKUDA   ほんと、それが大切!!

夜縋らるむ   その場にいた人たちが、「見れてよかった」「この場所にいれてよかった」と本気で思えるワンマン公演にしたいんです。

──れのんさん、ワンマン公演は9月で二度目とはいえ、ついにフルでの出演ですね。

紫雪れのん   2月のワンマン公演のときは自分のお披露目公演も兼ねてとはいえ、加入が決まってすぐだったから、本当に数曲の参加でした。でも今回は、今年加入したわたしとアリスさんもフル参加というのもありますけど。何より大きいのが、2月の頃と今の自分の中での意識面での変化なんです。
  あのときには出来なかった表現が、経験を重ねてきたことで出来るようになったのは、もちろん。そのうえで新たな表現もいろいろ身につけてきたから、その成長ぶりも示していけるんじゃないかな。

──前回のワンマン公演は、本当に覚えたての状態での出演でしたもんね。

紫雪れのん   そうでしたね。今は身体に楽曲がしっかり馴染んだうえでのライブをやっています。とくにアリスさんも加入して以降のmaleficiumは、わたしが加入する以前のmaleficiumとは異なる印象を与えているし、メンバーであるわたし自身も、それを感じています。だからこそ、そこを見てほしいんです。

──その違いが気になります。

紫雪れのん   メンバーが5人になったことで一人一人の役割がすごく明確になったぶん、それぞれが自分のやるべきことをしっかり突き詰められるようになった。しかも、その成果が形となって見え出しているからこそ、ワンマン公演もそうだし、その先のmaleficiumの未来が楽しみというか、すごくワクワクしてきます。自分の中でも「次はこんなことをやってみたい」「こんな風に表現していきたい」と、いろんな意識が明確になってきたなと感じています。

──それだけ、気持ちに余裕が出てきてるということ? 

紫雪れのん   それも、あると思います。

CHIHO FUKUDA   加入して間もない頃は気持ちがいっぱいいっぱいで、よくライブ前に「お腹が痛い」と言ってたし、わたしやらるむが、れのんの緊張をほぐそうとだる絡みしていくと、「緊張してるんだから」と逆に怒られ、「ごめんごめん、そっとしておくわ」となることもあったからね(笑)

紫雪れのん   今は、もうお腹が痛くなることはないです。
 
──アリスさんも、当初は緊張していました?

アルカード・アリス   自分は、緊張しないタイプなので(笑)。前世のときは、前に出ていくことがなかったんですけど。maleficiumへ加入するときに「何やってもいい」と言われたから、それがめっちゃ嬉しくて。だから、積極的に前へ出ています。最近では、いろんなアイドルやバンドのライブを観に行っては-、いろんな見せ方を吸収。「これは生かせるな」というのをライブでも表現。それができる環境だからライブがめちゃめちゃ楽しいし、めちゃめちゃ自分を活かせています。

紫雪れのん   隣で歌うことが多いんですけど、その見せ方はすごいですよ。いつも自分の見せ方を試行錯誤しているように、いろいろ考えてるんだというのが横にいて伝わるし、とても刺激になっています。


「ヤバイヤバイ」とあたふたしたときほど何事にも動じないゆら໒꒱· ゜ちゃんの姿を見て、「そうだよね、大丈夫だよね」と気持ちを落ち着かせています。


──9月5日のワンマン公演では、各自の色も、より明瞭に見えてきそうですね。

CHIHO FUKUDA   そうなっているはずです。最近、ライブに来てくれる人たちからいただくので嬉しいのが、「見るたびに成長しているね」という言葉。中でも、1ヶ月ぶりや2ヶ月ぶりにライブを観た方々は、「以前とはぜんぜん違うよね」と言ってくださいます。我々は毎回のライブごと、目の前の課題を一つずつクリアしては、新たな課題を克服してゆく日々を送っているから、ちょっとした成長は感じても、変化や成長した実感を大きく覚えることってないんですね。でも、見る期間が空いていた人ほど、「以前とはぜんぜん違うよ」と言ってくださるから、その言葉を聴いて、自分たちでも「成長しているんだ」と実感しています。

