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2024.02.20
Palette Parade

5人が「GPSアート」で描いた文字が…「全国ツアー」。Palette Parade『パレちゃレ!3』FINAL公演レポート!!!!

 Palette Paradeの代名詞となる挑戦企画『パレちゃレ!3』。昨年11月より、毎月いろんな「チャレンジ」を掲げて行い続けてきた同シリーズの4回目であり、FINAL公演が、2月12日に渋谷WWWで行われた。
 今回のチャレンでメンバーらは、京都府・愛知県・山梨県・神奈川県・東京都を舞台に、各メンバーが、府都県ごと様々なミッションへ挑戦しながら規定距離を走破。無事に5人で300kmを駆け抜け、「全長約300km!!メンバーで力を合わせて完成させろ! GPSアートチャレンジ」を成功させた。彼女たちが描きあげた「GPSアート」は、FINAL公演の中で発表。ここからは、満員の観客たちを集めた当日のライブの模様をお伝えしたい。


 華やかなマーチングの演奏に乗せてメンバーらが舞台へ登場。5人と観客たちが熱いクラップを交わしあう。楽曲は、そのまま『起きて笑おう果報者』へ。彼女たちは、最初からこの場を華やかなパーティー空間へ塗り上げた「さぁ、パレードが始まるよ」の声に乗って、一緒に思いきり弾けちゃえ!!舞台の上でピョンピョン飛び跳ねてはしゃぐメンバーらの姿を真似るように、フロア中の人たちも拳や手にしたペンライトを振り、声を張り上げ、5人と一緒に浮かれだす。共に手を上げて音を打ち鳴らし、この場へ一体化した熱狂の様を描きだせば、後半には、メンバーの動きに合わせて場内にWAVEも誕生。一緒に飛び跳ねながら、はしゃぎ続けたい。早くもPalette Paradeは、夢あふれる華やぐ景色をこの場へ作りあげていた。

 熱いクラップを合図にスタートした『スタートライン』では、冒頭から観客たちが張り上げた声でMIXをぶつけだす。中には、その場でピョンピョンと高く飛び跳ねる人たちも。途中、三拍子に転調する場面では、リズムに合わせて観客たちがクラップする場面も誕生。巧みに表情を変えながらも、楽曲自体は心地よいノリを持ってずっと駆け続けていった。気持ちを熱く揺さぶる楽曲と、5人の弾けた歌声に刺激を受け、テンションは上がりっぱなしだ。楽曲へ巧みに緩急をつけながら、パーティーはどんどんカラフルに、華やかに色づきだす。舞台の上の5人も、みずからの気持ちを曲に込めた思いと同じ色に染めあげる。夢や未来へ向かって走る真っ直ぐな気持ちを、彼女たちは晴れた歌声に乗せて響かせていた。5人と一緒に駆けだせば、胸に描いた未来の景色が目の前に描きだされる??そんな風に気持ちを染めあげる歌なのが嬉しい。

 『スプラッシュアンカー』でも、曲が始まったとたんにフロア中から熱い声が飛び交う。その様が、とても胸アツだ。Palette Paradeは、1曲ごとに彩り豊かないろんな表情を目の前に映しながら、心に「楽しい」の種を植えつけ、フロア中に次々と笑顔と熱狂の花を咲かせだす。かわいい笑顔を浮かべて無邪気に歌う姿が、とても眩しい。その輝きに手を伸ばしたくて、観客たちが大きな声を張り上げる気持ちも納得だ。ウキウキした感情が止まらない。いや、Palette Paradeが作りあげたパレードの中、わくわくしたこのときめきをずっと止めたくない。5人と一緒に同じ振りをしながら、青春という名の煌めく景色をずっとずっと描き続けていたい。

  華やかな音頭のリズムが流れだす。『UKIYO-YO ONDO』が始まるのを合図に、場内中の人たちが声を張り上げて躍りだした。誰もが、沸き立つ祭りのリズムに気持ちを乗せ、5人と一緒に「HA! HA! HA! HA!」と声を張り上げる。彼女たちへ向け「HA! HA!」と観客たちが囃し立てるたびに、浮世を吹き飛ばすような景色が描きだされる。途中、盆踊りのリズムに転調してゆくブロックでは、彼女たちと一緒に盆踊りに興じる人たちも登場。「HA! HA! HA! HA!」と声を上げて踊り騒がずにいれない。いいよね、5人の歌に合わせ、いろんな声が沸き上がるこの景色が。心を解き放ち祭り上がるって、きっとこういうこと。最後に、みんなで「HA!!!!!」と言葉を交わしあった瞬間が超絶エモかった。

