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2023.04.11
恋情アークライト

恋情アークライトの歌う乙女の揺れ動く心模様、もっともっとその奥まで入り込み、その本心をのぞいてみたい。 「ガルポライブショー」 恋情アークライト編

 3月29日(水)、秋葉原パームスを舞台に「Galpo! Live Show Vol.21」が行われた。出演したのがwqwq/Plumelt/セプテントリオン/蛍/恋情アークライト/CURTiA/純真アムレット/Fragrant Drive。
  この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
 ここでは、恋情アークライトのライブの模様をお届けします。                      


恋情アークライト

 「あなたの恋に激情を与えるアザトカワイイ女の子たち」こと、恋情アークライト。彼女たちのライブは、メンバーたちの歌声から始まる『フロリゲンの悪戯』から幕を開けた。この日は3人でのライブになったが、一人一人が強い意志を込めて歌うからこそ、その声はしっかり鮮やかな花を咲かせていた。その歌声の花は、「僕はここでしっかりと意志を持って輝こうとしているよ」と伝えているようだった。スカートの裾をなびかせ、メンバーたちは、舞台の上を軽やかに舞い踊っていた。その姿は、ときに咲き誇る花のようであり、ときに甘い蜜(誘い)を求めて飛び回る蝶のようにも見えていた。

  メンバーたちは、甘く囁くような歌声を魅力に、巧みにファルセットも混ぜ合わせ『知りすぎてからの恋はムズい』を歌っていた。清楚でおしとやかな表情も見せながら、でも、ときどき声を張り上げて歌うたび、そこから乙女の揺れ動く心模様が見えていた。一人一人の歌声の色を味わえるのも、この曲の魅力。乙女の感情の揺れに合わせ、声にもいろんな色の表情が映し出される。それも、嬉しい見どころになっていた。

 哀切な香りも抱いたメンバーの歌声から始まったのが、『コイタビビト』。しっとりとした表情から幕を開けた楽曲は、メンバー一人一人が歌を紡ぎながら、恋する女の子の心模様に鮮やかな色を塗り重ねてゆく。一つ一つ歌声の色が塗り重なるたびに楽曲自体も存在感を増せば、3人の歌声が描いた乙女の恋心が感情を揺さぶるドラマとなり、心を揺さぶっていた。乙女の秘めた切ない恋心を、彼女たちは思いを零すように歌っていた。その壊れそうな淡い歌声に、気持ちがスーッと引き寄せられていた。

  ふたたびこの空間にカラフルな色の音符を振りまくように、最後に恋情アークライトは『ヒミツノハナシ』を歌唱。恋にときめく女の子の心情を、相手に伝えたくても伝えられないもどかしさを持って。でも、ときめいた気持ちを抑えられず、沸き立つ思いを真っ直ぐにぶつける姿に胸がキュンと鳴った。「君に恋をしているなんて絶対に言えないから」と彼女たちは歌っていた。それは、僕らも同じ。そんな風に思いながら、身体を揺らし、恋情アークライトのライブに触れていた人たちもいたのでは…。彼女たちの歌う乙女の揺れ動く心模様、もっともっとその奥まで入り込み、その本心をのぞいてみたい。


ライブ

PHOTO:大野 
TEXT:長澤智典

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GALPO! LIVE SHOWはこちら
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