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2023.04.30
君とセレンディピティ

淡い乙女心を歌う姿は、今の5人にとても似合う歌の制服だ。 「君とセレンディピティ 2nd ワンマン LIVE 〜みんなのことが大好きだ!〜」ライブレポート

 君とセレンディピティが、4月24日(月)に渋谷WWWで通算2回目となるワンマン公演「君とセレンディピティ 2nd ワンマン LIVE 〜みんなのことが大好きだ!〜」を行った。


 暗くなった場内に映し出されたのが,メンバーらが「大好き」と口にした姿。大声で叫ぶ人から、優しく呼びかけるメンバーまで、そこからも各自の個性が見えてきた。最後に全員で「みんなのことが大好きだー」と声を上げるのを合図に、『KIMISERE OVERTURE』(SE)が流れだした。メンバー紹介の映像を背景に、観客たちの鳴らす手拍子へ導かれ、メンバーたちが舞台へ登場。

 ライブは、この空間に眩しい輝きを降り注ぐように『人生はBeautiful!!!』からスタート。イントロが流れた時点で、フロア中から野太い声が響き渡る。メンバーが代わる代わる歌うたびに、野太い声の圧が上がり続ける。サビ歌で5人に「やっぱ好きなんだ」「君じゃなきゃ駄目なんだ」と歌われたときには、フロア中に咲いた数多くの白いサイリウムの光の花が大きく揺れれば、サビ歌終わりには、フロア中から熱いMIXが飛び交っていた。終盤、メンバーの歌にファンたちが声を掛け合う場面も登場。「このまま一緒に夢をみよう」の歌詞ではないが、今宵は5人と一緒に、ずっとずっと夢の物語に浸っていたい。だから落ちサビでも、ロマンチックな心模様で歌う彼女たちに、熱いクラップやケチャが捧げられていた。

  「まだまだ行くよー」。さらに勢いよく駆けだすように『チャンスは廻る』へ。愛らしい声と清楚な乙女の姿で踊るメンバーたちの姿が、太陽の輝き以上に眩しい。純白の衣装に身を包んだ5人は、まるで"楽しい"熱に誘われて天から舞い降りた天使たちのよう。というのは言い過ぎか「チャンスは廻るものだから」と、スカートをくるくるなびかせて歌う彼女たちの姿を見ていたら, ときめきが止まらなくなっていた。彼女たちと一緒に「チャンスは逃げはしないから」「叶えられる、そう信じて」と心の中で歌いながら、大きく手を振り、胸キュンなひとときに嬉しく溺れていた。

  メンバーたちの「ラララ」の歌声を合図に飛び出したのが、甘い乙女心を覗かせる『君といつまでも』。「君がいるから僕が今、幸せ感じられてる~君のこと大好きだから」と歌う彼女たちの言葉を、素直に受けとめたくなる。友達以上恋人未満な、そんな関係でも構わない。5人の甘えた歌声に触れていたら、素直にその願いを受け止め、心でギュッと抱きしめたくなっていた。淡い乙女心を歌う姿は、今の5人にとても似合う歌の制服だ。終盤にメンバーが叫んだ「大好きだからー」の声に触れ、気持ちがめっちゃ胸熱だ。ともに声を上げ、左右に大きく手を振りながら、この時間を、いつまでも一緒に過ごしていたい。


「今日は私たちから、みなさんへ「大好きー」の気持ちをお届けできるように、愛たっぷり、幸せたっぷりの時間にしますので、みなさん、愛される覚悟をしておいてください」のMCも、愛満載で嬉しいじゃない。


「君センのことが?」「大好きだー」とメンバーとファンたちとのやりとりを合図に、場内に時計の鐘の音が鳴り響きだす。厳かな雰囲気の音が流れだす場内。飛び出したのが、『ファントム』。ゴシック&ダークでシンフォニック/スリリングながらも熱情した歌が交錯。嬉しく胸を奮わせる楽曲だ。秘めた力強さや情熱を、5人は凛々しい声を響かせて伝えてきた。かわいく清楚な彼女たちにもぞっこんだが、かわいい笑顔や仕種の裏に潜む熱情した心模様も、嬉しい意外性を持った表情として見えてきた。


  ここからは、「君セレ春の歌謡音楽祭」と題したコーナーへ。あらかじめ、メンバー一人一人にカバー歌唱してほしい楽曲を提示。彼女たちが、与えられた曲をどれだけ自分のものにしてきたのか、その成果を、それぞれに選んだ衣装を身につけて披露してゆく。音楽祭ということで、最後には、勝者も決定する形で進められた。

  トップで登場した劉甜が歌ったのが、松浦亜弥の『Yeah!めっちゃホリデイ』。劉甜は、観客たちを煽る時点で、完全に気持ちや声色を”あややモード”に染め上げてせまれば、歌唱中も完全に松浦亜弥に成りきっていた。でも、歌っているときよりも、煽り声など、歌以外のところの物真似のほうが"あやや"していたところから、劉甜のこだわりぶりも見えてきた。

