FEATURE
AKB48 19期研究生が「ただいま 恋愛中」公演を通して見せた輝き…。
AKB48の19期研究生メンバー(伊藤百花、川村結衣、白鳥沙怜、奥本カイリ、花田藍衣)が、5月19日(日)にAKB48劇場で19期研究生「ただいま 恋愛中」公演を行った。ここではゲネプロ公演の模様にも触れつつ、19期研究生メンバーによる記者会見時の質疑応答の模様をお伝えしたい。
この日のライブに参加したのは、以下のメンバーたち。
伊藤百花、川村結衣、白鳥沙怜、奥本カイリ、花田藍衣(19期研究生)
太田有紀(17期生)、工藤華純・迫由芽実(18期研究生)
「ただいま 恋愛中」公演は、お馴染み『Overture』に続き、公演タイトル曲の『ただいま 恋愛中』から幕を開けた。8人のメンバーたちは、冒頭から愛らしい姿を見せてパフォーマンス。『くまのぬいぐるみ』では、くまのぬいぐるみをメンバー間で渡しながら歌い踊る姿を見せれば、さりげなくメンバーどうしでじゃれ合う様も見せていた。続く『Only today』では、解放感がさらにアップ。左右の花道も含め、舞台を目一杯使い、この曲でもメンバーどうしでじゃれ合う様を見せながら、8人が笑顔でパフォーマンス。彼女たちの楽しむ姿を見ながら、元気をチャージしていた。
ユニットコーナーのスタートを切ったのが、伊藤百花・川村結衣・白鳥沙怜・工藤華純・迫由芽実が歌い踊る『7時12分の初恋』。キラキラと眩しい輝きを放つ彼女たちのチャーミングな姿に、 視線がずっと引き寄せられていた。同じく、奥本カイリ・太田有紀が歌った『春が来るまで』でも、2人の愛らしい姿に気持ちがほっこりとする。
『純愛のクレッシェンド』をパフォーマンスした川村結衣・白鳥沙怜・花田藍衣。『 Faint』を歌い踊った伊藤百花・奥本カイリ・太田有紀、それぞれのユニットが少し背伸びした大人の色気を持って妖しく、でも、かわいしらさもしっかりアピールしながらせまってきた。ときに大胆さも見せながら、滲み出るかわいらしい視線にずっと惹かれていた。
花田藍衣・工藤華純・迫由芽実は『帰郷』を通して、まるでピクニック気分を覚える、触れた人たちの気持ちをウキウキさせるライブ姿を見せてくれた。前2曲とのギャップも、嬉しい見どころだ。
ここからは、ふたたび8人でのパフォーマンスへ。『ダルイカンジ』を通して「だるい感じ」のパフォーマンスをあえて見せながら、そこへしっかりと抑揚をつけたパフォーマンスを描き出ところは、さすがだ。躍動感を持ったダンサブルな『Mr. Kissman』で見せた、大胆さと華やかさが同居したパフォーマンスが眩しい。続く『君が教えてくれた』では、かわいく清楚な要素を全面に押し出した、まさに"正統派アイドル"という言葉の似合う姿で、見ている人たちを魅了。そのうえで『BINGO!』を歌うことで、この場を華やいだ空間に染め上げていった。
本編最後は、『軽蔑していた愛情』を通してクールさとダイナミックな姿をミックス。最後まで、いろんな表情を見せたところに、8人の、そして19期研究生たちの色んな輝く可能性を覚えていた。
アンコールは、8人がダイナミックな歌唱&パフォーマンスでせまった『LOVE CHASE』から、舞台の上から解き放たされるエネルギッシュな姿に気持ちが熱くなる。続く『制服が邪魔をする』では、"かわいらしさ"と"妖しさ"を巧みに混ぜ合わせた姿も見せながら、彼女たちはこの場を華やかな宴の場に染め上げていった。
メンバーらが、マイクを両手でしっかりとつかみながら歌う姿も印象的。最後に8人は、一人一人が輝きを放つ姿を見せ、美しいハーモニーも描きながら『なんて素敵な世界に⽣まれたのだろう』を歌唱。キラキラとした眩しい姿を見せ、公演の幕を閉じていった。
ⒸAKB48
ⒸAKB48
ⒸAKB48
ⒸAKB48
ⒸAKB48
ⒸAKB48
「ただいま 恋愛中」公演
『Overture』
『ただいま 恋愛中』
『くまのぬいぐるみ』
『Only today』
MC
『7時12分の初恋』 伊藤百花・川村結衣・白鳥沙怜・工藤華純・迫由芽実
『春が来るまで』奥本カイリ・太田有紀
『純愛のクレッシェンド』川村結衣・白鳥沙怜・花田藍衣
『 Faint』伊藤百花・奥本カイリ・太田有紀
『帰郷』花田藍衣・工藤華純・迫由芽実
MC
『ダルイカンジ』
『Mr. Kissman』
『君が教えてくれた』
『BINGO!』
MC
『軽蔑していた愛情』
-ENCORE-
『LOVE CHASE』
『制服が邪魔をする』
MC
『なんて素敵な世界に⽣まれたのだろう』
ここからは、当日の会見の模様をお伝えしたい。
●本日の公演を終えての思い。
