FEATURE

2023.09.21
ラビットビット

「ラビットビット1周年ワンマンライブ!」レポート!

 結成から、ちょうど1年。ラビットビットが、五反田 G2舞台に「ラビットビット1周年ワンマンライブ!」を行った。チケットはSold Outを記録。当日の模様を、ここにお伝えしたい。@


 これまでの歩みを映し出したHISTRY映像やメンバーの意気込みコメントの上映に続き、10からのカウントダウンがスタート。3.2.1.0の数字にあわせて、メンバーらが舞台袖から熱く煽りだす。 フロア中から轟きだした熱い声とSEへ誘われるように、メンバーたちが勢いよくステージ上へ飛びだした。


  ライブは、場内に最初から猛暑以上の熱風を吹きつけるように『Sparkle stage!!』からスタート。とても愛らしくてつかみのある楽曲だ。それ以上に、舞台の上でピョンピョン飛び跳ねる5人のチャーミングな姿にハートが釘付けだ。コールパートでは、有栖かえでがコールボードを手に観客たちにアピール。でも、ここにいる人たちの大半はコールを熟知しているようで、推しメンに向けて熱い声をぶつけていた。笑顔でピョンピョン飛び跳ねる彼女たちの姿が、ハートを幸せの色に染め上げる。フロアでも、5人と一緒に飛び跳ねる人たちも登場。「Oh!Oh!Oh!」と声を掛け合う様に触れ、胸が熱くなる!!!!!

 

 超絶BPMの速いデジタルなダンスポップチューン『必殺!マジカルパンチライン』の登場だ。5人の愛らしい煽りにあわせ、フロアではカラフルなペンライントの輝きが大きく揺れ動けば、彼女たちへ向けて熱情したコールが飛び交っていた。この曲では白露れながコールボードを手にして、観客たちにアピール。舞台の上をめいっぱい使い、ピョンピョン飛び跳ねるメンバーたち。真樹冴歌がラップで煽る場面も登場。その姿も、かなり刺激的だ。熱狂へ導く歌のパンチを連打され、気分もアガり続ける。最後のコールボートにあわせたコールも、フロア中を熱く染め上げていった。

 

 真樹冴歌の掲げたコールボードの文字にあわせ、フロア中から飛び交う熱い声・声・声。11月1日より配信リリースも決定。カラフルな音をまき散らし爆走する『Hayabusa spirits!!』に乗せて、5人は凛々しく攻めた声を魅力に、「拳あげろ 叫んでゆけ」と力強く声を張り上げながら観客たちを煽り続ける。テンション高く歌い躍る横で、真樹冴歌がコールホードをめくっていた姿にも、つい目が向いてしまう。途中、みんなでクラップをしながら気持ちをアゲれば、「拳あげろ 叫んでゆけ チャンスをつかんでいけ」の言葉へ煽られるように、フロア中から「うりゃ! おい!!」と野太い声と数多くの拳が突き上がる。彼女たちはたくさんの拳を翼に変え、未来へ向かって羽ばたいていった。

 


 ここで、メンバーが一言ずつ意気込みを述べだした。

  「1周年ということで、本当に早かったような、長かったような1年でしたが、本当にみんなのおかげですごく幸せな1年でした。今日のライブ、目に焼き付けてください」(桃絵ありさ)


 「1年間の集大成をここで披露できればいいなと思っています。そして、2年目に向けての始まりになりますので、みなさんいっぱい盛り上げて楽しんでいってください」(真樹冴歌)


  「今日で1周年ということで、あっと言う間でした。これからのラビットビットがもっと楽しみになって、もっと大好きでいたいと思える1日にしていきたいと思います」(有栖かえで)


  「ラビットビットの1年という長くて短いこの時間を一緒に過ごすことが出来てとてもとても嬉しく思います。これから2年目のラビットビットに突入していくんですけど。これからもたくさんみんなと一緒に想い出を作っていきたいなと思います」(白露れな)


