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2025.12.10
AKB48

秋元 康総合プロデューサーが指原莉乃にAKB48楽曲の作詞をオファー! AKB48劇場20周年特別記念公演 レポート

【AKB48 結成20周年】原点・AKB48劇場での「20周年特別記念公演」に前田敦子ら第1期生17名が出演!
公演前の囲み取材では、秋元 康総合プロデューサーから指原莉乃へAKB48楽曲の作詞をオファー! 


【AKB48劇場20周年特別記念公演】

12月8日(月)AKB48は結成20周年を迎えた。
12月4日(木)〜7日(日)まで日本武道館で20周年記念コンサート「AKB48 20th Year Live Tour 2025 〜あの頃、青春でした。これから、青春です〜」を開催していたAKB48。4日間6公演で48,000人を動員し、現役・OG・移籍メンバーを含めた総出演者数は242名。千秋楽には前田敦子・大島優子の“あつゆう”コンビなどレジェンドOGが大集結し、20周年を華やかに彩った。

そして迎えたこの日、グループの原点・AKB48劇場では、劇場の象徴である柱に20本目のピンクテープが貼られ、「AKB48劇場20周年特別記念公演」を実施。現役メンバー48名全員が出演し、20年の感謝を込めた特別なステージを届けた。

演目は、20年前の2005年12月8日、AKB48劇場が初めて幕を開けた日に披露された「PARTYが始まるよ」公演。overture 2.0 が明けると、1曲目『PARTYが始まるよ』でスタート。『Dear my teacher』『毒リンゴを食べさせて』を続けて披露した。ユニットパートでは、初期AKB48を象徴する楽曲『スカート、ひらり』を、2026年2月25日(水)に発売予定の67thシングルで初センターに抜擢された伊藤百花を含む若手エース7名が情感豊かにパフォーマンスするなど、5曲を披露!本編ラストは、グループの象徴曲『桜の花びらたち』、そして『青空のそばにいて』を全員で心を込めて歌い上げた。

アンコールでは、前田敦子・高橋みなみ(以下 たかみな)・小嶋陽菜・板野友美・峯岸みなみら第1期生17名がステージに登場。この日の公演を観て、当時の自分達と重ねあわせていたようで、たかみなは「当時死にもの狂いでやっていた」、前田も「いっぱい怒られたもんね〜」と懐古。

さらに、昨年リニューアルオープンした新劇場しか知らないメンバーがいることに驚愕しつつ「まさか20年経って、この場所にまた立たせてもらえるなんて。素敵な景色を見させてもらって、現役のみんなには心から感謝しています」としみじみと心境を語った。

そして最後は、AKB48の黎明期を築いたメンバーとともに、再び『桜の花びらたち』を大合唱。劇場には20年の軌跡が凝縮されたような、温かい空気が満ちていた。
4代目AKB48グループ総監督・倉野尾成美は「武道館を終えてここに帰ってきて思うのは、劇場はアットホームな雰囲気があるなって。劇場があるから日々成長できていますし、このステージの先に大きなステージがあると思います。これからも、この劇場を原点として守っていきます!」と決意の言葉で締めくくり、20年の歩みを支えてきたメンバー、スタッフ、そしてファンすべてへの感謝を刻んだ公演は終幕を迎えた。


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【囲み取材】

公演前には秋元 康総合プロデューサー(以下 秋元プロデューサー)がAKB48劇場を訪れ、壁に “I’m on your side”と直筆メッセージを残した。そして、たかみな・指原莉乃(以下 指原)、現役メンバーの倉野尾・小栗有以・伊藤百花とともに囲み取材に臨み、先日まで開催していた20周年コンサートやこれからのAKB48への期待について語った。