 MCでは、「パレちゃれ」のことや、今回行った「GPSアートチャレンジ」について説明。同チャレンジを無事に達成したことを報告していた。ひと皮剥けて成長した5人は、この日より新衣装姿で登場していたことも伝えておきたい。

 「もっともっと熱くなってくれますかー!」の言葉を合図に飛びだしたのが、感情をめちゃめちゃアッパーにアゲてゆく超絶加速度HAPPY POP TUNEの『Brand New, Brand New Days!!』。楽しい気持ちが、駆けだす楽曲に合わせてどんどん加速しだす。メンバーも観客たちも身体を小刻みに揺らし、無邪気に、わちゃわちゃとはしゃぎだす。テンションをガンガンに上げてゆくPARTY TUNEに乗せ、このまま楽しさの限界を飛び越え、その先の未知なる世界まで駆け出したい。5人が肩に手を乗せてラインダンスしてゆく様もかわいらしい。彼女たちと一緒に手を振り上げ、ともにこのまま上がり続けたい。

  続く『アイビー』の始まりに合わせ、場内中から熱い声が飛び交いだす。メンバーらは明日を見つめた純粋無垢な少女になり、気持ちを眩しい青春の色に染めあげ、「一歩 また一歩 進むだけだ」と元気いっぱいに『アイビー』を歌っていた。ときに、ネガティブな感情とも向き合いながら。でも、弱い自分を認めることで、5人は胸に抱いた夢を確かな自信に変えていた。一人一人が物語の主人公に気持ちを染めあげ、心の叫びを声に出して思いきり歌う。彼女たちの本音の声に共感した大勢の人たちが、拳やペンライトを高く突き上げ、5人に「ほらいけるさ」と熱いエールを送っていた。

 飛びだしたのが、女の子のきゅんきゅんときめく気持ちを歌った『ときしゅわ!』。この曲にふれ、心が騒ぎだす。彼女たちのしゅわしゅわっと明るく弾け飛ぶ歌声に合わせ、フロア中の人たちも気持ちが弾けるどころか、破裂しそうな感情を思いきり爆発させ、声を張り上げ,熱いエールや口上を5人にぶつけていた。メンバーと観客たちが共に手を高く上げ、一つになる景色も最高だ。落ちサビで思いを告げるように歌う彼女たちへ向け、熱い告白にも似た絶叫の声を上げる観客たち。互いに気持ちをしゅわしゅわしながらはしゃぐ、このひとときが本当にエモかった。最後、「きみがすきだ」の声に、場内中から「俺もー」と声が返すやりとりも、胸アツだ。

 「いくつになっても楽しんでいきましょう」の声を合図に届けたのが、新曲の『おとなだもの』。この曲、初見で触れても一瞬で超祭り上がれる、感情を一気に高揚へ導くアッパチューン。飛び跳ねながら歌うメンバーらの姿も印象深ければ、しっかりメッセージを詰め込んだ歌なのも嬉しい。軽やかにステップを踏みながら華やかに歌い躍るメンバーたちの姿に合わせ、一緒にはしゃいでいたい。「一度だけの人生だからこそ 好きなように生きればいい」。まさに、熱い生きざまを伝えてゆく楽曲だ。一緒に「Hi! Hi!」と声を張り上げ、気持ちを一つに盛り上がれるように、これからのライブでも一体感を持った熱狂の景色を描いていきそうだ。

  MCでは、新曲の『おとなだもの』について、「大人だからこそ輝こう。大人だからこそ楽しんで一緒に楽しい時間を作っていこうをテーマにしている」と語っていた。

 「苦しいことや上手くいかないことも経験しながら成長してこれたと思います。これからも、一つ一つの曲を大切に届けていきます」の声に続いて、弱い自分を振り切るように力強く歌ったのが、『シャイガール』。彼女たちはこの曲を通して、自分のシャイ(負けそう)な気持ちを奮い立て、なりたい自分になることをと力強く宣言するように歌っていた。心の奥から沸き立つ熱い気持ちを力強く歌うからこそ、その声に触れた人たちも、同じように気持ちが熱くなれる。それが、嬉しい。凛々しく、力強く、自身の生き様を肯定するように歌う姿へ、大勢の人たちが同じように気持ちを重ね、心を熱くしていた。落ちサビでは、痛い心模様を叫ぶように歌う様も登場。「一歩踏み出せ」と、なりたい自分へなるために力強く歌う姿に、変わろうとする5人の意志の強い歌声へ、大勢の人たちが拳やペンライトを振り上げてフレフレとエールを送っていた。

