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藍さんとせれちゅのたいだん|もっと大きなステージにみんなを連れて行けるように努力していこうと思う
新型コロナウィルスの影響で、初のオンラインでの実施となった、上月せれなさんことせれちゅとの対談。終わってみればとても明るい気持ちになった せれちゅの人柄と、ファン(オタク)のことを、支えであり友達みたいと言っているのが印象的でした。
藍:やっぱり私の中で一番思い出深かったのは、「かわいいこまつり」に出ていただいた時に「細胞プロミネンス」のカバーをわざわざ用意して歌ってくれたことですね。
上月:そうですね。私は「ミリオンドール」が出たぐらいにもう買って読んでたんですよ。
藍:そんな時期に?
上月:そうです、何年前でしょう、結構前ですよね。
藍:5年前になると思います。そのころは、何をされていたんですか?
上月:もう「上月せれな」してました。
藍:現役の方に読まれていたんだ。「かわいいこまつり」の時に「細胞プロミネンス」をカバーしたきっかけや、どういう思いがあって歌ってくれたのか聞かせてください。
上月:そうですね。「細胞プロミネンス」を歌っているマリ子を、作品を通して見てた時に、共感する部分が強かったです。
藍:共感ですか?
上月:好きだなと思う、なりたいなと思うタイプのキャラクターというのもあって、歌いたいなっていう思いが強かったんです。
藍:自分が作ったキャラクターに、現役の方が共感してるっていうのが私はすごく不思議な感覚です。どういうところが共感ポイントなんですか。
上月:やっぱり一人で頑張ってるし、グループにはグループの良さがあって、ソロにはソロの良さがあると思うんですけど、この場面がとか、ここが同じとかそういうのじゃなくて、彼女の考え方や気持ち、アイドルに対する姿勢などに共感するところが多かったです。
藍:感情の部分で共感をすることが多いと。
上月:初めて私が読んだとき、その当時に、こんなリアルに私がやっている活動と近い物語を描いてる漫画がなかったと思うんですよ。だからすごいと思って。
藍:聞いていいのかわからないんですけど、漫画に出てくるマリ子は、事務所とかにひどい目に合わされてるじゃないですか。そういう大人に対する反骨精神がすごく強いストーリーを描いてるかなと思うんですけど。そんな風に大人に苦しい思いをさせられたりとかあったんですかね。
上月:私は、それはあまりないんですけど。ただ、これも言っていいかわからないですけど、私、中1からアイドル始めて、「上月せれな」になったのが中学3年生だったんですよ。
藍:早くからアイドルされていたんですね。
上月:それより前は、グループで活動していて、そのときから、すべてが悪いことだけでもなかったですし、すべてがいいことだけでもなかった。けど、いろんな大人の方がいるのは見ていました。
藍:見てしまったんですね・・・。
上月:だからといって何があったとかそういうのじゃないんですけど。「ミリオンドール」はリアルに描いてあって面白い印象が強かったんです。
藍:「かわいいこまつり」の楽屋で印象的だったのは、マリ子は漫画ですごい事務所運がない、事務所にひどい目に合わされてるけど、私は事務所に恵まれてるって言ってたのを覚えています。
上月:言ってました?
藍:「私は事務所に恵まれててよかった」って言ってるのが、「かわいいこまつり」を今までやってきたけど、私は事務所や大人に恵まれてるって言ってきた人って今までいなかったので、いいことだなって思ったんです。
上月:ありがとうございます。恥ずかしい、そんなこと言わないで(笑)。
藍:マネジャーさんを前にして言ってしまいました。
上月:めっちゃ気まずい(笑)。
藍:でもそういう気持ちでやれる人っているのが、驚きであり新鮮でした。
上月:自分の中ですべてが思い通りになるとか、そういうのではやっぱりないですけど、やっぱりちゃんとした大人の人がついてくれてて、いいことはいい、駄目なことは駄目とか、ちゃんと見ててくれる大人が周りに多いので、東京に出てきてから、その辺はすごく恵まれているなとは思います。
藍:何でも言える感じなんですかね?
上月:何でも言えるというよりかは、自分で言うのもなんですけど、私いい子なんですよ(笑)。
藍:いい子とは、どういうことですか?
