FEATURE
2年目は、最強の7人でアイドル界に革命を起こしてみせます。 LOVE 9 LOVE「1st year Anniversary LIVE-First 9 LOVE-」公演レポート!!!!!!!
2023年3月26日に豊洲PITでデビュー公演を実施。あれから1年、LOVE 9 LOVEは3月23日に渋谷WOMBを舞台に1周年公演「1st year Anniversary LIVE-First 9 LOVE-」を行った。チケットはSold Outを記録。この日は、新メンバーとして加入した日向あやな・阿比留すずのライブお披露目の日。2年目へ向け、新体制として新たな門出となった当日のライブの模様を、ここにお伝えしたい。
開演まで時間があるのに声を張り上げメンバーの名前を呼ぶ人たちなど、場内には、満員の観客たちによる熱気が早くも生まれだしていた。本当に、後ろまでギュウギュウだ。それだけ今、大勢の人たちがLOVE 9 LOVEに強い想いを寄せているという証拠だ。
大きなスクリーンへ、デビューへ向けてのダンスレッスンやレコーディング姿、デビューステージの模様など、ここまでの歩みが映し出される。その後、流れだしたSEに乗せて、メンバーらが舞台へ次々と姿を現した。フロア内は、早くもお祭り騒ぎの状態だ。
冒頭を飾った『Love me do!!』のイントロが流れた時点で、場内中から沸き上がった「やったー」の声。舞台の上の5人はキラキラの笑顔で、大好きな仲間たちへ向けて大好きな想いを届けてきた。彼女たちの愛しい想いを身体中に浴びた観客たちが、興奮を抑えきれずに野太い声を張り上げる。その様へ向けてさらに、5人はとろけそうな甘い歌声や可憐な仕種の魔法をかけてきた。歌詞の一節ではないが、「夢のようなひととき」がここには生まれていた。互いに「好き」という気持ちが膨らむたびに、場内中へ、みんなで作りあげた「大好き」の想いがあふれだす。
彼女たちはちょっぴり甘い、でも爽やかな夏の風をこの場へひと足早く吹き込むように、『トコナツLOVE推しシャッター』を歌唱。途中、桜夏なつが「とびきりのひと夏にしようよ」と言葉を投げかける場面も登場。5人の動きの一つ一つを心のファインダーで捉え、手やペンライトをシャッター変わりに振り上げ(押し)ながら、瞬間瞬間をしっかり胸に焼きつけたい。後半には橋本ういも言葉を投げかけるなど、彼女たちの甘い姿に触れ、膨らみ続ける胸のドキドキが破裂しそうだ。歌詞へ綴られたように夏が過ぎ、秋や冬を迎えるなど、どんなに季節が巡ろうと。いや、彼女たちと一緒にこれから何度でも四季を巡りながら、このドキドキをずっと記憶に記録し続けていきたい。最後の「ねぇねぇねぇねぇ もっとこっちきて♡」と呼びかける姿も、めっちゃ胸キュンだ!!!!!
MCでは、桜夏なつが、訪れた大勢の人たちへ向けて感謝の思いや、「今日から始まる新体制の姿を見届けてほしい」と伝えていた。「みんなで一人一人を幸せにしたいなと思います」と述べた夢取えりなの言葉も嬉しい。
次に披露したのが、最新曲の『ハートビートスナイパー』。「いくぞ!」の声を合図に、場内中の人たちが感情のギアをさらに上げて騒ぎだす。『ハートビートスナイパー』は、5人が凛々しい歌声や姿で攻め続ける楽曲だ。愛らしさを見せながら。でも、BPMの速い楽曲の上で、5人はときに観客たちを煽り、ときには攻めるように歌っていた。強気な乙女の姿も、胸を打つ。間奏で見せた、銃を撃つような振りも入れたメンバーらのダイナミックなパフォーマンスも印象的だ。この曲で彼女たちは、終始攻める姿勢を提示。後半には、霜月ほたてと夢取えりなが大きなCO2銃を手に、客席はもちろん、舞台の上にも次々とCO2を吹きつけていた。
たくさんのCO2を浴び、熱情し,興奮した観客たちへ向け、かわいい歌声の弾丸を次々と撃ち放つように、5人はチャーミングな姿で『あっちっちLOVE』を無邪気に歌っていた。5人が「うりゃおい」と声を上げて身体を揺らすたびに、場内でも同じ動きが誕生。彼女たちが撃ち続けるチャーミングな恋の弾丸に撃ち抜かれるたびに、心があっちっちと興奮し、理性がどんどん消えていく。
続くMCでは、CO2銃を撃っているときの気持ちや、すでに熱気で汗だくになっていることをメンバーらが伝えていた。