白鳥沙怜 今日は、19期研究生全員で「ただいま 恋愛中」公演に出演させていただけて本当に嬉しかったです。今日に向けて19期研究生みんなでずっと頑張ってきたから、楽しく笑顔で公演を終えられてとっても嬉しいです。
川村結衣 本日はとっても緊張したんですけど。今まで先輩方や先生に教えていただいて、5人全員でたくさん練習してきたので、練習の成果を精一杯出せてパフォーマンス出来たのではないかと思います。
伊藤百花 今日は初日公演ですごく緊張したんですけど、楽しんでやることも出来ました。今回、こうやって19期研究生全員で初日を迎えられたことがすごく幸せだと思っています。それも、支えてくださったスタッフのみなさまや、先輩方、先生のおかげだと思うので、今の環境に感謝して、初心を忘れずに頑張っていきたいなと思います。
花田藍衣 今回の公演を迎えるまで、とても緊張してたし、すごく不安な気持ちもありました。今日を迎えるまでにいろんな曲の振りを覚えれば、曲に合わせた表情も頑張って意識してみたんですけど、正直難しくて…。でも、今日はすごく楽しくやれたなと思ったので、わたしにとってはすごく素敵な初日公演になりました。
奥本カイリ まずは、劇場公演に5人全員で立てたことが本当に嬉しかったです。これまで、つらかったことも、納得いかずに涙を流したこともあったけど、みんなで今日を迎えることが出来て本当に良かったです。ありがとうございました。
●「ただいま 恋愛中」公演の見どころについて。
白鳥沙怜 わたしはたくさん歌詞を読んで、その曲を自分にインプットして表情を作ることを頑張ったので、経験を活かしたダンスのパフォーマンスや、曲ごとの表情に注目していただきたいです。
川村結衣 わたしはダンスの振りを覚えるだけではなく、鏡を見て自分のダンスがどのように見えているのかを何度も確認して練習してきたので、ダンスの形や身体の動きに注目していただきたいなと思います。
伊藤百花 わたしは、『7時12分の初恋』 のときに、初恋をしたときのような表情を出来るように研究をしたので、この曲での表情に注目してほしいのと、わたしはダイナミックなダンスが得意なので、『LOVE CHASE』では得意なことを活かして大きく踊れるように頑張りました。そこを見ていただきたいです。
花田藍衣 わたしは今までダンスをやっていたので、表情管理はすごく得意なほうだったから、振り入れのときから表情が出来ていたなと思うんですけど。それに加えて、格好いい曲だったら格好よく見せるための角度を自分で研究をするなど、首や身体の角度を変えて、曲にあった表情の印象を心がけました。中でも、『制服が邪魔をする』のときの身体の角度と表情に注目していただけたら嬉しいです。
奥本カイリ わたしは、目から思いを伝えることを心がけているから、ぜひ(パフォーマンス中の)目を見てほしいのと、一番大きく動いてパフォーマンスをしたいと思っているので、動きが大きいところを見ていただけたらなと思います。
●「ただいま 恋愛中」公演のレッスン中に、先輩方から学んだことは。
白鳥沙怜 17期生さんと18期研究生さんともにお忙しい中、19期研究生の練習をすごく見てくださいました。わたしの振りつけは,、山﨑空さんと山口結愛さんの振り付けだったので、お2人にはとくに、「この振り付けはこうだよ」と教えていただきました。そして、今日一緒に出演させていただいた先輩方は、私たちが緊張しているときに「大丈夫だよ」と温かく声をかけてくださっていたから、おかげで緊張がほぐれて楽しくやることができました。
川村結衣 わたしはレッスンの期間に少し体調を崩してしまった期間があるんですけど。そこで少しみんなよりも遅れを取ってしまって、上手くいかないことがとても多かったんですけど。18期研究生の迫由芽実さんと久保姫菜乃さんにほとんどの曲を一つ一つ丁寧に教えていただき、ステージに立てるまでになれました。たくさん助けられました。ありかとうございます。
伊藤百花 わたしは18期研究生の工藤華純さんと秋山由奈さんにとても助けられました。工藤華純さんとは一緒に今日の公演も出させていただいたんですけど。向かい合う振り付けや一緒に歌うときに、顔を見合わせて優しい笑顔で笑ってくだされば、舞台へ出る前も「大丈夫だよ」と元気づけてもらえたことで、すごく緊張がほぐれました。秋山由奈さんには、わたしがユニット曲としてやった『 Faint』の振り付けやダンスを教わりました。すごくわかりやすく教えてくださったし、1回1回角度も丁寧に教えてくださったので、とても助かりました。