 まず“I’m on your side”というメッセージについて「“僕は味方だよ”という意味。お客様にもここに来るたびにメンバーを応援したいと思ってほしいし、昨日のコンサートを見て、お客様がずっとAKB48の味方でいてくれたからここまで続いた」とファンの存在の大きさを強調。コンサート内で“康コール”が起きていたことにも触れつつ「改めて、よく20年も書き続けてこれたなって。ずっと片想いしている。17歳の夏のイメージのまま書いている」と述べ、作家生活50年を迎える心境を語った。さらに(先日のコンサート1曲目、第1期生6名による)『桜の木になろう』からすでに涙していたことを明かし、「マスクで拭いていた」と笑いながら振り返ると、たかみなが「私と一緒じゃないですか!?」と反応。たかみなは出演前に「1曲目だから絶対泣かないように」と他の1期生に注意していたそうだが「いざ出たら大号泣してしまって、敦子にも笑われた」と語った。

 また記者から、武道館コンサート3日目(12月6日夜公演)でOGが現役と一緒に『根も葉もRumor』を披露していたことについて問われると、たかみなは「今は、筋肉痛のその先です」と過酷さを振り返りつつ、選曲について「さっしーからの提案もあって、現役メンバーの曲をリスペクトを持ってやろうと思って選びました」と説明。秋元プロデューサーも「“過去のAKB48を超えないと“という想いがあって、今までで1番難しいダンスにしようと三重高校の先生にお願いした」と語る同曲。たかみなは「7月から練習を始めたんですけど、現役メンバーも(『根も葉もRumor』のレッスン期間)筋トレから取り組んでいたくらいのものを、30代半ばとか、産後のメンバーで挑むっていう。にゃんにゃん(小嶋)があんなに速く動いているのを初めて見た(笑)でもやれてよかったです!」と達成感溢れる表情を見せた。

コンサート中に指原が現役メンバーの印象について「良い子すぎる」と発言していたことについても質問が飛ぶと、指原は「昨日のWアンコールが本当にカッコよかった。だからこそ、もっと“私たちについてこい!”くらい強気でいてほしいなって。みんな可愛いし、パフォーマンス力もあるのに実際に会うと自信がない。グループとしてのギラギラ感はあるから、あとは個々の性格にギラギラ感が出れば、もっとグループとして熱くなるなと思いました」と素直な気持ちを告白。さらに秋元プロデューサーの教え“エンターテイメントは汗をかかなきゃいけない”を踏まえ、「言われたことだけをやるんじゃなくて、自分たちで提案できる強さを持ってほしい」とアドバイス。たかみなも「“自分はこうした方がよく見える”と押し通す力を持ってほしい。それはワガママではなく意志を持った意見だから」と激励の言葉をおくった。秋元プロデューサーも「“AKB48らしさ”が一番危険。今のメンバーが“私たちがAKB48らしさ”なんですと思ってほしい」と発言すると、指原が冗談交じりに「新センターのいともも(伊藤)が明日金髪にしてきたらどうしよう」と和ませた。

さらに、話題は前田敦子と大島優子の出演へ。秋元プロデューサーは「最後まで迷っていたのが前田敦子・大島優子の2人だったけど“現役メンバーの背中を押してほしい”という言葉をおくった。現役メンバーがOGと一緒にステージに立ったら、何が足りないのかわかるんじゃないかなと思った。レジェンドの凄さに圧倒されてるから、最初は自分達と一緒だったということをわかってほしい」と明かした。