上月:言うことめちゃめちゃ聞いてます。歯向かうとか、そういう言い方したらおかしいですけど、特にそういうのがない、いい子なんですよね。
藍:そういう意味だとマリ子は悪い子かもしれないですね。
上月:でも、自分の意思がしっかりして、チャレンジ精神が強いのはうらやましいなと思います。
藍:そういう部分で「細胞プロミネンス」は、はい上がってやるっていう闘志が燃えている歌だと思うんですけど、それに対する気持ちが乗るんですかね? 歌ってる姿をそういう思いがあるのかなと思って見てました。難しい曲なので、感情を乗せて歌わないと歌いきれない曲だと思うんですよ。なので、せれちゅにもそういう思いがあるのかなと思ったんですけど。
上月:私、結構元気な曲とかが多かったり、みんなで盛り上がれる曲が多いんですけど、「細胞プロミネンス」の曲調が好きで、歌詞も強い言葉だったり、そういうのが歌いやすかったです。
藍:歌いやすいんですね。
上月:言葉に出すのは難しくても、歌にしたら伝えやすいものって私の中では多くて、「細胞プロミネンス」はすごく気持ちもすごく入る。それで言うと、最新曲の「Giant Killing」も同じ想いがありました。
藍:「Giant Killing」聴かせていただきました。「ミリオンドール」の6巻ドラマCD付き特装版のテーマソングとしてもタイアップにもなってますが、あの曲も今まさに苦境にいる人が歌うような歌というか、気持ちがすごくこもっているのかなと感じました。
上月:ライブでもあの曲になった瞬間に、みんなもやるぞー、みたいな気持ちになるし、一緒に登っていくぞという感じが「Giant Killing」だと思ってます。「細胞プロミネンス」もそれに近い想いがあります。
藍:私は「Giant Killing」が「細胞プロミネンス」と違うなと思ったのは、観客の存在が大きいと感じました。お客さんたちに対する信頼とか、お客さんたちに気持ちを向けて歌うよっていう感じがすごく強くって、「細胞プロミネンス」はまだ、自分の苦しさを歌ってるだけにとどまってるんですけど、そこからお客さんの目線が入ってくるとこが、ライブをしてる人の発想と感じて、あの曲の歌詞って、せれちゅの気持ちとかが入ってるんですか?
上月:私の気持ちが入っているというよりかは、私がそのときに思っていることが、曲になって来ます。
藍:えっ!?
上月:毎回毎回、そのときの感情だったり、そのときの気持ちが曲になって来ますね。
藍:こうしたいって言ってないのに来るんですか?
上月:例えば、それはマネジャーさんが伝えてくれてるんだと思います。やっぱり長くいると、そういう系の曲調でこういう思いがあってというのを言わなくてもわかってくれてるのかなと思います。
藍:言わなくてもわかるんですか?こういうふうな曲が欲しいんだ、やりたいんだっていうんじゃなくて、マネジャーさんがこういう曲、今度歌おうかと言って出してきたら「私の曲じゃん」みたいになってるってことですか?
上月:そういうことも多いです。いくつか曲のデモをいただいた時に、その中でこの曲いいっていうのが、マネジャーさんと一致することが多いです。
藍:すごいですね。曲については、後ほど深掘りをさせていただくとして、改めて今の上月せれなになるまでの経歴を伺いたいんですけれど、私の中で、せれちゅは周りのアイドルさんとも臆せずに話せるし、大人とも全然しゃべれるし、そういうところがすごいなと思ってたんですけど、デビューしたとき、それこそ中学3年生の時からそうだったんですか?
上月:そうですね。元々は、全く人見知りとかがなかったんです。人見知りって何ですか?という感覚。話すのに壁はいらないかったです。
藍:じゃあ、性格も明るい方でした?
上月:そうですね。そんなに外の壁があまりなかったです。
藍:このお仕事をしようと思ったきっかけってどういう感じだったんですか?
上月:私、ダンス習ってたんです。小学生の時からダンス習ってて、元々はどちらかというとアイドルよりダンサー志望だったんです。
藍:そうなんだ。
上月:振り付けのお仕事だったり、バックダンサーだったり、舞台をやりたいと思ってました。中学1年生の時に、ご当地アイドルのオーディションがあるって親から勧められて、オーディションを受けて受かって、最初ご当地アイドルやってたんです。ご当地アイドルは、たくさんお仕事があったり楽しかったんですけど、東京に出るというよりかは、やっぱりご当地のお仕事がメインだったんです。なので、もうちょっと大きいステージに立ちたいなとか、もっと広いところに行きたいなって気持ちが動き始めたときに、東京のオーディションがあるのを聞いて、受けて、今の活動をすることになりました。
藍:そのオーディションが今の事務所さんに入るきっかけのオーディションなんですね。
上月:そうです。新人アイドル募集のオーディションでした。
藍:元々ダンサー志望だったのが意外でしたが、そこから歌を歌いたいとなって。今のせれちゅの印象からは完全に歌手 上月せれなのイメージです。さっきも、言葉にはできないけど歌うと気持ちを伝えられるみたいなことを言ってたので、歌手の人の発想だなと思ってたんですけど、ダンサー志望から歌手になっていく気持ちの変化ってどういう感じだったんですかね?