──当人は日々努力を重ね続けていくのみだから、自分たちを俯瞰して見ることがないぶん、わからないですもんね。

CHIHO FUKUDA   そうなんです。「今日は変わったぜ」というよりも、「今日はここをこう変えてみよう」「前回こうだったから、今回はこうしてみよう」と、つねに試行錯誤を繰り返し進み続けている感覚なので。

夜縋らるむ   それでも、半年や1年単位で捉えたら、自分たちでも「だいぶ変わったな」とは感じます。というか、変わらざるを得なかったからね。maleficiumは、一時期3人(夜縋らるむ・CHIHO FUKUDA・ゆら໒꒱· ゜)で活動をしていた時期がありました。あのときは、卒業した他のメンバーのパートも受け継ぐことからCHIHOの歌うパートが多くなっていたし、どうしても彼女の喉に負担がかかっていたんですね。だけど、その負担を減らさないとライブが成立しなくなるのが見えていたから、「じゃあ、わたしがもっと歌うべきだし、歌えなきゃいけない」となって、みずからを追い込み、歌の表現面での成長を求めました。わたしもそうでけど、CHIHOもMCではね。

CHIHO FUKUDA   もともとMCは少ないとはいえ、それでもトークの必要性を感じる機会が増えたことで、みずから積極的に話すようになりました。プロデューサーからも「こうしゃべったほうがいい」とアドバイスをいただけば、らるむちゃんから,「あの発言良かったね」と言われるたびに、それが自信に繋がったり。そうやってちょっとずつ成長していけば、褒められるたびに自信へと変えながら進んできた。あの経験は、本当に自分たちの力になりました。

──あのときは、「やるしかいなから」と追い込まれて始めたことだったわけですよね。

夜縋らるむ   そう、maleficiumを前へ動かしていくためには、自分たちが成長していくしかなかった。当時は、めちゃめちゃしんどかったし、地を這うような思いもしたけど。その経験があっての今だから、あの時期を経験して良かったなと今は感じています。とくに、改名前や、maleficiumと名乗り出して活動を始めて間もない頃、3人で必死にもがいていた時期のライブ姿を知ったうえで、最近のmaleficiumのライブを久しぶりに観てくれた人ほど、「格好よくなったね」「また来るよ」と言って、ふたたびライブに来てくださるようになりました。そういう言葉を多く聞くことで、私たち自身も「あっ、成長したんだな」と実感したし、ファンとして戻ってきてくれる人たちが増えていることがめちゃめちゃ嬉しいし、強い自信にもなりました。

──ゆら໒꒱· ゜さんは、2人(夜縋らるむ・CHIHO FUKUDA)の成長ぶりを、ずっと身近で見てきましたよね。

ゆら໒꒱· ゜   パチパチパチ(拍手) 

夜縋らるむ   相変わらず、こういう場での発言は少ないけど、楽屋ではよくお話をしていますよ。なんか、いると安心感があるんです。
 
CHIHO FUKUDA   そう。いい意味で一番マイペースな人だから、自分の気持ちに余裕がなくなり、「ヤバイヤバイ」とあたふたしたときほど、何事にも動じないゆら໒꒱· ゜ちゃんの姿を見て、「そうだよね、大丈夫だよね」と気持ちを落ち着かせています。

──ゆら໒꒱· ゜さん自身は、「わたしが落ち着いてさえいれば、みんなも安心するから」という心境なの?

夜縋らるむ   いや、そんなこと思っていないし、何も考えてないと思う。

CHIHO FUKUDA   そういうことを考えない人だから、そこがいいんですよ。

ゆら໒꒱· ゜   いつだって「ありのままの自分」だからね。わたわたしてるみんなの姿を見て「みんなバタついてるなぁ」と思いながらも、その場にいます(笑)

CHIHO FUKUDA   つねに自分のペースでいる人だからこそ、こっちとしてはありがたいです。全員がわたわたしちゃったら、もう冷静さを取り戻せなくなるので。


夏になってどんどん血液が足りなくなっているから、ワンマン公演にたくさんの下僕たちを集め、たくさんの血液を吸収したいです。


──改めて、ひと言ずつ1周年ワンマン公演へ向けての思いを語っていただけますか?