  「ここまでメンバーをしっかりと引っ張ってこれたか?!と聞かれたら、ちょっと頼りなかったけど。2年目は、もっと厳しく引っ張っていこうかなと思っています。リーダーとしての1年間、本当にいろんなことがありました。みなさんのおかげでここまでこれたので、今日を最高にして、2年目のラビットビットに繋がる1日にできたらなと思っています」(神志名和音)

 


 次に披露した『straight!!』では,MV撮影を実施。この曲はラビットビットが初ライブで最初に披露した思い出深い楽曲。それを、LIVE MV化するのが嬉しい。


  
 『straight!!』のイントロが流れた時点で、フロア中から熱いMIXが飛びだせば、テンション高く爆走する楽曲に乗せ、メンバーたちも「新しい世界へ飛び込んでいこう」と、歌詞に綴った思いを真っ直ぐに伝えようと希望を胸に凛々しい声を響かせていた。高ぶる気持ちのままに歌う姿へ触れていると、同じように感情を熱く染め上げたくなる。間奏では、舞台の上で踊る5人に向かって熱いコールが飛び交う。今へ至るまでにも、苦しいことや思い悩んだこともいろいろとあっただろう。それでも5人は、掲げた夢に向かって走り続けてきた。「straight! 君の本気は 誰も曲げられない」と歌う彼女たちの姿を見ながら、力強く、気持ちをストレートにぶつける姿に触れ、同じように気持ちを高ぶらせずにいれなかった。フロア中から、たくさんのペンライトや拳が突きあがる。彼女たちはわかっている、「君」という存在がいるからこそ、自分たちも輝けることを。その思いを、5人は舞台の上からぶつけていた。最後に観客たちが、歌い終わったメンバーらに向け「愛してる」と返した叫び声も、とても印象的だった。

 


 後半戦は、この日が初披露となる新曲の『Growth!!』からスタート。今までのラビットビットにはない曲調であり、ダンスが激しい曲と事前に説明。タイトルへ記した「成長」の意味のように、この曲は「これまでの成長と、これからの成長を繫ぐ曲として誕生した」ことを語っていた。イントロが流れる前に、フロアから「このフォーメーションは?」と飛び出した声に向け、神志名和音が「まだ知らんやろ」と突っ込んでいた場面も印象的だった。

 

  『Growth!!』は、冒頭から荒くれた音が雪崩のように押し寄せる、攻めた表情を全面に押し出した激しく躍動する楽曲。メンバーらの歌声も弧を描くように高揚しだせば、パフォーマンスもかなりダイナミックだ。高真樹冴歌が熱いラップで煽れば、サビではメンバーと観客たちが共に拳を突き上げ、一緒に絶頂へ向かって上がり続ける。初見にも関わらず、観客たちは即座にノリをつかみ、声を張り上げ、熱情的な楽曲へさらに熱を加えていた。とても力強い、感情の内側から熱くさせる楽曲だ。気持ちを奮い立てる刺激的な言葉の一言一言が胸に刺さるのも嬉しい。サビでは5人に向かって、フロア中の人たちが「Oi!Oi!Oi!Oi!」と声をぶつける場面も登場。『Growth!!』は、これまでのラビットビットにはなかった、激しくハードに攻める強烈なダンスロックナンバーだ。落ちサビを有栖かえでが担当。たとえ失敗しようとも、5人はすべての経験を未来へ向けて繋ぎ、掲げた思いを明日へと紡いでゆく。ラビットビットの中へ、ライブで熱狂を生み出すアンセムソングが誕生した。

 

 ラビットビットが最後にぶつけたのが、『エンドレスダンス! 』。ノリノリでパワフルな楽曲に乗せ、キュートな仕種を見せながら、5人が舞台の上ではしゃぎだした。サビでは、彼女たちが大きく振る手の動きにあわせ、観客たちも同じように大きく手を振る場面も誕生。ステージの上でわちゃわちゃとはしゃぐメンバーらに向け、フロア中から途切れることなく響き渡る熱いエール。この曲では、神志名和音がコールボードを担当。5人と観客たちが「ぱっぱら ぱやぱや」と一緒に祭りあがる景色が最高だ。どんどん上がり続ける熱情。ここに生まれたダンスは終わらない。この場から音が消えるまで踊りが止まることはない。たとえ音が止まっても、心の中であの音と熱狂は、鳴りやむことなく響いていた。

