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今は気持ちが弾むままに踊り騒げばいい。何故なら、楽しい衝動は誰にも止められないのだから。 「Galpo! Live Show Vol.20」ライブレポート Lycoris Radiata編
2月22日(水)、秋葉原パームスを舞台に「Galpo! Live Show Vol.20」が行われた。出演したのが、emiu/未ダ、君ヲ推セズ。/Lycoris Radiata/wqwq/たまプリ/きみとのワンダーランド/RURUDiA/1461日のクレシドラ/ミルフェリーチェ。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
ここでは、Lycoris Radiataのライブの模様をお届けします。
Lycoris Radiata
若干の違いはありながも統一した衣装のグループが多い中、それぞれの個性を際立たせた衣装姿なのが嬉しい。冒頭からLycoris Radiataは、この場にいる人たちを、ワクワクやときめきが待っている世界へ一瞬で連れだした。彼女たちは胸弾む気持ちを未来へ駆けだす原動力に、愛しい"きみ"への思いを、胸をキュンキュン弾ませながら『恋空日和』に乗せ歌っていた。たとえそれが夢や妄想でもいい。ハートを埋めつくした"きみ"へのドキドキに嘘をつきたくはないからこそ、彼女たちは心弾むままに笑顔で歌っていた。
激しいギターサウンドに乗せて楽曲が駆けだした。彼女たちは力強く疾走するロックナンバーの『青春プライド』をカンバスに、みずからの身体をキラキラ輝く絵筆にしながら、眩しい青春という物語を描きだしていた。たとえそれが、背伸びした思いでもいい。熱い青春の香りを気持ちが求め、その景色の中でみずから輝けるのなら、胸をときめかせ、思いきり恋心(大切な人への思い)をぶつけるように歌えばいい。もちろん、その相手はここにいる"きみ"たちだ。
めちゃめちゃに、わちゃわちゃと気持ちをはしゃがせる『ギミレパ』の登場だ。彼女たち自身が眩しいヒロインになり、青春という景色の中で輝いていた。弾けたホップコーンのようにカラフルで華やかな楽曲だ。それ以上に、舞台の上で全力の笑顔ではしゃぐ3人の眩しい姿に刺激を受け、一緒に身体を揺らしていたい。理屈も屁理屈も全部投げ捨て、今は気持ちが弾むままに踊り騒げばいい。何故なら、楽しい衝動は誰にも止められないのだから。
最後に歌った『No Limit』でもLycoris Radiataは、見ている人たちをずっと眩しい青春の景色の中へ閉じ込め、夢見る楽しさを仲間たちと一緒に分かち合っていた。彼女たち自身が、描いた未来の景色に夢を馳せていた。いや、この場で自分たちが輝くことを全身で、全力で謳歌していた。だからズーッと笑顔でいられた。この楽しさだけを連れて、彼女たちと一緒にキラキラした世界でこのまま輝き続けていたい。
PHOTO:菊島明梨
TEXT:長澤智典