花田藍衣 17期生と18期研究生の先輩方に助けられたことはたくさんありました。その中でも、とても助けられたのが迫由芽実さんでした。いつも、今日のリハーサルでも、わたしが自分でミスを自覚していないときに、「ここはこうだよ」と言ってくださったおかげで、すごく助けられました。わたしは、水島美結さんと、新井彩永さんのポジションなんですけど。リハーサルを何度かご一緒させていただいたときに、わたしがけっこう振りを間違えてしまって。そのときに優しくアドバイスをいただければ、「当日の公演も大丈夫だよ」と背中を押してくださいました。おかげで、今日は頑張ることができました。
奥本カイリ わたしも、先輩方に助けられたことはたくさんあります。わたしは畠山希美さんと成田香姫奈さんと同じポジションなんですけど。お2人とも、わたしが出来るまで残って教えてくださいました。『春が来るまで』という楽曲があるのですが、わたしがそれをなかなか上手に出来なくて、成田香姫奈さんに何回もアドバイスをいただいたことで、ここに立つことが出来ました。
●AKB48劇場に上がっての感想について。
白鳥沙怜 歴史あるAKB48の劇場に立たせていただけることは、ほんとうに幸せです。わたしはこの劇場で成長していきたいと思っているので、これからも全力で頑張ります。
川村結衣 わたしは小さい頃からずっとAKB48が好きだったから、ずっと憧れていた劇場に立ち、1曲目を歌ったときはドキドキでした。あのときは嬉しい気持ちがすごく大きくて、楽しくステージに立つこができました。
伊藤百花 わたしも、AKB48が出来てからの長い歴史を持つこの劇場に立つことが出来てすごく嬉しい気持ちと共に、こんなまだまだなパフォーマンスの自分が立っていいものだろうかという気持ちも少し前までありました。でも、その気持ちを頑張って払拭するためにたくさん毎日毎日練習をしてきたので、今日は今までよりも自信を持って立つことができました。こうやって一つの公演を走り抜けられたのはすごく嬉しいことだし、先輩方のキラキラな姿は、ここでのパフォーマンスを経てのものだと思うので、わたしもここでたくさんパフォーマンスを磨いて、先輩方の背中により近づけるようにこれから頑張りたいなと思いました。
花田藍衣 わたしはこのステージを、緊張感と憧れの両方から見てきました。初めて前座として劇場デビューさせていただいたとき、ステージに上がったときはすごく緊張して、どうしようという気持ちでいっぱいでしたけど。ファンの方々が目の前にたくさんいて、温かいコールに包まれて自分がパフォーマンスをしているあの空間が、わたしにとってすごく自信を持てる場所だなと、そのときに思いました。今日、公演デビューをさせていただいて『Overture』が流れたときから、「このステージに立って、みんなにわたしの姿を届けることがすごく楽しみだし、絶対に楽しませてあげたい」気持ちの一心で今日は頑張ってパフォーマンスをしたので、これからもずっと、AKB48劇場公演にすごく思いを込めて毎回立ってパフォーマンスをしたいなと思っています。
奥本カイリ わたしは劇場見学をした際に先輩方の公演を見せていただいたのですが、そのときの先輩方の姿がキラキラしていて、「わたしもああなりたい」「この劇場に立って、同じように輝きたい」と思いました。最初は不安な気持ちでいっぱいで、「もしかしたら駄目なんじゃないか」って一瞬ネガティブな気持ちになりかけたときもありましたけど。メンバーや先輩方が慰めてくれたり、みんなの気持ちが統一してたというか、「最後までやりきろう」というやる気と「楽しむ」気持ちをみんなで共有出来ていたから、今日はすごく楽しく終えることができました。
●宣言をしてください。
白鳥沙怜 わたくし白鳥沙怜は、みんなに、たとえ同期でも、みんなに尊敬されるようなキラキラなメンバーになりたいです。元気に頑張ります。
川村結衣 わたし川村結衣は、自分がAKB48のメンバーになりたいと思った理由が、自分がアイドルにずっと元気や勇気をもらってきたから、自分も誰かにとってのそんな存在になりたいと思ったことからでした。 だから、みなさんに元気と勇気をお届けできる人になりたいです。
伊藤百花 わたくし伊藤百花は、「伊藤百花がいるから頑張れる」と、ファンのみなさまにそう言っていただけるアイドルになれように頑張ります。
花田藍衣 わたし花田藍衣は、ファンのみなさんに愛を伝えながらも、わたしの優しさでファンの方を包んで、そして、わたしの優しさが伝わって、みんなが優しい世界になればいいなと思ってます。優しい世界になれるように、わたしはAKB48の19期研究生として日々成長して頑張っていきます。
奥本カイリ わたし奥本カイリは、苦手なダンスを克服し、一番キレのあるパフォーマンスを絶対にしたいと思います。そして、わたしを観るたびに元気になれたり、ワクワクさせる。そのようなアイドルになりたいです。
写真左から⽩⿃沙怜・川村結⾐・伊藤百花・花⽥藍⾐・奥本カイリ
ⒸAKB48
TEXT:長澤智典