  さらに勢いと、気持ちのレベルやテンションを上げるように、5人は言葉のひと言ひと言に思いと力を込め、「フレフレうるさいな もう頑張ったんだよ」と『フレフレ』を歌っていた。負けそうな自分自身に押しつぶされそうになる気持ちを、5人とも笑顔で「フレフレ言わないで期待しないでよ」と歌う。その姿が愛らしい。だから、その笑顔に手を伸ばしたくなる。
  彼女たちは一つ一つの楽曲へ、今の自分たちの"頑張る"心模様を投影してゆく。真っ直ぐで力強い歌声に励まされ、一緒に心へ元気をチャージしていける。だから、Palette Paradeのライブに惹かれてゆく。

 心地よい、でも気持ちを熱く騒がせるマーチングのリズムに乗せ、楽曲が一気に華やいだ。彼女たちは「18歳になったら」と歌いながら、いつまでもずっと変わることない真っ直ぐな青春模様を、『PAREDE』に乗せて届けてきた。舞台の上で無邪気にはしゃぐ彼女たちへ向け、場内中からも叫ぶ声が上がり続ける。途中には、生声で歌いながらパフォーマンスしてゆくメンバーらにあわせ、同じ振りをして楽しむ人たちも登場。セリフの部分では、心の本音を吐き出すように早口で語りだす彼女たちの思いや姿に視線が釘付けになっていた。
  このパレードは、終わることを知らない。いや、5人と一緒に夢を追いかけ続ける限り、このパレードはけっして終わらない。これからも5人がチャレンジを続ける姿を側で見つめ、エールを送り続ける経験を重ねながら、ともにこのパレードを、もっともっと大きくしていきたい!!!!!

 「描いた未来が 光景が 例え叶わなくても」の歌声を合図に、5人は『未来図』に登場する女の子に気持ちを染めあげ、目指した未来に向かって、強い意志を抱いた歌声を高らかに響かせていた。その姿をつかみたくて、フロアで大きく飛び跳ねる人たちも誕生。弱虫な心を奮い立て、力強く立ち向かうその姿と張り上げた歌声に、魂が熱く奮い立つ。落ちサビでは、メンバーらへ向けてフロア中から熱いケチャが起きていた。眩しくて、純粋で、痛いほど真っ直ぐな5人の姿に、思いきり手を伸ばさずにいれない。「僕の夢は僕にしか叶えられない」と歌いながら彼女たちが夢をつかもうと伸ばした手へ、一緒に思いの手を寄り添え、その夢を共につかみたい気持ちになっていた。

 「みんながいるから私たちは頑張れるし、ステージに立つことができます。これからも一緒に、もっともっと大きい夢を叶えていきたいです」。
  
 Palette Paradeが最後に力いっぱいに届けたのが、『gemmy day』。5人は、ここからまた新しいパレードを始めようよ。君と一緒なら新しい世界へきっと踏み出せるからと、熱い誘いをかけてきた。Palette Paradeがこの空間に作りあげたパレードは、僕らに勇気と元気と,未来が輝きながら待っていることを伝えてくれた。彼女たちが、あえて試練とも言うべき「パレちゃれ」を続けるのも、苦しみの先にキラキラと輝く景色が待っているのを何度も体験してきたからだし、目の前に広がる景色が次第に大きくなることを知っているから。だから一つ一つの楽曲を、彼女たちは自信を胸に、真っ直ぐで熱い思いにして歌っている。その力を心へチャージしたくて、僕らもPalette Paradeのライブに何度も足を運びたくなる。メンバーと観客たちとの熱いやりとりも胸に熱い。5人と一緒に大きく手を振り上げて飛び跳ねる、この瞬間が最高に楽しいから、このパレードをずっと続けていたい!!!!!

 最後に彼女たちは、ここにいる一人一人へ感謝の言葉を述べていた。その上で、最後に5人が描きあげた「GOSアート」を披露。5人が描いたのが、以下の文字。
  中野小陽が「国」。葵うたが「ツ」。白川千尋が「一」。森月音羽が「ア」。比嘉ゆめのが「全」。つまり身体を張って「全国ツアー」を行うことを発表したわけだ。さらに、EP/アルバムリリースの決定も発表になった。これからのPalette Paradeの展開が、ますます楽しみになってきた。


LIVE

PHOTO:山本春花
TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


アー写

『おとなだもの』
https://on.soundcloud.com/qNZP7


セットリスト

『起きて笑おう果報者』
『スタートライン』
『スプラッシュアンカー』
『UKIYO-YO ONDO』
『Brand New, Brand New Days!!』
『アイビー』
『ときしゅわ!』
『おとなだもの』
『シャイガール』
『フレフレ』
『PARADE』
『未来図』
『gemmy day』

SNS

https://paletteparade-idol.com/
https://twitter.com/O_PaletteParade

 

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