次に歌った、『明日へ』が5人体制としては最後の楽曲。少し感傷的な想いも抱きつつ、5人のLOVE 9 LOVEとして見せる最後のパフォーマンスという理由もあり、5人の動きもより華やかさを増していた。彼女たちは、これからも"君"と繋がり続け、一緒に過ごすここを特別な場所にしながら、明日へ向かおうと呼びかけていた。もちろん、ここにいる人たちはみんな同じ気持ちだ。だからこそ、胸に抱いた思いを、大勢の人たちが野太いコールや絶叫に変えて5人にぶつけていた。舞台の上の彼女たちの視線は、フロアや、その先の明日に向いていた。歌詞に綴られたひと言ひと言へ思いをしっかりと込め、一つ一つの言葉を歌声の風に乗せて、5人は明日へ、その先の未来へ向けて飛ばしていた。これまでの道のりが今に繋がっているのなら、今度は今を、これからへと一緒に繋げていこうじゃないか。
映像に映し出されたのは、新メンバー日向あやなと阿比留すずの2023年12月加入時のレッスン風景。そして2人の、デビューへ向けての意気込みの言葉。2024年1月からは、新メンバーも5人に合流してのレッスンへ。新メンバー2人を交えたミーティングの中で交わす会話の模様から、7人が本気でLOVE 9 LOVEに打ち込んでいる姿が見えてきた。表には見えない、メンバーどうしの会話を映し出すことで、7人の気持ちがリアルに見えてきたのも嬉しい。さらに7人は、1周年公演へ向けての意気込みも語りだす。そこからも、彼女たちの心の成長やグループ愛が見えてきた。
新しいSEに乗せ、新衣装に身を包んだ7人が舞台へ。背景には、7人の自己紹介映像も投影。歌ったのが、新曲の『Welcome to the LOVE 9 LOVE』。 冒頭から腕をくるくるとまわしながら、7人が「Wow-oh-oh-oh×2」と歌いだす。歌詞には、「超絶かわいい、あみる」や「絶対服従 えりなさま」「三重県最強 桜夏なつ」など、メンバーそれぞれの特色やキャッチフレーズが書かれている。みんなで大きく左右に手を振りながら、一緒にわちゃわちゃとはしゃげる曲なのが嬉しい。このタイミングで自己紹介ソングを持ってきたのは、今が最強の布陣だという姿勢の現れであり、ここから新体制になったLOVE 9 LOVEとして進撃してゆくと宣言したとも捉えられる。サビでは7人にあわせて、場内中の人たちも振り上げた手を大きく左右に振れば、楽しげに身体を揺らしていた。
新体制になったことで、改めて7人で自己紹介。「絶対不服」「えりな様」「春夏秋冬あなたが好きなのは」「なつ」などのやりとりも楽しい。MCでは、メンバー紹介曲『Welcome to the LOVE 9 LOVE』の中でのやりとりの仕方もレクチャー。細かい内容は、直接ライブを通して確かめてほしい。さらに、全員の衣装がいろんなキャラクターをモチーフにしていることも一人一人が説明。夢取えりなが、猫。阿比留すずが、おばけ。日向あやなが、うさぎ。橋本ういが、赤頭巾をかぶった狼などなど、各自の衣装が何をモチーフにしているのかも、直接その目で確かめてもらいたい。
次に披露したのも、新曲の『君は光』。SNSで先行紹介していたこともあって、この曲の披露を楽しみにしていた人たちも多かった。『君の光』は、7人で新たなスタートを切るうえでぴったりの、新しいLOVE 9 LOVEを示した楽曲。
『君は光』は、「走れ走れ~今 描いた夢描きながら~君だけの光」と歌う声から始まり、その後一気に駆けだすノリ良い楽曲。ほぼ初見の人たちというのに、最初から熱い声が場内中から飛び交っていた。「ここからスタートライン」や「描いた夢を抱きしめながら」「つかめつかめ 未来」などの言葉の数々が胸を熱くする。輝く未来をつかもうとする主人公は、今の7人それぞれの姿。歌詞に出てくる"君"はメンバーであり、LOVE 9 LOVEを応援するファンたち??彼女たちが照らすように指し示した光の先へ向かって一緒に走ろうじゃないか。背景にはレコーディング時の映像も投影。この曲も、メンバーらと一緒にわちゃわちゃとはしゃげるのが嬉しい。
清楚で真っ直ぐな乙女心を胸に、7人がキラキラとした眩い瞳で歌いだした。永遠のLOVERたちへ向けて想いを告白する、『お願いdarlin'』だ。とても愛らしい、純情可憐な乙女の恋心を、7人は真っ直ぐな想いを持って歌いかける。少し甘えた仕種で彼女たちに「お願いdarlin'」と言われるたびに、胸がキュンキュンして、トキメキが止まらなくなる。場内中にいる人たちが告白変わりの熱情した声を、7人に向けて思いきりぶつけていた。このまま、これからもずっと永遠のLOVERな関係でい続けたい。だから、これからもずっとドキドキさせて欲しい。
