FEATURE
福原香織はフロア中の人たちを飛び跳ねさせるなど、心を解き放ち、自由という楽しさをみんなへプレゼントしてくれた。 「アニソン・ゲーソンサミット『電脳DIVE Vol.10』」福原香織面編
赤羽ReNY alphaを舞台に定期的に開催中のイベント、「アニソン・ゲーソンサミット『電脳DIVE』」。第10回目となるイヘント「アニソン・ゲーソンサミット『電脳DIVE Vol. 10』」が、9月4日(日)に行われた。出演したのは、太田家・りつはる with # エロティック大島・ガールズフィスト!!!! GT 南松本高校パンクロック同好会・夜道雪・YURiKA・福原香織・いとうかなこ・Sprout!!!・Coeur à Coeurの9組。その中から、ここでは福原香織のライブの模様をお届けします。
福原香織
今年の夏も忘れたくない素敵な思い出の一場面として彩るように、福原香織のライブは、夏の終わりの季節にぴったりなZONEの『secret base~君がくれたもの~』から幕を開けた。甘く優しい歌声を福原香織は響かせる。みずみずしい青春の日々を振り返るのではなく、青春に生きた夏という時代の面影を心で追いかけるように彼女は歌っていた。切ない気持ちを優しく抱きしめるように、彼女の歌声が胸に届く。大人だからこその俯瞰した視線と思いで、あのみずみずしい日々へ忘れたくない思い出を塗り重ねながら、福原香織は優しい声で『secret base~君がくれたもの~』を歌っていた。
続いて歌ったのが、奥井雅美の『輪舞-revolution』。力強く躍動した原曲を、エレクトロなサウンドをべースにした甘く優しく歌いあげるスタイルに昇華。熱狂というよりも、ジワジワと込み上がる熱を感じながら心をアゲてゆく。絡みつくような甘く優しい歌声に溺れてしまうのも、福原香織自身の魅力を活かした姿として、この曲を塗り上げたから。大人のムードで、心地好く身体を揺らし楽しめる、そんなスタイルも粋じゃない。
ここからは、福原香織の顔とも言える「らき☆すた」楽曲を連発。柊つかさとして歌った『寝・逃・げでリセット!』を通し、甘いロマンチックな世界へ誘いだす。彼女はロフロアのあちこちへ手にしたペンライトを振る景色を作りあげ、『寝・逃・げでリセット!』が描きだした浪漫ポップな世界へ観客たちを心地好く浸らせていった。
最後は、やはりこの歌だ。自身も感情のテンションをアゲアゲのモードへ切り換え、早口な言葉を次々繰り出しながら、わちゃわちゃポップな世界観を描き出す『もってけ!セーラーふく』を熱唱。フロアのあちこちで、楽曲に合わせ身体を揺さぶる人たちが誕生。巧みに感情をコントロールしながらも、歌声の中へしっかりと熱を加え、フロア中の人たちを飛び跳ねさせるなど、心を解き放つ楽しさをみんなへプレゼントしてくれた。
PHOTO: 菊島明梨
TEXT:長澤智典
セットリスト
『secret base~君がくれたもの~』
『輪舞-revolution』
『寝・逃・げでリセット!』
『もってけ!セーラーふく』
SNS
https://twitter.com/FukuharaKaori
■アニソン・ゲーソンサミット 電脳DIVE 10TH ANNIVERSARY(配信チケット)
2022年09月18日(日)までアーカイブ配信中!
詳細・チケットご購入はこちら
https://muestation.mashup.jp/content_detail.php?id=3200