  石橋ななが歌ったのが、BoAの『VALENTI』。あえて暗い照明の中、彼女はミステリアスな雰囲気を醸しながら、2人のダンサーを従え、凛々しい姿で歌っていた。多少のピッチの甘さも味にしながら、石橋ななは妖しい色気も魅力に、情熱的に歌い踊っていた。 

  石川さゆりの『津軽海峡冬景色』を歌ったのが、櫻井みお。まさかの演歌という驚きもありなからも、本人は着物姿で、赤い番傘を差しながら、恋に破れた寂しい女性になりきり、胸の内で想い慕う人に届くようにと、巧みに声にも抑揚をつけながら歌っていた。途中には、物語を演じるように演者を招き、彼女なりの解釈で歌の世界にドラマを描き出していた。

  野田陽菜乃は、PRINCESS PRINCESSの『M』を歌唱。。彼女も、切ない乙女心を切々と歌いだす。愛しい"あなた"への想いを、歌声の手紙を通して届けるように最初は切々と。でも、ときに声を張り上げるなど、気持ちが揺れ動くままに歌いあげていた。

  最後に登場した世名城るいは、ヒロシ&キーボーのデュエット曲『3年目の浮気』を、歌唱。デュエット相手が、このデュエットオーディションを勝ち抜いたファンの男性。まさかのファンとデュエットというのも斬新だが、きっとデュエット相手の男性は、天にも昇る気持ちだったのではなかろうか。良い意味で素人感のある男性の無骨な歌へ寄り添うように。でも、巧みにリードしながら世名城るいは歌っていた。その様から、彼女の歌い手としての度量が見えてきた。

 5人が歌い終わり、さっそく審査へ。結果は、PRINCESS PRINCESSの『M』を歌った野田陽菜乃が、審査員全員の票を獲得して優勝。本人は無邪気に喜んでいた。


  着替えを終えたメンバーらが、ふたたび舞台へ。ここからはふたたび、君とセレンディピティのライブへ。と言っても、すでに本編も終盤戦。最後に届けたのが、新曲の『好きだ!好きだ!大好きだ!』。歌う前に、サビの振りのレクチャーを実施。そのうえで5人は、「好きだ!好きだ!大好きだー!!」と叫びながら『好きだ!好きだ!大好きだ!』を歌いだした。愛しい君のことを思い浮かべながら、この気持ちが届くようにと5人は愛らしい表情と仕種で歌を届けていた。「好きだ好きだ君のこと~好きで好きで苦しいよ」と、5人は、恋しくて苦しい胸の内を、でも、愛らしい表情で歌っていた。君とセレンディピティの中に、またも胸をキュンと嬉しく締めつける、ハートを射抜くラブリーな歌が誕生した。


  アンコールの最初に届けたのが、『翼』。この曲は撮影OK。フロアのあちこちでスマホにライブの模様を収めていた人たちがいたように、ぜひSNSでエゴサしてほしい。愛らしく清楚な表情と優しい声で『翼』を歌う5人の姿を目にできるはずだ。


  ここで、先に歌った『翼』を日本コロムビアより1stEPとして配信リリースを発表。さらに、9月より東名阪ツアーを行うことも伝えてくれた。


  最後の最後に、「君が好きだー」「大好きだー」と叫びながら、ふたたび新曲の『好きだ!好きだ!大好きだ!』を歌唱。一人一人が歌うたびに、フロアから飛び交う熱いメンバーコール。サビでは、メンバーとフロア中の人たちが、"好きで好きで大好きな気持ち"を熱情した空気の中で分かち合っていた。彼女たちの甘い、無邪気な表情に触れていると、「好き」の気持ちがどんどんカラフルに色づいてゆく。心を苦しめるのも恋心だが、魂を熱く燃やすのも恋心。また、ライブで5人と「好き」の気持ちを互いに打ち抜き愛(あい)たい!!!!!


LIVE

PHOTO: saru
TEXT:長澤智典

 

セットリスト
『KIMISERE OVERTURE』(SE)
『人生はBeautiful!!!』
『チャンスは廻る』
『君といつまでも』
『ファントム』

~君セレ春の歌謡音楽祭~
『Yeah!めっちゃホリデイ』【劉甜】
『VALENTI』【石橋なな】
『津軽海峡冬景色』【櫻井みお】
『M』【野田陽菜乃】
『3年目の浮気』【世名城るい】

『好きだ!好きだ!大好きだ!』
-ENCORE-
『翼』
☆ご報告映像☆
『好きだ!好きだ!大好きだ!』


★インフォメーション★

東名阪ツアー決定!
●9月9日(土)今池3STAR(名古屋)
●9月24日(日)梅田Zeela(大阪)
●10月2日(月)新宿ReNY(東京                                      

サブスク解禁!
2023年4月26日、日本コロムビアより君とセレンディピティ、メジャーデビュー!
1st Digital E.P.「翼 EP」リリース!


SNS
https://lit.link/kimisere
 

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