CHIHO FUKUDA 「今後のmaleficiumは格好いい路線でいこう」という提案があったとき、わたし、「格好いいって何だろう」とずっと考えて模索し続けていました。そのうえで、新たなアーティスト写真を撮るときに、今の姿にメイクや髪形を一気に変えました。そこで意識も切り換えられたことが、今の自分に繋がっています。今は、2月のワンマン公演のときよりもさらに格好よくなった姿を見せたい。その気持ちで挑みます。

紫雪れのん   わたしが2月のワンマン公演でデビューを飾ったときは、緊張のあまり、本当にお腹が痛くて仕方がなかったんですけど。今は、アリスさんもメンバーに加われば、いつも4人からいろんな刺激を得ては、それらを吸収しながら成長を続けています。まだまだやれることも、足りない面もありますけど。でも、この数ヶ月で成長した自分をしっかりと見せてゆく公演にしたいです。

アルカード・アリス   わたしは吸血鬼なんですけど。夏になってどんどん血液が足りなくなっているから、日々のライブでも下僕たちから摂取はし続けますけど。ワンマン公演にたくさんの下僕たちを集め、たくさんの血液を吸収したいです。

紫雪れのん   血液型は、何型でもいいそうです。

アルカード・アリス   一番好きなのはB型ですけど。何型でも大歓迎です。好き嫌いは無いです。

夜縋らるむ   9月5日のライブでは、新曲の『Ragnarøk』を初披露します。それまで、立ち位置とか気にしたことはなかったけど、今はセンターポジションを任されています。maleficiumのセンターにいる以上は、真ん中にいるのに相応しい人と思われてこそだと思い、それに見合う自分になろうと、これまでの人生の中、バンドのライブを観るどころか、関わったこともなかったけど、今のmaleficiumに必要な要素を得るために、いろいろと見ては勉強をしています。今も、成長のための試行錯誤をしていますけど。その経験を重ねながら、9月5日のワンマン公演の日には今よりもっともっと格好よくなっているので、maleficiumの真ん中に相応しくなっている姿を、ぜひ観に来てください。

──らるむさん、つねに先のことまで考えながら行動をしていますよね。

夜縋らるむ   先のことしか考えてないです(笑)。

CHIHO FUKUDA   だって、普段の会話の中でも「来年は、2年後にはこうなってて」と話をしてくる人だからね。

夜縋らるむ   ワンマン公演は大切な勝負の場ですけど。でも、maleficiumの長い歩みの中では、その日も進化の過程の日でしかないからね。

CHIHO FUKUDA   今のmaleficiumの強みは、そこなんですよ。来年のこの時期にはこうなっていたい。2年後にはこういうポジションでいたい。じゃあ、そうなるためにはどんな過程が必要なのか。その過程のために、日々何が必要なのか。そういうことを考えながら活動をしています。だからこそ、観た人たちが嬉しい驚きを覚える成長した姿を見せ続けているのかも知れないです。

夜縋らるむ   しかもこのメンバーは、みんな同じ場所を見ながら進化し続けている。そこが、今のmaleficiumの絶対的な強みなんですよ。

──最後は、ゆら໒꒱· ゜さんですね。

ゆら໒꒱· ゜   わたしは、よそ見をすることなく自分の信じた道を。目の前だけを真っ直ぐに見つめてピューッと進んでいくだけです。

夜縋らるむ   うちらにとっては、いるだけで安心を与えてくれる人だからね。

CHIHO FUKUDA   そう。ライブ中にも、よくメンバーのことを気づかってくれるし、最近ではライブ中ニコニコしているからね。

夜縋らるむ   この間も、わたしのマイクの声が出なくて、即座にマイクを交換してくれるなど、つねに気配りをしてくれることにもめちゃめちゃ感謝しています。

ゆら໒꒱· ゜  なんか、昔からメンバーのことを気にかける癖がついてるんだよね。

夜縋らるむ  そんな今のmaleficiumの姿で、これからもどんどん進化成長を続けます。9月5日のワンマン公演でも、進化の過程ながら、圧倒をする姿をしっかりとお見せしますから、ぜひ足を運んでください。

 

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TEXT:長澤智典

 

「maleficium単独公演Ragnarøk(ラグナロク)~神々の黄昏~」
2024年9月5日(木)
渋谷THE GAME
19:30/20:00
¥2000/¥2500+1D
¥1000(女性)+1D
出演
maleficium

チケット発売
★プレイガイド発売中
http://t.livepocket.jp/e/mv4iw
★会場手売りチケット
各ライブ会場物販にて販売中

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