 


 メンバーらがふたたび舞台へ。MCでは、1周年を振り返ってのトークを実施。さらに、メンバーらが一言ずつ感想の言葉を述べだした。

 

 「この1年間応援してくださってありがとうございます。デビューライブのときからそうだったけど。ステージに立つのも初めてだったし、アイドルとして経験することって全部が全部初めてのことばかりで、右も左もわからないまま1年間突っ走ってきました。ちょっと悩んだときも、みんなのツイートや、会いに来てくれたときの言葉や、配信でかけてくれる優しい言葉に、ホントめちゃくちゃ支えられてここまでやってこれました。みんながいなかったら、すぐにあきらめていたと思います。2年目も優しくしてください」(真樹冴歌

 「アイドル活動が初めてで、歌もダンスもぜんぜん経験がなくて、全部1からで、つらいこともたくさんあったんだけど。でも、みんながいたから頑張ってこれたし、みんなのおかげで1周年を迎えられて、ほんとに嬉しいです。たくさん応援してくれてありがとうございます。2年目ももっともっと頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」(桃絵ありさ)

 「1年目は、まだ学生だったんですよ。実習で思うように活動できずに、2回ほどお休みをいただいた期間があって。それが悔しかったところがあって。ミュージカルも学校の授業であったんだけど。そのときは、本当にどっちもいっぱいいっぱいになっちゃって。どっちも上手く出来ないし、どうしようと思ったときも、メンバーや、声をかけてくださるファンの方々に救われたところもありました。1年目は、ファンの方からわたしがいっぱいいろんなものをもらったので、2年目はみんなにいっぱい恩返しできたらなと思っています。つらいときに会いにいきたいなとか、少しでも思ってもらえる存在になれるように、もっともっと頑張ります」(有栖かえで)

  「この1年、わたしにとって本当に初めてのことばっかりで、ダンスや歌のレッスンも、ライブや特典会も全部が初めてでした。1年前にデビューして、ビラ配りを始めたばかりのとき、自分で動けなくなることがあって、そのときにメンバーが支えてくれました。ビラ配りでラビットビットを見つけてファンになってくれた方もたくさんいると思います。あの頃は、何も出来なかった自分がいたんですけど。そんな中でメンバーやファンの方々にたくさん支えられて、今、1周年という一つの区切りになる日を迎えることが出来て、こんなにもたくさんのお客さんに観に来ていただけて、とっても嬉しいです。2年目は、もっともっとラビットビットの一員として、アイドルして成長できるようにいっぱいいっぱい頑張るので、これからも目を離さないでください」(白露れな)

  「わたしは、ラビットビットのリーダーとして1年間駆け抜けてきました。人と人ってさ、難しいじゃない。やらなきゃわかんなかったりさ、どこまで言ったらいいんだろうとかさ、嫌われちゃわないかなと考えてしまうことも多かったです。人間どうしだからこそ難しいこともあるし。だからこそ助けられた場面も多かったです。ほんと、いい事務所に入れて良かったなと思います。こんなにも恵まれた環境でアイドルとして活動できるって、ほんと少ないと思います。いい事務所に巡りあえて、いいメンバーに巡りあえたなってすごく思います。みんな、こう見えていい子なんだよ。わたし、リーダーとしてけっこうきつく言っちゃうのね。心を鬼にして。甘やかしてもしょうがないなと思って。でも、きつい言葉を言っても嫌いにならないでくれて嬉しいです。
  ファンの方たちも、どんなに迷惑かけてもついてきてくれるしさ、ありがとうみんな、ほんとに。今日初めて来たよって人も本当にありがとう。2年目以降も停滞せずに、成長し続けられるグループにラビットビットをしていきたい思いが一番強くて。そのためにわたしたち、楽しいライブ作りを頑張るんですけど。やっぱり集客も、続けてゆくうえで大事になります。私たちは、会いに来てくれた人のために楽しいライブをすることしか出来ないんです。だから、来れるんだったら絶対に会いに来てほしいです。約束してくれますか?!みなさん、これからラビットビットが成長し続けていくために、私たちも、みなさんの応援に巻けないように一生懸命が張りますので、みなさんもたくさん応援してほしいです」(神志名和音)