MCでは、新曲の『君が光』の魅力や聴きどころについて「“これがスタートライン”という歌詞がポイント」と橋本ういが語っていた。阿比留すずは、「(胸の内と熱気が)熱いです」と今の気持ちを伝えてきた。
LOVE 9 LOVEが最後に届けたのが、彼女たちの始まりを告げた『LOVE 9 LOVE』。「聴いてください『LOVE 9 LOVE』の声を受け、「やったー」と声が上がれば、曲が始まったとたん、これまで以上に熱く野太いMIXの声が場内中から飛び交いだした。メンバーたちも舞台の上で無邪気に弾けながら、観客たちを熱狂の虜にしていった。7人と観客たちが想いを一つに同じ振りをしてはしゃげば、「躍れー」の声にあわせ、フロアのあちこちでピョンピョン飛び跳ねる人たちも誕生。「ガチ恋ガチ恋好き愛してる!」と歌うメンバーらの想いを全身で受け止めながら、会場の床を揺らす勢いで、みんなで大騒ぎしていた。
アンコール前に、渋谷WOMBでのリハーサル風景など、ワンマン当日の模様を記録したドキュメント映像を上映。レッスン着や私服姿でリハーサルをする彼女たちの姿を見れたのも嬉しかった。
そのうえで、アンコールは『トクントクンしちゃうものあげますねっ!』からスタート。円陣を組んでお辞儀をするメンバーたち。楽曲が一気に弾けるのにあわせ、「待ってました」とばかりに観客たちが一斉に騒ぎだす。その様を愛らしい表情で受け止めながら、7人は胸をときめかせるように舞台の上ではしゃいでいた。7人のかけた胸をトクントクンさせる恋の魔法が、気持ちをキュンキュンときめかす。途中には、メンバーらがフロアに向けてカラーボールを投げ入れる場面も登場。後半には,ガチ恋口上も発生。その様を見たメンバーたちが「もっともっと」とおねだりをするなど、熱情した景色が場内中に生まれていた。
ここでメンバー一人一人が、この日の感想を述べだした。
「最近まで緊張と不安しか正直なかったんですけど、出てきた瞬間本当に楽しくて、みんなの声もいっぱいいただいて、改めてLOVE 9 LOVEのメンバーになれて本当に幸せだなと思っています。「7人のLOVE 9 LOVEもいいじゃん」と言ってもらえるように、これから精一杯頑張るのでよろしくお願いします」(日向あやな)
「こんないっぱいのみんなに囲まれてライブをすることがあまりないので、本当に嬉しくて幸せです。ワンマンライブを迎えて思うことは、メンバーやスタッフさん、みんなと仲良くなれたことがすごく嬉しいです。1年前のわたしは本当に人見知りで、メンバーやみんなと何を話していいかわからない人でしたけど。今こうして仲間たちとふざけあったり、笑いあったりすることができて毎日が本当に幸せです。7人体制になって、これからもどんどんレベルアップしていくLOVE 9 LOVEを、みなさんも見ていてください」(柚木毬乃)
「大切なワンマン1周年の日にデビューを迎えられたことが本当に嬉しいです。これからの活動を一つ一つ大切に、頑張って努力をしていくので、LOVE 9 LOVEの応援をよろしくお願いします」(阿比留すず)
「デビューして1年、本当にあっと言う間で、つらいことや悩むこともあったけど、みんながいるから頑張れたし、今、本当に幸せな時間を過ごせて嬉しいし、アイドルでいさせてくれて本当にありがとう。これからも、みんなのことを幸せにしたいです。そして、今日まで一緒に動いてくださった運営さん、関係者さん、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。新メンバーを迎え入れ、大切なメンバーと一緒にLOVE 9 LOVEはもっともっと成長します。これからもずっと、ういの側にいてください」(橋本うい)
「わたしは、今年でアイドル活動4年目になるんですけど。今までの活動は正直苦しい思い出ばっかりで、LOVE 9 LOVEに入る前は、チェキ0枚で泣きながら帰ったり、お客さんが2人しかいない中でライブをやったこともありました。だけど、挫折を味わっても、アイドルをしてない人生なら死んだほうがましと思っていたし、「絶対に自分ならやれる」という根拠のない自信があって、ここまでやってきました。そんな1年半前に出会ったのがLOVE 9 LOVEです。
LOVE 9 LOVEはわたしを救ってくれました。毎日超忙しいけど、そんな忙しい毎日でさえ、メンバーといれば楽しいに変わっていきました。カラオケでオールして真夜中に新曲の歌入れの練習をしたり、ディズニーワルードで大はしゃぎしたり。遠征中は誰かの部屋に集まって夜な夜な人生ゲームをしたりとか、楽屋でうるさすぎて怒られたり、何気ない毎日を過ごしてきました。家族でも友達でもないけど、かけがえのない存在のメンバーのことが大大大大大好きです。
