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2022.11.15
FLAPSTAR

FLAPSTARには、輝く場所へ羽ばたこうとする姿が似合う。たくさんの仲間たちと手を繋ぎ、一緒に夢を膨らませる。その道のりを描く真っ直ぐな姿に強く惹かれてゆく。 「FAZ vol.3」ライブレポート FLAPSTAR編

   10月9日に東京キネマ倶楽部で行われた「FAZ vol.3」。当日のライブより、FLAPSTARのレポートをお届けします。

FLAPSTAR

 身体を揺らすダンサブルなラテンビートが流れだした。FLAPSTARは『サマーデイズDANCE』を歌いながら、この会場にいる人たちを常夏でトロピカルな夏の楽園へ連れ出した。『サマーデイズDANCE』が流れたとたん、その空間に夏が舞い戻る。恥ずかしさの服を全部脱ぎ捨て、気持ちを大胆にしていこう。彼女たちが誘いかける歌の手をつかみ取り、その場で一緒に飛び跳ねながらはしゃいじゃえ。メンバーの熱情した可愛い歌声が、ここから夏を離さずにいてくれる。

 表情を塗り替えるように、彼女たちは夢みる乙女になり、何時か大輪の花を咲かせる自分の姿を思い浮かべながら『つぼみ』を歌っていた。彼女たちは、ずっと蕾でいい。なぜなら、いつか花咲くことを夢みる気持ちがある限り、この眩しいときめきを、汚れなき思いでずっと届けてくれそうだから。たとえ活動の場が大きくなろうと。何度花を咲かせようと、また、それ以上の花を咲かせるための蕾となる種を芽吹かせ、成長し続けてほしい。

  続く『虹色のステージ』では、ミュージカルの一場面を描くようなパフォーマンスもまじえ、彼女たちはこの曲でも、輝き放つ未来へ思いを馳せていた。FLAPSTARには、輝く場所へ羽ばたこうとする姿が似合う。夢を真っ直ぐな気持ちで追いかける姿に。たくさんの仲間たちと手を繋ぎ、一緒に夢を膨らませてゆくその姿へ強く惹かれる。笑顔を浮かべ歌うメンバーたちの姿も眩しくてチャーミングだ。

  最後にFLAPSTARは、この空間を、淡い思いに包まれていた眩しい学生時代の景色に塗り変えた。どんな環境に身をおこうと笑顔でいたい。そんな前向きな気持ちに染めてゆく物語を、『ロマンチックドリーマー』を通して伝えてきた。何もかも眩しく輝いていた、あの頃に見ていた景色。だからこそ抱く、不安や痛い心模様。そのすべてを飲み込んで見る夢だからこそ、抱いた夢がキラキラと輝きだす。それを彼女たちは知っている。あの頃の思いを思い返し、今でも、その思いを胸に未来を描こうと、彼女たちは希望に満ちた声で『ロマンチックドリーマー』を歌っていた。


PHOTO: 永瀬一幸、大西基
TEXT:長澤智典

SNS

https://twitter.com/FLAPSTAR_info

  

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