 


  「これからも成長し続けるラビットビットを目に焼き付けてください」(神志名和音)の言葉を合図に、アンコールでは、ふたたび新曲の『Growth!!』を披露。冒頭から激しくパワフルに攻める楽曲に気持ちを乗せた5人は、胸から込み上げる熱い高ぶりを、凛々しい声に乗せてぶつけだした。とても攻めたパフォーマンスだ。真樹冴歌のラップも、言葉の一言一言が刺激を持って胸に突き刺さる。彼女たちは「失敗も限界も超えてゆくから」と、自分たちの気持ちを奮い立てるように歌っていた。フロア中からも、「Oh!Oh!Oh!」と声を張り上げ、拳を突き上げる景色が誕生。サビでは「まだまだ飛べるのかみてみたいんだ」と歌いながら気持ちを奮い立て、5人は明日をつかもうと力強く腕を振り上げていた。かわいいラビットビットも魅力的だが、凛々しい姿でメッセージを突きつける攻めた5人の姿から、2年目のラビットビットの新たな可能性を感じていた。失敗も限界も超えていくその先でどんな景色をつかむのか、楽しみにしていたい。

 

  彼女たちは立て続けに、ふたたび『Sparkle stage!!』を歌唱。有栖かえでの掲げたコールボードに記した言葉にあわせ、フロア中から飛び交う熱いコール。メンバーたちが、舞台の上でわちゃわちゃとはしゃぐ姿も愛らしい。真樹冴歌と神志名和音が一緒に巨大なハートマークを両氏で作っていた様も、胸をキュンとさせた。輝く音を振りまきながら駆け上がる楽曲へ飛び乗り、一緒に上がるところまでアガっていきたい。愛らしい表情と仕種で舞台の上をピョンピョン飛び跳ねる姿が、とてもチャーミングだ。そのまま軽やかにステップを踏みながら、次の景色まで飛んでいきたい。「この道の先にきっと大きな幸せ」が待っている。その言葉を信じた5人とフロア中の人たちが、その景色をつかもうと、ピョンピョン飛び跳ね、「Oh!Oh!Oh!」と声を張り上げていた。

 


 止まぬアンコールの声を受け、メンバーらが舞台へ。最後の最後にラビットビットが歌ったのが、『エンドレスダンス! 』。メンバーもフロア中の人たちも、すでにテンションはMAX状態だ。この曲の間、フロア中からはずっと熱いコールやMIXが飛び交い続けていた。神志名和音の掲げたコールボードに合わせて飛び交う熱い声・声・声。この熱狂は止まらない。いや、その熱をこのまま2年目のラビットビットへ繫いでいこうじゃないか。「イエッタイガー」のコールをラストスパートに。最後の最後までしっかりと祭り上がっていった。この熱狂をもっともっと膨らませながら、最強の2年目になるように一緒に繋げていこうじゃないか。

 

2


TEXT:長澤智典


セットリスト
『Sparkle stage!!』
『必殺!マジカルパンチライン』
『Hayabusa spirits!!』
『straight!!』
『Growth!!』
『エンドレスダンス! 』
-ENCORE-                                        
『Growth!!』
『Sparkle stage!!』
-W ENCORE-
『エンドレスダンス! 』

SNS

https://x-linker.jp/
https://twitter.com/rabbitbit2022

 

1
 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.12.16
イベント情報
最新記事更新日 2024.11.19
ガルポ!ズ INTERVIEW