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僕らは、ばたんキュンが見せたアイドルワールドに一気にはまり、心が落ちてしまったようだ。 「Galpo! Live Show Vol.13」ばたんキュン ライブレポート
8月17日(水)、原宿RUIDOを舞台に「Galpo! Live Show Vol.13」が行われた。出演したのが、ばたんキュン、Hiyorna、&シンフィニティ、Planet Merry、あそこでクマがおどってるっっ!。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
ここでは、ばたんキュンのライブの模様をお届けします。
ばたんキュン
7月16日より新体制としてスタートした、ばたんキュン。彼女たちが『疲れたらバタンキュン』を歌いだしたとたんに、胸がキュンと高鳴った。舞台上のメンバーたちはハートをキュンキュンときめかせる楽曲を通し、見ている人たちを虜にしてゆく。メンバーたちは、まさにザ・アイドルという言葉に相応しい存在感を放ちながら、観客たちから現実を消し去り、魔法の世界へ連れだしてゆく。とても胸をドキドキさせるマジカルでドリーミーな空間だ。僕らは、ばたんキュンが見せたアイドルワールドにはまり、一気に心が落ちてしまったようだ。
わちゃわちゃとしたカラフルなポップチューン『シンフォニア』でも、彼女たちは現実を忘れたラブリーな世界へ見ている人たちをグイグイ引き込んでゆく。ばたんキュンのライブへ触れている間中、ずっと幸せな気持ちに染まっていた。彼女たち一人一人が乙女でありながら、物語を華やかに彩る憧れのアイドル(存在)になり、ときめきの魔法にかかったような素敵なひとときを見せてくれた。とてもファンタジックでドキドキさせるライブだ。その姿に、ハートがばたんキュンしてゆく。
『初恋メランコリー』では、ちょっとダークで妄想チックな世界へ、5人は見ている人たちをグイグイ引き寄せていく。彼女たちは、愛しい人への妄想心を脹らませるように、ちょっと病んでるモードも心に染み込ませ、片思いだからこその揺れ動く乙女心を見せてきた。間奏では組体操で大きな扇子姿を見せる場面も登場。その奇天烈なライブパフォーマンスも魅力的だ。1曲の中で揺れ動く乙女のいろんな心模様を見せてゆくところも、ばたんキュンらしさだ。
思いきりカラフル&ダンサブルに楽曲が弾けだした。彼女たちは『リセマランウェイ』を通し、わちゃわちゃとはしゃぐ姿を見せてきた。舞台の上で自由奔放に弾け飛ぶ一人一人が、カラフルな色を持ったポップコーンのよう。フロアにいる人たちも、彼女たちの踊や振りを真似て身体を揺らせば、メンバーの誘いに合わせクラップしてゆく。エレクトロでハイパーな祭りビートに乗せ、わちゃわちゃと騒ぐ姿がとても愛らしい。メンバー自身がドリーミーなアイドルの世界の住人になって、この場ではしゃぐことを思いきり楽しんでいた。
ばたんキュンは最後に『うぇるかむ、りりかる!』を通し、見ている人たちを、さらにわちゃわちゃとした、キュンキュンときめいた空間へ招き入れた。舞台の上で笑顔を浮かべ無邪気にはしゃぐ姿がとても眩しい。フロアで、彼女たちの動きを真似ながらはしゃぐ人たちもあちこちに登場。ばたんキュンは会場中の人たちを巻き込みながら、楽しいだけが支配するドリーミーな世界へ染め上げていった。身体が無邪気にはしゃぎ続け、心がばたんキューしそう。そんな放熱や放電しまくるライブが、とても楽しすぎて魅力的だ。25分という限られた時間の中、たっぷりとアイドルワールドへ浸っていたら、いつの間にか心(ばたんキュンへの依存度)がレベルアップしていた。
PHOTO:菊島明梨
TEXT:長澤智典