上月:オーディションに受かったときは、私、ユニットだと思ってたんです(笑)。
藍:(笑)
上月:それから一人ですよって言われて、そんなに物事深く考えるタイプじゃなかったので「あ、そうなんだ」と思って。中3から一人でアイドルやってきたんですけど、ずっと楽しいが優先で、思いを伝えるとか自分がどうとかの前に、ステージに立って歌って、ファンのみんなとわーやってが、すごく楽しかったんです。それがここ何年かでアニソンを歌いたかったり、音楽を大事にしなきゃ、今を大事にしなきゃとか、伝えるものがどうとか考えたときに、より歌に想いが向いていきました。
藍:それは、ライブをこなしながらそうなっていったって感じなんですか?
上月:そうですね。
藍:アニソンを歌いたいという子は結構多いなと思ってたんですけど、最初ダンサーをやってて、せれちゅがこの形になってるっていうのが不思議な感じがしました。
上月:ご当地アイドルの時は、歌担当よりかはダンスがメインだったんです。一人で歌うことになって、歌えば歌うほど、歌って難しい。一番好きですけど難しい。一生の課題ですね。
藍:一人で歌うことに抵抗はなかったんですか?
上月:抵抗がなかったというより、そこまで考えでませんでした(笑)。言われたら考えちゃうんですよ。考え出すと、どんどん視野が狭くなるタイプなので、あまり考えないようにしようと思ってます。東京に上京してから一人で考えることが増えたので、新しい自分の感情を見つけ出したりとか、考え方だったり、日々変わっていますね。
藍:その気持ちの変化とかが、今の活動に影響するってことはありますか?
上月:あると思います。歌の感じとかもそうですし、私の中に、陰と陽ってあって陽のほうを強くしようとしてるタイプ。影っぽいところを出すのが苦手なんです。だから、ライブのMCとか配信では、自分の気持ちとか本当に思っていることを言うのがとにかく苦手です。歌だとそういう感情もパフォーマンスだから出しやすくて、多分みんなもそういうのは見たこともないし、聞いたこともないと思うから、パフォーマンスがいいって言ってくださってる方は、そういうギャップとかを見てくれてるのかなとか思ってます。
藍:なるほど。そういうのは、ダンサーさんの考え方も見えるなって気がします。そういう経験を積んで今があるんですね。アニソンを好き、歌いたいなと思ったのは、どういうきっかけだったんですか?
上月:元々、アニメとか漫画が大好きで、小学生ぐらいからたくさん見てました。それから上京して、一人の時に改めてアニメを見たりして聴いた時に、アニメを見てるからいいと思うだけじゃなくて、そのアーティストさんにはそのアーティストさんのファンがいて、その中で逆にアニメをきっかけでアーティストを知ったりとか、いろんないいものしかないなと思ったんですよ、それを思ったときにアニソンっていいって思って。エンディング、オープニングをしっかり聴くようになったし、自分がその立場になりたいなって思うようになりました。
藍:一通り経歴が知れてよかったです。ちなみにファンの人とかは知ってるんですか? 過去やってた活動とか。
上月:聞かれたら言います。でも私から言わない。ファンのみんなは、私のライブが好きでライブに来てるわけじゃないですか。私自身のことはそんなに知らない方もいると思います。ライブ今日も楽しかったよイエーイでいいと思ってます。
藍:逆に、せれちゅは、自分のことを知ってもらいたいと思わないんですか?
上月:知ってもらいたいというか、人に愛されたいと思う感じは強いけど、それを出せないタイプなんです(笑)。
藍:そういうとこアイドルっぽくないのかもしれない。アイドルさんって、自分のことをもっと知って、みたいな感じをまっすぐに出してくる人が多い印象だったので。じゃあ、せれちゅの中では、ライブを楽しんでくれればいいんですかね?