リーダーに任命されて、自分に自信が足りないわたしには無理すぎる、わたしに務まるのかってプレッシャーに考えすぎてしまう毎日でしたが、わたしのいいところも悪いところも受け入れてくれるみんなとメンバーがいて、今日やっと胸を張って「リーダーです」と名乗れる気がします。(フロアから、リーダーの声)。そんな、かけがえのない最強のLOVE 9 LOVEにあやなとすずが入ってくれて、LOVE 9 LOVEはもっと大きくなっちゃうんじゃないかなと、これからが楽しみで仕方ありません。LOVE 9 LOVEのみんな、LOVE 9 LOVERのみんな、わたしにかけがえのない居場所をくれてありがとう。2年目は最強の7人で、アイドル界に革命を起こしてみせます。これから先もずっとずっとLOVE 9 LOVEについてきてください。後悔させないことを、ここに誓います。みんなのこと大好きです」(夢取えりな)
「ほたては、加入してやっと8ヶ月くらいなんですけど。胸を張って、このLOVE 9 LOVEに入って良かったなって思っていて。メンバーもだし、運営さんもだし、そして何より目の前にいるファンのみなさんのおかげで、今ここにLOVE 9 LOVEとしていれることが本当に幸せです。
『明日へ』の歌詞がすごい染みるんですけど。そもそも今生きていることも不思議な中で、いろんな運命があってとはいえ、こうやって目の前にこんなにもたくさんの人が集まってくれたのは本当に奇蹟でしかないし、一人一人へ「本当にこの会場に来てくれてありがとう」って伝えたいです。本当にありがとうございます。この7人で、私たちもっともっと大きくなっていくので、これからもついてきてください」(霜月ほたて)
「みんな楽しかった?(たくさんの「楽しかったー」の声)私たちいっぱい準備して、関わってくれてる人たちも寝ないでたくさん準備してくれたワンマンライブ、みんなから「楽しかった」と声を聞けて、安心しました。ありがとうございます。LOVE 9 LOVEが始まって1年、たくさんいろんなことがあったんですけど。今日、こんなにたくさんのみなさんと、7人と、素晴らしい日を迎えることができてとってもとっても嬉しいです。LOVE 9 LOVE、このまんま止まらず走り続けますけど、いいですか?ついてこれますか?!(たくさんの「ついていくよー」の声)素晴らしい、ありがとうございます。止まらず、この7人で突っ走り続けますので、みなさん応援よろしくお願いします」(桜夏なつ)
ここで、東名阪ツアーの開催を発表。日程は以下になる。
6/2(日) 名古屋@ ZEPHYR HALL
7/15(月) 大阪@ BEYOND
10/18(金) 東京duo MUSIC EXCHANGE
「今日、ここで感じたトキメキがずっと未来まで続きますように」の言葉を合図に、LOVE 9 LOVEが最後の最後に歌ったのが,この場にいるみんなの胸を思いきりときめかせる『トキメキ恋の大作戦』。舞台の上で元気よく飛び跳ね、はしゃきながら歌うメンバーたち。フロア中の人たちも限られたスペースの中、思いきり飛び跳ね、声を張り上げ、一緒にときめいていた。間奏では、凄まじい声による虎虎MIXも誕生。途中、メンバーらと一緒に歌う場面も胸アツだ。いや、ここにいるみんながLOVE 9 LOVEのメンバーになって、一緒にドキドキときめいていた。後半には熱い口上も登場。誰もが胸の奥から沸き立つ熱い思いをすべて昇華し、最高の笑顔の花として咲かせながら、ここに最高で最強の楽園を作りあげてはしゃいでいた。
最高の2年目へ向けてのスタートだ。夢取えりなの、「ここはまだまだ通過点、ここが新たなスタートライン」の言葉も嬉しかった。
PHOTO: meui
TEXT:長澤智典
セットリスト
SE
『Love me do!!』
『トコナツLOVE推しシャッター』
『ハートビートスナイパー』(新曲)
『あっちっちLOVE』
『明日へ』
新SE
『Welcome to the LOVE 9 LOVE』(新曲)
『君は光』(新曲)
『お願いdarlin'』
『LOVE 9 LOVE』
-ENCORE-
『トクントクンしちゃうものあげますねっ!』
『トキメキ恋の大作戦』
SNS
https://www.love9love.info/
https://twitter.com/LOVE9LOVE_info