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2023.02.20

kimikara（きみから）

「君に伝えたいわたしの声を君も聞かせて未来へと響け」。駆け出したこの気持ち、もう止めたくないし、止められない。 kimikara（きみから）デビューライブ公演レポート

　「こんなにも世界が輝くのは、君がいるから」のキャッチコピーと、メンバーたちのヴィジュアル姿を目にしたとき、その言葉を信じてみたくなった。だから、彼女たちの「お披露目ライブ」に足を運ばずにいれなかった。

　メンバーは、白石なこ・星宮ほの・西野あみ・月詩あす・日色ゆい・雨宮さゆ・桃瀬るる。先にグルーフの紹介を公式の文章を転載する形でお届けしたい。

「こんなにも世界が輝くのは、君がいるから kimikara（きみから）
「You & Me Songを世界中に届けたい」をテーマに君と私の赤裸々世界を歌い表現する7人組アイドルグループ。ドキドキさせる多彩な楽曲とストーリー性の高い舞台のような振り付けで君を魅了しちゃいます！」　　　

　　
　あなたは，その言葉から、どんなイメージを想像するだろうか。楽曲の制作およびプロデュースを、I'mew(あいみゅう)を仕掛けるWicky.Recordsが手がけている。利根川貴之を筆頭に同レーベルに所属する作家チームは、これまでにも数多くのアイドル曲を手がければ，、次々とヒット曲も生み出しているWicky.Recordsがkimikaraの曲たちを手がけているように、楽曲面では、すでにお墨付きをもらったようなもの。あとは、彼女たちと一緒に、どんな物語を描いていけるか…。

　
　ここからは、「お披露目ライブ」公演の模様をお伝えしたい。

　メンバー紹介の映像に続いて流れだした、カラフルなSE。舞台の裏で上げたメンバーらの気合を込めた声がフロアにも響いてきた。

ライブは、"君と僕との物語をこの場から描き始めよう"と誘いかけるように、『You ＆ Me Song』からスタート。この日は、マスク越しなら声出しOKという理由もあり、フロアからは早くもMIXが飛び交いだす。メンバーたちは眩い笑顔で、”走り出したこの気持ちはもう止められない。私たちが手を伸ばすから、ここから一緒に駆け出そう”と、これから描きだす物語への期待に胸を弾ませるように歌っていた。7人の思いがキラキラと輝くメロディーに乗せて胸へ届くたびに、触れた人たちの気持ちもキラキラときめきだす。これからもこの曲は、kimikaraのメンバーらと彼女たちを応援する人たちとを繋ぐ歌であり、何時だって、ここから一緒に物語を書き始められる始まりの歌になりそうだ。「どこまでも追いかけよう描いたその先へ」の言葉を信じ、彼女たちと一緒に心の手を繋ぎ、走りだしたい。駆け出したこの気持ち、もう止めたくないし、止められない。

　「こんなにも世界が輝くのは」「君がいるから」の愛(挨)拶が嬉しい。「今日はkimikaraにとって始まりの日なので、いっぱい目に焼きつけてください」。

次に披露した『キニナル！』は、サビ歌でフロア中の人たちと可愛い踊りを一緒に楽しめる曲。胸をキュンキュン弾ませる、とてもチャーミングな楽曲だ。彼女たち自身が、夢や期待に胸を弾ませるように歌っていた。サビ歌では、フロア中の人たちが、メンバーらと同じ振りを真似て楽しんでいた。初見で触れたにも関わらず、不思議と胸をドキワクさせる楽曲だ。7人は女の子のときめく心模様を、「キニキニキニナル！」と胸をドキドキさせながら歌っていた。見ている側は、7人が無邪気な笑顔で歌い踊る姿が気になっていた。女の子の愛らしい心模様を歌う曲は、今のkimikaraにとても似合う表情だ。

続いて歌ったのが、YouTube上にもMVをアップ中の『Pa Passion』。事前からチェックしていた人も多かったようで、「君に伝えたい」「WOWWOWWOW WOW」のメンバーの掛け合いへ、一緒に参加する人たちも登場。好きな人へ思いを馳せる7人の恋心が、演奏が熱くなるのに合わせ脹らみ続けてゆく。気持ちを騒がせたフロア中の人たちからは、MIXや口上も飛び交っていた。メンバーたちも、ときめいた気持ちをさらに熱くしながら「君に伝えたい」「わたしの声を」と、フロア中に向かって思いを届けていた。情熱的でカラフルな楽曲と、熱情した7人の歌声に触れながら、一緒に心をときめかせていた。

　「17歳の気持ちを忘れない」の言葉に続いて歌ったのが、『17's LOVE』。メンバーらが声を合わせて歌いだしたとたん、フロア中から熱いクラップが生まれた。まだまだ無邪気で無敵だった17歳の頃の自分にメンバーみんなが心を染めあげ、恋にときめく乙女心を歌っていた。眩しい青春の景色を彩るヒロインに気持ちを重ね合わせ、軽やかにステップを踏みながら歌う姿が眩しい。曲中、語るセリフの部分も気になる。彼女たちがこの歌を通して、どんな17歳の女の子になって歌っていたのか、歌詞の内容も気になるが、7人が心を17歳に染めあげて歌う姿にもぜひ注目してほしい。