上月:はい。やっぱりライブを楽しんでくれるのが一番嬉しいです。もちろんそれで自分のことも好きになってくれたらものすごくうれしいですけど。
藍:そうなんだ。すごい。
上月:私が一番やりたいのはライブパフォーマンスなので、ライブを一番好きって言ってもらえるのが心からうれしいな。
藍:だからか、ファンのみなさんはライブ中とても楽しいそうにしていますものね。
上月:私がこうだからかもしれないんですけど、みんな本当に友達みたいな感じなんですよ。だから、初めての人でも一緒に、知らないけど乗ってるみたいな方も多いし、隣の知らない人と肩組んでるパターンは多い。そういうのがすごい好きなんですよ。
藍:(笑)。なるほど。せれちゅの現場に行くと明るくなれるんだな、みんな。
上月:それよく言われます。うれしいですよね。だから今は、みんな早くライブやろうって思って、早く会いたくてしょうがないです。
藍:せれちゅには今回ミリオンドールのドラマCDの特装版に関わっていただいてるんですけど、この前、ドラマCDの収録に参加していただいたんですよね。
上月:はい、ありがとうございます(笑)。
藍:メイド役で出演していただきましたが、やってみた感想はいかがでしたでしょうか?
上月:まず最初に役が発表されて、Twitterの反応を見たときに、みんながびっくりしてて。私、特典会とかでメイドとかそういう系のフレーズだったり、それをやってとか言われて、やりませんって何年も断り続けてきたんですよ。なので恥ずかしかったです。でも、恥ずかしがってても収録が進まないので、恥とかは捨ててやりきりました。楽しかったです。
藍:アフレコ初めてですか?
上月:初めてです。
藍:そうだったんだ。全然初めてに見えませんでした。
上月:本当ですか? だって、後ろにガラス張りでみんなスタッフが何人もいて聞いてて、私一人入ってしゃべって、みんなは何か会話してるけど、私聞こえないじゃないですか。何言ってんだろうと思って、怖くて。何だろう、駄目だしかな? 何だろう、何だろうってすごいあのときは心臓がバクバクしました。
藍:スタッフの皆さん、いいって言ってましたよ。
上月:本当ですか? よかった。そんな声優さんみたいな声じゃないので、恥ずかしかったです。
藍:こういうのを断ってきたっていう割には、結構しっかりとしたメイドさんでした。
上月:初めて言いました。あのフレーズを。
藍:ファンの人は聞いたら一瞬で、あ、これだってわかると思うんですよ。
上月:私の声とわかりますかね。
藍:あれはあれできっとファンの人も喜んでくれるし、仕上がりがいい感じになっています。
上月:出来上がりが楽しみです。
藍:あの日にオタクの声援(コール)も収録したので、そのガヤ収録でせれちゅにもちょっと協力してもらったんですよね。
上月:はい。
藍:音響監督をしてもらったんです(笑)。あれは助かりましたね。
上月:本当ですか?
藍:はい。監督席にせれちゅに座ってもらって、オタクの人たちに指示を出してもらってたんですけど、せれちゅじゃないとできなかったなと思います。
上月:ありがとうございます。緊張しました。ファンのみんなのMIXも面白かったし。私が「もうちょっとこうしてください」って指示するのが楽しいかったです。
藍:でも、せれちゅがオタクとしゃべってくれるから、いい雰囲気にオタクもほぐれてくれて。ガヤの音声、いい感じに使われているので、それもまた楽しみの一つかなと思っています。
上月:楽しみですね。
藍:ファンの人がコールとかの相談してるのってライブで見たりするんですか?
上月:します。新曲だったりとかすると、取りあえずみんなたくさんMIX入れてみて。ここであれ入るなとか、これ入るなとかみんないろいろやってみたりして、その後にやっぱりあそこはこうしようとか話し合ったり、私に聞いてきたりします。
藍:聞かれるんだ(笑)。
上月:(笑)聞かれます。やってほしいのある?って言われたり。
藍:やってほしいのは例えばどんなのですか?
上月:それこそ肩組むのはやってほしいって言ってみたり、ここ振りコピしてくれたらうれしいなとかは言ったり。
藍:みんな指示通りにやってくれますか?
上月:はい、私のライブなんじゃなくて私とみんなで作るライブって感じがしますね。
藍:今せっかく新曲とワードも出たので新曲の「ともだちだから」のお話もしていきたいなと思うんですけど、「ともだちだから」はご自分で作詞をされたんですよね。大変じゃなかったですか?
上月:大変でした。本当に初めてで、たくさん相談聞いてもらったりしました。
藍:サポートも受けながら作り上げていったという感じなんですか?
上月:そうですね。あとはTVアニメ「デュエル・マスターズ キング」のタイアップが決まっていたので、作品に寄り添う形での作詞でした。
藍:「ともだちだから」を聞いてると、せれちゅが歌のお姉さんに見えてくるんですけど(笑)。この歌のお姉さん、オタクたちとあんなに明るいライブをやっている、激しいライブをやっているんだよなと思うとすごいいろんな顔があるなって思って。
上月:そうですね。日曜日の朝の子供向けアニメなので。
藍:やっぱりそれだと歌のお姉さんですよね。明るい歌詞だったし。友達という言葉は自分の中から出てきたんですか?