続けて「現役メンバーは、本当にここからだと思うし、プロデュースするときによく話すのが“0→1はできない”ということ。0.1をどうするか。指原がブログを始めた時も(ブログの内容を見て)この人おかしいんじゃないかと思って、『ヘビーローテーション』のMVで2.5秒しか映ってないと言ってきた時もそうだけど、それから指原のイメージができて『それでも好きだよ』『アボガドじゃね〜し…』とかの曲が生まれた。『Bird』はたかみなの“ぶれない感じ”を表現したくて書いた曲。だから、現役からヒントがほしい。これを拡大して面白くするにはどうしたらいいんだろうと」と現役メンバーへの道標を示した。それを受けた小栗有以は「私たちもコンサートを通して、“あの頃のAKB48”を肌で感じることができました。よく今のAKB48との違いを聞かれるんですけど、課題を明確に感じることができました。(大島)優子さんから“今のAKB48は今のAKB48。型にハマらず自由にやっていい”と言われて…」と語るも、ステージで受け取ったOGの想いを思い出したのか思わず涙。指原も思わずもらい泣きする中、秋元プロデューサーは「今は優等生でいい子が多い。初期は悪い子ばかりだった。それをたかみながまとめてたんだけど、昔スタッフにもぶつかっていた。もっとバラバラでいい。ぶつかり合うのがエネルギーだった」、たかみなも「自分らしさを壊さないことがAKBだし、本音がAKB。今みたいにステージ上でも泣いていいんだって」と声をかけた。そして、秋元プロデューサーは「東京ドームで倉野尾が“今日はお見せできるクオリティじゃないからコンサートやめます”と言い出すくらいのリアリティがあっていい。伝説を作ってほしい」と期待を込めた。

最後に、今年のレコード大賞で「作詞賞」に輝いた指原に話題が及ぶと、なんと秋元プロデューサーが指原に今後のAKB48楽曲の作詞をオファー!指原が「え!?ほんとですか?(記者のみなさん)見出しにしてください!」と喜びを爆発させると「良ければ表題曲にする可能性もある。今のAKB48は売れないといけないから」と明言した。さらに「AKB48はいろんな夢をもったメンバーが集まる場所。いつかは作詞するメンバーとかMV監督とかが出てきてほしいなと思っていた。指原は贔屓目じゃなく作詞力は相当。ここがキャッチーだなとか、ファンの人がこう言うふうに思ってくれるな、一緒に歌ってくれるなとか全部考えられたプロデュースなんだ」と絶賛すると、指原は喜びを噛み締めていた。

 AKB48は来年2月25日(水)に、次世代エース・伊藤がセンターを務める67thシングルを発売!そして、来年4月3日(金)〜5日(日)には代々木競技場 第一体育館で「AKB48 春コンサート」も開催決定!秋元プロデューサー・OGから受け取った情熱と期待を胸に、第二黄金時代へと歩み出すAKB48にぜひ期待してほしい!


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●イベント概要

公演名:AKB48劇場20周年特別記念公演

日時:2025年12月8日(月)開演18:00

会場:AKB48劇場[住所]東京都千代田区外神田4-3-3 ドン・キホーテ秋葉原8F

出演:【AKB48 現役メンバー 48名】
正規メンバー(40名)
秋山由奈・新井彩永・伊藤百花・岩立沙穂・太田有紀・大盛真歩・奥本カイリ・小栗有以・川村結衣・工藤華純
久保姫菜乃・倉野尾成美・坂川陽香・迫 由芽実・佐藤綺星・下尾みう・白鳥沙怜・鈴木くるみ・髙橋彩音・田口愛佳
千葉恵里・徳永羚海・長友彩海・成田香姫奈・永野芹佳・橋本恵理子・橋本陽菜・畠山希美・花田藍衣・平田侑希
福岡聖菜・布袋百椛・正鋳真優・水島美結・向井地美音・武藤小麟・八木愛月・山内瑞葵・山口結愛・山﨑 空

20期研究生(3名)
大賀彩姫・近藤沙樹・丸山ひなた

21期研究生(5名)
髙橋舞桜・田中沙友利・牧戸愛茉・森川 優・渡邉葵心

【OGゲスト(第1期生)17名予定】
板野友美・宇佐美友紀・浦野一美・大江翔萌美(大江朝美)・大島麻衣・折井あゆみ・小嶋陽菜・駒谷仁美・篠田麻里子・高橋みなみ
戸島 花・中村加弥乃(増山加弥乃)・成田梨紗・平嶋夏海・前田敦子・峯岸みなみ・渡邊志穂