　「私たちはまだ生まれたばかりの光です」。最後にkimikaraが届けたのが、ファンタジックでドリーミーかつスケール大きな、キラキラ輝くポップチューンの『Baby Star』。今はまだ7人とも小さな輝きを放つ存在かも知れない。でも、けっして遠くない時期に、見上げた空の上で眩しく輝く七つの星のようになる可能性を持っている。彼女たちは、胸に描いた夢が叶うことを信じている。7人が探し求めようとしている夢や希望に心惹かれた人たちが、「君とわたしでその先に行こう」と歌う『Baby Star』に触れ、7人と同じ思いを分かち合っていた。彼女たちが「眩しいほど光輝く」「君と未来へ」と大きく手を振り上げ、空に輝く星をつかもうと身体を弾ませて歌うその姿は、すでに輝きを放っていた。「もっともっと飛べ」と煽るメンバーらの煽り声に合わせ、フロアのあちこちに飛び跳ねる人たちの姿も。7つの小さな輝き、これから一緒に大きな光にしていこうじゃないか。

　アンコールの最初に、7人は、それぞれの未来へ向けた思いを語りだした。

「活動を始めたときは、こんなにもたくさんの人たちに愛してもらえるとは思っていなかったので、今こうしてステージから素敵な景色を見ることができて本当に本当に幸せです」(雨宮さゆ)　

「ずっとアイドルになることを夢見ていたので、このように偶然が重なり、kimikaraとして初めてアイドルになれたことがすごく嬉しいです。お披露目ライブを、こんなにたくさんの方に見てもらえてすごく幸せです。アイドルという夢は叶ったんですけど。ここからがスタートなので、これからよろしくお願いします」(西野あみ)

「みなさまのヒロインになるために今日まで一生懸命に頑張ってきました。本当の意味でみなさんを照らせるように、これからも7人で頑張っていくので、この道を選んだわたしのことをずっと見ていてください。アイドルになれて本当に良かったです」(日色ゆい)

「ゼロから作るアイドルグループということで、私たちも不安いっぱいだったんですけど。これから大きいステージに立てるように7人で精進してまいりますので、みんなで上を目指したいです」(星宮ほの)

「みなさん、今日は楽しかったですか、また来てくれますか!!これからも7人で大きいステージを目指せるように。もっともっと高いところへみなさんを連れていきますで、絶対についてきてください」(月詩あす)

「わたしはずっとアイドルになることを夢見て、ここまできました。厳しい世界なので、つらい思いや悔しい思いもたくさんしてきたんですけど。そんなときに、お母さんや友達、いろんな人に支えてもらって、今日にここに立てて嬉しかったです。夢をあきらめないで良かったなと思いました。これからkimikaraとしても、個人としても、もっと大きくなっていきたいと思っています。今日来てくださったみなさんは、一緒についてきてくれたらすごく嬉しいです」(桃瀬るる)

　「たくさんの人たちに来ていただいて、こんな素敵なメンバーと運営さん、スタッフさんに出会え、活動することが出来て、すごく嬉しいです。今日はまだまだ始まりの日なので、これからもっともっとkimikaraが大きくなっていくためにも、これからもっともっと頑張って引っ張っていけるような存在になりたいし、kimikaraで上を目指し、この7人で頑張っていきたいです。みなさんも絶対についてきてほしいです」(白石なこ)

「今日はkimikaraの序章にすきません。ここから、高く飛び跳ねていきます」の言葉に続き、kimikaraは最後の最後に、ふたたび『Pa Passion』を歌唱。「君に伝えたいわたしの声を君も聞かせて未来に響け」の歌声を聴くたびに、その言葉を信じたくなる。一人一人が歌声のバトンをリレー、ここから仲間たちと未来の景色を一緒に描きながら楽しもうと、キラキラの笑顔で声をかけてきた。これから7人が、僕らにどんな夢中になれる物語を見せてくれるのか、この日のライブに触れたことで楽しみになってきた。フロアでは、その先で輝く未来をつかもうと、メンバーらと一緒に飛び跳ねなる人たちがたくさんいた。「君に伝えたいわたしの声を君も聞かせて未来へと響け」の歌が、心の中でずっとリフレインしていた。

kimikaraは、『キニナル！』の配信リリースをスタートさせた。3月からは、3カ月連続で無銭定期公演を行う。この公演がSold Outするたびに、楽曲が配信リリースになる。ただし、チケットが完売できなかったら、配信リリースは中止になる。kimikaraにとって、最初の大きな挑戦の場。その夢を、まずは一緒に叶えながら、7人が描き始めた物語を色鮮やかなままに描き続けようじゃないか。