上月:そうですね。キーワードはやっぱり友達にしようと思って。今回の「デュエル・マスターズ」が新しく始まったシリーズで友達の関係だったりとかがメインなのかなって自分の中で思ったので。キーワードになる言葉は友達にしました。
藍:確かに明るい感じで、友達を出してくるのも、せれちゅっぽさがあるのかなって思って私は聴きました。
上月:本当ですか?
藍:誰とでも仲良くしてるイメージがあったので、「ともだちだから」といってるイメージを想像しやすかった(笑)。
上月:藍さんの中では私はそういうイメージができてる(笑)。
藍:イメージがありますね。あと、「Giant Killing」と「ともだちだから」を同時に聞いたので二面性というか、いろんな顔があるんだろうなっていうのも、今まさに感じています。
上月:その2曲だけで聞いたらもう、まったく違いますよね。
藍:違う曲だから、きっと「ともだちだから」で知った人は明るい歌のお姉さんだと思ってやってきて、「Giant Killing」をライブで聞いた人は沸くぞって感じでやってきて、みたいなのがせれちゅの良さというか。どっちも楽しくできそうな力がありそうと私は思っているので。それがせれちゅの良さな気がしました。
上月:ありがとうございます。すごい褒められた(笑)。
藍:具体的にこういう人に届けたいというイメージはありますか?
上月:アニメを見てる年齢層は子どもたちが多いので意識はしましたが、年齢問わず、みんなが口ずさんでくれるような曲になったらうれしいなと思ってます。
藍:「Giant Killing」は、もうちょっと明確にライブに来てる人たちに熱くなってくれるだろうなっていうイメージでしょうか。
上月:はい。「Giant Killing」は1月1日のワンマンライブで初披露だったんですけれど、どんな曲になるんだろうってワクワクしてて、披露したらみんなが「うおーっ」て盛り上がってくれました。サビで、ずっと拳上げてジャンプみたいにするんですけど、それもすぐ一緒にやってくれて。でも「ともだちだから」は、まだファンの前で披露したことがないんですよ。
藍:そうなんですね。
上月:まだみんな2番はちゃんと聴いたことがないんですよ。2番の歌詞はまたちょっと雰囲気が違って聞こえるかなと思っていますので、早くお届けしたいな。
藍:どういうふうに、せれちゅがどう歌ってるかもすごい気になるし、これでファンの人がどうなってるかっていうのも気になりますね。
上月:みんなはすごいですよ。ライブができてるときに、30分ノンストップでやってたんです。最後の2曲ぐらいで「Giant Killing」きたんですよ。それまでに何曲も何曲も激しくやってて、さすがにみんなが体力の限界がきている時に「Giant Killing」が流れたんです。「真っ赤に燃えたぎるー」って始まった瞬間に、みんなが膝に手をついてやばいってなったのに、力を振り絞って立ち上がってきたのをを見たときに、熱いこの人たちって思って、私も息が上がってきつかったんですが、私もみんなに負けてられないと思いで「Giant Killing」歌ったんですよ。その時にこれだ!と思いました。
藍:すごいファンの話をたくさんしてしまったんですけど、改めてファンの人にメッセージを。
上月:いつも支えてもらってて感謝してます。夢だったり目標がたくさんあるんですけど、一番はステージに立って歌いたいというのがあるので、もっと大きなステージにみんなを連れて行けるように努力していこうと思うので、これからも末永くよろしくお願いします。
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2020年05月26日発売
販売価格:1,100円(税込)
初回限定盤は「デュエル・マスターズ」プロモカード封入
「ともだちだから」MV
https://youtu.be/cnylWKjeAsA
「Giant Killing」MV
https://youtu.be/iVPAnxx5uyE
【上月せれな PROFILE】
1999年7月1日生まれ。
長野県出身。
公式サイト:
http://serechu.com/
Twitter:
https://twitter.com/Serena_Kozuki
【藍 PROFILE】
漫画家 1986生
ミリオンドール、ヲタ夫婦を描いている人です。アイドルがとっても好きで、2005年頃のハロプロからはじまり、2011年頃に現場系オタクになり、今は在宅主婦アイドルオタクをやっています。
作品:
・ミリオンドール
・ヲタ夫婦
他
Twitter:
https://twitter.com/ai_indigopro
公式info Twitter:
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